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00-W_土曜日氏_144

Last-modified: 2010-08-01 (日) 10:19:39
 

 プリベンターは軍隊ではない。
とは言え、固有の戦力を持ち、そのメンバーの大半、というか全員が過去に戦争を体験し、死線を潜り抜けてきた歴戦のツワモノ達ばかりなのは確かである。
野球で言えば一流ばかりを集めたオールスター、サッカーで言えば身体に技術を備えた銀河系軍団、とでも言おうか。
もっとも、それでイコール無敵の最強チームとならないのが、現実の難しいところではあるのだが。
 地球圏の平和を陰から守る政府直属の組織プリベンター、そこに集った面々が、一筋縄で行かない者ばかりなのは諸兄等もよくご存知の通り。
さてその中に、特に異質と言うか、明らかに雰囲気が違う人間が二人、含まれている。
一人はパトリック・コーラサワー。
この物語の主人公たる彼は、前回にて改めて紹介をした。
で、今回はもう一人の方を取り上げたい。
誰と言わずとも十分おわかりであろうが、そう、あの男である。

 
 

 グラハム・エーカー。
年齢は推定27〜33歳。
出身はユニオンで、元MSWADのエースパイロット。
二つ名は「ミスター・ブシドー」、おそらく自称。
本人は迷惑だなどと時々“笑顔で”言っている。
コードネームはプリベンター・アホ。
当然本人未公認である。
 性格は簡単に言えば、ナルシスティックで素敵に頑固な大胆不敵センチメンタリスト(全然簡単ではない、とはツッコまないように)。
行動力はエベレストを越える位にあり、堂々と「私は我慢弱い」と親友の前で言っちゃうくらいに我慢弱い。
おそらく行列の出来る店には並べない。
代わりにバーゲンセールの争奪戦は多分強い。
自信家だが、その源はおそらくコーラサワーと同種。
表現がストレートなコーラサワーに対して、時代がかったもの言いをする為に変化球型と見られることがあるが、そんなことはない、彼だって十分真っ向直球。
オーバースローかアンダースローか、投げ方が違うだけである。
 口調は独特で、時として掴みどころがなく、仰々しい。
その為に「グラハム語」とさえ言われる。
 MSの操縦技術はウルトラ一級品で、遠距離からの射撃による攻撃より、近接戦闘を好む傾向がある。
以下、ユニオン軍にて広まった数々の伝説一覧。

 

 ・三回の攻撃で撃墜五機は当たり前。
 ・一回の攻撃でソニックブレイドが三本に見える。
 ・地球上どこでもトレーニングを欠かさない。山の上でも海の中でも。
 ・出撃の無い日でも撃墜。
 ・どんな敵でもまず名乗りを上げて自己紹介。
 ・グラハムにとって射撃での撃墜は撃墜に含まれない。
 ・空中可変シークエンスの無いMSで強引に空中変形、世界初。
 ・それが「グラハム・スペシャル」と公式に名づけられる。
 ・同僚のジョシュアのヤジに、華麗にグラスペしながら背面斬り。
 ・リニアライフルで居合斬りをした。
 ・ディフェンスロッドで真剣白刃取りをした。
 ・あまりに技術が凄く、三輪車でプガチョフコブラが出来る。
 ・乙女座の運命を信じている。
 ・OZの基地に襲来したガンダムを一目見てから、ガンダムに惚れ込み、追いかけることを誓う。
 ・が、結局ユニオン解体から統一政府誕生までガンダムに再開出来ず。
 ・食事は三食マッシュポテト。
 ・新型機の催促をしに来たので「あと一日かかる」と技術顧問が答えたら、三十分後に「まだかカタギリ」。
 ・ユニオンを守る為に専用機を注文、何と武器は近接用のビームサーベル一つだけ。
 ・宴席の最中の敵襲に出撃、これを撃退。戻ってきた時、まだマッシュポテトは冷めていなかった。
 ・OZが引き抜こうとしたが引き抜けなかった。
 ・その理由は「私にそんな話が? ははは、知らなかったぞ!」
 ・どうやらユニオン軍の上層部が手を尽くしてスカウト阻止したとのこと。なお、知っていても本人は行くつもりはなかったらしい。

 

 パイロットとしての特徴は、先にも述べたが、操縦技術がとにかく高いレベルにあるという点に尽きる。
強引かつ大胆ながら、同時に繊細であり、「機体に無理をさせる」技量はおそらく並ぶ者はいない。
近接戦闘に傾倒するのはおそらく本人のこだわりと言うかスタイルだが、かと言って決して単純な猪武者ではない。
戦いについては、彼なりの理(ことわり)を持っているようである。
なお、射撃は不得手ということはなく、一般のパイロットに比べれば十分に優秀である。
また、小隊を率いていたこともあり、指揮官としての能力もある。
とは言え、本人は単独で戦うことの方が「自分にあっている」と感じている。
 どこでどう知ったかはわからないが、極度の日本カブレ。
中でもサムライ、武士道というものにえらく心を惹かれたようで、一種の憧れにすらなっている。
通信教育で剣術を覚えたり、修行と称して滝に打たれたり、陣羽織をプリベンターの制服の上に来たりと、ハッキリ言って「勘違い文化」なのだが、本人はまったく気にしていない。
信じりゃ竹光だって名刀の切れ味、というヤツである。
 兜の面のようなものを顔に装着することがあり、その時は「ミスター・ブシドー」モードである。
何が違うということもないが、通常のグラハムの三倍程度に武士になるらしい。
 プリベンターには、宅急便で送られてきたダンボールの中に入ってやってきた。
どうやって加入許可を貰ったのかはまったくの不明であるが、レディ・アンが認めている以上はそういうことである。
 ユニオン時代から彼を慕う部下も多く、またビリー・カタギリ等の親友も数少ないながらおり、コーラサワーに比べると同性の知人や友人の関係は豊かである。
異性については、過去に上司の娘と一時恋人関係にあったと言われているが、真相は不明である。
 プリベンター内においては、良いも悪いも、コーラサワーのライバル的ポジションにある。
ガンダムパイロット達からもコーラサワーとほぼ同様の扱いを受けている。
ヒルデやミレイナなどの年少の女性陣とはあまり絡まないが、これは向こうが寄ってこない為(「行動がウルサイ」のがどうやら理由らしい)。
 ユニオン時代の乗機は専用にカスタムされたユニオンフラッグ。
プリベンターメンバーとなってからは、MS(ミカンスーツ)のネーブルバレンシアを経て、ビリー・カタギリが組み上げた専用機のMS(ミカンスーツ)「カラタチ」となっている。
また、アザディスタンでの一件において、アリー・アル・サーシェスの駆る「ソンナコト・アルケー」に対して遅れをとったことを無念に思っており、密かにリベンジを狙っている。

 

 真剣の如く研ぎ澄まされ、
 甲冑の如く固い意志を持ち、
 行動は溢れるままにワンマンアーミー。 
 グラハム・エーカー、そんな男である。

 

 

【あとがき】
 コンバンハ。
 この設定はあくまで以下略。
 では次回はガンダムパイロット及びプリベンター関係。
 では次回までサヨウナラ。

 

 ガンバレニッポン。

 
 

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