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ステラ IN ワンピース 8氏_第03話

Last-modified: 2007-12-26 (水) 10:22:54

「約束通り、お前をブッ飛ばしにきたぞ!!」
「よくも自分からノコノコと……現れやがったな!! 貴様等!!」

 

 ようやくたどり着いた一行。
 そこにいたのは――さっきまでバギーに首を絞められていた――息を荒げた町長だった。
 息を荒げた町長は意識が戻ってきたのか、ルフィ達を睨んでしゃべった。

 

「……何の用じゃ、小童ども……よそ者は引っ込んでおれ! これはわしの戦い、手出しは無よ―――」

 

 ガンッ!!

 

 町長が最後まで言い終える前にルフィは町長を気絶させた。

 

「ア、アンタ! 何てことすんのよ!! なんで町長さんを……」

 

 反論するナミにルフィは一言で答えた。

 

「邪魔!!!」

 

 その一言に、ゾロとステラはすぐに納得した。
 確かにこのまま町長を戦わせたら死ににいくのと同じだ。海賊達にすぐに殺されるのは明らかだ。
 ここでおとなしく寝ていた方が得策だと判断したんだろう。
 ルフィは大きく息を吸い込み、大声で叫んだ。

 

「 デ カ ッ 鼻 ァ !!!!」

 

 その場にいたほとんどの人間が顔を真っ青にした。
 当然バギーは怒りで鼻と同じくらい顔を真っ赤にして

 

「ハデに撃て!! バギー玉ァ!!!!」

 

 ドゥン!!!

 

 さすがにゾロもナミも逃げ出した。

 

「逃げるんだ、ルフィ、ステラ!! ふきとばされるぞ!!」

 

 しかしルフィとステラは全く表情を変えず、ステラはナイフをかまえ、ルフィは仁王立ちしたままだ。
 ステラは飛んでくるバギー玉を見て言った。

 

「わたしがやろうか」
「いや、オレ1人で充分だ」

 

 ルフィは笑って答えた。

 
 

「そんな砲弾がおれにきくかっ。“ゴムゴムの風船”!!!」

 

 突然ルフィは大きくふくらみ玉をはねかえした。

 

「「「「「はじき返しやがったーーーーー!!!!!」」」」」
「先に言えよ……」

 

 ドカァァァァ……ン

 

 爆発してバギー一味のアジトだった建物は焼け跡に変わった。
 しばらくすると、煙の中から何人かが這い出てきた。

 

「旗揚げ以来の屈辱ですね、船長」
「オレァ、怒りで声もでねぇよ」

 

 自分の部下を盾にして爆風を防いだようだ。バギーとカバジだ。そこにモージが起き上がった。

 

「こ、この有様は一体……あ、あの男は……」

 

 起き上がったモージはルフィを見て驚いた様な顔になった。

 

「お気をつけ下さい船長!! あいつは船長と同じ、悪魔の実の能力者で“ゴム人間”なんです!!!」
「ゴム人間!?」

 

 ナミはルフィを見ていった。

 

「なるほど……悪魔の実を……そういう大切なことは……もっと早くいえぇ!!」
「一応言いましたがはぁ!!」

 

 顔面にバギーのパンチを食らって昏倒するモージ。そこにカバジが寄って来て言った。

 

「フンッ、役立たずの副船長は下がってろ」

 

 その言葉にモージはカチンときたのか、立ち上がった。

 

「んだとテメェ……リッチー! 来い! 名誉挽回するぞ!!」
「ガルルルルルッ」
「また無様にやられるんじゃないのか」
「うるせぇ!! このスカシ野郎!!!」

 

 言い合う2人。それを見ていたステラは片方のヤツがシュシュが言っていた店を放火したヤツに該当していた。

 

 ライオン使いの変な髪の男…間違いない、アイツだ!!

 

 ステラはそう確信した。

 

 ひとしきり言い争っていた2人は口論をやめ、そろってルフィに向かって駆け出した。

 

「一味の怒り、この私が請け負う!」
「さっきの借りだ、麦わらァ!!」

 

 両者が一撃を振るった。が、しかし、ルフィに届くことはなかった。
 カバジの攻撃はゾロに止められ、モージ(リッチー)の攻撃はステラに止められた。
 驚くモージに対し、ステラは殺気だった目で睨む。

 

「おまえがシュシュの宝を……」
「な、なんだ、この小娘は……まさかオレとやり合おうっていうんじゃねえだろうな」
「許さない……おまえは……おまえだけはわたしがブッ飛ばしてやる!!!!」

 

 ナイフを握りしめ、向かった。

 

「ちっ、捻りつぶせ!! リッチー!!!」
「ガルッ!」

 

 リッチーが前足を振るった。ルフィをふっとばし家一軒貫通させた程の力だ。
 にもかかわらず、ステラは難なく片腕でそれをおさえた。
 そしてそのまま鞄でも持つようにライオンの巨体を背負い投げした。

 

「な、なんだと!?」

 

 ルフィとゾロ以外の人は驚愕した。
 周りから見れば異常な光景だろう。細腕のか弱そうな少女のどこにこんな力があるんだろう、とそう思うに違いない。
 ナミもその内の1人だ。なぜあんな弱そうな少女がルフィとゾロの様な怪物と一緒に旅をしてるんだろう、とか、
 なぜルフィはあんな娘1人にライオンの相手をさせたのだろう、とかいう疑問が全て吹き飛んだ。

 

「何者なの……!? あの娘……!?」

 

 無論、力だけではない。
 リッチーの猛攻を全く無駄のない動きで避けている。
 いつの間にか後ろに、真上に移動してたりと、とても目で追える速さではない。

 

「何なんだ!? あの小娘は!?」
「シュシュの……痛みを……悔しさを思い知れ!!」

 

 怒りに満ちたステラは姿勢を低くして、ナイフを前に突き出し、視線は獲物のみを捕らえ、そして――肉食獣の牙の如く――

 

「“狼牙斬り”!!!」
「ぎゃああああああ!!」

 

 持ち前の速さで斬り込んだ。
 モージとリッチーは民家に勢いよく突っ込んだ。
 同時にゾロの方も終わったようだ。

 

「わたしたちはこそ泥なんかじゃない」「こそ泥じゃねぇ」
「「海賊だ!!!!」」

 

 声をそろえて言った。

 

「オレは寝るぞ」
「あぁ、後はまかせとけ。ステラ、ゾロをみててくれ」
「うん、わかった!」

 

 ゾロを軽々と抱えたステラはルフィをみて信じた。
 ――ルフィならあんな赤ッ鼻すぐにたおしてくれるだろう――

 

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