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SCA-Seed_MOR◆wN/D/TuNEY 氏_EX05

Last-modified: 2009-06-27 (土) 02:50:15

「ふふふふ」
アーモリー1、女性士官用宿舎内の休憩室に彼女は居た。
金髪の髪を纏め、黒服から白衣に着替えたそのさまはショッ○ーの研究員のようだ。
不敵な笑みを浮かべ、フラスコや試験管、ティーセットに怪しげな色の薬品を混ぜ合わせ、
カップに注いでいる。

 

「紅茶(ティー)酢ナールの効果は覿面ですね。
 これで他の方々が誤解し、潰し合えば最後に残るのはこの私! アビー・ウィンザーです!
  ま さ に 計 画 通 り ! 」

 

天を仰ぎ高笑いするアビー、何かに取り憑かれてるんじゃないだろうか。

 

「あー、疲れた……って! 何事!? アビー、あんた何やってんのよ!」
そんな中にノコノコ入ってきたのは、赤毛のアホ毛ことルナマリア・ホーク。
部屋に充満するカフェイン臭と紅茶臭、すっぱい匂いに顔を歪ませる。
「……ルナマリアですか。 いえ、その、ちょっと実験を」
「実験を。 じゃないわよ。 自室でやってほしいわね」
一瞬で素に戻ったアビーは、頬を赤く染めると恥かしそうに器具類を片付け始め、
そんな様子をニヤニヤと眺めながら、ルナマリアは空いていた席に座り、
買ってきたカプチーノに口をつける。
「ま、いいけど。 ……それよりも紅茶好きが紅茶を実験に使うってどうなの?」
「こ、これは私がヒロインの座に着くための大事な……何!?」

 

二人が他愛もない会話を交わしていた瞬間、士官休憩室の壁がぶち破られ、
アストレイタイプの手がアビーの謎の薬品類を奪う。

 

「みなたま復活の為、この酢酸ティーナノレは頂いていくでソキウス!」

 

(アーモリー1の中でよかった。 ……でも壁は誰が責任とるのかしら?)
特徴的な語尾で一瞬にして何処の鉄砲玉か把握したルナマリアだが、特に動かない。
実害壁だけなんで、ただ始末書書くのは嫌だな。と思ったぐらいである。
「紅茶酢ナールです! か、返しなさい泥棒ー! 殿中ですぞ! ええーい! 者共、出あえーい!」

 

こうして騒ぎの中ルナマリアがこっそり抜け出し、錯乱したアビーが訳わけ分からんこと叫んでいるうちに
盗人はまんまと闘争に成功し、アビーは始末書を山のように書かされるのでしたまる

 
 

なお盗まれた紅茶酢ナールは(検閲により削除)の使用後、更に盗難に合い、
平行世界中に飛び散ることになるのだがそれはまた別のお話。