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ルナマリア◆yb4dHGjFao 05

Last-modified: 2017-02-22 (水) 02:47:50

ルナマリア爆走記_第5話
 
 
「なんだかあのティファって子に避けられてるみたいなんだけど、理由わからない?」
「ん〜?人見知りって奴じゃないの?」
「通路で会った瞬間逃げ出すってのは人見知りじゃないでしょ」
「確かにそりゃ変だね」

自分もあまり親しいとは言えないが、いきなり逃げ出すのは未体験だ。

「無理矢理聞き出すってのもなんか気が引けるし・・・壊れそうで」
「(何をするつもりだよ・・・)ガンダム坊やに聞いてみれば?」
「ガンダム坊や?ああ、ガロードね。そうね・・・恋人だもの。知らないはず無いわよね」

「ティファに避けられてる〜?勘違いじゃねーの?」
「間違いないわよ!で、恋人のあんたなら何か知ってるかと思ったんだけど」
「お、俺たちは別にそんな・・・」
「知らないみたいね・・・あの子実はあんたの事信頼してないんじゃない?」
「え・・・?」
「ホントの恋人だったら隠し事なんてしないものよ!(たぶん)」
「お、俺は・・・」
「知らないんじゃしょうがないわね。やっぱり直接聞いてみよう」

心に多大なダメージを受けて立ち尽くすガロードを置いて歩き去る。

「ねーちゃん、何であんな言い方したんだ?」
「ふん!毎日毎日TPOもわきまえずにイッチャライッチャラしてるバカップルに天罰を下しただけよ!」

また嫉妬かい!

「あ・・・」
「ちょーっと待った!聞きたいことがあるのよ!」

逃げようとしたティファの前に一瞬で回りこんだ。なんか残像が見えたような気がするけど・・・気のせいだよな?

「なんで私を避けるのか、説明して欲しいんだけど」
「ぁ・・・あの・・・」

どう見ても気の弱い子をいじめるいじめっ子の図だ。避けたくもなるよな。

「・・・あなたの未来が・・・運命が・・・」
「何?私の未来がどうかしたの?」
「私たちが来たことで・・・変わってしまいました・・・」
「はあ!?」

ティファが言うには本来ねーちゃんはシンと幸せな家庭を築くはずだった。
運命が変わった事でステラが生き残り、ねーちゃんのヒロインフラグは完全に消滅したらしい。
ティファが見た風景の絵を見せてもらった。

「丘の上の小さな家に私とシンにかわいい子供が2人・・・絵に描いたような幸せな家庭ね・・・」

一見するとそうなのだが・・・なぜシンは家族の方を向く事も無く一心不乱に花を植えているんだ?
部屋に飾ってある怪しげなツボはなんなんだ!?つーか、壁一面を埋め尽くす・・・

ラ ク ス ・ ク ラ イ ン の 巨 大 肖 像 画 は な ん な ん だ !?

確かにヒロインになったんだろうが・・・幸せじゃないんじゃないか?これ・・・

「あの・・・怒らないんですか・・・?」
「別に。あんたを怒ったところで何にもならないし。じゃあね」

「ねーちゃん、なんで怒らないんだ?あんなにヒロインになりたがってたのに・・・」
「あの未来じゃステラが居ないんでしょ?そんな状態でシンとくっついたって幸せになんてなれないわよ。」
「そっか・・・」
「それにね、あの未来が無くなったんなら私がヒロインの別の未来を創ればいいのよ!」

ねーちゃんは常に未来を見てる。きっといつかは・・・

「そうだね!どんな荒れた世界にだって勇者は産まれるんだ!ねーちゃんを貰ってくれる猛者だってきっと!」
「そう!私を貰ってくれる勇者がいつか・・・って!どーいう意味よ!?」

やば・・・いい事言ったつもりで地雷踏んだっぽい・・・

「あ・・・い、いや・・・今のはその・・・」
「これからシンがミナ様の特訓を受けるんだって。特別にあんたも参加できるように頼んであげる」

反論する間もなく小脇に抱えられた・・・相変わらずのバカ力だ・・・

「さあ、しっかりお勤めしてくるのよ!」