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MONSTER_HUNTER_SEED_DESTINY_G-02

Last-modified: 2012-04-03 (火) 21:44:34

第弐話「運命の再会」

 

ユクモ村・ワタル宅

 

「・・・・・・」
「・・・・・・」
シンとルナマリアを発見してから3日立ったが、ふたりはいまだに目を覚まさない。さほどの怪我もしていないにもかかわらず気を失ったままだ。ステラはこの所、寝ずに看病を続けている。
「シン・・・」
「ステラ、少しは寝ないと体が持たんぞ」
ワタルは心配そうに言う。
「お前の大事な人なのは知っているし、気持ちも分からん事もないがお前まで倒れたら本末転倒だって」
「でも・・・」
「今日は俺が見るから、お前は少し寝な」
「・・・うん」
「いい子だ・・・」
ステラは暗い顔で部屋を出た。
「・・・さて、これも運命のいたずらか・・・」
この部屋にはモンハンの世界ではまず存在しないPCのような端末が置いてあり、ふたりにコードを繋げたヘルメットのような装置をかぶせ、端末を操作するワタル。
「メモリーレコーダの稼働開始、脳波安定、シグナルパターンの同調よし」
(あの装置はなんニャ?)
(知らぬが仏と言うやつかニャ・・・)
カイト・スコットがドアの向こう側から、覗いていた。
「・・・よし、さっそく記憶を覗かせていただこうか」
PCに映し出されたのは・・・
「・・・・・・おいおいおいおい・・・」

 

時と場所が変わって コズミック・イラ世界 ザフト月面基地

 

「・・・・・・」
「シン!書類の整理終わった!?」
「・・・・・・」
「シン!!」
「あ、ああ・・・」
「もう、ラクス様のおかげでここの司令に抜擢されたんだから、ちゃんとやってよ」
「ああ、ごめんな。ルナ」
メサイアでの戦いの後、プラントはラクス・クラインを議長とし、コーディネーターとナチュナルとの調和をめざし、大規模な政治改革と軍備縮小を図った。その際、若い士官を各部隊の司令にするなどの古い体制を徹底的に排除する政策によってシン・アスカは恋人のルナマリア・ホークを副官とし、月面基地の司令に昇格した。とはいっても元々武官寄りの性格のシンに司令職を行う能力は低く、ルナマリアがほとんど補佐しないと機能しないほどであった。
「なあルナ、今日の仕事はこれで終わりだよな?」
「ええ」
「少し、周りを見るか?」
「はいはい。準備しておくわ」
呆れ顔で司令室を出るルナマリア。司令としての仕事を終えるとMSを駆り、基地周辺のパトロールしつつ気分転換する。シンは司令になってからこの習慣を始めた。戦場を駆け巡ったあの時が懐かしいだが、それで大事な人を多く失った。シンの心は嵐が過ぎ去った後の濁り水の川ようだった。
「シン、ちょっと」
「? なんだ、準備できたのか?」
「それが・・・ラクス様が急用で呼んでいるのよ」
「・・・マジかよ・・・」
「ナスカ級の準備ができているから行きましょ」
「・・・・・・」

 

ナスカ級シン・アスカ専用高速艦「フォーダス」艦内

 

この艦は最新自動航海技術でシンとルナマリア二人でも巡航可能に改造されている。
「あと30分ぐらいでプラント本国に着くわ」
「分かった・・・」
「!? 前方に光源反応!!」
「! 回避は?!」
「ダメ・・・間に合わない!!」
そして、ふたりは艦ごと光に飲み込まれた。

 
 

・・・・・・・・・・・・・
「む〜、記憶ではっきりしているのはここまでか・・・」
ワタルは端末を片付けつつ二人の様子を見た。
「こいつはステラより苦戦するかもしれん・・・」
だがワタルには別の不安があった。ステラやシン、ルナマリアが転移していたことが何かしらの前触れなのではないのかと。
「だが、この世界で生き延びる術は教えんとな・・・」

 
 
 

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