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リリカルオペレーションメテオ_第02話

Last-modified: 2007-11-15 (木) 22:58:58
 

 ミッドチルダ首都廃棄区画空港跡

 

 大規模火災により放棄された空港の地下搬入トンネルを拡張した協力員の秘密工場に
シェンロンガンダムパイロットの張五飛は半ば強引に案内されていた。

 

「これは掘削途中で放棄されたトンネルなんだ。
 ご存知の通り上の空港が盛大に燃えて破棄してしまったのでね。
 対魔法防御用の強化コンクリートの厚さが3メートルもあるんだぜ。
 これ、便利だよォ。管理局も君達に指令を出してる人間も、
 ここにこんな巨大トンネルがあることなんか知らないからね」
 案内の若者はそう言いながら五飛とともにジープに飛び乗った。
 ひとしきり工場の自慢話を聞かされてウンザリしてきた頃にトンネルが尽きた。
 明らかにスペースコロニーのMS工場に似ていた。
 いたるところに半ば分解された新暦以前の骨董品の戦車や戦闘機と呼ばれた質量兵器が転がっている。

 

「コホン。とまぁ自慢はここら辺にしておいて仕事に戻ろう。
 キミの上司が注文した商品はコッチだ」
 そこにはMSほどの巨体を誇る大型ビームキャノンが鎮座していた。
「オオーイヤー、ルック、びっくりしてる。ほらやっぱりびっくりしたんだ―――」
 五飛は目の前の技術者の軽薄な態度にただただ呆れるばかりだった。
「Sランク魔術師の重砲撃を一発だけ撃てれば構わないと言われたので作りとしては単純なんだけどね。
 ブロックごとに簡便に組み立てができるようにしてあって照準と電源はキミのガンダムに合わせてある」
――バカにされているような気がして段々腹が立ってきた。
「ガンダムではないナタクだ」
「怒るなよボーイ。これから付き合いは長くなるかもしれないんだ。
 それから五秒以上の照射はビーム砲本体が爆散する可能性が高いので注意してくれたまえ」

 
 
 

 AM02:40 機動六課本部宿舎外フェンス前

 

 任務の前の下準備を終えた張五飛はそこに居た。
 特にこれと言った感慨も無く警備の甘い宿舎に重点的に仕掛けた爆弾の起爆スイッチを押し込む。

 

 ドン!バン!ゴォォン! 一瞬間を置いて閃光と轟音と爆炎が建物全体を包んでいく。

 

「何がおきたの?」
「高町分隊長、敵襲です!訓練生の宿舎が重点的にやられました!
 死亡者は居ないと思われますが重傷者多数!」
「敵を探して。発見次第攻撃殲滅なの。」
「ガンダムとの交戦が予想されるので動ける魔術師は全員出撃させて、敵は目の前の筈なの」
 後の報告では所用ではやて部隊長とフェイト分隊長が離れていたのも被害が拡大した原因とされている。
「格納庫は無事。地上本部のレリック輸送ヘリは積み込みが完了次第独自判断で発進するそうです。」
 普段は怒らない高町なのはも余りの事態に怒り狂って冷静さを欠いていた。
「ヘリの発進まで死守。今動ける私が出撃します。」
「報告上がりました。東ゲートも発電施設も無事なようです。それとまるで敵機の気配が無いそうです」

 

「敵は一体どこなの?全基地を対人探査魔法で捜索して」
 盗んだバイクで走り出していたので五飛は基地ゲートを突破した辺りで案の定発見された。
「見つけた。止まらないと発砲します!お願いだから止まって!」
 テロリストがそんな脅しに屈していたら仕事にならないので断固無視。
「敵逃走方向にガンダムの可能性あり。ヘリの発進を止めて」
「了解・・・・・・ダメです。命令系統が違うと言って取り合いません!」
「前方の茂みに?でもここまでなの」
 レイジングハートの正確な威嚇射撃が雨あられと撃ちまくられてバイクが横転して
受け身を取っていた五飛が地面に叩き付けられる。起き上がった頃に白い悪魔が降りてきた
「動いたら撃つ!」
「女か?だから甘い」
 その刹那、転倒した時に地面に落とした閃光弾満載の安物カバンを足でシュートする。
 そして光が溢れた。
 そうこうする内にシェンロンガンダム、もといナタクに乗り込んだ五飛が戦闘準備を整えていた。

 
 

「単独の特攻兵!?何故一人なの?」
 分隊長が自分の経歴を棚に上げて驚愕している時にトイレに行っていて爆弾テロから逃れた
召喚師にして竜使いのキャロ・ル・ルシエが応援に賭けつけた
「目標を捕捉、撃ちます!」
「待って?」
「高町隊長、何故ですか!?」

 

「女だからさ。」
 その瞬間低空飛行をしていたキャロはバーニア全開で突っ込んできた
シェンロンガンダムのビーム槍の柄で乗ってる竜ごとブン殴られて地面に激突した時に、
少々負傷して気絶した。

 

「ディバインバスッ、ドガッ!」
 チャージが終わる直前にナタクが振り向き様に放った
龍の頭を模したガンダニュウム製クローが伸びながら突っ込んでくる
対魔術師兵装ドラゴンハングの奇襲を受けて地面に叩き付けられた。

 

「急げ!レリックを積み込み次第に発進!地上本部の特命であるから急げ!」
「敵はこちらに向かってきていません。発進を直ちに中止して下さい。」
 その頃基地では機動六課のオペレーターと地上本部ヘリ搭乗員の押し問答が続いていた。
 整備員がオロオロしている中で機動六課ヘリパイロット、ヴァイス陸曹が助け舟を出した
「ヘリは出すな。敵は向かっていない」
「五月蝿い黙れ!島流しにされた貴様が言うな!構わん発進しろ。」
 ただしキャリアとノンキャリの軋轢で余計に事態が悪化しただけだった。

 

 ローターの回転数が上がり上昇してスロットル全開で退避して行くが
シェンロンガンダムが森に隠匿した特設ビーム砲の射撃準備を整えて発砲した。
「ふん!テロリストごときにやられるものか。」
「右閃光!ザッ!!」
 大出力ビームの直撃によって大型輸送ヘリは当然の如く一瞬で撃墜された。
 発射から6秒後ビーム砲は小爆発を起こしながらボロボロと自壊した。
「女!聞こえているか!女!子供だと思って気を抜いた貴様がツマラン兵士だったと言う事だ。
 俺は弱い者と女は殺さない。」
 AMF全開で強烈なジャミングを掛けながらシェンロンガンダムは闇に消えて行く

 

 本当の任務は回収されたレリックの輸送を阻止する事だったのだが、
警備が厳重だったため 結果的に無差別テロになってしまった

 
 
 

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