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Lnamaria-IF_赤髪のディアナ_第10話

Last-modified: 2013-10-28 (月) 01:56:33

ブルーコスモスの盟主

それからしばらくの航海で、とうとうアークエンジェルは第8艦隊に合流した!
うわぁ!窓から見ると船がいっぱい!
でも、ここでみんなとお別れかな、と思うと寂しくもあった。
実は、アスカさんからもう少し、モルゲンレーテ所属のMS開発協力員としてアストレイのパイロットを続けてくれと頼み込まれていたのだ。キラは断ったけど、あたしは色々考えて受け入れた。メイリンともよく話しあって、結局メイリンもモルゲンレーテ所属として残る事に決めた。まだみんなには秘密だけど。
この艦と地球軍の新型MS、があるから敵がしつこく追ってくるのはわかってる。けど、今のあたしには、それから離れて無防備なシャトルに乗るのが怖い。自分で武器を手にしている方が安心できてしまう。
それに……考えてしまうのだ。オーブに帰って、本当に終わりになるのか、平和になるのかと。中立とは言えオーブの外はやっぱり依然として戦争のままで。もしかしたら巻き込まれるかもしれない。ううん、もうとっくに巻き込まれているんだ。なら、あたしの力があたしたち家族を受け入れてくれたオーブのためになるなら、役に立ちたい――

旗艦のメネラオスからハルバートン准将がやってきた。お髭の素敵なおじ様だ。
みんなで整列してお迎えした。
准将は、マリューさんやアスカさんたちと挨拶をするとこちらにやってきた。

「……ああ、マリュー大尉。彼らが……」
「はい。ヘリオポリスの学生たちです。彼らがいなければ、この艦はとてもここまでたどりつけなかったでしょう」
「君達の御家族の消息も確認してきたぞ。皆さん、御無事だ!」
「あー!よかったぁ」
「よかったねー!」
「とんでもない状況の中、よく頑張ってくれたなぁ。私からも心から礼を言う」

そしてあたしとメイリンの前に来ると頭を下げられてしまった!

「君たちには、これからも苦労をかけるという。よろしく、頼む」
「は、はい!」
「閣下、お時間があまり……」
「わかった、ホフマン。後でまた君達ともゆっくりと話がしたいものだなぁ」

そう言って准将は去っていった。
去ったとたん、あたしはみんなから質問攻めにされた。
「おい、ルナ!お前この艦に残るって言うのか!?」
「そうだよ。せっかく解放されるのに……」
「メイリンは?残るのか」
「うん。あたしがお姉ちゃん置いてくわけないでしょお?」
「ルナ、ちゃんとした理由聞かせてもらえるんでしょうね?」

しょうがない。あたしは正直な気持ちを話した。でも、みんなを悩ませてしまったようだった。
カガリはあたしの肩をがしっとつかんで……また、泣かれてしまった。

ジョージ・アルスターさんが飛び込んできた。なんでも、低軌道衛星経由で地球と奇跡的にレーザー通信が繋がったらしい。
アスカさん、あたしやキラに、会いたがっている人がいるそうだ。
誰だろう?あたしはちょっとドキドキして通信機に向かった。時々ノイズが混じる画面には、金髪のちょっとにやけた感じの男の人が写っていた。彼は、こちらを見ると驚いたようにつぶやいた。

『エリス――』

『……いや、失礼しました。』

すぐ彼は気を取り直したように続けた。

『僕は、国防産業連合理事のムルタ・アズラエルです。あなた方が、地球軍に協力していただいているオーブのコーディネイターの方々ですか。僕からもお礼を言いますよ。同じ地球に生きる者同士、これを機会にオーブとも、もっと密接に協力し合いたいものですね』
「ありがとうございます。自分としては何を言える立場でもありませんが、お互いによりよき未来を築けたらよいと思っております。」

アスカさんが答えた。

『あと、知っているかもしれませんが僕は反コーディネイターの政治団体「ブルーコスモス」の盟主でもあります。その立場から言いますが、僕はコーディネイターが作られるのを止めるつもりです。ただ、今存在しているコーディネイターをどうこうしようとは思っていません。まぁ、空の悪魔に対してはナチュラル・コーディネイターと言った問題とは別の次元からから厳しく対処するつもりですがね。もし、コーディネイターが無くなるまでの世界を、コーディネイターに住みよいものにしたければ、頑張って活躍してくださいね。宣伝はしっかりしてあげますから』

興味深い話だった。もっと聞いていたかったけど、残念ながら通信が途切れてしまった。
ジョージさんは、盟主がわざわざコーディネイターに会いたがるなんてめったに無いことだ、と言っていた。
その後ジョージさんはフレイとランチへ移動して行った。

フレイは別れ際

「……戦争って嫌よね……早く終わればいいのに……」

と言った。
うん、早く終わればいいね。終わらせたい。
気をつけて!と手を振った。フレイも手を振ってランチの中へ入っていった。

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