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ステラ IN ワンピース 8氏_外伝02話

Last-modified: 2007-12-26 (水) 10:26:21

 とある町のあまり平和ではない日――

 

「ギャーーハッハッハ!! 金品は奪い尽くせ!! 抵抗する奴は殺せ!!」

 

 港で海賊が暴れているのを見て、赤服のアスカ・シン(軍曹)はぼやいた。

 

「クソッ、こんなんばっかだな、オレ……」

 

 数時間前、海軍基地で400万の首「猪殺しのデニー」が現れたという知らせが入った。
 スモーカーはシンに行く様に命じた。シンは反論したが、

 

「おまえ、まさか400万程度の小物にビビってるんじゃねえだろうな」

 

 といわれ、激昂したシンは

 

「ええ、いいですよ!! すぐいって片付けてきます!! 大佐はそこで座って待ってて下さい!!!」

 

 そう宣言して、大股でその場を去っていった。

 

「扱いやすいヤツだ」

 

 スモーカーはつぶやいた。

 

――今に至る。

 

 よく考えたら乗せられてたなぁ……と思わなくもないが、とりあえず部下を20人程連れて港に行った。

 

「なんだぁ? 海兵が何の用だぁ?」

 

 ガンつけてくる海賊とそれを見返すシン。

 

「海軍が海賊に用っていったら、1つだろ」

 

 そういってシンは背丈ほどある大剣を抜いた。

 

「へへっ、小僧、痛い目見たくなきゃ」

 

 ザシュッ

 

 くっちゃべる男をシンは無言で切り倒した。

 

「や……やりやがったな、てめえ!!」

 

 手下どもが怒り、シンに向かっていった。

 

「ったく、降参しときゃいいものを……」

 

 溜息をつき剣をかまえ、シンは手下どもに向かっていった。

 

 数分後――

 

「せ、船長〜〜〜! こいつヤベー!」

 

 倒れた手下の内1人が叫んだ。すると、船の奥から大斧をもった巨漢が現れた。

 

「やっとボスのご登場か……」
「おめえ……400万の首「猪殺しのデニー」様と知ってのことかぁ!!」
「知ってるよ。知ってるからあんたらを捕まえにきたんだよ」

 

 言い返すシンにデニーの額の血管がプツッと切れた。

 

 「てめぇぇぇぇぇ! ブッ殺してやらあぁぁ!!」

 

 ガキィィン!

 

 デニーの大斧とシンの剣がぶつかった。

 

(こいつ、力だけだな。腕もそんなによくないし)
「こ、こいつ! すばしっこいガキがぁ!」

 

大きく振りかぶろうとするデニー。そこでシンも大きく振るう。

 

「うおりゃああああ!」

 

 バキィン!

 

 デニーの斧が半分に折れた。

 

「もうあんたに勝ち目はない。降参しろ」
「て、てめぇぇぇ、よくもオレの斧を!」

 

 素手で殴りかかるデニー。

 

「ちっ、あんたって人は!」

 

 シンは思いっきり斬った。力尽きて倒れるデニーに向かってこう言った。

 

「大体あんた……海賊のくせに“猪殺し”はないだろ……」

 

 海賊の連行も終わり兵舎に戻ると、兵たちに賞賛された。

 

「スゲェな、シン!」
「またかよ、やったな!」
「スーパーエースってやつか!」
「シン……愛してる」

 

 変な声もまじってるけど。
 そこにスモーカーがきて、視線も合わせずすれ違いざまに言った。

 

「よくやった」

 

 それだけだ。シンは心の中で毒づいた。

 

(くそっ)

 

 顔も合わせずあんなに短い言葉なのに、妙に納得がいかないくらい――嬉しい。
 それを何故か認められない自分もいる。

 

 バンッ

 

 悶々してるシンの背中を叩く人がいた。

 

「よくやったじゃない!シン!」

 

 たしぎだ。何故か自分の事の用にハイテンションである。

 

「今日は私がおごってあげる。何がいい?」
「んじゃあ、大通りのそば屋で。天ぷらそばが食べたい」
「じゃ、はやくいきましょ、シン」

 

 シンはたしぎと一緒にそば屋にいった。天ぷらそばはうまかったそうだ。

 

 そんなシンのいつもの海軍生活だった。

 

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