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テン・エイト 〜カイ・シデン's マジカルレポート〜

Last-modified: 2007-11-15 (木) 23:43:48
 

「こりゃ貧乏くじ引いちまったかな」
砲のトリガーを引きながらそう呟く。
最早守るべき艦はあちこち火を噴き、敵の攻撃を受けている。
メインエンジンはニ基とも破壊され、既に白兵戦に移行してから20分弱、
脱出用ランチの準備もあと少しで終わる。
長らく苦楽を共にしてきたコイツも既に片腕と片砲を失い、左脚は悲鳴を上げている。
それでもビームライフルを撃ちまくり、脱出の時間を稼ぐ。
こいつともここもあまり長くは持たないだろうが彼は奮戦を続けた。
すでにもう片方の機体のパイロットは脱出している。
艦の爆発が少々派手になってきた、
脱出ランチが艦から飛び出しこちらを戦場から抜けて護衛に付くように光の合図が当てられた。
「やっとかよ」と愚痴を吐きつつもペダルを踏んでスラスターを稼動させてランチに随伴する。
そのランチのちょうど死角、真下方面から敵のMSが現れた
直感的に間に合わない事を悟り、何馬鹿やってんだと心の中で愚痴りつつも機体をランチの盾にする
敵の発射したバズーカはコクピットに吸い込まれるように着弾した

 
 

気が付けば、眩しい光と柔らかい枕と布団。 俺ぁ死んだんじゃなかったのか?
「気が付きましたか?」
ガキと女が入ってきた。どうやらここは何処かの病院らしい、
だが病院にしては彼らの服装はとてもういて見える、ここは病院。白衣とナース服であるのが普通の筈だ
ンな訳無いけど。盾になったランチの奴等はどうなったのかと聞こうとすれば
ガキの方が口を開いて信じられない事を口にした

 

魔法とか、わけわかんねぇよ。そういうのが率直な感想、
いくつかの診察と取調べみたいなものを受けてただでさえ訳のわからない情報をなんとか整理しようと
無い頭をフル稼働で発揮させたが 煙が出てきてもうわけがわからねぇ。
「やってらんねぇぜ」と布団に身を投げ出した。
彼らからもらった砲の形をしたペンダントがちゃらりとなる。
デバイスぅ?バリアジャケットぉ?んでもって魔道士ぃ?
どうやら厄介ごとの星は未だに俺の頭上で輝いているらしい、はぁと嘆息したあと「寝よ」 

 

ある程度歩き回れるくらいになった後そのデバイスを使ってみないか?と薦められた
正直戦争やってて気が付いたらこんな所に放り出されて非常識の連続で
もうどうにでもなれという感じだったがそれでも新しい事柄に関しては興味を禁じえない
白い、知り合いの子供よりも少し大きいほどの女の子に手取り足取り教えてもらう。
いや、ホント魔法ってすげーわ
気が付いたら何時の間にか体が装甲服みたいなのに覆われてンの、
その日は普通に空を自由に飛べる事に感動したりした。面白いからつきあってみっか

 
 

ある日白いあの女の子、なのはが意識不明で担ぎ込まれた。
親身に教えてくれたあの子が怪我でもしたと言う事もあって多少錯乱したが落ち着いた
どうやらこんな事をした野朗は魔道士を襲って体力の元?みたいなのを吸い取る奴らだとか。
正直こういうゴタゴタには巻き込まれたくも無いが
世話になった子がこんな事になったと知っちゃあ黙ってられねぇ
その日のうちに提督とやらに必死に頼み込んでそいつ等を追う許可を出してもらった、
民間協力者って事でだ。あいつの時のようにもう誰も失わせねぇ。そう誓った
ンな事をしているうちにまたあいつ等が来たそうだペンダントを握り、名を呼ぶ 『テン・エイト』
真紅と黒の見るからに重そうなバリアジャケットに包まれる俺、
転送ポータルに乗り、転送を具申した。提督は迷った挙句、
援護に徹して着たら逃げる事を前提に許可してくれた、ありがてぇ

 
 

大型のライフルと背負い式キャノン二丁を出現させ、あのときのような感じでオペレーターに答えた

 

「カイ・シデン! ガンキャノン108で行くぜ!」