Top > ミネルバ艦橋で(仮)
HTML convert time to 0.008 sec.


ミネルバ艦橋で(仮)

Last-modified: 2017-09-30 (土) 20:14:23

ミネルバ艦橋で"恐縮"の二文字を顔全体に貼り付けたメイリン=ホークは、艦長と自国の議長との
会話をそれでも逐一記録せねばならなかった。記録デバイスが動作を示す電子音を立てている。

 

「――と言うわけで議長、私は本艦によってなんとしてでも奪われた機体を奪還、若しくは
完全に破壊するべきだと考えています」
「無論だとも、グラディス艦長。みすみすアレを取り逃がしては、この後どれほどの脅威になるか。
私も十分に把握している積もりだ」

 

 背後で交わされる艦と国家のトップ同士の会話を厳重に保存しながら、メイリンはミネルバの
発進シークエンスを再び確認していた。

 

「国家の安全を司る立場としても、ミネルバには即座に外の母艦を追跡してもらいたい」
「……もう議長にこの艦を降りていただく時間がありませんが――」
「無論、それも覚悟しての事だよ、グラディス艦長。私は君と――話す為だけに来たのではないからね」

 

 言葉を切った一瞬、デュランダルはメイリンの方へと向き直り、意味深げな視線を送った。
メイリンが体を硬くして赤面する。

 

「これだけの事をやってのける部隊だ。奪われたセカンドシリーズが逆に我等の脅威となることは
想像に難くない、直にアレを追うべきという意見に、私も賛成だよ」
「――有り難うございます、議長」

 

 速断即決、聞き耳を立てるメイリンへタリアの檄が飛んだ。

 

「メイリン! 艦全体にコンディションレッド発令! 緊急シークエンスで本艦は発進します」
「りょ、了解! 緊急伝達、全艦にコンディションレッド発令、これは演習では在りません!」

 

 艦の全体で赤いアラートが響いた。MSデッキとブリッジののクルー以外は依然として準戦闘状態の
イエロウであったが、メインオペレイターであるメイリンの呼びかけによって全乗組員が戦闘状態の
待機位置へと動いて行く。
 メイリンは第二艦橋のアビーと共に、発進シークエンスを開始した。

 
 

「環境システムの自立を開始します――」
『確認しました、人員の移動は99%終了――』
「機関正常、出力を戦闘出力へ移行――」
『順調です、外部固定アームの脱落を確認しました。余剰出力はラミネート排熱システムから放出』
「装甲の予備運転を開始します、続いて武装の最終チェック――」
『チェック完了! 朝からの点検が活きたわね』
「全くです。――艦長! 全システムオールグリーン! いつでも全開でいけます!」

 

 着々と発進準備を整えつつあるミネルバが、数層に分かれたプラントの大地深くへと移動を始め、
遂に外に繋がる気密ブロックへと到着した。ミネルバの頭上で分厚いシャッターが閉鎖される。

 

「港の戦艦は出口で敵MSの攻撃を受けて損害を出したそうよ、外に出た瞬間に撃って来るかも知れない。
アーサー! 何をしてるの? 席について」
「――は、はい!」

 

 気密ブロックが減圧を開始したが、タリアは艦の気密が確保されていることを確認すると、
減圧シークエンスの終了を待たずにゲートを開放することを指示する。

 

「ブリッジ遮蔽、発進すると同時に船体を反転させてプラントに船底を向けます。アーサーは
アンチビーム爆雷と砲撃のタイミングを取って。――インパルスとザクの状態は?」

 

 船体の内側へ納められつつあるブリッジで、タリアは搭載機の行方を聞いた。

 

「――もうすぐ危険域に入ります。インパルスのPSダウンまであと300」
「発進と同時に帰還の信号弾を放って、通信での伝達も忘れずにね――総員対ショック!」

 

 タリアはそこで一拍置く。船出即初実戦――ブリッジクルーの緊張が最高潮に達した。

 

「ミネルバ、発進します!」

 

 ゲートが開放される。真空に吸い込まれる空気と共にミネルバは漆黒の宇宙へと飛び出して行った。
ローマ神話に謳われた知恵と工芸を司る女神は、C.E.に生きるコーディネイターたちの英知と技術の
結晶となって、虚空の中にその翼を広げる。

 
 

 宇宙に飛び立ったミネルバであったが、悠々と飛行を楽しんでいる訳にも行かなかった。艦橋から
すぐさま戦闘行動を促す指令が飛ぶ。

 

「マリク、撚り(より)舵一坏! センサーと砲塔をプラントに向けるような失礼がないようにね!」

 

 操艦担当のマリクが舵を取り、進行方向に向かって時計の針と同じ方向にミネルバの艦体が回転する。
飛行姿勢を安定させる暇も無くセンサーが識別コードを持たない艦影を捉え、メイリンが座標を伝える。

 

「アンチビーム爆雷放て! AMM発射! CIWS起動、敵は直にミサイルを放ってくるぞ!」

 

 CIC担当のアーサーが、艦影から放たれた十基以上のミサイルに対しての対応を指示する。
事前の命令に従って搭載機へ帰還を命令する信号弾が発射された。

 

「マリク、上げ舵20! プラントに流れ弾を当てるわけにはいかないわ。
これよりアンノウンをボギーワンとする。熱紋その他の諸元をライブラリーに登録して!」
「インパルスとザク、敵――これは、MAと交戦中の模様です!」

 

 AMMとCIWSで形成した弾幕によってボギーワンの放ったミサイルは全て撃墜されたが、
真空、無重量の宇宙空間においては破片は減速することなく艦体に衝突した。ミネルバの艦体を覆う
複層装甲は秒速数キロという破片の運動エネルギーを分散――熱エネルギーに変換し伝導、放熱する。

 

「攻撃目標――前方のボギーワン! アーサー、任せるわ、エンジンを狙って」
「ハッ! ――トリスタン、イゾルデ起動! 照準、ボギーワン」

 

 艦首にある"イゾルデ"三連装砲がせりあがり初弾が装填された。続いて艦尾両舷の"トリスタン"二連装
エネルギー砲に火が入れられ、計七つの砲口が得物を求めてボギーワンの姿を捉える。

 

「ランチャーワンからフォーにナイトハルト装填! ボギーワンの回避行動を算出しろ、トリスタンと
イゾルデで挟み込むように公算射撃!」

 

 お互いが点にしか見えないほど遠距離に居るため、発射から時間差のある攻撃は単発では躱される。
火力を時間的に集中させて敵艦の対応能力を飽和させる必要があった。

 

「インパルスとザクは、未だ帰ってこないの!?」

 

 戦艦の攻撃は必ず切れ目が生じる、MSと連携して攻撃を続け対応の余裕を奪いたかった。

 
 

「敵に増援がありました。MSが母艦から1、プラント側から2、MAと併せて4です!
張り付かれていて身動きが取れないようです」
「当てに出来ん! ランチャーワンからフォー撃て!」

 

 十六基の"ナイトハルト"宇宙用ミサイルが続け様に発射され、ボギーワンのCIWSによって撃墜、
宇宙に爆煙の花が咲いた。

 

「続いてトリスタン、イゾルデ撃て! 外したら砲手全員カタパルト掃除だぞ!」

 

 間髪入れずにアーサーが叫び、トリスタンとイゾルデが実体とエネルギーの弾を吐き出した。
三連装の実体弾と二連四門のエネルギー砲が一撃ごとに照準を微調整しながら火を噴くが、
ボギーワンはそれぞれの一発目を回避することなく加速し、二発目の前にアンチビーム爆雷を発射、
閃光の向こうに隠れた。照準用のカメラが艦影をロストし残る艦砲が全て外される。

 

「彼ら――MSのパイロットを助けなくてもよいのかね?」
「そのために母艦を撃つんです。この場合敵機を引き剥がす方が確実ですから。
しかしボギーワンの方もMAのパイロットも中々肝が据わっています。こちらの攻撃に動じませんね」

 

 続く攻撃を指示しようとしたブリッジが、放たれた対艦ミサイルを確認する。

 

「面舵20、振り切られちゃ駄目よ!」
「ランチャーシックスからエイト、ディスパール撃て! 左舷のCIWS全開――照準がずれている!
調整が甘いぞ何をやっている! 艦が動きながらでも死角を作るな!」 

 

 加速しながら可能な限り遠距離でミサイルを迎撃しようとAMMを放つが、打ち洩らしたものは
ミネルバ本体のCIWSとラミネート装甲で受けねばならない。

 

「取り舵15、上げ舵20で最大加速! アーサー、タイミングを合わせてイゾルデを斉射三連!」
「ええ! それではインパルスとザクが射線に入ってしまいますが――」
「当然当てちゃ駄目よ。――戦闘中の敵機に母艦が狙われていることを教えてやりなさい!」

 

 射線の上に味方を置いたまま敵を狙う――かなり危険な攻撃であるがそれだけに敵艦からは察知し難い。
発射を命ずるアーサーの声が響いた、収束されたエネルギービームが宇宙の闇を縫って奔る。

 
 

『それにしても粘るな! 君たちは!』
「ネオ、こいつらに何時までも構ってていいのかよ? バス行っちゃうぜ?」

 

 ポッドを回収しながら離脱を図るエグザスをアウルのダガーLが援護する。エグザスを狙っていた
トリコロールの新型がビームカービンを喰らい、シールドが左マニュピレイターから脱落した。

 

「――頑っっ丈だよなあ! それって根性の積もり!?」

 

 中々落ちない新型に向かって全周波数で近距離通信を送ってやる。返事は帰ってこないが、挑発は
届いているはずだ。新型の影から白いザクが飛び出し、ダガーLに向かってビームライフルを放つ。

 

「――仲間を馬鹿にされて怒ったって言うの? 御免ねザクの人――――次は右脚を狙う!」

 

 そういいながらダガーLはザクの左腕を狙って連射した――ザクは冷静に回避、新型のパイロットと
違ってアウルの言葉に惑わされない、無線を切っている訳でもないだろうが。

 

「ネオ! やっぱりザクはあんたが相手してくれよ、どうも相性が悪いからさ」
『それは良いんだが――アウル、お前立体攻撃なんて何処で覚えた?』
「プラントのゲーセン! 対人は無敵だったぜ! "PP"って名前ででランキングに載ったよ」
『お前たち、潜伏中にそんなところで遊んでいたのか!』

 

 ザクに突撃するMAを攻撃されないように、新型へ向かってカービンと頭部の"トーデスシュレッケン"
を連射する。たかだか12.5mmの近接防御火器にはMSの装甲を貫く威力は期待できないが、相手がPS
装甲となれば話が変わってくるのだ。電力の消費を嫌って余計な回避行動を取った新型をダガーLの
ビームカービンが捉え、脚部の装甲が熱に炙られる。

 

「フェイズシフトは威力の小さい攻撃でも、電力を食うもんな! ――ってネオ!」
『――おっと! 悪いアウル、そろそろずらかるぞ! ダークダガーの皆は先に行け!』

 

 アウルが新型を追い詰めている間に、ネオのエグザスはポッドを全て撃ち落とされていた。
慌てたネオが指示を出し、高速戦闘に取り残されていた先発のダークダガー隊が帰還を始める。 

 

「折角星一つ――って思ったのに、かっこ悪いじゃねえかよ、こんな中途半端」
『――はっはっは! まあよく頑張ってくれたから、後で特別にご褒美をあげよう!』

 

 「そんなのはステラにあげろよ」。冷たい口調で通信を送り、トリコロールの機体に向き直った。

 
 

『――はい、次は右の方だぜ……よく躱すよなあ! さっすがコーディネイター!』
「――くそっ! お前は一体何なんだよ!」

 

 シンは通信機の向こうから聞こえてくる変調した声に深刻なレベルで翻弄されていた。
眼前のダガーLは射撃を行う前にいちいち予告してくるのだが、それが当たったり外れたりする。

 

『シン! 惑わされるな、敵の動きにだけ集中すれば良い!』
「そんなこと、分かってるけどさ! でも物凄くむかつくんだよ!」

 

 右と言われて右に撃たれれば動きを予測されているような気分に陥り、上といわれて下を攻撃されれば
だまされた感触だけが残る。シンは典型的なダブルバインドに搦め取られていた。

 

『仲間も大体撤退しちゃったし、俺もそろそろ逃げようかなーー?』

 

 さっさと行けよこの野郎! シンは怒りに任せてビームライフルを放つ。しかしシンは忘れていた、
自分の機体インパルスには"エネルギー切れ"という問題が常に付き纏うという事を。
 コントロールスティックのトリガーを引く、銃口から放たれるビームの幻影を確かにシンは見たが、
高速で射出されるはずの荷電粒子は無く、ライフルは只沈黙するのみだ。

 

「――! ――しまっ――」
『――シン!』『――貰った!』

 

 PS装甲を持つ機体の弱点の一つ、表面塗装を行っていないインパルスは今灰色の装甲を晒して
エネルギー切れをダガーLのパイロットに伝えていた。ビームカービンがインパルスのコックピットに
向けられる。閃光。非常電力をスラスターに流し込んで緊急回避機動を取ったが、右脚が直撃を受ける。

 

『――させるか!』

 

 第二撃を操縦席に叩き込もうとしたダガーLと、動きが取れないインパルスとの間にザクが割り込み
機体のシールドでビームを受け止めながらビームライフルで牽制する。

 

『はは! やっぱりすげえよアンタ、でも此処で止めを刺させて貰うよ』

 
 

 ダガーLのビームカービンが一撃でMSを撃破出来るほどには出力が高くなかったことは幸いだったが、
推進剤を吹かすための電力が尽きたインパルスを守りきる能力が最早ザクには無い。
 ダガーの銃口が再びインパルスを狙う。

 

「――くそ!」
『じゃあねー……って、ええっ!』

 

 ダガーLのパイロットが別れの挨拶を終えようとしたとき、戦闘を続けていたモビルスーツ達の至近を
大口径のエネルギービームが薙ぎ払った。ダガーLは慌てて回避し、レイのザクは動けないインパルスを
蹴り飛ばす。寸前まで機体のあった位置を、戦艦すら沈められる熱線が通り過ぎた。

 

『何だよこれ!? コーディネイターも無茶苦茶じゃん!』
『――動きを止めた……其処ォ!』

 

 レイのスラッシュザクファントムが、片腕でビームライフルを構え一撃を放った。回避の遅れた
ダガーLの右マニュピレイターと其処に握られていたビームカービンをまとめて蒸発させる。

 

『――ちぇっ! 結局横槍は入るし、今日の俺全然良い所が無かったよ』

 

 通り過ぎたビームは、レイとシン諸ともにダガーLとボギーワンを狙ったミネルバのイゾルデであった。
結局ボギーワンにも回避されたが、シン達に張り付いていたMS部隊を引き剥がす役目は果たしたようだ、
双方の母艦から帰還を命じる信号弾が打ち上げられ、ダガーLは最後までパイロットの愚痴をシンの
耳に残しながら引き返して行く。

 

「――待ちやがれ!」

 

 シンが電力の切れたインパルスの中で叫ぶ、レイのザクが推力を持たない機体に近寄り――

 

『――いい加減にしろ――!』

 

 ――蹴り飛ばした、ただしミネルバの方に向けて。フェイズシフトダウンを起こしたインパルスは
碌に姿勢制御も出来ずにモーメントを与えられ、くるくると回転しながら母艦の方へ流れて行く。

 
 

「――ちょっ! レイ! 何をするん――」
『帰還命令に従っただけだ。命令を聞いていないのと、命令に従うことが状況的に出来ないのと、
命令に従わないのとは全く違う! 頭に血が昇ったか? それとも引いているか? 
落ち着いたなら修復不可能な部位を排除しろ、軽くなったらミネルバまで抱えて行ってやる』
「……………………」

 

 シンは回転するコックピットの中で、画面に映るレイの顔を見ていた。額の何処かが怪我を為ているのか、
端正な顔だちの端を血に染めている。無重量空間で重力下よりも頭部に血が上がってくるためにかなり
出血している。

 

 ――さっき、インパルスを庇ってくれた時の怪我か。

 

 意識の表面を焦がしていた怒りと焦りが失せ、急に頭が冷えてきた。同時に機体の状況が手に取るように
把握できるようになる。方向とタイミングを合わせて僅かに関節を動かし、インパルスの右脚を排除すると
反動によって蹴られた際のモーメントが中和され、レイのザクと向かい合う形になる。

 

「……ごめん」
『……落ち着いたようだな。そのAMBACは見事だ、俺には真似が出来ん』

 

 この時点で気にするなとは言わないでいてくれる僚機の心遣いが有り難かった。
 ザクがインパルスの胴体を掴み、スラスターを吹かしてゆっくりとミネルバの方へと流れて行く。

 

『――この距離では最早母艦をこの宙域で捉えることは出来ないだろうが、早目に帰還するに
越したことは無い、少し扱いが乱暴になるが我慢しろ』
「ああ、大丈夫だよ、レイ」

 

 『そうか』。レイの低い声が聞こえたかと思うと、インパルスを抱えたザクは急激に背後のスラスターを
全力で作動させ最大加速を開始した。

 

「――え? ええっ!?」

 

 訳の分からないシンの見つめるモニターの画面でプラントの映る画像がかなりの速さで流れるが、
別ウィンドウに映るレイの済ました顔はまるで静止画像の如く微動だにしない。
 殆ど二機分の重量を抱えてなお感じられる激しいGに、シンの体中で血液が移動をはじめた。

 

「ちょっと……待てよ、なあ! レイ!」

 
 

 慌てて通信を送るシンの耳に、不吉な通信が聞こえてきた。

 

『ミネルバ! こちらレイ=ザ=バレル、インパルスに搭乗しているシン=アスカが意識を喪失している!
急を要する可能性があるため、緊急着艦を試みる!』

 

 ――え? シンの背中が総毛だった。凄まじく嫌な予感がする。ミネルバがぽっかりと開けたハッチが、
まるで自分を飲み込もうとしている怪物の口に見えた。

 

『右カタパルトに"放り込む"! ネットを張ってくれ!』
「起きてるって! 待てってば、レイ――!」

 

 レイ=ザ=バレルは待たなかった。インパルスの巨体を構えると、母艦のカタパルトブロック、
その入り口へと向かって、投擲。

 

「っ! おい――――!」

 

 カタパルトの入り口が近づく、近づいて入り口にぶち当たりそうになってぎりぎりで――掠り、
片足を失った灰色のインパルスが着艦用のネットに人間で言う臀部から搦め取られる。
 減速――つまりシンの全身に下向きのGがかかり脳から血流が奪われてゆく、演習や耐G試験で
受けたのと同等の加速度が急に体を襲った。

 

「――レ……イ……」

 

 ――前言撤回、こいつまだ気にしていやがった。モニターに済ました顔を捉える視界が、
段々と暗くなってゆく。その脳裏にレイの声が届いた。

 

『流石だシン、ナイスランディング。矢張り俺には真似が出来そうも無い――』

 

 ――レイ、何時だったかルナに言われたろ……真面目な顔で冗談を言うなって。
そんなことを考えながら、シンは静かに気絶した。

 
 

敵と仲間が(仮) 新人スレ旧まとめ 「――アーサー、もういいわ。(仮)?

 

URL B I U SIZE Black Maroon Green Olive Navy Purple Teal Gray Silver Red Lime Yellow Blue Fuchsia Aqua White