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GUNDAM EXSEED_B_2

Last-modified: 2015-04-17 (金) 14:34:50

「えーと、アッシュのニイサンで良いんでしたよね?」
ジェイムス・コナーズはアッシュ・クラインに向かって、そう訪ねた。アッシュは頷く。
コナーズの目から見ても、アッシュは体力的に限界だと思った。コナーズ曰くグレンの大将と修羅場を潜り抜けたとなれば、健康な人間でもマトモではいられない。それが、病人のように痩せた男ならどうなることか。
「とりあえず、適当なところに座っててもらえますかね」
コナーズがそういうと、アッシュは、近くにあった席に、疲れ切った様子で座り込んだ。
「確か、簡易的な栄養剤があったはずなんで、持ってきますよ、ニイサン」
「すまない」
コナーズは船を自動操縦にし、つかの間、席を立つことにした。流石に死にかけの人間を放ってはおけないからだ。
コナーズは、とりあえず、船の倉庫に向かった。だいたいの物は、ここに放り込んである。
「ええと、どこにあったかなっと……」
コナーズは探すが、中々見つからない。その途中、不意に体をぶつけ、荷物の山を崩してしまった。
普段なら、
「あーあ、やっちまったよ」
と自分が言うところだが、今日は違った。
「きゃっ!」
という甲高い声、つまり女の子の声がしたのだ。
異常発見である。こういう時、コナーズはどうすればいいか、分からなかったが、取り敢えず、荷物の中から武器になりそう物を取り出して、構えた。
声は、奥からした。コナーズは武器を片手にゆっくりと倉庫の奥に進んでいく、すると段々とだが、明らかな生物の気配を感じた。それもかなり大きい。エイリアンはごめんだと思ったが、こっちにはグレンの大将がいるので、問題はないかとすぐに考えは変わった。
あまり怯えていても事態は進行しない。そう考えたコナーズは突撃することにした。
「うらぁぁぁぁぁぁ!」
倉庫の奥に向かって飛び込む、コナーズ。直後、
「「うわぁぁぁぁぁぁ!」」
という二人分の悲鳴が倉庫内に響いた。声はそれ程太くなく、アレ?と思ったコナーズが改めて、倉庫の奥を見る。
すると、そこにいたのは怯えた様子の二人の子どもであった。

 

「つまりは密航者だな、お前ら!」
コナーズは、二人の子どもを倉庫から引っ張り出し、宇宙船のブリッジに連れてくると問い詰めた。
子どもと言っても少年と少女である。少年は栗色の髪の優しそうな顔立ちで、少女の方は黒髪に理性的な雰囲気をもった顔立ちである。
見た目からは密航などという大胆な真似をするとは、その場に同席していたアッシュは思えなかった。
「お前ら、なんで密航なんかした?」
コナーズは平静な様子で尋ねた。しかし、少年と少女はだんまりを決め込んでいる。
この船の一応の船長である、ハルドは成り行きを、興味なさそうな顔で見守っていた。

 
 

「いや、まぁな、言いたくない理由は、お前らにもなんかあるんだろう。だがな、早く言った方がいいぞ」
コナーズは嫌な予感しかしないので、若干、下手に出ていた。長引けば間違いなく船長のハルドが蹴るからだ。自分ではない。少年たちをだ。
コナーズは長いとは言えない付き合いでハルドという人間を理解している。悪い方向性で歳の差を気にせず、悪い方向性で男女平等なのだ。
とりあえず、コナーズとしては子どもが蹴られるのは見たくないし、それが女の子ともなればなおさらだ。コナーズはハルドほどバイオレンスに耐性がないのだ。
「じゃ、じゃあ、そうだな。理由はいいや。名前ぐらいは教えてくれ」
と、コナーズが言った瞬間にハルドは動き、少年の方の襟を掴みあげ、顔面に拳を叩き付けた。
「ちょ、ちょっと、待ってくださいよ、グレンの大将。暴力は……」
とコナーズが止めようとしているさなか、二発目の拳が少年の顔に叩き付けられた。
「名前は?」
「セイン・リベルター……です」
「ミシィ・レイアです」
少年と少女は怯えきって、そう答えた。二人が答えると、ハルドは手を離し、セインという名の少年を解放した。
「続けろ、コナーズ」
そう言うと、ハルドは再び興味のなさそうな顔に戻った。
「やりすぎだぞ」
アッシュがハルドにだけ聞こえるように言う。
「そうでもないさ。これで奴らは人生の教訓を経た。沈黙は禁であるってな。それを学ぶのにパンチ二発は安すぎるだろ」
「キミは……」
やはり、ついていけない。アッシュは呆れるしかなかった。ハルドと関わると疲れるので、アッシュはコナーズが質問をしている方に視線を移した。
「いや、なんか。すまんな。あの人はなんていうかアレだから」
と、コナーズは言うとセインという少年にハンカチを渡した。少年の鼻からは血が垂れていたからだ。
少年は何も言わず。ハンカチを受け取る。
「じゃあ、最初の質問に戻るぞ。お前ら、なんで密航なんてした」
コナーズが尋ねると、少年の方がハルドの方を怯えた様子で見ながら、答える。
「地球に行きたかったんです」
そう、言われてコナーズは怪訝な表情を浮かべながら質問を続けた。
「ん?なんで地球に?」
そう訪ねると、少年はハッキリと自信を持って答えた。
「地球連合軍に入るためです。そしてクライン公国と戦うんです」
そう言った少年の目には確固とした意志があった。
「そりゃ、気の長い夢だね」
ハルドが急に横から口を挟んだ。
「地球連合軍の入隊資格は基本18歳から、おまえら16くらいだろ。無理だね。入隊しても基礎訓練機関が半年以上で、MSパイロット志望なら訓練校で最低2年は訓練漬けだな。
お前らの歳なら士官学校入隊がコースとしては最速で実戦に出られるけど、密航を考えるような頭の出来の奴じゃ、士官学校には入れねぇよ」
ハルドは詳しく語り、少年たちに現実を理解させた。その時だった、静観していたものの新たに会話に入る者が現れたのは。

 
 

「ちょっと待ってくれ、分からないんだが。なぜ公国出身の君たちが、公国と戦おうとするんだ?」
アッシュは訳がわからないという表情で尋ねる。
「アッシュのニイサンは知らないでしょうが、今じゃそういう奴は珍しくないんですよ」
コナーズが少年たちに代わり、答えた。
そう言われても、アッシュには全く分からない。
「そのうち教えるよ、アッシュにはさ」
ハルドがそう言って、取り敢えずこの話は収めた。だが、直後に空気が悪くなる説教をコナーズがしてしまうのだった。
「地球へ行くって言ったってな。お前ら親御さんが心配するぞ。戦うって気持ちは悪くないと思うが、もう少し親御さんの気持ちを考えてだな……」
コナーズが説教をした直後だった。少年は強い目でコナーズを睨み言う。
「親はもういません……!」
少したじろぎコナーズは言う。
「いないって……ああ」
ハルドは興味なさそうな顔のままで、アッシュは何が何だか分からない顔で、コナーズだけがバツの悪そうな表情を浮かべていた。
「人狩りか……?」
コナーズが言うと少年と少女は同時に頷いた。
「人狩り?」
アッシュには聞きなれない言葉だった。
「まぁ、3年間の監禁生活じゃアッシュも分からないことが多すぎるな。全部、後で説明してやるから今は聞き流しとけ」
ハルドはそう言うが、アッシュはどうにも腑に落ちない気分だった。そんな中でもコナーズは少年少女と話しを続けていた。
「お前らの両親。どっちともか?」
はい。と二人は同時に答えた。すると、コナーズは何とも言えない表情になり大きくため息をつくのだった。
「グレンの大将……」
「わかったわかった。密航は許してやる。好きにしろ」
ハルドがそう言うと、二人の少年と少女は喜びの表情を露わにする。
「コナーズ。面倒はお前が見ろ。あとガキどもに言っておくが、この船は地球まではいかねぇからな。途中のコロニーで降ろすんで、そっからは自分らで何とかしろ」
「それで充分です。ありがとうございます!」
少年と少女はハルドに礼をして、コナーズとアッシュにも礼をした。
「しかし、寝床はどうしますかね、大将?」
「俺の部屋にアッシュ、お前の部屋にセインとかいうガキ、誰も使って無い部屋にミシィというガキ」
それじゃ、俺らの寝床は……とコナーズが言おうとしたが、ハルドそれを制止し、言ってのける。
「俺らの寝床はブリッジ。かわいそうなお客さんのためなら、多少は我慢できるだろ」
それに、とハルドは付け加える。
「お前は大好きだろ。こういう人情にあふれた行為は」
とコナーズを冷やかすように言うが、言われた当人のコナーズは固い椅子で寝ることになるのかと肩を落とすのだった。

 
 

とりあえず、コナーズはセインの手当をした。ハルドに殴られた鼻に湿布を貼るくらいしかコナーズには出来なかったが。セインの傍にはミシィが付いているが、そのミシィは怒り顔だ。
「一体、なんなんですか、あの人は!急に殴るなんて、信じられない!」
そう興奮されてもコナーズにはどうすることもできない。ただ苦笑いを浮かべるしかできない。
「あの人――ハルド・グレンさんね。俺がグレンの大将って呼んでた」
「そうです、その人です。あんな乱暴な人、私、見たことない!」
興奮が収まらないミシィに対し、セインもなだめようとする。
「まぁまぁ、ミシィ。すぐに喋らなかった僕……オレも悪かったと思うよ」
「なに、セイン、殴られたくせに、あの人の味方!?コナーズさん、あの人って一体なんなんですか」
興奮の矛先が無差別に向かっている気がコナーズはしていた。
「大将がなんなのかって言われてもなぁ……俺もずっと一緒に仕事をしてるわけでもないから付き合いはそんなに長くないから、なんとも言えないけど、ただ一つ確実なのはヤバい人だってこと」
「ヤバい人ですか?」
なんとなくセインはその言葉に興味を惹かれた。
「ああ、ヤバい人。俺が知ってる限りでは何十人も殺してるし、ニュースになるような大事件の犯人だったりする人。だからヤバい人としか言いようがない」
だから、とコナーズは一区切りし、続ける。
「ボウズは運が良かったぜ、機嫌が悪けりゃ鼻血じゃなく、鼻の骨を折られてたか、顔面陥没かだったな」
今更ながら、セインはぞっとした。そんな危険な相手だったのかと。
「なんだか、すごく危険な気がするんですけど」
ミシィは興奮から逆に、若干、引き気味だ。
「まぁ、心配はいらんよ。大将が手を出すのは、大将がウザいと感じた相手だけ。セインのボウズが手を出されたのはウザいと思われたからだろうさ。普段はまぁ、色々だが危険は少ないよ」
黙っているというのは、そんなにウザい行為なのかとセインは考えさせられた。そして今度からは何かあった時はすぐに話そうと心に決めたのだった。
「なんだ、俺の話しか」
不意にヤバい人が現れた。ミシィは警戒しているし、セインも少し身を固くした。
「そんなにビビるなよ。俺にウゼェと思わせなければ良いんだ。楽な話だろ。それに、俺は大抵のことは流すからウザいと思うようなことは少ないしな」
「だったら、なんでセインを殴ったのよ」
ミシィはヤバい人だと聞かされていても臆せず食って掛かる。
「そりゃ、単純にセインとかいうほうが、ウザいツラをしてたからだよ。世の中に対して拗ねたような卑屈なツラというか、そういう気持ちが透けて見えたんでな、一発入れて性根を入れ替えさせてやったんだ」
そうんなふうに言われても、セインはピンとこなかった。
「まぁいいよ。殴られたのが気に入らないんだったら、殴られてやってもいいぜ。ただし、遊びありでな」
そういうとハルドはセインを無理やり引っ張って行った。場所は宇宙船の中の空き室だった。

 
 

「何も無い部屋……ですか」
「別に敬語は使わなくていいぜ、年上って言っても4か5くらいだろ」
ハルドはそう言うが、セインとしては、はぁ、と曖昧な返事をするしかなかった。正直、年上の相手というのは慣れてなかったからだ。
「この部屋は、まぁアレだ。俺がトレーニングに使ったり、誰かを監禁する部屋だ。だから何もない」
監禁という言葉を聞いて、セインは目を丸くするが、ハルドにはそんな気はないようだった。
「殴ったお詫びに殴らせてやるよ。ただし、俺は避ける。時間は……お前がもう良いですって言うまでだ。いいか?」
いいか、と言われても。セインは困惑するしかなかった。
「セイン、やっちゃえー」
「セイン君。頑張れ」
気づくとギャラリーが二人いた。片方はミシィだが、もう片方はガリガリに痩せこけた男の人だった。
「ほら、彼女が応援してるぞ。かかってこい」
「彼女じゃないです」
そう言いながら、セインはそれとなくファイティングポーズを取ってみる。相手のハルドは何の構えもしてなかった。
とにかく、やってみよう。そう思い、セインはハルドに殴りかかった。が、簡単にかわされてしまった。
「お前、喧嘩とかしたことないだろ」
ハルドはセインの動きを見て、分析した。
「それが悪いですか!」
もう1度、セインはハルドに殴りかかるが、やはり軽くかわされてしまう。
「別に悪くねぇけど、お前何歳?」
「16歳です!」
パンチがだめなら、と思い切って体当たりをしてみたが、やはりセインの攻撃は軽く避けられてしまう。
「そうかぁ、俺が16の時は喧嘩ばっかりだったけどな」
「人には人の人生があるんだ。キミと一緒にするな」
外野のアッシュが言った。
「このぉ!」
セインは必死になって、拳をやたらめったら振り回すが、全く当たる気配すらなかった。
「ところで、お前の志望兵科は?」
攻撃を避けながら、ハルドは不意にセインに聞いてみた。
「MSパイロットです!」
必死に拳を振り回しながら、セインは言った。ハルドはふーん、と言った感じで躱しながら忠告をした。
「だったら、まず、体作りだな。とにかく肉体的に強くなれ」
「え?」
スタミナ切れで動きの止まってしまったセインはハルドの方を見る。それを都合よく感じたのか、ハルドは忠告を続ける。
「とにかく、まずはスタミナだな。MS戦てのは、想像以上にスタミナを消費するから、まずスタミナをつけろ。次に筋力。機体のGに耐えられるように体を強くしろ」
そうハルドが言うと外野のアッシュも同意する。
「確かに、訓練学校でも筋力トレーニングは必須のメニューだったし、エースパイロットと呼ばれるような人達の身体は凄かったな」
少し休み、スタミナの回復したセインがハルドに再び殴りかかる。だが、攻撃は当然のように避けられる。
「あと1つ忠告だ。自分が出来ることを増やせ」
回避しながら、ハルドは続ける。

 
 

「自分が出来ないことはMSもできないという認識を持てってことだ。お前が出来ることが増えれば、MSの動きのバリエーションだって増やせる」
そう言うと、ハルドは殴りかかって来たセインの拳を、掌で受け止める。
「まぁ、二発殴ったから忠告も二つだな。で、どうする?」
ハルドは尋ねたがセインはもう、息も絶え絶えだった。
「もう……いいです」
そう言うと、セインはぐったりとした。すぐにミシィが駆け寄る。
「セインはひ弱なんだから!」
ミシィはハルドに食って掛かるがハルドは、どこ吹く風と言った様子だった。
「まぁ、貴重なアドバイスを貰えたんだから、許してやってくれないか」
アッシュが代わりにミシィにとりなした。直後に、アッシュはハルドに対して鋭い目を向けたが。
「いいよ、ミシィ。ハルドさん。ありがとうございました」
「気にすんな。詫びだからな。あと、とにかく体力を付けろ。これだけは絶対だからな。これから、どうなるにしてもな」
それだけ言うと、ハルドは部屋から出ていった。アッシュも追って部屋を出る。
「キミが人に何かを教えるとは思わなかったよ」
「あんなもの教えた内に入らねぇよ。それに結局のところMS戦てのは才能と経験が全ての世界。あとは、あのセインてのに才能があるかだろ」
冷たい言いかたのようにも思うが、アッシュも事実と感じていた。どんなに努力しても才能が無いものは敗れるのがMS戦なのだ。
「ま、死なない内に気づいてほしいところだな」
「ああ」
そうだ。才能が無いのにパイロットを続け、簡単に死んでいった者たちをハルドもアッシュも山ほど見てきた。あの少年には、そういう未来が訪れないで欲しいという思いがハルドにも僅かにはあり、アッシュには大きくあった。

 

セイントのトレーニングの後、ハルドは真っ直ぐ宇宙船のブリッジに向かい、アッシュは体を休めるため、部屋に向かった。セインたちはしばらく空き部屋で休んでいた。
「調子は?」
ハルドはブリッジで船の操縦席に座るコナーズに問いかけた。
「まぁまぁです。大将。ですが、ちょっと問題が……」
そう言うとコナーズはハルドにレーダーを見るように指さした。
「後ろから、何かついてきてるな」
「ついてきてるってより、この船に接触しようとしてるって感じですね」
コナーズはレーダーに映る点から、そう推測した。
「大将、停船したほうが楽かと」
暗に振り切れないと言っているのだ。
「これがボロ船の悲しいところだな」
そう言うと、ハルドはコナーズに船を止めるように指示を出した。
追ってきていた船は、ハルド達の船に追いつくと、その進路を塞ぐように、船を泊めた。
「ついてないですね。騎士団ですよ」
言われなくとも分かるとハルドは思った。堂々と艦に騎士団のマークを刻んでいるのだから。

 
 

「うちらの積み荷はマズイものばかりですよ。拉致したVIPに人狩りから逃げた子ども。見つけられたら、お咎めなしじゃすみません」
「殺るしかないか」
「いや、出来れば殺さない方向性で」
「しょうがねぇなぁ」
可愛い手下の頼みだ。努力してみようとハルドは思った。
「袖の下でも渡せりゃいいんですが……」
コナーズが言うが、ハルドはハッキリと現実を突きつける。
「そんな金があるなら、こんな仕事受けやしねぇよ」
しばらくして、騎士団の男たちがハルドの船に乗り込んできた。コナーズには何か考えがあったようだが、ハルドが全てぶち壊した。
ハルドは男たちが乗り込んできた瞬間に全員を殴り倒し、次に敵艦に乗り込むと全員を拘束し、敵艦をオートパイロットで、どこかに飛ばした。
「自分は多少揉めると思ったんですがね、大将」
「あほか、雑魚に時間を食うわけにはいかないんだよ」
この件に関しては、アッシュもセインもミシィも何も知らずに終わった。全員ただ少し船が止まった程度の認識だった。

 
 

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