Top > 機動戦士ガンダム00 C.E.71_第40話
HTML convert time to 0.008 sec.


機動戦士ガンダム00 C.E.71_第40話

Last-modified: 2011-11-23 (水) 02:44:53
 

アークエンジェルと第八艦隊が合流を果たした宙域から程近く、
探知されないギリギリの位置で、ヴェサリウスとガモフもまた合流を果たしていた。

 

『では仕掛けるので?』
「ああ、もうザラ国防委員長閣下の許可も取った。
 ラクス・クライン嬢を亡き者にしようと企てたのは紛れも無くナチュラル共であり、
 報復を行うという名目でな」

 

予め考えていた話を通信越しにゼルマンに伝え、クルーゼはほくそ笑んだ。
パトリックから許可を取ったというのは嘘だった。
本国へ戻っている時間も無いし、この宙域から本国を繋ぐ長距離通信など存在しない。
クルーゼはその嘘とFAITHの権限を用い、ラクス・クライン捜索の任に就いていた
ザフト艦の殆どを臨時的に指揮下に置いていた。

 

臨時編成された艦隊の標的は精鋭の第八艦隊、
普段は月の大要塞プトレマイオスに駐留している為においそれと手出し出来ない大物である。
それが幸いにも、衛星軌道上まで降りてきているのだ。
周りの宙域に援護の艦隊も無く、これを全滅させる事が出来れば
ザフトにとって大戦果となるのは間違い無い―――これが表の理由である。
裏の目的は、脚付きを仕留める為の戦力補強だ。
脚付き追撃は極秘任務の為表だって増援補給を困難だが、
こうして大義名分を使えば大規模な戦力をアークエンジェルにぶつける事が出来る。
パトリックには事後承諾して貰う格好になるが、表の理由を挙げれば納得するだろう。

 

「今度こそ仕留めろと、閣下からのお達しでな。
 本艦隊の第一目標は第八艦隊だが、クルーゼ隊の第一目標はあくまで脚付きだ」
『成程、そろそろ勝負を決めろという事ですな』
モニターの中の老兵が、顎を撫でつつニカリと笑った。
老いても尚、闘争心に陰りを見せないその表情は、軍人のあるべき姿であった。
「だが出来ますか?こんな急拵えの艦隊で第八艦隊を討つなどと・・・」
艦長席に腰を下ろしていたアデスが不安要素を口にした。
偵察が送ってきた第八艦隊の映像を見れば、船乗りなら誰でもそう思うだろう。
艦隊を真上から映したその映像には、一糸乱れず陣形を組む大艦隊が映し出されていた。
陣形を乱れずに組む、というのは簡単そうに見えて実は難しい。
相対速度、距離をそれぞれの艦が完璧に把握していなければならないからだ。
その性質上、艦隊が大きければ大きい程正確な陣形を維持するのは難しい。
体感で相速度、対距離を図り辛い宇宙では尚の事である。
つまり完璧な陣形は、そのままその艦隊の練度の高さを示していると言える。
アデスは今まで、第八艦隊程美しい陣形を熟す艦隊にはお目に掛かった事が無い。
それに比べ、こちらは急拵えの寄せ集め艦隊である。彼の不安は当然と言えた。
「そう心配するなアデス。ザフトは元々、連携よりも個人を重んじる軍だ。
 ラクス嬢の事もあって士気は十分、それに4機の新型がいるとなれば、
 勝機は我が方にあると考えて良い」
「・・・そうですな」
クルーゼの言う事に嘘偽りは無い。
アデスは頷くと、他の艦との連携をどうするかを考えだした。
この艦隊の指揮権がクルーゼにあると言っても、彼の本業はMSパイロットである。
艦隊の面倒を見るのは、実質的にアデスという事になっていた。

 
 

「艦隊による強襲作戦。凄い事になりそうですね」
「ああ、しかしザラ国防委員長も、良くこんな急拵えな作戦に許可を出したものだ」
クルーゼ隊にのみ追加事項のある作戦書に目を通して、ニコルとアスランは思い思いの感想を口にした。
表向きにはラクス・クライン嬢暗殺未遂への報復、
裏向きには脚付き追撃の為の大規模攻撃である。壮絶な戦闘になるのは容易に想像出来た。
「クルーゼ隊にとって、これまでで一番大きな戦闘になるのは間違いないな」
「俺にとっちゃ、的が増えて楽しい限りだけどな」
「そうやってお前が狙撃に専念出来るのは前線の奴が気張ってるからこそだ。忘れんな」
ディアッカの軽いノリをたしなめるミゲル。

 

「おいイザーク、聞いてるのか?」
休憩室となっているラウンジには他の軍人達に混じって
赤服4人とミゲルが勢ぞろいしていた。その中で珍しく静かなイザークに、
アスランが隊長らしく声を掛ける。しかし一向に反応が無い。
寝ているのだろうか?アスランは仕方なくイザークの肩を揺さぶろうと手を伸ばしたが、
当の本人の手によって掴まれて阻止される。
「聞いている」
「なら、何か言ったらどうだ」
アスランの言をフンっと鼻で笑ったイザークはアスランと目を合わせず面倒臭そうに言った。
「関係ない。俺はストライクを倒せればそれで良いからな」
「作戦はあくまで脚付きの撃沈だ!周りには艦隊の防備もある。
 お前のスタンドプレイが通じる戦場じゃないんだ!」
イザークの身勝手な発言にアスランは思わず声を荒げた。
衆目が一斉に彼らに集まるが、そんな事は御構い無しにアスランは続けた。
「いくら新型といえど、数には無力だ!俺達で連携しなければ脚付きには辿り着けない!」
アスランは言う事は正しい。いくら新型といえど、1機で突出すれば勝機は無い。
逆に言えば、多少の援護があれば4機の新型で艦隊を突破出来る可能性があるのだから、
新型の恐るべき性能が分かるという物だ。
「っ!」
不意にアスランの腕に激痛が走る。
見れば、アスランの腕を握ったイザークの手に力が籠り
イザークが暗い瞳でアスランを睨みつけていた。
「アスラン、お前があのストライクと因縁があるのは知っている。
 だが、今回は邪魔させない。俺が奴を仕留める」
そう吐き捨てたイザークはアスランの腕を投げる様に離すと、
ラウンジから出て行ってしまった。
騒ぎの中心の1人がいなくなった事で、衆目もアスランから外れて行った。

 

「ミゲル・・・やはりこの部隊の隊長は貴方がやるべきだ。俺には無理です」
掴まれていた腕を押さえ、力及ばずといった様子のアスランが言う。
アスランとイザークの衝突は士官学校の時から日常茶飯事だったが、今回は一筋縄ではいかない様子だった。
「ダーメだ。俺は一時的に隊を預かっただけで、この隊はお前が死にでもしない限りザラ隊だ」
「そうですアスラン。イザークは前の戦闘でストライクに負けて気が立ってるんです。
 アスランに隊長の素質が無いなんて誰も思いませんよ」
「だが・・・」
ニコルのフォローにも俯いてしまうアスラン。
彼は士官学校でも用兵技術、指揮技術共に主席の成績だ。
そんなアスランに隊長の素質が無いなどと、周りから見れば可笑しな話である。
「しかしあそこまで殺気立ってるとはなぁ。
 ディアッカ、お前何時もつるんでるんだから何か聞いてないか?」
「見当は付きますよ。アイツはプライドが服着て歩いてるみたいな奴だから、
 戦闘不能にされて放置されたのが相当堪えたんでしょ」
ナチュラルを見下す感情は大抵のザフト軍人が共有する物だが、
その中でもイザークのそれは激しい部類に入る。
ナチュラルに与するコーディネーター、イザークにとってそれは最も軽蔑する部類の人種である。
しかもストライクに乗っているそいつは、この前までMSパイロットとしては全くの素人だったのだ。
そんな奴に一瞬で戦闘不能にされ、あまつさえ見逃された。
イザークの受けた屈辱が如何程の物であったかは想像に難くない。
「俺なら助かってラッキーぐらいに思いますけどねぇ」
悪友の思考が分からないディアッカはやれやれと首を振った。

 

「イザークの乗機・・・デュエルだったか?あれに何か付けるって聞いたが」
「ああ、アサルトシュラウド(AS)システムを
 連合のMSにも取り付けてみたいっていう整備長の実験作ですね」
「デュエルには余計な装備が付いてない完全な汎用機だからな。その実験には適任だった訳だ」
デュエルは新型の中でも最初期に設計された機体であり、何ら特化した性能を持ち合わせていない。
良く言えば汎用性が高く、悪く言えば限界性能が低い機体であった。
攻撃力や機動力では一芸のある他の機体に劣るし、ストライクに至っては
換装システムを備えている点で、デュエルに対して完全な上位互換である。
つまり一般兵にとっては使い勝手の良い、乗り手を選ばない機体だが、
実力者であるイザークにとっては物足りない機体なのだ。
しかし悪い事ばかりでは無い。 デュエルはその設計のシンプルさから、
少々の追加武装や改造を行ってもバランスを崩さないという利点があった。
ASの装備実験としてはこれ以上無い検体なのだ。
イザークもこれを了承していて、ジンやシグーのASを流用する為次の出撃に間に合う。
イザークのリベンジに相応しい機体に仕上がる予定だった。

 

「だが、その強化された機体であっても単機駆けなど許されない」
戦力が強化されるという楽観的な意見にもアスランは否定的だ。
アスランの理論では、MSは単機単位ではなく部隊単位で運用するべき物だ。
それがどんなに高い性能を持っていても、どんなに優れた腕前を持つパイロットだったとしてもである。
当たり前のようだが、個人の力を重視するザフト内では一騎当千の考え方が主流だ。
「なら、アイツに俺達が合わせれば良い」
「何を馬鹿な」
ミゲルの発言にアスランは耳を疑った。
感情に任せた特攻を止めず、あえてそれに付いて行こうというのだ。しかも相手は連合の大艦隊である。
それはアスランの中で無謀という言葉に該当する行為だった。
しかしミゲルは冷静に彼を説得する。
「要するにお前は、イザークが突出する事で
 部隊がバラバラになるのを危惧してるんだろう?」
「・・・そうです」
何が言いたいのかとミゲルを怪訝そうに見るアスランであったが、気にせずミゲルは続けた。
「だがイザークを無理に抑え込もうとしたって
 さっきみたいになって余計に戦力が半減する、違うか?」
「それは・・・」
戦闘中の仲違いなど言語道断だ。戦力低下どころの話では無い。
「だから、アイツに合わせて一緒に行動してフォローするのが
 戦力を生かせるし確実に脚付きを補足出来る、違うか?」
「確かに、ミゲルの案の方が確立は高いでしょう。
 だが、どちらも低い確率である事は間違いない。下手をすれば、部隊に被害が出る」
アスランの反論にミゲルは笑ってみせた。若干相手を見下した笑いだ。
「何か可笑しいですか?」
それが勘に触ったアスランは更に声のトーンを落とした。しかしミゲルは動じない。
「部隊に被害が出るなんて、実戦じゃ当然の事だろ。
 大体気にならないか?大艦隊の前に、自分の技量がどこまで通じるか」
「・・・・・・」
試す様な視線を送ってくるミゲルにアスランは沈黙で応えた。
大艦隊に己の技量がどこまで通じるか、というミゲルの言葉は
MSパイロットなら誰でも興味を持つ事柄と言えた。
しかし、今のアスランはMSパイロットである前に隊員の命を預かる部隊長である。
自分の興味本位で、隊員を危険に晒す事は出来ない。

 

「はぁ、そうか分かったよ。頑固だよなぁ、お前も」
「有難う御座います」
「ただし、責任持ってお前がちゃんと代案を考えてイザークを説得しろよ?OK?」
「はい。尽力します」
先に折れたのはミゲルだった。
こうと決めたらアスランは梃子でも動かないのを彼は知っている。
やれやれと肩を竦めたミゲルはアスランに要件を付けると、さっさとラウンジから出て行ってしまった。
「大丈夫かよお前?作戦時間まで残り少ないぜ?イザークを説得するなんて無理だろ」
「してやるさ。あまり俺達が前に出過ぎれば、
 この前みたいにバスターがあの蒼いジンに食付かれる可能性もあるしな」
「滅多な事言うなおい」
しれっと不吉な事を言うアスランにディアッカは肩をブルッと震わせた。
先遣艦隊に仕掛けた時の戦闘の事が未だにディアッカの中では
真新しいトラウマとして記憶されていた。
以前の、まるで幽霊に襲われたかの様な唐突さを考えれば、
何時奇襲されてもおかしくない相手だ。それが、前衛が突出した状態で現れる。
狙撃手にとっては悪夢以外の何者でも無い。
「僕も協力しますよ」
「よし、俺もイザーク説得に手を貸すぜ」
にこやかに協力を申し出たニコル。アスランの肩を叩き親指を立てて見せるディアッカ。
内心でやっぱり怖いのか・・・と思いながら彼を見るアスランの目は、
ニコルを見る目と違って微妙に醒めた目であった。

 
 
 

アークエンジェルの合同会議室では、今後の方針を伝える為の幹部会が開かれていた。
その場にいるのは第八艦隊からハルバートン准将、その副官であるホフマン大佐。
アークエンジェル側からナタル、マリュー、フラガであった。
「では、補充要員は無し、という事ですか?」
「そうだ。本来なら先遣艦隊に補充要員を乗せていたのだがな。
 それがやられてしまっては、第八艦隊から出せる人員は無い。すまないが」
「いえ、閣下の心遣い感謝します」
宇宙に本拠地を置くザフトに対応する為にも、宇宙軍で中核を成す第八艦隊の戦力を
これ以上削る訳にはいかなかった。
それを理解するナタルは申し訳なさそうに眉を下げるハルバートンに頭を下げる。
しかしそこで、横から不安の声が上がった。
「しかし閣下、アークエンジェルの運用や新型のパイロットなどの
 重要ポストに民間人が多くいます。補充要員が無いという事は、
 これからも彼らにその役割を強いるという事にはならないでしょうか?」
マリューの言葉に、ホフマンが余計な事をと眉間に皺を寄せた。

 

「無論、彼らには除隊の許可を与える。
 アークエンジェルにはこのままアラスカに降りて貰う手筈だからな。
 人員が必要になる様な戦闘は無い筈だ」
「しかし、当の民間人の中にはコーディネーターの者もいる。
 しかも唯一残された新型のパイロットだ。そのまま除隊というのはあまりにも・・・」
「甘いと?」
異を唱えた副官は、睨みつける様に応えた上官に動じず頷いた。
オーブの民間人といえども、コーディネーターであり
ストライクを操縦出来る人間ともなれば、ホフマンの意見も間違ってはいない。
「僭越ながら、私も大佐の意見に賛成です」
「・・・・・・!?」
「ほう」
ナタルが出したホフマンへの助け舟にハルバートンが目を細めてナタルを見やった。
それを意見の許可と受け取ったナタルが背筋を正したまま話始める。
「コーディネーターのパイロットは何人か見てきましたが、
 キラ・ヤマト少尉はその中でも目を見張る能力の持ち主です。
 彼を地球連合軍に留める事が出来れば、多大な戦果を得る事が出来る筈です」
「私が会った限り、彼にその意思は感じられなかったがな」
ナタルの意見も、ハルバートンには暖簾に腕押しといった所か。
ナタルが応えに窮していると、今度はホフマンの方から援護射撃が来た。
「意思などと甘い事を・・・彼の両親は地上の方で無事が確認されていますが、
 まだオーブの手にはありません。先にこちらの方で保護すれば・・・」
ドスンと卓上を揺らした拳に、ホフマンの言葉はそこで途絶えた。
衝撃で倒れたコップが倒れ、中に残っていた水が辺りに広がる。
「そんな事をしてどうなる。旧世紀の例を見ても、
 その類の兵が使い物になった試しは無い。大佐は、もう少し勉学に励むべきだな」
「・・・失礼しました」
感情的に振り下ろされた拳とは対照的に静かな口調で返すハルバートンに、ホフマンは不満げに退いた。
人情家のハルバートンと、軍第一のホフマン、
第八艦隊では日常茶飯事な光景なのだが、見ているムウ達の方が青くなるやり取りである。

 

「それに、ストライクのパイロットならもう1人候補がいるではないか、凄腕の男が。
 彼からは戦士の臭いがしたが」
「カマル・マジリフ曹長ですか・・・」
刹那の経歴を記した書類を見たホフマンは首を横に振った。
「お言葉ですが、この男の経歴には不明な点が多過ぎる。
 コーディネーターのみが操れる筈のジンを、ナチュラルと主張する身で乗りこなすなど聞いた事が無い。
 こんな訳の分からない輩に軍事機密を任せるというのは」
「・・・フラガ大尉、部隊を共にした身として、彼の感想を聞かせて貰いたい」
それまで全く話に加わって無かったムウは突然話題を振られ危うく椅子から落ちそうになった。
「お、私ですか?」
「古来より戦友とは親兄弟以上の関係だ。その君が曹長をどう感じたか、興味をもってな」
ムウは顎に手を当て、少し考えてから口を開いた。
「パイロットとしては間違い無く信頼出来ると思います。
 アイツ程安心して背中を任せられる奴もいない。ただ・・・」
「ただ?」
「スパイとかそういう方向には何とも言い難いです。元々の性質なのか、良く分からない奴で」
刹那は他人、主にキラの事や戦闘面の事に関しては割かし饒舌だが、
自分の事となると全く話さない。
こちらから聞かないのに、いい歳の男が自分語りを始めるのもどうかとも思うが。
ムウとしては信頼出来ると言いたいのは山々だったが、その評価に足る材料が無いのも事実だ。
単純に分からない、というのが素直な感想だった。

 

「やはり危険です。1度尋問にでも掛けた方が宜しいのでは?」
ホフマンはハンガーでの第一印象で刹那を信用出来ない人物と認識している様だった。
「でも、スパイってのもどうなんでしょう?」
「どういう事だ?」
「変な所で抜けてるというか迂闊というか、
 あんまりそういう器用な事の出来るタイプの奴には見えないんですよね」
刹那はスパイと言うには余計な物言いが多いとムウは感じていた。
そういう人種は、人心を知り尽くしている物だが、
刹那にはそういったコミュニケーションが苦手な印象を受ける。
演技としても、人とのやり取りを手探りで行っている様な言動は、
スパイとしては見るには不可解である。
「ふん、そんな曖昧な意見で新型を任せられると?」
吐き捨てる様に言うホフマンに、ムウも内心同感だと苦笑いした。
自分の発言を振り返れば、刹那を知らない人間からは信用出来ない人間と聞こえるだろう。
「だが是が非にもアークエンジェルと新型はアラスカに届けなければならない。
 その為に必要とあらば曹長にストライクを任せる事も致し方あるまい」
「あくまで必要なら・・・ですな」
あくまで必要なら、というニュアンスを臭わせてホフマンはその話題から引き下がった。
その後、アラスカへ降りる手順や、補給される物資などの調整を行い、会議は終了した。

 
 

【前】 【戻る】 【次】