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901◆GbvohmL8bU_第25話

Last-modified: 2015-03-16 (月) 00:53:05

プラント最高評議会にて

 

「目標であったカオシュンのマスドライバーを確保できた。だがパトリックよ、なんなんだ?この被害は?」
想定していた被害の2倍以上になっていた。
「幸いなことに人的な損害は軽微だが、モビルスーツの被害がとんでもないことになっている。パーツを作るにも送るにも金がかかる・・・
このままの損害が出続けたら危険だぞ。」

 

全員の視線がパトリックに向く中で腕を組み少し考えてから発言をした。
「今回の損害の原因だが・・・連合がモビルスーツを投入してきた・・・今から映像を流すので確認してほしい」
その映像には空中で人型に変形し、小刻みな軌道で回避行動を取る姿、その後再度変形し退避していく姿、ジンのマシンガンに被弾するも特に損害をうけた形跡がない姿などが映っていた。
「はっきり言おう。
我々の量子コンピューターで再現をしたのだが・・・できなかった。」
ざわつく評議会のメンバー達、それをどっしりと座り余裕を醸し出すパトリック。しばらく待ち、パトリックの様子を見て少し落ち着いたころに続きを話始める。
「奴の姿から再現を行ったのだが、ディンと同じ装甲と推力にすれば空中分解、画像から予想される装甲の強度にすればディン以下の速度しかでない。むしろ飛べない。
我々の知らない新技術、新素材を導入したのは間違いない。がサンプルがなければ再現もできん。
全ての性能がジン以上だ・・・開発最終段階に入っているゲイツでも地上では負けるかもしれん・・・
場の雰囲気が暗くなったことを感じ取ったパトリック・ザラは手札を切った。
「だが・・・勝機はある。」
期待に満ちた目でパトリックを見る評議会のメンバー
「奴の動きから推測してエースクラスのパイロットを集め運用している。つまり数が用意できないということだ。
さらに宇宙では変形時のエアブレーキによる急減速などおこらないため特性を活かせなくなる。
それに、さきほどクルーゼ隊から連絡があった。オーブのコロニー、ヘリオポリスにて連合の新型モビルスーツを確認、奪取すると。
奪取に成功しやつの詳細なデータがわかれば対策は取れる。恐れるに足らん。」

 

対策会議は続いていく

 
 

オーブ側
「我々のコロニーが破壊されたのに抗議すらしないのか!」
オーブの氏族会議にてウズミ・ナラ・アスハが発言した。
「・・・今回ヘリオポリスが破壊された原因は連合のモビルスーツを開発していたからだ。プラントに抗議をすればそのことを追求され、我が国は戦争状態になるだろう・・・」
その発言に対して別の首長たちが反論する。
「ウズミよ、この際だから連合に手を貸してみるのも手だぞ。すぐさま救援の申し入れをしてくれたからのぉ・・・国民の感情もそのようになっておる。」
「連合はコーディネーターの迫害はせずに対プラントで意思を統一し、我が国のコーディネーターからの評判もよい。」
「裏で糸を引いているムルタ・アズラエルとブルーコスモスも対プラント・・・というか『プラントが欲しいのなら作った金払え。だが断る』が戦争の原因だからな。」
考え込む素振りも見せず反射的にウズミ・ナラ・アスハは答えた。
「ならん!理由はどうあれ中立というのを破ったのは我々だ!国民を守るためプラントには責任を取り私が辞任をし、ホムラに代表の座を譲ると伝える。
これで会議は終了だ!解散!」
呆然とする首長たちを尻目にそのまま席を立ち部屋から出ていってしまった。
対外的に発表するのは
連合の救援の受け入れ。プラント側への釈明。代表の変更の3点となった。

 
 

地球連合

 

「アズラエル理事!ぜひ我々のところにもフラッグの配備をお願いします!」
「南アメリカに配備しパナマを守るほうが優先だ!こちらに配備を!」
「アフリカ戦線に投入すれば戦局が変わる!こちらが優先だ!」
カオシュンでのフラッグの戦果により大量配備を希望が各所から出ていた。が、並みのパイロットではフラッグの性能を100%発揮できない。
そのことを考慮しアズラエルは答える。
「わかりました・・・ただし、フラッグにリミッターをかけ色を変えますます。一般のパイロットが全開で空中変形など行ったら一発で気絶です。
それと、ティエレンの方を大量配備してください。」
「アズラエル氏よ、理由は?」
「簡単です。ティエレンとフラッグの1機当たりの値段が3倍ほど違います。そして整備性、操縦のしやすさはティエレンが圧勝です。戦車に乗れれば操縦できる。それがティエレンの強みです。
色を変えるのはわかりやすいからです。一般機とエース機とが」
そこへ1人の将兵が会議室に入室し、提督になにやら紙を渡して、そのまま退出していった。
「・・・ハルバートン提督側のG計画がザフトにバレた・・・オーブのコロニー、ヘリオポリスが破壊されたそうだ・・・」
ざわつく会議場内、救援部隊や対策について話し合いが始まろうとした時にアズラエルが発言する。
「先ほど宇宙に上がったフラッグチームを救援に行かせましょう。襲われていた場合にまともに応戦できるのは彼らだけですし」
「アズラエル氏。だが訓練のためにあがったのではないのかね?」
「そうです。実践に勝る訓練はありませんし、元々彼らはエースクラスのパイロット達です。」
(刹那さんも一緒に宇宙に上がりましたから問題なんてありません)
この一言により救援部隊が編成されることが決まった。
第8艦隊より先遣隊を出し、索敵を行う。その後に救援物資を載せた救援部隊とフラッグチーム、さらに後方に完全に準備を終えた第8艦隊という隊列に決まった。
オーブ側には地球連合の代表らが共同声明でオーブに伝え、同時にマスコミにも発表したのだった。

 
 

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