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SCA-Seed傭兵 ◆WV8ZgR8.FM 氏_変身、そのif

Last-modified: 2009-06-27 (土) 02:37:03

東向きに設置された窓から差し込んだ朝日が、毛布に包まって眠る若い女の顔を照らす。
暖かさと眩しさに数度「んあ……」やら「ふわ……」と猫のように呻いた女がゆっくりと上体を起こした。

 

眠たげに右手で眼を擦りながら寝台の下に準備しておいた今日の分の下着に左手を伸ばす。
掴み取った特注サイズの下着を寝巻き代わりのワイシャツの裾から胸元まで引っ張り上げ、
いつもの様にフロントホックを留める。

 

いや、留めようとした。

 

                    するり。

 

「……んー?……」

 

何故か、下着は胸を素通りした。
―そこに何も無いかのように。
寝ぼけたのかなー、と思いつつ、もう一度胸に下着をあてる。

 

                    するり。

 

「……え?」

 

再び、胸を素通りする下着。
流石に完全に目が覚めたのか、ぎょっと目を見開いて視線を下に下げる女。
いつもならばスイカと見まごうような豊かなものに遮られ、腹も見ることが適わない。
だが、今のそこには――

 

ただ、不毛な平地が広がっているだけだった。

 

女の思考が一瞬で凍結し、顎がカクンと下がる。

 

(……何がどうなってる。あれか、年増の陰謀か? 某社の抉れ娘の仕業?
 それとも何処かの人工知能とか筋肉胸の企みか平行世界の私の妬みかスレ住人の呪いか
 あのロr……もとい女王の魔術!?」

 

数秒後に解凍した思考を、一気に様々な憶測が駆け抜ける。
最後の方は口に出ていたことを彼女は、コニールは気づいていない。
ただただ怒り狂い、それに任せて呟くのみ。

 

「それとも誤射マリアに女大公の策謀……ああ、仕事の鬼が謀ったってのもあるか……
 アイツの好みを知ってる人間の仕業だよね……」
ぶつぶつと呟きながら下着の代わりに厚手のTシャツを羽織り、脱ぎ捨ててあったジーンズを穿く
コニール・アルメタ十九歳。
胸も腰も尻も完璧だった彼女の身体は、見るも貧相になってしまっていた。
元々細かった腰はともかく、胸と尻は十四歳当時の大平原に戻ってしまっている。

 

「……ああ、そうか。そうだよね……」

 

延々と呟き続けたコニールが、何かに気がついたかのように言葉を止めた。
その唇は、三日月のように歪に吊り上っている。

 

「怪しい奴を片っ端から潰していけばいいんだ……なんで気がつかなかったんだろ」

 

呟き彼女は部屋から出た。
そのまま、城の地下に存在する格納庫へと向かう。
自らの愛機――屠殺の名を冠する機体の元へと。
粛清のために。

 

「さぁて、まずは……一番怪しい奴からだねぇ……ふ、ふふふふふふふ……」

 

徹夜明けで寝かけていた整備士を叩き起こし、格納庫のハッチを開けさせる。
地下から飛び出す機体の中で、彼女は妖しい笑みを浮かべていた。

 
 
 

私も便乗しました。
360氏及び職人の方々にスレの住人の方、申し訳ありません。
何故か、命の危険を感じるので逃げさせていただき……あれ、なんか窓が蹴破r