Top > 901◆GbvohmL8bU_第44話
HTML convert time to 0.002 sec.


901◆GbvohmL8bU_第44話

Last-modified: 2015-03-16 (月) 01:28:35

その後の地球連合とオーブの交渉は、オーブ側の指針が決まれば一気に進んだ。
アークエンジェルは、ヘリオポリス住民を『善意』でオーブまで連れてきた。
その礼として『誠意』を示す。ただそれだけである。
アズラエル理事が来たり、デモがあったりしたので難しくなったが、元は簡単である。
そのため、オーブ側からの提示に対しては、連合の予想範囲内だったのと、オーブに恩を売るため即時合意したのだった。
後日、オーブのマスドライバー打ち上げ到着予想地点で、連合とプラント両軍が睨み合いをする事が多々あったが、オーブ側から『該当宙域
で戦闘があった場合は両方共にしばらく打ち上げをしない』と通達があったため、戦闘になることはなかった。
両軍ともに物資は大事なのである。

 

時は少しさかのぼり、アークエンジェルの乗組員が休暇に入った日

 

キラ達、学生組は両親たちに迎えられ帰宅していった。
それぞれが今後どうするか、家族と話し合うのであった。
キラは両親たちとの普通の日常を楽しみ、難しい話は翌日ということで自分の部屋でゆっくり過ごしていた。
本来は自宅警・・・パソコンをいじるのが好きなインドア派の青年である。
ふと、アズラエルの事が気になり、調べることにした。
地球に住んでいるコーディネーターを積極的に自社に勧誘しているのがわかり、迫害などは行っていないようだ。
魔が差したとしか言えないが、ふとフラッグの情報を裏表の問わず、調べ始めた。
そこそこの時間が立ち、得意のハッキングで調べているが、どうやっても見つからない。
どんな情報でも漏れでるものだが、痕跡すら見つからない。
キラは高速で思考する。
(このまま普通の場所を探しても見つからない・・・なら軍の専用サーバー・・・いや、アズラエル財閥側だ!軍のサーバーだったら漏れてい
るはず)
こうしてキラの持ちうる全ての技を駆使してアズラエル財閥のサーバーに侵入していく。
(ここでもない。これはダミー、これは違う・・・ん?)
「あった!」
つい、声を出してしまったキラだが、気にせずに手早くフラッグの情報をコピーし始め、自分は流し読みをする。
(すごい、装甲がカーボン素材!え!?水素エンジン!?
・・・新型からストライカーパックに対応・・・)
「え?」と声を出し、一瞬思考が停止してしまう。
自分のパソコンのモニターに文字が映し出された。
『You have witnessed too much…』
(まずった!)
すぐに全ての接続を切り、途中にダミーやらを仕込み自分の閲覧先を誤魔化すように仕込み、最後にケーブルを抜いたのだった。
(ヤバイヤバイヤバイヤバイ)
過去にハッキングがバレたことは何回かあるが、逆探されたのは初めてだった。

 

眠れぬ夜が明け翌朝、少しは寝れたが、寝不足のキラは生欠伸をしながらカーテンを開けようとした。
ふと、何かが気になり、ちらっとカーテンの隙間から道路を見たキラは目を見開いた。
黒塗りの車が数台止まっているのが見えてしまったのだった

 
 

【次】 【一覧に戻る】 【次】