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Lnamaria-IF_赤髪のディアナ_第14話

Last-modified: 2013-10-28 (月) 01:58:26

バナディーヤ

レジスタンスの人たちがタッシルへ向かう。

「アフメド!気をつけて!」
「ああ!」

「落ち着け!半数はここに残れ!別働隊があるかも知れん!」

サイーブさんが命令している。
こちらからもフラガさんがスカイグラスパーで様子を見に行くことになった。
タッシルの人たち、無事だといいけど。

「総員!直ちに帰投!警戒態勢を取る!」

マリューさんもみんなに呼びかける。

あたしたちは急いでアークエンジェルに戻った。

格納庫に向かう時、走ってくるフレイに出会った。

「ちょっと、フレイ、今外に出るとあぶないって!」
「先生――お医者さまのお供をするのよ。私、お医者さんになろうと思うの。一番直接人の命を助けられるでしょう?じゃ、急ぐから!」

いい笑顔してた。フレイは、自分の道を見つけたみたいだ。

……結局タッシルのひとたちは無事だった。アンドリュー・バルトフェルド砂漠の虎――ここらへんのザフトの指揮官は、警告してから攻撃したらしい。
兵糧攻めかな?趣味で読んでる歴史書にそんな攻め方があった。民衆も城に追い込んで、食料を早くに消耗させてしまうのだ。でなくても、家族が残っていればそっちを生かすことに力が注がれる。砂漠の虎は、頭がいい。

続いてフラガさんから報告が入ってくる。少なくない人たちがバクゥを倒すためにバギーで出撃したと言うのだ!そんな莫迦なことを!

「アスカ主任、ルナマリアさん、行ってもらえるかしら?キラ君は残って!」
「はい!」

ストライクはエール装備で軽々と飛んでいく。いいなぁ。
あたしはまずタッシルに向かった。そこで、アフメドが出撃したことを知ったのだった。無謀なことを!間に合っ!あたしは急いでバギーの後を追った。

あたしが追いついた時、ストライクは3機のバクゥを相手に苦戦していた。空中に飛び上がろうとしてもその度に邪魔され、翻弄されていた。

「アスカさん」
「ルナちゃんか!助かる!」

あたしは右腕にはミラージュコロイドを発生させた。この間以外に使えたからだ。左腕には重突撃銃を持って撃ちまくって突っ込む!
案の定、あたしの右側に回り込んで飛び掛ってくるバクゥがいた!残念ね。引き付けて、ビームライフルを放つ。

ストライクがハイ・ジャンプして空中から一機に射撃を集中する。あたしも両腕の重突撃銃とビームライフルでそいつに弾幕を張る。やった!倒した!

残りの一機は、自らミサイルランチャーを切り離して身軽になると素早く撤退して行った。

戦いの後、あたしはアフメドが亡くなったのを知った……

◇◇◇

「じゃあ、4時間後に。みんな、頼んだぞ。気をつけろ」

そう言ってナタルさんはバギーで去って行った。

ここはバナディーヤの町だ。あたしとメイリン、カガリとキラの四人はみんなから頼まれた物の買出しに来た。
どうやらあたしたちMSパイロットの気晴らしをさせようと言うつもりもあるらしい。そう言う風にちゃんと気を使ってくれるのが嬉しい。

「砂漠の虎の本拠地って言うけど、結構平和でにぎやかだね、お姉ちゃん」
「うん。結構市長とかになっても成功するんじゃないかな、砂漠の虎って」

でも。美しい町並みの裏にあたしは戦闘の痕を見つけてしまった。そして、その向こうに城砦のようにそびえ立つ陸上戦艦レセップスを。
やっぱり、戦争してるんだよね……

「あぁ……重い。なんで僕だけこんなに持たなきゃいけないんだ」
「ふふふ。荷物持ちは男のお約束よ。キラさん」
「これでだいたい揃ったがぁ、フレイの注文は無茶だぞ。エリザリオの乳液だの化粧水だの、こ〜んなところにあるもんか」
「お待たせねー」

あ、ボーイさんが料理持ってきた。

「何、これ?」
「ドネルケバブさ!あー、疲れたし腹も減った。ほら、お前も食えよ。このチリソースを掛けてぇ……」

「あーいや待ったぁ!ちょっと待ったぁ!ケバブにチリソースなんて何を言ってるんだ!このヨーグルトソースを掛けるのが常識だろうがぁ」

突然サングラスをかけた妙な男の人が声をかけてきた。

「ああ?」
「いや、常識というよりも…もっとこう…んー……そう!ヨーグルトソースを掛けないなんて、この料理に対する冒涜だよ!」
「なんなんだお前は!」

かまわずカガリはチリソースをかけた。

「あぁ……!なんてことを!」
「見ず知らずの男に、私の食べ方にとやかく言われる筋合いはない!ハグッ……」
「あーーーなんという……」
「っんまーーーーいーーー!ほぅらお前らも!ケバブにはチリソースが当たり前だ!」
「あ、ごめん。あたし、カプサイシンって苦手なんだ」
「私も苦手。ヨーグルトソースにしてみる」

もぐもぐ……

「おいしーーー!」
「おいしいねーお姉ちゃん!」
「ほーら見たまえ!」
「キラ、キラはチリソースかけるよな!?」
「ぼ、僕は……」」
「だぁぁ待ちたまえ!彼まで邪道に堕とす気か!?」
「何をするんだ!引っ込んでろ!」
「君こそ何をする!ええい!この!」
「ぬぅぅぅ!」
「あぁぁ…」

カガリとサングラス男が争ったせいで、キラのドネルケバブには、チリソースとヨーグルトソースがどっぶりとかかってしまった

「いや〜悪かったねぇ〜」
「……ええ…まぁ…ミックスもなかなか…」

汗を浮かべながら、こっそり下から余分なソースをしぼり落としながらキラは食べてる。

「しかし凄い買い物だねぇ。パーティーでもやるの?」
「五月蠅いなぁ、余計なお世話だ!大体お前は何なんだ?勝手に座り込んであーだこーだと……」
「!伏せろ!」
「うわぁ」

いきなりここら辺が銃撃を受けた!あたしたちは倒れたテーブルの陰に隠れた。

「無事か君達!」
「な…なんなんだ一体……」

「死ね!コーディネイター!宇宙の化け物め!」
「青き清浄なる世界の為に!」

そう言いながら自動小銃を乱射して男たちが襲ってきた!

「ブルーコスモスか!」

「うわぁぁ!!」

あ、サングラス男にブルーコスモスの人が撃たれた!

「構わん!全て排除しろ!」

サングラス男が命令してる。見ると、あたしたちの周りで、同じように倒したテーブルを盾にして男の人たちがブルーコスモスらしき人たちと戦ってる!
こっちの方に拳銃が転がってきた。あ、建物の陰から男が現れこっちを攻撃しようとしてる!
あたしはとっさに拳銃を拾うと、しっかり両手で構え、そいつに向かって撃った!

「うっっ!」

そいつが持ってた自動小銃に当たってそいつは銃を取り落とす!続けざまにもう3発放つと、そいつは地面に倒れこんだ。

「よし、終わったか?」

一緒に防戦してた横の男の人が、確認して襲ってきた男たちに止めを刺している。

「お前……さすがに銃の腕すごいな。大丈夫か」
「うん、ありがとう、カガリ」

「隊長ぉ!御無事で!」

緑の軍服みたいなものを着た男が走ってきた。

「ああ!私は平気だ。彼女のおかげでな」

そう言うと、彼は帽子をサングラスを取った。

「いいえ、こちらも自分の身を守っただけですし」

……?なんか、彼、がっかりしたような顔をしている。

「あの、この町の警備隊の隊長さんかなにかですか」
「まだ自己紹介してなかったな。僕の名前はアンドリュー・バルトフェルドだ」
「え?ひょっとして、砂漠の…虎……?」
「いやぁ〜助かったよ。ありがとう。ふふ。名乗ってもわかってくれなかったら落ち込んでたよ」

彼はにんまり笑った。

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