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第十二話 『会敵』

Last-modified: 2014-08-11 (月) 22:23:21

ゴミ溜の宇宙(うみ)で
――会敵――

 

 デュエル・プラスのモニタ−は黒いゲイツが突っ込んで来るのを捕らえ、戦術画面では
コンタクトまでのカウントダウンが始まっている。
 妨害電波だらけの宙域であるので無線のモードは最大出力にし、知られているザフト系の
オープン回線複数に発信されるようセットする。
 停戦勧告の文言は規則では最低2回繰り返すことになっていたから、杓子定規の勧告文を
2回読み上げた後、それでもスピードの鈍らないゲイツに対してシェットランドは自分の言葉で
呼びかける事にした。
「自分は地球軍月軌道艦隊海兵隊のシェットランド海兵少佐だ、前方のMS! 戦闘行為を
即時中止、武装を解除して投降しろ! 人権条約に基づき、捕虜条項の絶対遵守を保証する! 
あんたも、他の者も全員だ! ――戦争は終わったんだ、お互いもう戦いは要らんだろう!?」

 

 ――と、唐突にスクリーンに【Intercepted radio : no image】の文字が浮かぶ。
『申し入れ感謝する。……こちらも戦闘は極力避けたい、だが投降は出来ない。このまま
だまって見逃して欲しい。――貴官らの目的が我らの身柄確保である限り戦闘中止は無い。
誤解の無いよう言っておくが、こちらも断じて戦闘など。……断じてしたくない!』   
「うお! そう言う話をしながら撃っては来るのか! ――くそっ、Dリーダー、エンゲージ!」

 

 射程距離に入った瞬間にゲイツが撃ってくる。通信の内容とは裏腹に張られた弾幕は
デュエルプラスの取り得る予定の行動を全て奪い取り本命は全弾直撃コース。だが。
「ゲイツなのにビームライフルじゃない? こっちはGだ、PS装甲だぞ! ヤツだってわかって、
――! わかった上で精密射撃だぁ!? この状況下で普通するか、そんな事!!」
 着弾位置の画面を見てシェットランドが毒付く。PS装甲に実体弾は無効。デュエルプラスも
当然そうなのであるが、PS素材で全てを覆うわけにはいかない。

 

「あえて関節とパックだけを狙う……。でえぇい、細かいことを! 馬鹿にしやがって!!」 
 黒いゲイツは擦れ違いざまスピードはそのままに反転し距離をとりつつ、デュエルプラスに
更にマシンガンを撃ちかける。狙いは手足の関節とストライカーパック。狙いが見えた
シェットランドは今度はシールドを掲げて直撃を避けるが、シールドのビームコーティングが
微妙に剥げていくのが気になる。
「――気にしすぎか? ……いや、相手が相手だ。そこまで計算してねぇとは限んねぇものな」

 

 反転し、ライフルを構えたデュエルプラスの気勢をそぐかのように、モニター上にはまたも
無線を傍受した事を示すマークがでる。
『こちらはヤキンの亡霊と呼ばれる者だ。デュエルのシェットランド少佐へ再度繰り返す。これ以上
お互いに余計な損害を出さない為にも見逃して欲しい。貴官の言う通り、既に戦争状態ではない』
 そう言いながらも迫るゲイツは、デュエルに対して砲撃の手はゆるめない。
「撃ちながら言う事か! ――そっちが投降すれば全ては終わる、そうは思わねぇのかっ!?」

 

 ――くそ、やはりサーベルの間合いには絶対に入ってこないか……! ゲイツと再度交錯
するとき、そのタイミングを計っていたシェットランドである。
『少佐。済まないが、そうは思わない。……だから武装解除は出来ないし、もちろん投降はない』
 腰のラッチに下げたビームライフルを取り出す気配は未だに見せないゲイツを、
シェットランドはモニター越しに睨むことしかできずにいた。

 
 

「報告が遅い! 索敵班は何をして居たかっ!」
「確認に手間取りました! 敵浮きドック……、のようなものに動きあり。機関始動の模様!」
 ――始まったか。艦長、間に合うのだろうな。スペーススーツのヘルメットで表情がいつもより
見えないラ・ルースは、腕組みのまま微動だにせず、艦長に問う。
「問題はナスカ級の動向だ、どうなっているのか!?」
「センサーには依然かかりませんが出航した模様。ですがまるで加速しません、予想の7%程度」

 

「故障している……? 遅いが加速はしてるのだな? 少佐を待つ時間は無い、か……。司令」
「あぁ、構わん。……任せる」
 振り向いた艦長に、問いを発することもさせずにラ・ルースは答える。
「敵要塞、あれはこれより仮にゴーストネストと呼称する。我が艦隊はこれを無視、ナスカ級の
艦隊へ向け全艦最大船速、最短距離で前進! でよろしいですね? ――何かっ、チャン軍曹!」
「直線コースはデブリと機雷で進路がありません!」

 

 ――取り得る航路は! の艦長の声に今度は副長が即座に答えを返す。
「機雷が混ざっているのでミサイルで吹き飛ばすには1から4のルート全てに無理があります。
誘爆されるとデブリ制御が不可能になって、むしろ回避できない大型デブリが多数出ます!」
「くっ、MSをわざと分散させたのはこの流れを作るためだったか……。」
 突然頭を上げ、無表情からにやりと笑ったラルースはメインスクリーンに目を向ける。
「……やはりな。――艦長、なれば取るべき道は多分ひとつだが。行けるかね? 我々で」

 

 つまり無理をしてでも行かなければ取り逃がす。次はない。暗にそう言っているのだ。
艦長はパネルに目をやり、そこしか穴がないのを見て取ると、席に立ち上がり声を張り上げる。
「民間の浮きドックを改造した張りぼてであります! ――操舵! 面舵5、上下+7、船速最大!
ゴーストネストの正面より突入、これを抜く! 当艦が先陣を切る! 全艦我に続け!」
「カエサルブリッジより全艦。目標ゴーストネスト、艦隊はこれを突破、その後ろのナスカ級拿捕を
最終目標とする。艦隊各艦、増速最大。カエサル先頭にて単縦陣は維持」

 

『ラジャー、目標確認。カエサルに続く。増速スタンバイ』
『コピー、目標ゴーストネスト奥のナスカ級。単縦陣は維持』 
 また微動だにしなくなったラ・ルースの口元には、だが微笑が張り付いている。
 ――キミが無能で無いならば。まるでそう言われているかのような感覚に艦長は陥る。
「ゴーストネストを全戦力上げて突破、ナスカ級とそして例のゲイツを拿捕する!」
 ――あくまでキミが無能で無いと言い張るならば、その程度はやって貰わねば困るな。
何も語らないラ・ルースの声が聞こえた気がして、艦長は背中に汗が伝うのを感じる。
だから背中からへなへなと崩れてしまわないように、更に声を張り上げる。

 

「Dナンバーズ、現在の統率は誰か!?」
『こちらD1、デイモン・マークス上級海兵大尉。現在指揮は自分であります』
 まるでシェットランドとは正反対な如何にも軍人な声が返る。だが彼もシェットランドの言う
“中間管理職”なのであり、また相容れない同士にも見えるがシェットランドの腹心でもある
「これよりゴーストネストに突っ込む。恐らくまともに主砲は打てまいがミサイルは来る。
イーゲルシュテルンだけでは間に合わん。正面は貴様等に全て任せるぞ? 上級大尉」
『ラジャー。エールとランチャーで十分対応出来ます。その為のDナンバーズです、お任せを』

 
 

「次弾発射ラグはストライクのデータとほぼ同じ、多分打撃有効範囲も同じ、か。ならば……!」
 フジコは、ランチャーパックを背負ったダガーLヌーボォからの火線をかいくぐりながら
データ画面に目を走らせる。自機の反応速度、アグニの性能、付近のデブリ、敵MSの位置。
「デカけりゃ良いってものじゃあ……! ――ここだっ! 増槽パージ!!」
 巨大なビームの柱の横を紙一重ですり抜け、増槽タンクと追加ブースターを目眩ましに各々
見当違いの方向へ散らしつつ、デブリを蹴って方向を変え、一瞬でダガーの背後をとった。
 ダガーは慌てて振り向くと巨大なビーム砲、アグニを構えなおすが。
「仲間ごと撃ってみろ! 威力が大きすぎるのも考え物だな!!」
 ダガーLヌーボォが照準した肩とシールドのふちに白い2本線の廻った黒いゲイツの後ろ、
ダガー2機が一直線で並ぶ。威力が大きすぎてアグニは撃てない。一秒にも満たない躊躇の
のち肩の機関砲が火を噴くが、フジコはやすやすと機体をひるがえして至近距離へと滑り込む。

 

 悠々と正面に入り込んだゲイツは骸骨旗を見せつけるようにシールドのビームクローを展開。
 ダガーが多少慌てた素振りでビームクローから逃れようと角度を変えた瞬間。
「甘いっ! 死ね、ナチュラル……!」
 エクステンショナル・アレスタがコクピットハッチを握りしめ、ビームピックがコクピットを焼き潰す。
「MS相手に大砲でどうにかなると思っているのがそもそもの間違い。……レーダーのヤツ、
今度こそはお前を撃墜(おと)してやるから待っていろ!」
 シールドを掲げライフルを構えなおすゲイツの後ろ。コクピットに穴が開き、ハッチ付近を
焦がしたダガーは、各関節が力を失い、動きを止めると虚空を漂い始めた。

 

『もう一度だけ、停戦勧告する。ただ、やめないってんなら出来るようだし。お互い、楽しもうかぃ?』
 巨大な剣を背負ったダガーLヌーボォから女性の声で通信が入る。
「わざわざ通信。仲間が目の前で落ちたのに……? 小賢しい異常者が、かく乱を狙うか!?」
 つぶやききつつ、何か違和感を感じたフジコがライフルを撃ちかけつつ、距離を詰めると
見せかけ左に大きく位置を変えた瞬間。直前までゲイツが占めていた空間をビームが薙ぎ払う。
「ぅわ、っぶな−。剣じゃないの、アレは!」
 違和感は剣の向きだったことに気付いたフジコは、しかしうかつには接近しない。データ上は
近接戦闘用パックであるからだ。そして相手は当然のことであるように、たった今グリップの
根元からビームを放った艦船を両断できる大剣を背中から抜いて、構えた。
『ありゃ、バレてたか。まぁ、簡単に当っちゃ、それはそれでつまらないってね……。さぁ、やろうか!』

 

 巨大な剣を上段に構えて仁王立ちするダガーLヌーボォの後ろ、徐々にEWACシステムの
異様な姿が小さくなっていく。一撃も与えず逃がすわけにはいかないのがフジコの立場だが。
「行かせるわけには……!」
『亡霊じゃなくて残念だけどね。……おまえの相手は、私だっ! 二本線っ!!』
 無重力であろうが巨大な剣には当然巨大な慣性が発生し、機体自体の制御にも
相当な負荷がかかるはず。なのであるが、目の前の機体は上段から剣を振り切ったのち、
バランスも崩さずに横から薙いで見せ、躱されたとみるやEWACダガーを背負う位置に
ポジションを変え、同時にビームブーメラン、マイダスメッサーを投擲した。
 ガイン! シールドに当たったブーメランはコクピットまで響く衝撃を残して主の元へと帰る。
『ここは通さないよ! どうしても通りたきゃ私を墜として行きな。……出来るもんなら、ね』
 ――出来る上に扱いなれている、不味い。ライフルの照準をつける一瞬のスキに連続で
攻撃を受けたフジコは、そう思うとシールドを構えなおす。

 
 

「考えろ! 今、私がしなくちゃいけないこと……。それは、なんだ!?」
 EWACダガーを一刻も早く追いたいのだが、形だけ“抜いた”ところで後ろから切られる。
ライフルを照準する余裕をくれる相手ではない。

 

「――とにかく、的は大きい。一発で良い、ライフルが撃てる隙、……ならば必要なのは、なんだっ!」
 黒いゲイツは、ビームクローを展開してソードダガーとの距離を詰める。距離をとって
ライフル、ではなくわざわざ敵の得意とするであろう近接戦に持ち込む。
『いーい度胸だ! それでこそ!』
「なるほど。これくらい、かな……。まともになんか、やらない、わよ! 一応考えはあるんだ!」
 黒いゲイツは三連続の斬撃をすんでの所で躱すと、背中に背負っていた棒を左手に掴む。
「使わないつもりだったけど、……ありがとうみんな。これでリーチは互角!」

 

 棒の先にはささやかにコロイド粒子がフィールドを作りナイフ程度のビーム刃を形成する。
本体からのエネルギー供給無しで使えるビームサーベル。をメカマンたちが作ったはずだった
のだが、実際には小さなフィールドを90秒形成するのにこれだけの長さが必要になったのだ。
 相手の腕もあいまって、ゲイツのビームクローではMSの全長ほどもある対艦刀の懐には
入れないが、この“ビームなぎなた”ならば10mを超える。長さだけなら引けを取らない。

 

『そんなおもちゃで、どうするつもりだぁああっ! 舐めるな! 二本線っ!!』
 大上段に振りかぶった対艦刀を受けたゲイツはシールドの上1/3を切り取られながら
刃の軌道を変え左手のなぎなたを突き出す。コクピットを狙ったそれは当然躱されたが、
その隙にさらに距離を詰めついにビームクローの間合いに入る。
 巨大な剣を振り回すことで発生する慣性までをも使って一気に身をひるがえすダガー。
「大口叩いた割には抜けてるね。……見えた! そこっ!!」
 ダガーの避けた空間に右手のライフルを構える。丸いドームを背負ったMSがレティクルの
真ん中に入り、射程距離が7%オーバーであることをモニターの画面が伝える。巨大な刀が
頭の上に落ちてくるが、フジコはシールドが2つに割れるのと引き換えにトリガーを引く。
 一瞬ののち、レ−ダードームには冗談のように穴が開きMSは火球へと姿を変える。

 

『しまった! ボルタ!! ……おまえぇえっ!』
 再度距離をとったフジコは、今まで無視していた返信のスイッチを入れて、聞こえるように呟く。
「自分のミス、でしょ? 私のせいでは無いじゃない。どうせいっぱい、うじゃうじゃいるのだから
ナチュラルなんて何人殺してもさしたる影響もないし。おまたせ。こんどこそは、あなたの番よ」
 ――子供の声だと!? くそガキの分際で思い上がるな! 身の程を知れ!! ソードダガーは
斬撃を繰り返すが、なぎなたを両断するに止まる。先ほどと比べて明らかに正確性にはかける。
 ゲイツはほぼ形の残っていないシールドと残弾数の無いライフルを放り出し、ハイマニューバ用の
実弾ライフルを構える。と、センサーが敵機を捉えたことを、警報音とともにフジコへ伝える。
「宙間戦闘機複数接近? ……まさか!」

 

『遅いぞ! ……? B4はEWACストライカーか!? ――リーダーの要請? まぁ良い、
そのままゴーストネストの裏へ抜け強行偵察、こいつだけかわせば良い! B2、エールを
自分に、その後はそのまま帰投。B1、B3はリーダーにパックを渡しつつ援護しろ、行け!』
 レーダードームを背負った宇宙戦闘機がレンジの外を通り過ぎるのを看過するしかない
フジコの目の前。ダガーLヌーボォが対艦刀を投げ捨て、ビームサーベルを抜いた。

 
 

「どうやら二本線のゲイツは振り切ったか。……さてEWACストライカー、俺で使えるものなのか?」
 B4のコードを持つコスモグラスパーのコクピット。彼はただ運ぶだけだと思っていたし、専用機で
ない以上能力の半分も使えないことを知っていたので、接続さえせずに居たのだが。
 コネクト。の表示が出たと同時にデータを映すモニターの最大値の0が一ケタ増える。望遠画像も
あり得ないほど大きくズームされ、いきなり黒いナスカ級が三隻、視界に飛び込んでくる。
「――これで1/3の能力かよ、こいつぁいけてるぜ!」

 
 

「ライブラリにデータが、無い? ……ひゅー。このご時世に箱入り娘ってか。隠してぇわけだ」
 主砲の射程に入ったらしく時折機体をかすめていくが、小回りの利く宙間戦闘機、直撃さえ
避ければどうと言う事はなく、次の射線は3秒前には警告が出る。当たる気がしない。
 MSのライフルも同じこと。直縁の位置を動く気がないならこの距離で当てるのは
ほぼ不可能。彼にはMSの動きさえ、データと映像で詳細に見えていた。
「とりあえず一発目を送っておくか」
 ミサイルともブースターとも見える通信用のデータポット。彼はミサイルランチャーのように数機
並んだそれの内1番ポットの射出準備をする。
「これで大隊長も、艦長や司令に顔が立つってわけだ。……まずは外観と熱紋、行け!!」

 

 小さく機体に振動を伝えてデータポッドを射出した直後、コスモグラスパーはいきなり閃光と
大きな振動に見舞われる。
「いったい……。何ぃ!」
 データポッドの進行方向真正面、爆炎の向こう側に全くデータ画面には捉えていなかった
黒いゲイツがライフルを構えて浮いていた。
 他の機体群と同じく黒い機体。だが、いつものマットブラックではなく、全身ぬれたような
グロスブラックで磨き上げられ、肩の骸骨旗のマークの頬には不似合いなハートマークと
その中に7の文字。機体を完全に目視で捕らえた後、漸くステルス看破の警報が鳴り始める。
「ミラコロでもないただのアクティブステルスだとっ? なんてこった! 見えすぎて引っかかった!」

 

 MSと戦闘機、接近戦では分が悪い。機体を翻して一気に距離を引き離そうとした瞬間、
既にゲイツはグラスパーの真上に陣取って居た。
「は、早すぎる。どうやって! これは、パイロットの腕が……! うおっ、しまっ……」
 パックをビームクローで引き裂かれるが、パックをパージしたタイミングは爆発よりも早かった。
だが、パックを切り裂いたゲイツの次の獲物は当然グラスパー本体、そしてわざわざビームクローを
使わずともビームライフル一発ですべては決した。

 
 

『艦長、後を頼みます。――スカルフラッグス7、レベッカ・ニコルソン。行ってきまあぁす!!』
 長いスラスター光を引いた黒いゲイツは一気にブリュンヒルデのブリッジから見えなくなる。
「了解代理。……ブリュンヒルデ艦長より総員、只今代理より全権を委譲された。だからこれは
キャップの命令だと思って聞いて。――速度1パーセント600秒継続、その後キャップ、セリア、
代理、いずれかの機体が確認できなかった場合は、全力加速で現空域を離脱、いいわね!」 
 時間を2分ほど延ばしたがレベッカが当初言っていたプランを引き継いだだけ。だが仲間を
置き去りにする罪悪感はぬぐえず、それの指揮を執っていたのは置いて行かれる当人である。
「そもそもココにあんたが帰ってこなきゃ意味ないんだから……。わかってるよね? ニコルソン」

 
 

予告
フジコ対シエラ、ウィルソン対シェットランド。
戦いは、熾烈を極め、火花を散らし、爆炎に照らされ、命をすり減らして。それでも続く。
戦いの先に何があるのか、今の彼らには見ることは出来ない。
それを見るのは、生き延びた者でなければ出来ない事だから……。

 

 ゴミ溜の宇宙(うみ)で
 次回第十三話 『切り札』

 
 

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