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もしもアーサーがミネルバの艦長だったら_第06話

Last-modified: 2007-11-06 (火) 17:01:32

〜オーブ近海、戦艦ミネルバ〜

「アーサー艦長!まもなくオーブ本島に到着します!」
バートが言う。
ブリッジの窓からはきらめく海面の先に大きな島が見えていた。
空にはカモメが群れをなして飛んでいる。

「いよいよかあ・・・。」
アーサーは初めて見るオーブにわくわく感が隠せなかった。
(・・・まず確かめたいのはオーブ製のエロゲだな。楽しみだ。)
もっとも、頭の中の90%はエロゲが占めていたが。

「あたし、オーブは初めてなんですよ。」
艦長席の隣にいるメイリンが言う。
「メイリンちゃんもかい?僕もだよ。」
「はい。観光とか楽しみだな。新しい洋服買いたいんですよ、私。」
「僕も新しいエロ・・・いや、映画とか見たいな・・・なんて・・・オーブ製の映画。」
「??」

「まず着いたら艦の修理と補給ですね、今までの戦闘や大気圏の降下の際に負った傷もありますし。」
マリクが振り返りながら言った。
「そうだなあ。その後はみんな街に出て自由行動・・・休息をとろうか。議長も言ってくれた事だしね。」

「あ、艦長、オーブ政府から通信です。港でミネルバをアスハ代表やウナト宰相が出迎えるそうです。」
「え?代表や宰相・・・?じゃあ、こっちもそれ相応の人が行かなきゃ・・・どうしましょう議・・・って
 あ・・・議長はプラントへ帰ったんだっけ・・・じゃあミネルバで一番の最高責任者って・・・。」
「何言ってるんですか、艦長に決まってるじゃないですか。」
メイリンが言う。
(フォウンドヴァオゥ!そういや僕は艦長だった!今は僕が一番偉いんだよな・・・)

「そ、そうだね。じゃあ、挨拶に行くのは・・・僕と、ええと、冷静に対処できそうなのは、レイ君かな・・・
 一応ミネルバのMS隊の隊長っぽいし・・・あ、あとメイリンちゃんも一緒に頼むよ。」
「ええ?あたしですか?・・・別にいいですけど、ただの通信士が一緒に行ってもいいのかなあ・・・。」
レイの方への連絡も終えたアーサーは、レイとメイリンとまずは挨拶へと出向く事にした。

港に接岸したミネルバから降りたアーサー、レイ、メイリンの3人。
シンやルナマリア達はミネルバの中で待機している。

階段を降り、出迎えの人々を見て、まずオーブの背広を着た金髪の少女が目に止まった。
(あれが代表かな?)
アーサー達3人は人々の前に行き、敬礼をした。
「ミネルバ艦長、アーサー・トラインであります!」
「ミネルバのMS隊を率いているレイ・ザ・バレルです。」
「オペレーターをしているメイリン・ホークです・・・よろしくお願いします。」

「オーブの代表首長のカガリ・ユラ・アスハだ。」
金髪の少女はそう切り出した。隣にはサングラスをしたボディーガードらしき青年が立っている。

「わざわざオーブに来てくれるとはすまない。我々はザフト、あなた方を歓迎する。
 すぐ補給もさせよう。ここまでの長旅は疲れただろうし、ぜひオーブでゆっくりして行ってほしい。」
「・・すいません代表。補給や休息の件、お世話になります。」
「何、気にするな。礼を言うならウナトやユウナに言ってくれ。オーブも今微妙な情勢にあるんだが、
 積極的に立ち寄りや補給を押したのも彼らなんだ。」
そう言ってカガリは後ろを振り返った。
後ろには2人の男性が立っており、共にオーブの赤茶色の背広を着ていた。

そのうち中年の男が前に出る。顔にはオレンジ色の大きなサングラスをしていた。
「オーブ宰相をしておりますウナト・エマ・セイランです。新型戦艦と聞いてどのような
 方が艦長をしているのか気になっていましたが、お若いですな。」
(うわっ!なんだすごい趣味が悪いオレンジのサングラスだな・・・こんなやつ
 街で見かけたら全力で見逃したくなるよ・・・。)
アーサーは心の中で思った。

そしてもう1人の青い髪をした男が前に出る。
「やあ、僕はユウナ・・・」
その瞬間、アーサーとユウナは目が合った。

(こ、この男・・・)
(まさかこいつは・・・!)

ガシッッ!!!

アーサーとユウナはいきなりがっちりと握手をしていた。
「お、おいユウナ、いきなり何を・・・。」
「艦長・・・?」
周りが突然の事に驚く中、2人の目は輝いていた。

(やはり屈指のエロゲーマーともなると、心が通じ合うみたいですね。)
(まさかザフトにこんな男がいるとはね・・・感動したよ。)
握手を終えたユウナは話し出した。
「あー・・・僕はユウナ・ロマ・セイラン、そこのウナト宰相の息子で、カガリの婚約者でもあるんだ。」
「婚約者!?」
「ああ、もうすぐ式も挙げるつもりなんだ。・・・それはそうと、僕らも君達を歓迎するよ。
 君・・・艦長さんともまた後で話をしたいね、個人的に。・・・じゃあ父さん、そろそろ行こうか。」
「ああ。ではアーサー殿、補給の件はすぐこれから用意をさせる。」
「どうもすいません。」
そう言って2人は踵を返した。

「・・・行こうか、カガリ。」
「え?ああ。アーサー艦長、それじゃあゆっくりしてってくれ。」
ボディーガードの青年に促され、カガリも歩き出した。

(あの男・・・いや、気のせいか。)
レイは1人、ボディガードの青年に視線を向けていたが、すぐに逸らした。
「艦長、早速補給を受けましょう。我々も準備をすべきです。」
「あ、ああ。そうだね。よし、ミネルバに一旦戻ろう。」

オーブ港〜ターミナルビル

ビルの展望室でミネルバクルーとオーブ政府関係者の会談を
見ている2人の男女が居た。

前大戦で三隻同盟の中核を担った戦艦アークエンジェルの艦長、マリュー・ラミアスと
元ザフト軍人で砂漠の虎と呼ばれたアンドリュー・バルトフェルドの2人である。
2人とも戦後はオーブで暮らしていた。

「あれがザフトの新型戦艦・・・。」
「ああ、そうらしいな。ミネルバ、というらしいが。」
「カガリさんやセイラン家の人間まで出迎えに出ているわね。」

「それよりもすまない、また缶コーヒー代が欲しいんだがね。」
「またぁ?さっき貸して上げたばかりじゃない。」
「いや、この缶コーヒーが中々いけてね。たまには缶コーヒーもいいものだな。」
「・・・あなたもそろそろ何か働いたら?」
「いや、何、僕はこんな体だろ?(隻眼、義手、義足)これで就職なんて無理な話さ。
 それよりも今日の夕飯はきつねうどんがいいね。ぜひ頼むよ。」

バルトフェルドもキラと同じくニートとなっていた。

「・・・ダコスタ君が見たら泣くわね。」
「ん?何か言ったかい?」
「いいえ、何も。」
「よし、じゃあそろそろ帰ろうか。汗をかいてしまったからまた洗濯頼むよ。
 この服は結構お気に入りでねえ。この間街を歩いてたら見つけたんだ(ry」

「(駄目だわこのニート親父・・・)。」
そうして2人はビルを出て行った。

〜オーブ、艦艇修理ドック〜

「おまたせ、マードック曹長。」
「遅いですぜ。それと、もう俺は曹長じゃないんですから(笑)。」
「そうだったわね、ごめんなさい。・・・つい昔のくせで。」
「それはそうと、もうすぐザフトの新型戦艦のクルーが来るそうです。
 出迎えの準備を急ぎましょうや。」
「そうね、急いで着替えてくるわ。」

港での会談を終えたアーサー達は、まずミネルバをオーブの修理ドックに入れる事となった。
「艦長、修理ドックに着きました。」
「よし、まずはオーブの整備の人達に挨拶に行こうか。メイリンちゃん、一緒に来てくれる?」
「へ?また私ですか?・・・はぁ・・・分かりました。行きますよ、もう・・・。」

ミネルバを降りると、工場の向こうの方から車が走ってきた。
車はアーサー達の前で止まり、2人の男女が降り立った。
「初めまして。この艦の艦長さん・・・ですよね?整備責任者のマリア・ベルネスと言います。」
車から降りた女性はそう言った。

(ウホッ!いいおっぱい!)
だがアーサーは彼女の胸に釘付けだった。
「ぐふっ!」
だがメイリンの肘うちをくらい、その場に倒れるアーサー。
「艦長・・・目つきがいやらしすぎです。」

「あ・・・あの・・・。」
「い、いや・・・ゴホッ、すいませゴホッ、ごめんなさい。」
「は・・・はあ。」
「みっともない所すいません。ミネルバ艦長のアーサー・トラインです。」
「通信士をしているメイリン・ホークです。」
「マリアです、よろしく。」

ミネルバの修理が始まり、アーサーとマリアはドックの端で話し込んでいた。
メイリンはミネルバへと戻っている。

「ええと・・・マリアさんはずっとここで整備士を?」
「ええ、前は地球連合にいたんですけど、前大戦の後は連合をやめて、この国に来たんです。」
「え?それはまたどうして?」
「・・・・・」
「あっ、いえ、別に言いたくないならいいんです、すいません。」
「いえ、前の大戦の時、連合軍の汚い所を色々と見てしまって、
 それでいい加減、連合に居る事に嫌気がさしたんです。だからオーブへ。」
「そうですか、連合軍はほんと酷かったですもんねえ、サイクロプスや核なんてものを
 使ってボアズ要塞も・・・まあザフトもジェネシスなんてものを使ったからお相子かな。」
「・・・・・」
「でも前大戦の時は三隻同盟なんてのが最終的に戦争を止めたんですよね。あの伝説の
 フリーダムに、ラクス・クライン、あと連合の戦艦もいたっけ?確か名前が足つ・・・。」
「・・・アーサー艦長。」
「へ?は、はい。」
「この後もお忙しいんでしょう?そろそろ艦に戻られては?」
「あ、そうですね・・・。じゃあそろそろ戻ります、それじゃあ。」

(それにしてもきれいな人だったなあ・・・特におっぱいがもうたまんないや。)
アーサーはにやけながらミネルバへと戻っていった。

「ラミア・・・おっとベルネス主任。どうですかい?ザフトの艦長さんは。」
柱の影からマードックが出てくる。
「ええ・・・見た目も中身もアホっぽかったわね。私の胸をずっと見てたわ。」
「そりゃそうですぜ、男なら誰も・・・おっと睨まないで下さいよ、冗談ですって。」
「・・・でも、決して無能じゃない、そう見えたわ。新鋭艦の艦長を任されてるくらいだものね。」
「そうっすか。そういや虎さんから連絡ありましたよ。早く夕飯の材料買ってきてくれって。」
「まったくあのニート親父は!」
「・・・砂漠の虎も今は形無しですね。」
2人は話しながら歩き出した。

〜オーブ行政府、ユウナの部屋〜

「・・・さて、どうですかユウナ殿、そろそろ決心をしてもらいたいですな。」
ユウナは、とある人物と電話の真っ最中だった。
「あ、ああ。その事なんだけど・・・。」

「なんだ、前の時はすぐ同盟を結ぶような事を言ってたではないですか。」
「い、いや、それがだね、ちょっと・・・予定外の事態というか・・・。」
「予定外?」
「あ、その・・・ザフトの新型戦艦が今日入港したんだけど、その・・・」
「なんだ?はっきり言いたまえ。」

「その艦に素晴らしい同志が乗っていて・・・。」
「同志?・・・まさか。」
「そう!そのまさかさ!ひと目で分かったよ!彼は僕と同じ属性だってね!」
「ううむ・・・まさか、コーディネイターにもそんな人物がいるとは・・・。」
「そ、そうだよ。その事で悩んでたんだよ。もちろん同盟を結ぶのは賛成さ、
 でもザフトを敵にするって事は、彼も敵にしてしまうって事で・・・。」

「だが、これはブルーコスモス・・・いや、ロゴスの決定事項なのだ。オーブは連合と
 同盟を結んでもらう。地球全体で協力をしてコーディネイターどもを追い出すのだ。」
「で、でも・・・。」
「デモもストライキもない!・・・確かにザフトにそのような同志が居る事は予定外だが、
 たった一人だろう?それに、君は我が連合製の素晴らしきエロゲが欲しくないのか?」
「そ!それは・・・!いや、もちろん欲しいですよジブリール殿!」

「そうか、ならすぐに同盟を結ぶんだ。そうすればすぐに君にエロゲの山をお送りしよう。」
「もちろん魔界天使物もあるんだよね?」
「無論だ。そう言えば君は髪の長い女性が好きだったな。」
「そ、そんな事より、分かった。ちゃんと同盟を結ぶよ!結ぶから早くエロゲーを!」

「よし、契約成立だな。君はすぐに君のお父上と一緒に連合との同盟を発表するんだ。
 我々もその後にすぐ発表する。・・・そう言えばザフトの戦艦がいるといったな。・・・よし、
 ならば同盟発表後、最初の生贄になってもらうとしよう。オーブを追い出すと見せかけて
 沖合に誘い出したまえ。連合の艦隊で取り囲み、後ろは君達の艦隊で塞いでもらう。
 ・・・後は袋のネズミだ。ふふ・・・デュランダルめ、見ているがいい。」

「あ、ああ・・・分かったよ。そうする。じゃ、じゃあ連絡を終わるよ。エロゲの件頼むよ?」
「ああ、約束は守る。安心したまえ。それではな。」
電話を切ったユウナは椅子に寄りかかってため息をついた。

(すまないアーサー君・・・だがこれもエロゲのためなんだ、許してくれ。)

「そうだ、すぐ同盟を結ぶって発表しなきゃ!」
ユウナは机に置いてあった書類を掴むと、急いで部屋を出て行った。

〜プラント、最高評議会〜

評議会会議を終えたデュランダル議長は、真剣な顔をして廊下を歩いていた。
ユニウスセブン地球落下事件の後、プラントへと帰還した議長は、
地球の各被害地への救済を発表し、支援物資を送っていたが、連合の動きは不安だった。

「議長〜〜〜!」
その時、向こうからキワドイ衣装を着た少女が走ってきた。
頭には星型の髪飾りを付けている。
「ハロハロ!sexy!」
側には赤い色をしたハロがいる。

「やあラクス、元気そうだね。」
「もう!2人きりの時はミーアって呼んで下さいって言ったじゃない!」
ラクスにそっくりな少女はミーア・キャンベル。前大戦の後、本物のラクスが姿を消し、
プラント市民の目や地球連合の目を欺くための替え玉であった。
元々声が似ていた彼女を整形させ、ラクスと瓜二つにしたのである。

「いやすまない。それよりもどうだね?最近はよく歌が売れているようだが。」
「ええ、そうなの!前の曲よりも評判が良くてうれしくて!」
「実は君にそのうち会わせたい人がいたんだがね、しかし今、彼は地球にいるんだ。」
「会わせたい人?」
そう言って議長はミーアにアーサーの写真を見せた。
「ああ、アーサー・トラインと言うんだがね、ミネルバという戦艦の艦長をしている。
 彼はラクスの歌が好きだったらしくてね、君に会えたらとても喜ぶだろう。」
「ふ〜ん、まあまあイケメンな人ね。」
ミーアは写真を見ながら呟いた。

「それよりも最近いやな噂が耳に入ってきていてね、もしかしたら、また戦争になるかもしれないんだ。」
「え?戦争?」
「ああ、連合が近いうちにプラントへ宣戦布告する・・・という噂が非公式ながら流れていてね。
 もしかしたら・・・君にもそのうち戦意高揚などの手伝いを頼むかもしれない。その時は頼むよ。」
「うん、分かったわ。」
デュランダルは不安そうなミーアと話しながら歩きだした。

〜オーブ、アスハ家私邸〜

「カガリ〜!!!!!!」
サングラスをかけた青年が血相を変えて部屋に駆け込んできた。
「な、なんだ?アスラン!食事中だぞ!」
カガリは大きなテーブルで昼食の最中だった。周りにはメイドが控えている。

「いったいこれはどういう事なんだ!」
アレックス・ディノ・・・いや、元ザフトのアスラン・ザラは急いで側にあったテレビをつけた。

見るとテレビでは地球連合軍のプラントへの宣戦布告と、オーブと連合が同盟を
結んだというニュースが特番を組み、繰り返し放送されていた。画面にはウナトと
ユウナが写り、声明を読み上げていた。別のチャンネルでは大西洋連邦の大統領
である、ジョセフ・コープランドによる、プラントへの宣戦布告の様子を流している。

「街中にこの声明が流れてるぞ!いや、世界中にだ!これはいったいどういう事なんだ!」
興奮したアスランはカガリに掴みかかった。
「落ち着けアスラン!そんなに興奮するな!」
「これが落ち着いていられるか!なぜ連合軍なんかと同盟を結んだんだ!」
「私はそこまで同盟に反対をしてなかったじゃないか、それに、今の情勢じゃ仕方が無いよ。」
「なんだって・・・?」
アスランは呆れた様に手を離した。
「前の大戦の時、連合がオーブに何をしたのか忘れたのか!」
「忘れてなんかいないさ!でも、しょうがないじゃないか!」

「私だってそりゃ連合と同盟を結ぶのに懸念がなかった分けじゃない、だけど、もし反対すれば
 また連合から攻撃を受けるかもしれない。ウナトやユウナをはじめ、私以外の閣僚も皆、同盟に
 賛成だった。私はまたオーブを焼け野原になんてしたくないんだ・・・。自動的にプラントとの戦争に
 なるのはやむをえない・・・なるべくオーブとしては軍を参戦させないように努力はする。私としても
 どうしようもないんだ・・・。分かってくれアスラン。」
「・・・くそっ!」
アスランはテーブルを殴りつけた。

〜オーブ市街、商店街〜

ミネルバの修理の間、ミネルバクルーは休息をとる事にし、必要最低限の人員を
残して、皆はオーブ市街へと繰り出した。シンはレイやヴィーノ達と出かけ、
ルナマリアとメイリンは姉妹そろって洋服店やレストランへと出かけた。
無論、艦長であるアーサー・トラインも例外ではなく、アーサーは一人、
オーブのアダルトゲームショップへと来ていた。・・・もちろん、軍服のままで。

「うはっ、ここの店は品揃えがいいな。新作がもう出てるよ。」
アーサーはにやつきながらエロゲを手に取り、品定めをしていた。

(おい、あれってコスプレか・・・?ザフトの軍服だよな・・・?)
(今、港にザフトの軍艦が入港してるらしいが・・・まさかねえ・・・)
店員がレジでひそひそと話していたがアーサーには聞こえなかった。

「さて、どれを買おうかな・・・ん?」
その時、アーサーの携帯電話が鳴った。
「もしもし、こちらアーサー・・・」
「艦長!!大変です!!すぐにミネルバに戻ってください!!」
相手はミネルバに残っていたバートからだった。
「ど、どうしたんだい、いったい・・・。」
「連合がザフトに宣戦布告したんです!同時にオーブも連合と同盟を結んで・・・
 このままじゃミネルバは攻撃をされる事になります!修理は完了しましたので
 至急オーブから出港しないと・・・!とにかく早く戻ってきてください!。」

「ええぇぇええぇ!!??」
驚いたアーサーは手に持っていたエロゲを床にばらまいてしまった。
「フォンドォヴァオゥ!す、すいません!」
急いでエロゲを棚に戻し、アーサーは店を飛び出した。

(あああ・・・一本もエロゲ買えなかった・・・こ、こんな時になんで・・・)
アーサーは半泣きになりながらミネルバへと急いだ。

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