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Lnamaria-IF_赤髪のディアナ_第17話

Last-modified: 2013-10-28 (月) 02:00:37

煌めく凶星『J』」

「へー、これが海かー?」

紅海に出たアークエンジェル。交代でデッキに出ていい事になった!

「 あーーー!気持ちいいぃ!」
「地球の海ぃ!すんげー久しぶりー!」
「でもやっぱ、なんか変な感じ」
「うん、なんかすごいねー!吸い込まれそう」
「そっか、カズイは海初めてか」
「うん」
「ヘリオポリス生まれだったもんなぁ」
「あれ?ルナは?」
「あたしも、内陸生まれだったし、オーブ本土にはあまりいなくてすぐヘリオポリス上がっちゃったから。なんか海って怖いなぁ」
「だよなぁ?砂漠にも驚いたけどさぁ、何かこっちのが怖いなぁ。深いとこは凄く深いんだろ?」
「ああ」
「怪獣が居るかもよぉ?」
「ええ!」
「何言ってんだよ、ミリィ」
「「あっはっはっは」」

海にはザフトはいないと言うことでのんびりした日々だった。
そんなあたしたちに更なる朗報がやってきた!砂漠の虎が敗れてザフトの圧力が少なくなったため、アラビア半島で補給が受けられると言うのだ!あたしたちは紅海を横切り、再び砂の梅へと向かった。

そうそう、ナタルさんとお茶する仲になったのだ。二人とも紅茶好きなのがきっかけだった。ナタルさんはあたしの入れる紅茶をおいしいと言ってくれる。伊達にはまってた訳じゃない!ふふん。

ナタルさんとお茶してる時に思いついたことがあった。

「そう言えば……せっかく補給受けたのにスカイグラスパー一機空いてるんですよね。もったいなくないですか?」
「それもそうだなぁ。では希望者で適正をテストしてみるか。ああ、ルナマリア、お前も受けておいた方がいいぞ。どんな時に役立つかわからんからな」

シミュレーションでテストしたら、あたしたちパイロットはもちろんだけど、次くらいに適正があったのはカガリにサイとトールだった。三人とも喜んでた。あたしは、愛読書の「大空のサムライ」シリーズを貸してあげた。

補給隊と待ち合わせたのはあるオアシスだった。
久しぶりに見る大量の真水!泳いでもいいよと言われたのでみんなで川に入って泳いだ。シャワーと違って気持ちいい!避難民の人たちも泳ぐ人もいたり、オアシスを散歩してる人もいる。いい気晴らしになってるようだ。
向こうでカガリとメイリンがエルちゃんって子と遊んでる。避難してた時に仲良くなったらしい。二人はそう言うことであたしと違って避難民の人たちと結構親しく話したりしてる。あたしも混ぜてもらおうっと。

「補給隊隊長、マチルダ・アジャン中尉です」
「アークエンジェル艦長、マリュー・ラミアスです。今回の補給は本当にありがたいわ」

へぇ。補給隊の隊長さん、きりっとしていてナタルさんに似てて美人だなぁ。カズリが、あんな人が彼女ならいいよなぁ、なんて言ってる。

きゃー!こっちにきた!

「素敵な恋人探してね」

あ、カズイさらっとかわされた。

「あなたたちがオーブのMSのパイロットね。喜んで。モルゲンレーテからあなたたちのMSにも追加装備が来てるわよ」
「わぁ!ほんとですか?ありがとうございます」

どんなのだろう。わくわく。

それから、ひとつ意外な補給もあった。てっきり物資の補給だけだと思ってたのだけど、人員の補給もあったのだ。整備員と、なんとMSのパイロットが!

「私はジャン・キャリー少尉だ。よろしく!」

キャリー少尉はあたしたちと同じく地球出身のコーディネイターだそうだ。S型インフルエンザ流行の時ナチュナルのご両親を失って一時プラントに移住していたらしい。
なんか共感感じるなぁ。
その後プラントが戦争に突き進む中、それに反対してプラントを離れ、地球連合軍に参加し、あたしたちがMSに乗るまでは地球軍唯一のMSパイロットとして「煌めく凶星『J』」なんて異名も持ってるそうだ。すごい!

「あぁ、ここはいいなぁ」
「何がですか?」
「雰囲気がさ。コーディネイターとナチュラルが自然に協力し合っている。前にいた部隊の上官なんてコーディネイターへの偏見がすごくてね。閉口した」
「まぁ、ここも最初はトラブルとかあったんですけどね」
「何事も最初からうまくは行かないからね。そうそう、ブルーコスモスの盟主に会ってずいぶん発破を掛けられたよ」
「ふふ、あたしたちもですよ」
「思っていたより、穏健な考えの男だったな。テロなんか起こす連中は末端の過激派か、それとも無関係の者がブルーコスモスと名乗っているのか……彼も苦労するな」

アズラエルさんは、本当に、あたしたちの活躍を宣伝してくれていた。補給と同時に持ち込まれた電子雑誌や新聞に、「頼もしき地球の仲間、地球を愛するコーディネイター」なんてアークエンジェルとあたしたちの事が書かれていた。コーディネイターを積極的に軍に登用するようにもなっているようだ。

「ちょっと恥ずかしいなぁ。こんなに持ち上げられて」
「ん?ふふ、ルナマリアも恥ずかしいか。まぁビクトリアが陥落したからな。軍も英雄を必要とするのだろう。ほら、フラガ少佐がいい例だ」

ナタルさんも苦笑しながら読んでいる。

アークエンジェルはアズラエルさんに贔屓されている、と思われているようで、実際今回の補給も彼の強い意向らしかった。キャリーさんなんか、アークエンジェルに来るに当たって、パーソナルカラーの白に塗られたストライクの正式量産型の通称105ダガーを与えられていた。まだアラスカに実物は渡してないけど、第8艦隊と合流時に渡したデータを元に、ハルバートン少将がかなり強力にMS開発を推進しているらしい。でもやっぱりナチュラル用OSの開発に手間取っているようだ。

「もしオーブ政府から許可が降りれば力になれるのに」

カガリが残念そうに言った。あたしたちのナチュナルOSの改良はかなりのところまで進んでいるのだ。

モルゲンレーテから来た装備には待望のフライト・ユニットがあった!それからジン用の物をアストレイに付けられるようにした実弾兵器――バズーカやミサイルポッドをいっぱい、水中戦用のスケイルシステム。細かいところではストライクと同じようなアーマーシュナイダー、強化型バッテリーユニットもあった。
期待されていることがわかる。ありがたいなぁ。

名残惜しいけど、補給も終わってアークエンジェルはオアシスを出発した。アラビア海に出てインド洋を経てオーブに向かうのだ。だけど、中立を守っているオーブがアークエンジェルを入れてくれるだろうか?不安だけど、カガリは妙に自信を持って、考えがあるから大丈夫!と言う。信じてみよう!

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