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CCA-Seed_125氏_第06話

Last-modified: 2007-11-10 (土) 19:08:41

と、いうわけで

アムロはルナマリアとの二人一組(ツーマンセル)でミネルバの援護に回っており、敵機が容易には近づけなくなっていた。
というのもこの二人の攻守が入れ替わり立ち代りで敵を翻弄しており、只でさえ戦場ではお目にかかれない様な武装で対処しにくいというのにもう一機のジンハイマニューバ2型が戦場を支配しているが如くの隙のない立ち回りで一機、また一機と撃墜していくのだ。

「なんだろ、この感じ!」
ルナマリアは自分の今の状態に高揚しながらハンマーをウインダムの横っ腹にぶち当てていた。
おそらく中のコックピットは激しく揺さぶられパイロットは運がよくても気絶、最悪ミンチ。
ルナマリアはアムロと二人で話した事を思い出していた。

「いいか、ルナマリア。戦場では必ずしも敵機を撃墜する必要はないんだ」
「え、でも・・・」
「確かに撃墜するに越したことはないだろう。しかし、それは簡単なことじゃない。一撃で仕留めるというのは思ったよりも熟練した技能が要る。だが君達はまだ未熟だ」
「未熟・・・ですか」
「そんな不満そうな顔をするな。君たちはいいセンスを持ってる。足りないのは経験だ、これは戦場に限ったことじゃないが経験を積めば積むほど自ずと技量も身に付いてくる

話を戻すぞ。つまり何も完膚なきまでに敵機を破壊する必要はない。戦闘不能にしてしまえばいいんだ」
「えっと、つまり戦闘続行不可能にする、ってことですか」
「そうだ。例えば相手の武装を破壊する、機体の一部を破壊する、内部のパイロットにダメージを与える、といったことだな。
最後のパイロットにダメージを与える、というのはさっき言ったコックピットを狙った物理的衝撃で可能だな」
「ああ、さっきアムロさんが言ってたハンマーですか?(私に向いてるかも・・)」
「単純だが効果的だ。もし胴体部に直撃したらパイロットにかかるGは殺人的なものだろう」
「相手が、機体が損傷しても引かなかった場合は?」
「それはあまりいい選択じゃあない。MSが人型である以上、腕や足が使えなくなったら運動性は何割かは減少する。そうなっては戦場ではいい的だ。
腕のいいパイロットなら立て直すことも可能だろうが混戦状態じゃない限りは母艦に帰還するほうが賢明だ」
「・・・なるほど、もし向かってきても迎撃しやすくなりますね」
「そういうことだ」

そこまで思い出してルナマリアが機首を巡らすとアムロのジン・ハイマニューバ2型がウインダムのジェットストライカーパックを斬りおとしていた。
「すごい、バックパックだけ狙うなんて・・・」
錐もみ状態で落下していくウインダムに拡散バズーカを当てながら次の敵に向かうルナマリアは、

きゅぴーーん

「はっ!!」
なぜか、前髪から一本突き出た毛(通称あほ毛、以降あほ毛)にきらめきが走ったのを感じてあほ毛が反応した空域に目をやると・・・・・
そこには、例の、MAの分際でミネルバのタンホイザーを防いだMAに機体を捕らわれているインパルスの姿があった。
「・・・・ピンチね!!!!!!!!!」
と、どこか嬉しそうに叫ぶとミネルバの艦首部(トリスタンの位置ね)に
「ルナマリア・ホーク、着艦します!!!」
『え、お姉ちゃん!?』
と妹の戸惑いの声もなんのそのといった具合に降り立ち、これまた嬉しそうにハンマーの鉄球から鎖をもぎとると、
「シン!いくわよ!!」
と叫び(聞こえているかどうかは考慮に入れてない)、まるでベースボールのピッチャーのように鉄球を掲げ、
膝の駆動範囲を明らかに超えている姿勢(足が垂直180度)で直立すると

「でえええええええええええええぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇい!!!!!!!!!!」

と気合十分で吼えながら鉄球をMAに向かって(シンに向けてとも言う)投擲!!!

以降、シンSIDE

「くそ、こいつ!!」
MAのハサミのところで片足を掴まれたシンは離脱することもできず、MAのパワーに振り回されていた。
「シン!!」
レイが近づこうと試みるも、敵に阻まれそれもできない。
そんなときだった。こんな通信が聞こえてきたのは・・・・『シン!いくわよ!!』

「はぁ!?」
シンからしてみれば、「なにが?」といいたい心境であった。なかば無意識にミネルバの方向にカメラを向けると、
なぜかルナマリアのザクが、ミネルバに陣取って、ありえないポーズから、ありえないモノを、こちらに投げつけていた。
「はぁ!?」
(なんでこっちに向けて?つうか届かねえだろ?鉄球かアレ?あんなモン投げてどうすんだ?つうか俺に当たるんじゃねえか?)
以上のことを0.02秒で思考したシンだが、その間にも鉄球は唸りをあげてまっしぐら。しかも・・・・・、

ゴオオオオオオオオオオオオオオーーーーーーー(フッ)

連合兵、シン「「「「「「「「「「「消えた!!??」」」」」」」」」」」

そう、これこそハイパーハンマーがハイパーたる所以、<30秒間だけミラージュコロイド>である。
これは本来、
「鉄球と鎖を不可視の状態にして振り回したら敵に与えるプレッシャーはすごいと思わない!?」
というルナマリアのアイデアからきたものだ。たしかに、10数トンの鉄の塊がどこからくるかわからないというのは敵にとっては脅威だろう。しかし、味方にとっても脅威ということを忘れてないかと整備員たちは思ったし指摘もした。
「そもそも、ミラージュコロイドはユニウス条約で禁止に・・・」
というとルナマリアは、
「向こうも使ったわ」
とのたまった。だからといって・・・とさらに反対しようとしたところに、鶴(アムロ)の一声が・・・・
「心配ない。消える魔球ということにすれば問題ないだろう」
整備員一同「「「「・・・き、消える魔球・・・」」」」
その後のすったもんだで結局取り付けることになったが(まさか本当に使用うとは誰も思わなかった・・ルナ以外は)、ルナマリアはさらにとんでもない使い方をしたのだ。そして今に至る・・・

(やべえ・・ここにいるとすごくやばい!離脱を!)
どんどんプレッシャーが近づくのを肌で感じながら、しかし依然機体は捕らわれたまま・・・・
シンの脳裏に死がよぎる・・・
(くそ、このまま死ぬのかよ<しかも味方の攻撃で>・・・マユ!)
そのとき、シンの脳裏に走馬灯のように(?)過去の情景が・・・父、母、妹・・・・・3人の死に様が・・・
「・・マユ!!!」
バァアアアアアアアン
脳裏に種子が・・・・・そして、その種子が弾けた。

その後のシンの行動を記すと、ビームサーベルで脚部を切断、脱出。
ミネルバにレッグフライヤー、ソードシルエット射出を申請し装備を交換。
MAに鉄球がえぐり込む様にぶち当たり、その勢いで後方の艦に衝突、爆砕。
それを尻目に対艦刀で斬って斬ってきりまくり。

シンのSEEDが覚醒したのだった。