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CCA-Seed_144◆BAcU0MCeFg氏_NG03

Last-modified: 2012-08-23 (木) 10:46:42

=第3.5話、NGの恐怖=

 
 

その時、ストライクが救難信号をキャッチした
信号の出されてる方向を見ると、そこには何かがあって

 

「あ…ヘリオポリスの救命ポッド?」

 

拡大したら、救命ポッドだってわかった
まだ握ったままだったシュベルトゲベールを、バックパックに移して、跳ね飛ばさないようにゆっくりと、慎重に近づいていく
けど、思ったより推力の調整が難しくて
そのまま、跳ね飛ばしちゃった

 

「あんた、コーディネーターで主人公だからって、何しても許されるって思ってるんでしょ!」

 

そんなことは…無いんだけど…

 

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 

「何だと!?ちょっと、待て!誰がそんなこと許可した!!」

 

コックピットに、バジルール少尉の怒鳴り声が響く
報告もせずに救命ポッドを勝手に持って帰ったのが、まずかったらしい
仕方ないか…

 

「ごめんね、うちの艦じゃ助けてあげられないんだ」

 

ポッドをぽいっと、放り投げる

 

「ちょっと待て!誰がそこに捨てろと言った!…あっ?!」

 

また、バジルールさんの怒声…僅かな間の後、ポッドはアークエンジェルに跳ね飛ばされ、暗黒の宇宙へと消えていった

 

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 

「あぁ、あなた!サイの友達の!」

 

強張ってた表情が緩んで、こっちに飛んでくる

 

「フ、フレイ!?」

 

僕だって浮いてたから、慌てて足を踏ん張って、それを受け止める体勢をとる

 

「あくっ!?」

 

胸に飛び込んできたフレイからは、良い匂いがしたけど…僕の口から、錆臭い赤い液体が零れる

 

「あなた、ザフトのスパイだったのね!」

 

腹部を見ると、調理用ナイフが突き立っていた

 

「ち、ちが…」
「これ、ザフトの船じゃない!スパイだから、こんなところにいるんでしょ!」
「こ、これは地球軍の船だよ…」
「嘘!だってMSがあるじゃない!」

 

そう言って、フレイはナイフを捻る

 

「いや、だから、あれも地球軍ので…」

 

霞む視界の中、軍人さんたちが慌ててフレイを抑えるのが見えて…僕の意識は、そこで途切れた

 

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 

まっすぐ突っ込んできたせいで、僕はマリューさんの胸に顔を埋める事になる
けど、マリューさんはそんなこと気にもしないで、質問を投げかけてきた

 

「キラ君、イージスと戦闘したの?破壊できたのね?」
「んぐ…」

 

答えようとしたけど、顔が埋められたままじゃ答えられない
しかも、呼吸も出来ない
それに気づかず、マリューさんがまた問い掛ける

 

「どうしたの?何故黙ってるの?」

 

く、くるし…
僕が意識を取り戻したのは、アークエンジェルが破壊された後だった

 

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 

「ヘリオポリスの崩壊で、バタバタしてしまってね…君と話すのが遅れてしまった…」

 

キーボードを打つのをやめ、こちらを見てそう宣う
と、すぐに立ち上がってこちらに歩み寄ってくる

 

「何故呼んだか、分かるかね?」
「ハッ!先の戦闘では、申し訳ありませんでした…ガッ」

 

不意に、姿が視界から消えたと思ったら頬を強く打たれていた

 

「奪取した新型機で無断出撃した挙句、腕を一本奪い返されるという失態…本来なら、本国に強制送還の後に厳
罰ものだが、君はザラ国防委員長の息子だ…この一発で不問と!?」

 

カッとなって、思わず殴り返す
鈍い手応えの後、クルーゼ隊長は動かなくなっていた

 

「また、やってしまった…」

 

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 

MAの発進を見送り、ぼくもカタパルトへ
今回装備されたのは…準備が間に合わなかったのだろう、なんだか歪なエール
武器はソードの剣にランチャーのビーム砲
バランスが悪い上、エネルギー消費の多い装備だ
バーニアを噴かすと、艦を出た直後にエールが吹き飛ぶ
それと一緒に、ストライク自体のバーニアも壊れてしまう
敵が、すぐそこまで来ていた…

 
 

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