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ルナマリア◆yb4dHGjFao 08

Last-modified: 2017-02-22 (水) 02:59:43

凸、最前線の攻防
 
 
「アスランさん!なんですか、このキスマークは!?浮気ですね!?」
「ち、違う!さっき満員のエレベーターに乗ったから……」
「問答無用です!私と言うものがありながら…(ブチブチ)」
「か、髪は!髪だけは勘弁してくれぇぇぇぇぇぇ!」

「うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁあ…あ?」
すっかり見慣れた自室の天井が見えた。
「あ、ある……」
頭に触れてみる。昨日と同じ感触だ。
「16…17…いつも通りだ。」
枕チェックも問題なし。と、言う事は……
「夢、か……」
なんと言う恐ろしい夢だ。一日の始まりに縁起の悪い。
「と、とにかく朝のリ○ップを……」
どんな始まりであれ、欠かすわけには行かないからな。

朝食(特別メニューの海草定食。ヘルシーで女性クルーにも大人気?)を終え、格納庫へ向かう。
やはり機体の調整は自分でやらないとな。
「…と言うわけで、これを作って欲しいのよ。」
アホ毛レッドの声が聞こえる。また無理難題を押し付けているのだろうか?
「…額からビームサーベルに続いて額からビームキャノンねぇ…つーか思いっきりハ○メガキャノンじゃないか。」
「額からビームって事で艦長にちなんでアスランキャノンって名前も考えてあ…艦長?」
「却下だ!!」
い、いかん。怒りは頭皮に悪影響を…落ち着け、落ち着くんだ。こんなのいつもの事じゃないか!

昼食の時間だ。油の取りすぎは頭皮に悪いらしい。ここはワカメそばを……
「アスランさん!お昼ごはん作ったんです!食べて下さい!」
自室の机に山と積まれた料理、料理、料理…この空気の読めなさは姉と良く似ていると思う。
「わ、わ〜い、美味しそうだなぁ……」
ここで食べないと泣かれてしまう。いくら俺でも経験から学習するのだ。ああ、犠牲になる髪達よ……
食後は時間がある。ゆっくり体を休めてストレスを軽減しよう。
「当然デザートは……♪」
ここで断れない俺を笑ってくれ……

ヘビーな昼食+謎なデザートのせいで体調は最悪だ。だが、溜まっている陳情を処理しなくては……
「え〜っと『ルナがステラのプリン盗った。』…またアイツか。」
俺は小学校の先生じゃないんだぞ?自分でなんとかしてくれ。
「次は…『ステラが私の分のシュークリームを食べた。』…あのアホ毛め。」
だからこんなくだらない事を俺に回さないでくれ……
「次…『ルナとステラが何か揉めてる。何とかして欲しい。』…シン、お前もか。」
頼むから面倒事を押し付けないでくれ……

ふと、メールが来ている事に気がついた。差出人は……
「ニコルだって!?ウイルスは無いようだが……開いてみるか。」
『ベリークルシミマス!苦労してるみたいですねぇ!』
なんだ?まさか隠しカメラでも仕掛けられているのか!?
『カメラを探しても無駄ですよ?僕が貴方の事をわかるのは愛ゆえにですから!』
思わずモニターを叩き割りそうになった。ぐっとこらえる。
『いつも頑張るアスランにニコルサンタからプレゼントがあるんです!』
いらん!どうせロクでもないものに決まってる!
『まあ、そう言うのは見てからにしましょうよ。これに見覚えはありませんか?』
添付ファイルの画像には懐かしいワインレッドの服が写っていた。
『とっておきの画像なんですよ?よく見ていて下さいね?』
画面に顔がくっ付かんばかりに近寄る。期待感で一杯だ。
『はい!どうぞ!』
写真の全体像は…ウナト様に俺の顔を貼り付けたコラ画像だった。
『どうですか!?アスラン・ザラの未来予想図ですよ!プププッ!』
「ニィ〜コォ〜ルゥ〜!!…あれ?」
なんだか…目の前が…暗くなって……

「ストレス性の胃潰瘍と、高血圧だな。入院の必要は無いが、今後気を付ける様に。」
「もう!お姉ちゃんが変な事ばっかりするから!」
「私のせい!?メイリンがぴーな事をしすぎてるからじゃなく!?」
「ルナのせいだろ…なあ、ステラ?」
「うぇい。」
「いいからお前ら全員出てってくれ……」

この日、CE73年某日、アスラン・ザラの頭皮の最前線が8mm後退した……
 
おしまい