Top > 「連合兵戦記(仮)」間章 戦火に包まれる地球圏 地上に墜ちた勇者共
HTML convert time to 0.003 sec.


「連合兵戦記(仮)」間章 戦火に包まれる地球圏 地上に墜ちた勇者共

Last-modified: 2014-03-06 (木) 19:52:35

※作者注
補足として拙作のオリ設定としてアフリカは、開戦前は、アフリカ連合という統一国家が存在し、
開戦後に北のアフリカ共同体と南アフリカ統一機構に分裂したという設定になっています。

 
 
 

CE70年 3月8日

 

ユーラシア連邦とアフリカ連合(後に北のアフリカ共同体と南部を中心とする南アフリカ統一機構に分裂)
が共同管理するビクトリア湖を干拓して建設されたビクトリア地区に存在するマスドライバー「ハビリス」を占領すると共に、
周辺部の干拓によって形成された穀倉地帯の制圧による食糧確保を目的とした軌道降下作戦を発動させた。

 
 

世界樹攻防戦後、確保した宇宙ステーションの一つで補給したザフト艦隊は、地球軌道アフリカ上空に侵攻、
防衛艦隊を瞬く間に殲滅し、事前砲撃としてビクトリア地区周辺に対して軌道攻撃弾を80発投下すると同時に降下カプセルによって降下を開始した。

 
 

これに対する地球連合の動きは早かった。

 

アフリカ連合は、軍事面では、大規模な陸軍、空軍に比べ、海軍力が弱小で宇宙軍は、存在するものの装備は武装シャトルや偵察衛星、
旧式の宇宙艦艇が中心という3か国には及ぶべくもないものであったが、
ユーラシア連邦と軍事同盟を結んでいた関係から地球連合発足の6日後に地球連合に加盟しており、
地球連合軍が駐留していた上、地球連合からの軍事支援により比べ物にならないほど強化されていた。

 

防衛艦隊からの通信を受けた段階で地球連合軍は、主要都市に対する軌道爆撃が行われると予想していた。

 
 

直ちにアフリカ連合の首都 ナイロビを初めとする主要都市では、住民に対する避難命令が発令された。
同時に迎撃命令が発令され、迎撃ミサイルと迎撃部隊が出動した。

 

80発の軌道攻撃弾は、すべて迎撃ミサイルや高高度迎撃レーザー攻撃機により撃墜されるか軌道を逸らされた。
間髪入れず、地球連合軍はザフト軍の降下部隊に対してのミサイルが発射命令を下した。

 
 

マスドライバー基地周辺の軍事拠点から軌道爆撃対策の高高度ミサイルが次々と発射された。
白い雲の柱の様にも見えるそれらの中には、事故対策用のミサイルすら動員されていた。
通常の軍用軌道降下カプセルは、妨害電波発生装置やデコイアーマー、チャフ・フレアディスペンサー等の対策が施されていたが、
ザフト軍は、鹵獲品等一部を除き民間の輸送用カプセルを改造しただけのもので全くの無防備であった。

 

何の妨害も全く受けなかったミサイルの群れは、次々と目標に着弾した。

 

ビクトリア地区の遥か上空で射撃演習の標的の様にザフト軍を積載した降下カプセルは破壊されていった。

 

宇宙で無敵を誇ったモビルスーツ ジンを搭載したカプセルは、ミサイルを受けて爆砕し、巨大な鋼鉄の手足を飛び散らせた。

 

装甲車両部隊のカプセルが爆散し、そこから飛び出したコロニー駐留軍から鹵獲されたと思しき、戦車が落下していく光景は、まるでCGを駆使した映画の様であった。

 

その横ではミサイルを受けた機械化歩兵部隊を満載したカプセルが、焼け焦げた肉片とポリマーを撒き散らしていた。

 

それでも約半数がミサイルを突破したが、彼らに対しては、各基地より発進した戦闘機部隊が襲い掛かった。

 

パラシュート降下するジンは、次々と機銃でパラシュートを破かれ、高速で落下する鉄の棺桶に変換された。

 

一部は、76mm重突撃機銃で抵抗したが、所詮は無誘導兵器に過ぎず、音速で襲来する戦闘機を撃墜することは、
ハンマーでハエを叩き落すかのごとき至難の業であった。

 

重火力で連合兵とコロニー住民を恐怖のどん底に陥れたD型装備のジンは、機銃掃射を受けただけで誘爆して爆散した。

 
 

ある一定の高度に達した段階で潮が引く様に戦闘機部隊は離脱していった。弾と燃料が払底して撤退したのだとザフト兵達は、安堵した。

 

彼らは、半数以下に撃ち減らされながらもマスドライバー施設「ハビリス」を制圧できると考えていた。

 
 
 

彼らの足元・・・地上では、各所にフジヤマ社製の155mm電磁重対空砲、アドゥカーフ社の120mm電磁重高射砲 75mm重高射砲 モルゲンレーテ社30mm対空機関砲を初めとする
対空火器が設置された対空陣地群が罪人を突き殺すべく待ち受ける地獄の剣山の如く待ち受けていた・・・・・・・・・・・

 
 

僅かな部隊が干拓されたビクトリア地区の土を踏むことが出来たものの圧倒的多数のユーラシア連邦軍とアフリカ連合軍に数分で殲滅された。

 
 

こうしてザフト軍最初の地上降下作戦は、無残な失敗に終わったのであった・・・・・・

 
 
 
 

この様な無謀な作戦をプラントが行ったのは、宇宙空間での相次ぐ大勝でザフト上層部が油断していたのと
後に北アフリカの親プラント国家 アフリカ共同体を構成する北アフリカ地区が蜂起するという情報であった。

 
 

彼らは、アフリカ連合加盟地域の中では広範な自治権を認められていたものの再構築戦争で荒廃した地域の再開発資金を供出させられており、
自らの富が腐敗した地域の私腹を肥やすためだけに充てられていると不満を募らせていた。
その為、分離独立の機運が以前から存在し、プラントは、開戦前から独立派と秘密裡に接触し、協力の約束を取り付けていた。

 

ザフト上層部の中には、ビクトリア降下作戦降下と同時に中国の星火燎原の故事の如く全土に広がった反乱で
アフリカ連合は崩壊すると見ていた者もいたである。

 

そんな彼らの楽観的予想とは裏腹に北アフリカは一部を除き平穏を保っていた・・・・・・・・

 

この失敗を受けたザフト軍は、作戦失敗の原因を軌道爆撃の不徹底と地球連合軍が宇宙とは異なり、
誘導兵器が使用出来たことであると判断した。

 

そして彼らは、こう考えた・・・・地上も宇宙の様に誘導兵器が使用できない様にしてしまえば、ザフト軍とモビルスーツは無敵を誇るだろうと・・・
またこうとも考えた・・・そのためには地球に爐△襪發劉瓩鮃濂爾気擦詆要があることを・・・

 
 

後に人類最悪の四月とよばれ、反コーディネイター感情を爆発させることとなる悪魔の決断
は、こうして下されたのだった・・・・・・・・

 
 

 「連合兵戦記(仮)」焼け落ちる世界樹  「連合兵戦記(仮)」間章 地球が凍結した日

 
 

URL B I U SIZE Black Maroon Green Olive Navy Purple Teal Gray Silver Red Lime Yellow Blue Fuchsia Aqua White