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Ace-Seed_626氏_第05話

Last-modified: 2013-12-25 (水) 20:42:59

ヴァレー基地に突然スクランブルが掛かった。不明機が接近中とのコト
ちょうどシフトがガルム隊…オレ達だった…

「気持ちよく、寝始めたところで…。このウラミ、晴らさずにいられるか…。」

先ほどやっと機体の改修案をまとめ終えて、仮眠に入ろうとしていたところにコレだ。

≪サイファー…気持ちはわかるが、堕ちるなよ…≫

そう言ってくる相棒。判ってはいる…が昔から、睡眠の邪魔をされるのだけは赦せないタチなのだから仕方がない
まあ、そもそもスクランブル要員はなるだけ寝ておくべきだ、それを削っていたオレが一方的に悪い…

≪まあ、相手は二機だそうだ。さっさと片付けて ホット・ウィスキーとしゃれ込むぞ≫

そういってピクシー、2番機が出て行く 思考を切り替え、それに続く…

指定されたポイントに向かう途中、突然
≪コマンドルームよりガルム隊、敵のIFF確認、サーペントテールだ。すぐに増援を出す。出来るだけ交戦は避けろ。≫
と司令官の指示が響いた

サーペントテール…傭兵の中でMS戦トップレベルの技量を持つ叢雲 劾と2番機イライジャ・キール、二名のMSチームだったか…
確かローエングリンランチャーで連合基地を吹き飛ばした連中…物騒この上ない
警告を1番機のオレが請け負う コレで立ち去ればそれに越したことはない

「貴君らは当ヴァレー基地の領宙へ侵犯している。至急、進路変更されたし。さもなくば撃墜も辞さない。」

そういいつつ後ろにいるピクシーにMSの手を使って狙撃位置を確保するよう指示を出す
…さて、どう出てくるか

向こうは警告をまるで聞かず、間髪いれずこっちに向かって撃ってきた
それをシールドで受け止めつつ指示を出す

「ガルム1 エンゲージ。ガルム2 自由戦闘に移れ」
≪ガルム2 エンゲージ 了解 自由にやらせてもらうぞ≫

そういってピクシーの機体は敵の2番機らしいザクの改良型へ攻撃に入った

こちらの相手、蒼いフレームの機体が正面に重斬刀をもって接近してくる
どうやら接近戦をご希望のようだがそれに付き合う気はない 距離を取りライフルを放つ
それに対し向こうは、牽制を放ちながらこっちに向かってきた…攻撃は何発か当たっているがダメージがない――ラミネート装甲か

それに自信を持って特攻してくるのは分かったが、…あせりが見える
サブで持ってきたバズーカーを撃ち反動で距離をとり、ライフル射撃でけん制しつつ、ピクシー側の様子を伺う
あちら側は互いに射撃戦のようだがピクシーが優勢、なるほど急ぐわけだ…

バズーカーの残弾が尽きた…予備カートリッジもあるが装填せずに左側のそれを放り、サーベルを持たせ、身構える
合理的でまっすぐな太刀筋――故に読める
それをかわして切りつけたが、間合いの違いのため踏み込みきれなかった…
返す太刀をかわし距離をとり、ライフルのけん制を入れつつ、同じようなことを繰り返す
五合目、あと一歩でコックピットに当たるヒヤリとするものが来た
向こうはほくそ笑んでいるだろうが、こちらも狙いどうり向こうの僚機のそばまで来ていた

「ピクシー撃つのをやめろ。」

いったと同時に、十字砲火を組める位置に向かうようバーニアをふかし、バズーカーの予備カートリッジを敵のほうに放り込む
それをライフルで撃ち抜き 爆発が起きたのを確認し、指示を出す

「ガルム2、兵装の制限解除、援護を頼む火力集中!」
≪ウィルコ≫

ピクシーと集中砲火を浴びせるがあの剣を盾にして守っている
また接近戦を仕掛け、ガルム2の砲火に耐えている二機の間に入り蒼い機体を蹴飛ばす、
体制が崩れたところに僚機を投げ入れ体制を崩す。そこにまた集中砲火を入れようとする。

だが、向こうは投げ入れられた僚機を抱え、そのままもと来た方向に飛び去っていった。

≪こちらクロウ隊。基地周辺を警戒していましたが、別動隊はなかったようで援護に来ました。≫

逃げたのは、コレが見えていたのかもしれない
しかし、増援がくるのは分かっていただろう。基地を潰すのならばガルム隊に足止めを食った時点で終わりだ。
別動隊もなかった様だし。一体、何をしに来たんだ?

サーペントテールはオレ等ガルム隊と戦うだけに来る様な戦闘狂、というわけでもない仕事に堅実なチームだと聞いている…
それを疑問に思っていると基地に戻る命令を受け 戻ることになった 考えても仕方がない…寝なおす事にしよう

――某所

≪――以上がガルム隊、"円卓の鬼神"との交戦データだ。≫

「ありがとうございます。それで、戦ってみていかがでしたか?」

通信機から聞こえてくる声に対応している者
その声は少女のものだが、変声機によって向こうに届くのは二十代後半の男性のものになっている。
この依頼は先のコトを考慮してプラントのとある会社を介したものにしている

≪…強い。戦況の読みがハンパではない。そういっておこう≫

「…そうですか、報酬は指定口座に振り込んでおきます。」

そういって通信を切った
…予想以上に強い…オーブでSフリーダムと渡り合ったMSの実力を測るために彼らに依頼したが
どうやらまぐれといったものではないようだ…

「"円卓の鬼神"、私たちの力になってくれるといいのですが…」
そういって空を仰ぐ娘がいた

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