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901◆GbvohmL8bU_第33話

Last-modified: 2015-03-16 (月) 01:08:18

翌日
『総員!戦闘準備!後方のザフト艦が近づいてきてます!』
ブリッジにてマリューが艦内に指示を出す。それと同時にミリアリアがマリューに伝える。
「モントゴメリより通信!速度を上げ先に第八艦隊に合流する、とのことです」
戦闘能力を喪失しているモントゴメリでは足手まといになるため逃げるという選択肢を取った
「了解。と伝えて、モビルスーツ、準備が出来次第発進!カタパルトは使わないで」
「了解!モビルスーツ隊、・・・」
ブリッジが慌しくなっているころ格納庫でも整備員が最終確認をし、パイロットはコックピットで待機している。キラもキーボードで最終調整を行っている。
「ブツブツ・・・」
そこへフラッグファイターから通信が来た
『キラ、敵はデュエル、バスター、ブリッツの3体だ』
「わかりました」
『ブリッツがミラージュコロイドで隠れていないのが気になるが、まあいい、指示を出す』
「はい」
『予想戦闘時間は10から15分、それ以上の時間をかけると第八艦隊も相手にする必要がある。そんなことはしないはずだ』
「そうですね、わかります」
『なので10分・・・いや、5分だ。デュエルの足止めすればいい、シミュレーター通りにすれば問題無い。フラガ大尉はブリッツだ』
『了解だ』
「わかりました」
『よし、行くぞ!』
3機のフラッグとストライク、メビウスゼロが出撃していく。
ザフト艦から出撃した3機はアークエンジェルとガモフの間に入り目視で相手の船を確認できなくしていた。
3機が散ると同時にガモフが主砲を発射、アンチビーム爆雷がギリギリ間に合い、直撃を避けた。
「こちらの回避パターンが読まれているの!?」
不安そうなマリューを尻目にナタルが指示を出す。
「艦尾ミサイル!バリアント!ザフト艦に向け発射!」
モビルスーツ隊も相手と接触しようとしていた。
『フラガ大尉!キラ、足止め頼むぞ!俺たちはバスターだ!』
『『了解!』』
「行くぞ!パターンC!」
ビーム砲で牽制していたバスターに向け、フラッグ3機はミサイルを発射し、3方向から包み込むように移動をする。
バスターは正面のミサイルに対処するため散弾で破壊する。が、それが狙いだった。
「散弾は連射できまい!」
既にバスターの情報を頭に入れているフラッグファイターたちはウィークポイントを的確に突いていく。
リニアライフルを連射モードでバスターに撃ちまくる。バスターも回避行動を取っているが大量の銃弾に晒され、エネルギーが一気に減っていく。
エネルギーが気になるビームも撃てず、散弾も撃った直後で撃てず、ミサイルも誘爆が気になり撃てず、戦闘開始3分でエネルギーの切れかかったバスターは撤退していった。
『追撃はいらん!俺がデュエル、2人はブリッツだ!』

 

バスターが撤退する前からメビウスゼロとブリッツは撃ち合っていた。
「時間を稼げば援護が来るってのは気分が楽だな!」
メビウスゼロはブリッツの弱点を利用し、立ち回り、時間を稼いでいた。
オールレンジ攻撃を仕掛けるメビウスゼロだが、ブリッツの方が運動性が高く簡単には攻撃が当たらない。
ブリッジもレーザーを撃ち迎撃を試みるが、1つのポットを狙おうとすると他のポットと本体から攻撃を受け、シールドで防ぐか回避しポットを攻撃できない。左腕のアンカーではメビウス・ゼロを捉えるほどの速度がでない。
延々と繰り返し、時間を稼ぐつもりだ。複合兵装、シールドとライフル、サーベルが一体化している弱点を見事に突いた時間稼ぎである。
弾薬の残りも気になるが、バスターを撤退させたフラッグが接近してきているため問題無いだろう。
「これを長時間やるのは流石にしんどいが、もう少しだ・・・」

 

ストライクとデュエルは、お互いライフルを撃ち合っている。
ただ、ストライクは回避を重視し、発砲しているのはデュエルの半分程度だ
「相手の視線をを釘付けに・・・当てなくてもいい、この距離で・・・アークエンジェルに近寄らせない」
一方のデュエルは
「ええい!邪魔だ!逃げるな!腰抜けがあ!」
アークエンジェルに向かいたいが、ストライクの背中を晒すことになるため相手をせざるを得ないが、接近しようにもストライクのが機動力が高く近寄れない。
「おのれ!ストライク!時間稼ぎか!」
イザークのイライラが貯まっていく。
そこへフラッグが接近してきた。
「な!?バスターが殺られたのか!?」
慌ててレーダーを確認し、バスターが撤退しているのを確認し安堵する、が
「情けないぞ!ディアッカ!ナチュラル如きに!」
だが、イザークもストライクとフラッグ、2対1はキツイらしく反撃より防御が増えていく。
「ええい!フラッグ!邪魔だ!」
対ビームコーティング付きのシールドを装備したストライクがデュエルの正面で牽制し、フラッグはデュエルの背後を取るように動き、攻撃を加えていく。
技量の劣るストライクに突撃してもいいが、装甲の無いバーニアに攻撃を食らうといけないので踏み切れないでいた。
「ちい!こうなれば先にフラッグだ!いくぞ!」
イザークは気合いを入れ、ストライクに牽制を入れるとフラッグに突撃していく。フラッグの銃弾は実弾のためPS装甲を抜けない。後方からストライクが発砲するがシールドで背中を守っている。
「ぐぅ!この程度の衝撃!」
銃弾は無効化され、ビームもシールドで受けているのでダメージは無いが、衝撃までは無効化されずイザークは顔をしかめる。
そこへフラッグがミサイルを放った。ダメージは無効化できるが、衝撃は銃弾の比ではない。
「な!?くそ!厄介な!」
バルカンでミサイルの迎撃をするが距離を詰めていたのが災いし全て迎撃できず1発直撃を受けてしまった。
「ぐうう!こなくそぉぉぉ!」

 

気合を入れ衝撃を耐えるが

 

接近警報

 

動きの止まったデュエルに後方からストライクが接近し、ビームサーベルを突き刺しに来ていた。
流石の反応速度か、咄嗟に機体を捻りコックピットへの直撃を避け、脇腹付近に攻撃を受けてしまった。
電気機器がショートし、なぜかコックピットで爆発が発生した。
「痛い痛い痛い痛い痛い」
両手で顔を抑え痛がるイザーク、そこへニコルから通信が来る
『イザーク!大丈・・・ぶじゃなさそうですね!行きます!』
動かなくなったデュエルを尻目にフラッグが接近していく
「キラ!デュエルを鹵獲する!援護を頼むぞ!」
『わかりました』
ゆっくりとデュエルに接近するフラッグ、万が一に備えデュエルのライフルとサーベルを遠くに蹴りとばす。
そして「掴むぞ!」と、言ったタイミングで
『ブリッツが!』と通信が入った。
見ると被弾も気にせずデュエルに向け突撃してくるブリッツがいる。
「ちっ!距離を取る!」
デュエルを鹵獲しようとしていたフラッグが距離をとり、迎撃しようとしているが、ブリッツは構わずにデュエルに接触し撤退していく。
『追わなくていい!伏兵に備えろ!』
フラッグファイターのリーダーが指示を出し、アークエンジェルの付近に戻っていった。
キラは、アークエンジェルの横に付くと、荒くなった息を整え少しだけ気を緩めた。
「ふー・・・僕にも守れたかな」

 

すでに目視で確認できる距離にいる第八艦隊を確認しながら、友人たちを守れた安堵感から体をリラックスさせた。

 
 

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