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Ace-Seed_626氏_第11話

Last-modified: 2013-12-25 (水) 21:08:42

スカンジナビア及びオーブのカガリ・ユラ・アスハのプラン反対の表明。
それと同時期に大西洋連邦のアルザッヘル基地が攻撃された。

モニターに映るのは、その直前に基地から脱出した者がその近くで映したという映像…
アルザッヘル基地がレクイエムによって消滅した瞬間のものが映されていた。

このニュースによると脱出した彼らはジャンク屋、近くの宇宙船などにひろわれたそうだ。
これは、ダイダロス基地をザフトが占拠したことを知った大統領が、万が一のために救援を求めていたらしい。
残念なことに大統領自身はデュランダル議長へプランの詳しい説明を求め続けながら、『自分が出るのは最後だ』
そういって最後まで残り、彼と共に残った者たちと攻撃を浴び戦死した。
こうニュースキャスターは発表する。

その映像を隣で見ていたPJが叫んだ。

「――何やってんだよ…戦争はもう終わったんじゃないのかよ!」

…PJの気持ちは分かるが、先のデュランダル議長の演説はプラン導入に相当の自信をみてとれた。
その果てにあるのは、反対する者に対し武力行使さえ辞さないだろうと冷め切った思考に浮かんだ。
…それが現実になった…ただそれだけだ。

そしてこの映像・ニュースを見た者はもう誰も彼に従おうとはしないだろう…。
何を考えてあの議長はこんなことをしている?

そんなことを考えていると次の作戦への呼び出しが掛かった…

―――ブリーフィングルーム

「緊急出撃命令だ。残念ながらプラント・デュランダル議長の暴挙によって見え始めていた平和は破られた。
 我々ユーラシア連邦は同盟国・大西洋連邦コープランド大統領の遺志を継ぎ、プラン反対を決定した。
 プラント絶対防衛戦略宙域B7Rに於き 司令部はオーブ軍による 大規模な戦闘が展開されると見ている。
 我々もその戦闘に参加する!!

 B7R――通称『円卓』の存在は 先の戦争からプラントの政治的、軍事的、産業的強大さの象徴とされていた。
 しかしながら、本日正午より電撃的に決行されたバトルアクス作戦と共に
 連合軍はこの不可侵条約の永久破棄を国際会議場で正式表明、B7R進撃を開始した。

 先鋒には現在の政局を踏まえた上で、諸君ら傭兵部隊を送る。
 今作戦の成否如何でこの戦争自体に本当の意味で、終止符を打つ機会を得ることができる――諸君の健闘を祈る」

作戦主旨の説明の後、細かい敵軍侵攻予想を聞き、皆いっせいにブリーフィングルームを出る
各員戦闘準備をし母艦に乗り込む。

―――現場の人間・大衆に知る由もないが、実は既にユーラシア連邦政府を含めた連合各国は独自の調査、
大西洋連邦よりもたらされた情報で、プランの真相を知ることとなった。
だが、"SEEDを持つ者"――救世主を立てるためなどという荒唐無稽な話しを明かしてしまったら、
それこそ第二のGG騒ぎになりかねない。

また、ロゴス討伐の騒ぎの中"ロックフェラー"、"ロスチャイルド"、"アズラエル"などロゴスに席を置く
多国籍企業は実のところ、民衆の攻撃を受けてなどいなかったが、
いくら疲弊したからといってロゴス討伐に参加した各国は建前上、彼らに頼るわけにはいかなくなった。

――そこで、いま彼らが頼るべきはロゴスに変わり、オーブ・プラントなどの資本となる。
その元首らの機嫌を損ねることは上策ではない。

これら政治的判断の基、各国の対応は遅れ、最終的に真実を隠すことを決める。
水面下で各国はその足並みをそろえるために行なっていた、やり取りのために出た対応の遅れなのだが、
それをわかっていないのは真っ先に反対声名を行なったオーブ程度のもの…。
――国家間において真の友人はいない――
そういったことを理解していたセイランを失ったオーブは、ただの金づるとしてしか見られていなかった。

―――B7R手前

作戦宙域まであと少し…
整備兵と共に機体の最終チェックを行い、コックピットにおさまっている
先のブリーフィングを思い出す…

『先鋒には現在の政局を踏まえた上で、諸君ら傭兵部隊を送る』

つまり――仮にラクス・クラインが負けても『傭兵部隊が勝手にやった』で済ます…か。
まあ、お似合いの任務だ。だが、この作戦が成功すれば戦争も終わるだろう…

そんなことを考えていると自分の前に発進するPJが出て行った…行くか――
発進時のGが心地よい。そう思いながら母艦を後にした

――B7R

戦端はすでに開かれていた…
先の戦争からラクス・クライン乗艦とされているエターナル――その周りには何隻ものザフトの戦艦がいた
前の時もそうだが、こいつには妙に人が…主にコーディネーターがよく懐く…もっともオレにはそんな気はないが…

その艦隊の先頭でオーブでやりあったS・フリーダムがミーティアをつけて一方的な攻撃を行なっている
敵の数減らしてくれるのは助かる…それにしてもやられている奴らの回避が甘い
攻撃モーションを取った瞬間に金縛りにでもあっているように見える…新型のコンピューターウイルスでも積んでるのか?

そう思って辺りを見回す――どうやらそんなものはないようだ…ほかの者は普通に戦っている。
あの機体だけについているのかもしれない…戦争終わったら是非見せてもらいたい
そんなことを考えているとこっちにもお客さんが来た

≪キサマが"円卓の鬼神"か?ここを飛ぶなど許さん その名は我々ザフトに返上してもらう!≫

そういってこっちに向かってくる、ザクウォーリアーの攻撃をかわし蹴りを入れて体勢を崩す

「PJ、撃て」
≪了解……敵機撃墜!――サイファーの臨機応変な戦い 俺だってやってやる≫

PJが敵機を射抜く。ザフトのエース部隊との演習後、落とされたのがよほど悔しかったらしく
少数対多数の研究をやっていたのだろう、動きに無駄がなくなってきていた…

≪ここで戦争は終わらせる。この戦場…ピクシーならどう飛ぶ≫
「…PJ、"ピクシーなら"じゃない、お前のルールで飛べ」

新生ガルム隊として飛び始めた頃から、ピクシーと似た機動をしながら飛んでいたが、そういうことか
誰かと同じことをやる――そんなことを考えながら飛んでいたか…はっきり言って危うい

「いいか?自分のやり方を見つけろ。…どうやらこっちにも来るな…PJ離れるなよ。」
≪…分かりました。 ガルム2 エンゲージ!≫

返事を聞き3,4番のウイングを放出する、後続部隊が来た

≪我々はキサマが落としてきたナチュラルと違う ザフトを甘く見るな!≫
≪キサマにその名は似合わん。その名、俺がもらう≫
≪時代の節目が分からないのか!?ならば堕ちろ!≫

自分たちは違う…名誉欲…英雄気取り…プラントのコーディネーターはロクなのがいない
そんな理屈で人を殺すために空に戦争を持ち込むな…交戦に入った――

―――

"フッケバイン"はシュヴァルツェ隊の追撃をかわしつつ、ようやっとB7Rの手前まで来た
艦隊の先頭…旗艦の位置を確認し、そちら側に向かおうとしたとき――閃光が走った

――ネオ・ジェネシスが発射された
…間に合わなかった。目の前でオーブの艦隊の大多数が消失していった
それでも、まだ終わってはいないと彼はそのまま"円卓"に入った

―――

交戦に入って数分…自分が最初に敵を落としてからレーダーで捉えられる範囲の敵はほとんど落とした
――状況を確認する

「PJもっと奥の区域に進むぞ。状況を報告しろ」
≪こちらガルム2、バッテリー残量8割…9割近く……問題ありません――え?≫

…確認をしていたところで後方の艦隊――主にオーブの艦隊が消失した

≪何だコレは!!一体何が起こった?≫
≪こちら、ハートブレイクワン。隊長、応答してくれ!!いつもの軽口はどうした!?≫
≪管制官、応答しろ!状況を報告しろ!≫
≪あ、ああ、オレの母艦が…≫

味方の無線から士気が下がっていくのが分かる…
だが、ここで引いたら確実に死ぬ

「PJ、次が来るぞ!切り替えろ!」
≪は、はい!!≫

近くに物凄い武装を積んだストライクが来た…そいつはぶっきらぼうに

≪お前が"円卓の鬼神"か?手を貸してもらうぞ。ソーサラー隊、ここが踏ん張りどころだ!押し返せ!!≫
「…了解、援護する…」

第二波との交戦に突入した――
こいつらも先の奴らと変わらず同じようなことをいってくる…

≪敵は息絶え絶えだ!このまま止めを刺すぞ!!≫
≪お前の悪運もここまでだ"鬼神"≫
≪議長の言うことを理解できないナチュラルのゴミどもめ、死ね!≫

弱く見えるものに自分を大きく見せようとするバカ…反吐が出る
敵は15〜20か…

「PJ、機体の変形を生かして敵を錯乱させろ!オレは中央に突っ込む。ソーサラー隊だったか?
 貴隊は長距離攻撃が得意と見た!後方から狙撃を頼む」
≪任せてください≫
≪…分かった≫

指示を出し終え一気に突っ込む
それに動揺した敵をソーサラー隊が落としていく。そんな形がいつの間にか出来て5分で25機ほどを落とした

今度こそ一息つけると思ったところで、回復した指令系統から命令が来た…

≪ガルム隊、様子が変なヤツラが来る!警戒しろ!!≫

まだ終わってはくれないらしい…

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