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CCA-Seed_125氏_第08話

Last-modified: 2007-11-10 (土) 19:09:08

カーペンタリアに向かう洋上

ブリッジにて

「タリア艦長、これが新しい武装の企画書です」
「ん、拝見するわね」
ルナマリアが渡したのは先の戦いで爆砕したルナマリアのハンマーに代わる、新しい武器の設計資料である。
横から副艦長のアーサーがちら、と覗き込んで固まってしまっている。
「ふーーん、悪くないんじゃない?」
「か、かんちょーーー!?何言ってるんですか!!本部がこんなの認めるはずないですよ!!」
「何言ってるのよアーサー。別に悪くないと思うけど?」
「かんちょー!MSの全長を超える鉄球のどこがですか!!そんなの重力下で振れるわけないですよ!!!」
そのアーサーの絶叫にルナマリアが口を引き攣らせながら、にこやかに言う。
「大丈夫ですよぉ、副艦長。中身は空洞で見た目より軽いし、盾代わりにも使えるんですから。それにほら半分に分割して片方をロケット推進のサブフライト機として使うんですから。無重力ではいわずもがな♪」
「そうよ、アーサー。問題ないじゃない」
「か、かんちょー」

アーサーはなんとかこの計画書を白紙に持っていきたかった。というのも、シンをはじめとする整備員が、
「ハンマーはこりごり」という嘆願書をアーサーに渡したからだった。
そこにある署名の数は正直無視できないほどの数で、アーサーとしては失敗した後がこわいほどだ。
しかも、いざ艦長に渡そうと思ったらルナマリアがブリッジに来て先を越されてしまった。
おまけに頼みの綱の艦長まで乗り気なのだ。なんとかしなければ・・・、
「あ、そうだ!かんちょー、たしか新型機のコンペで鉄球を換装で装備可能な機体がありましたよね!!
あれをこっちに回して貰えるよう本部に打診してみてはいかがでしょう!?」
「え、新型?」
<新型>という言葉にルナマリアがぴくっと反応する。
古今東西、パイロットは<新型>、<専用機>という言葉に弱い。
脈ありとみたアーサーは一気呵成とばかりに叫ぶ。
「そうなんだよ、装備も機体の色も君にあつらえたようにピッタリなんだ!あっちのほうが断然きみに向いてる!!」
「う〜〜ん」
「そうね、たしかに機体ごと新しいのがいいかもしれないわね。どうする、ルナマリア?」
「・・・でも、いいんですか?わざわざそんな・・」
「なにを言ってるの。先の戦いであなたはエース級の活躍をしたのよ。今後を踏まえて、新型機を受け取る資格は十分にあるわ」
「かんちょーの言う通りだよ!!」
「わかりました。艦長にそう言って貰えて光栄です!よろしくお願いします!!」
ビシっ!!とルナマリアは敬礼する。
「じゃあ、そのように本部に打電しておくわね」
タリアも敬礼を返して立ち上がり、ブリッジを出ようとする・・が。
「・・・アーサー・・」
フー、とあけすけに喜んでいるアーサーに声をかける。
「な、なんでしょう?かんちょー」
じっとアーサーの顔を見ていたが、ふっ、と笑うと
「いえ、なんでもないわ。あとお願いね」
と言いスタスタブリッジを後にした。

「な、なんだったんだ?かんちょー」
「・・・副艦長」
じとっとした目つきでルナマリアが声を掛ける。
「な、なんだい」
「もうちょっと<かんちょー>って、注意して呼んだほうがいいですよ。訴えられても知りませんよ」
「ど、どういう意味かな」
「私に聞かないでください、セクハラです。では」
そういうとルナマリアも敬礼して去ってゆく。
「?????」

そんなアーサーの疑問が解けたのは便秘になって、医務室に例のモノをもらいに行ったときだった。

・下剤じゃないよ。

格納庫の片隅にて

「シン、レイ・・、それにヴィーノとヨウラン。そんなところでどうしたんだ?」
「アムロ大尉、いいところに来てくれました」
「?」
「こいつらの話、聞いてもらえます?」
格納庫に降り機体の調整をしようと思ったら、なぜかパイロットと整備員が固まってなにやら深刻な様子で話していた。
見ると、シンとレイはうんざりした顔をしているのに対し整備員の連中は妙な熱気に包まれていた。
「なにかトラブルでも?」
「違いますよ、こいつらが・・・・その・・」
「俺が言おう、シン。・・極めてくだらないことですが、ルナマリアの服装についてのようです」
「ルナマリアの?」
ルナマリアの服装・・それがどうかしたのか?という顔をしているアムロをみてヨウランが詰め寄る。
「アムロさんは不思議に思いません!?なんで軍服がミニスカートなんすか!!」
「・・は?」
呆気にとられたアムロにヴィーノが噛み付く。
「そうですよ、ちゃんと支給された軍服じゃなくてミニスカートなんですよ!おかしいとおもいませんか!?
しかも無重力帯でもミニスカートなんですよ!!見てるこっちとしては堪りませんよ!!!」

ああ成る程、そういうことか。たしかに思春期真っ盛りの彼らには刺激が強いかもしれない。
アムロとしては(女性)経験豊富ということもあり、「あの程度では別に」といいたいが彼らにとっては重大な問題だろう。
「それなら、俺から彼女にズボンを穿くように・・・・」

「「「「ちがいます!!!」」」」

整備員全員から否定された。
「・・・じゃあなんなんだ」
「俺らが気になってるのは・・・スカートの中身っす!!」
「・・・・・」

呆れた顔のアムロ、シン、レイに気付かずさらにヒートアップ。
「おかしいですよ!あんだけ短いのに俺達一度も中身を拝んだことないんですよ!!いつも、いつも見えそで見えない!!!あと、あとほんのちょっとなのに!!!」
「しかも無重力でもヒラヒラしてるのにチラとも見えないなんて!!あのスカートには特殊な重力装置が付いてんじゃないかっ
艦内の噂なんですよ!!!いまではミネルバ8不思議に数えられるくらいっす、『絶対領域』って名前で!!!」
「・・そ、そうか」
「俺らは別にミニスカート反対じゃないんです、結構じゃないすかミニスカート!!なあみんな!!!」

「「「「「ウオオオオオ!!!!!」」」」」

整備員一同、漢の叫び
「俺達は、あの中身が知りたいだけです!どんなパンティ!?それともアンダースコート!?ひょっとしてヒモパン!?色は!?デザインは!?まままま、まさかブルマー!!??・・・あうっ」
なにかくるモノがあったのか、ヴィーノは鼻血を出しながら昏倒。
「しっかりしろ!ヴィーノ!!・・・畜生、これじゃ蛇の生殺しだぜ!!・・・アムロ大尉、こんな俺達(の煩悩)を救えるのはあなただけなんです!!」
「・・・わかった」
シン、レイ(・・・はっ!?)
「希望に添えるかどうかわからないがなんとかしてみよう

「「「「「「「「ウオオオオオオオオオオオオ!!!!!!!」」」」」」」」

「・・おいおい。いいのかよ」
そんな光景を異次元世界を見るような目で見ながらシンは独りごちる。
ピキーーーン!
「・・むっ!」
そんなシンを尻目に類まれな空間認識能力をもつレイは、咄嗟に格納庫の入り口に目を向ける。
そこには・・・赤い一房の毛がピョコンと飛び出て・・・揺れていた・・・・。それもプレッシャーを発散しながら・・
レイ「・・・・・・・」
あほ毛(?)『・・・・・・・・・』

おまけ

「ど、どうしよう。そんなに色気ある下着なんてないのに・・。これは・・カーペンタリアに着いたら勝負下着を買ったほうがよさそうね!!い、一応、念のために・・」

とある執務室
『・・・・・というわけで、新型機を求める次第です。
              
                 ミネルバ艦長 タリア・グラディス』

「・・ふむ、たしかにタリアのサインがしてあるが・・・『と、いうわけで』・・・?」