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SEED-クレしん_07-184_02

Last-modified: 2009-07-18 (土) 18:53:53

ネネちゃんの超どしりあすリアルおままごと 〜シンとステラ、その愛の行方〜 だゾ
【中編】

 

ネネちゃん 「それじゃいくわよー!次の場面はミネルバの艦橋から!」

 

風間君   「いよいよ次のシーンか……あれ?キラさん、なんでそこでデジカメなんか構えてるんですか?」
キラ    「う、うん。ネネちゃんに記録係を頼まれてさ……
       それで、おままごとをこうして撮影してるってわけ」
しん    「ふ〜ん…キラ兄ちゃんも色々大変ですなあ」
マサオ君  「……あのさ。よく考えたらもうこれって、おままごとの範疇をはるかに超えてる気がするんだけど?」
ボーちゃん 「マサオ、君。そんな…何を、いまさら」

 

 

 ザフト軍所属の最新鋭宇宙戦艦ミネルバは、ただ一隻でジブラルタルを目指して航行していた。
 補給も修理も未だ万全ではなかったが、急遽軍本部からの指令を受けてジブラルタルのザフト軍基地へ向かう事になったのだ。

 

タリア  「…はあ〜〜〜〜……」
アーサー 「あ、あの。結局帰ってきませんでしたね…シンの奴」
タリア  「……そうね。レイは戻ってくるって言ってたけど…まさかシン、本当に脱走したのかしら?」
メイリン 「あの艦長。何でレイは営倉から出られたんですか?
      脱走の手引きっていったら、下手したら銃殺ものの重罪…なんでしょ?」
タリア  「さあね?レイの事に関しては、私は上の指示に従っただけだし」
     (ま、どうせ裏でギルバートが手を回したんでしょうけどね……)

 

アーサー 「は、はは…
      これで今、うちにはまともに動くMSが1機もいないわ、ルナマリアは負傷してるわ、シンが脱走するわ、
      ミネルバは傷だらけだわで、もうさんざんな状況ですね……」 
タリア  「ッ!アーサー余計なこと言わない!減らず口を叩く暇があったら仕事しなさい!仕事をッ!」
アーサー 「は、はいぃ〜〜〜〜!」

 

タリア  「……まったく」
     (ジブラルタルに着いたらやっぱり…私もただじゃ済まないわよね。軍法会議を覚悟しないと……はあ…)

 

 ビーーーーッ!ビーーーーーーッ!

 

タリア  「!?」
メイリン 「12時の方向に多数の熱源感知!これは…戦艦だと思われます!数8!」
アーサー 「艦種特定……これは…ハンニバル級地上戦艦!地球連合軍ですッ!」

 

タリア  「連合軍ですって?なんで連合の艦隊がこんな所に…?ミネルバに戦闘を仕掛ける気なの?」
アーサー 「そ、そのようです。あッ!敵艦隊からMSとおぼしき機動兵器群が多数発進しました!数………」
タリア  「どうしたのアーサー!しっかりしなさい!MSの数は?」

 

アーサー 「か、数…およそ……50!その中には、カオスの反応もありま…す!」
タリア  「ご、50…!?」
メイリン 「そんな!今のミネルバには、まともに動けるMSなんて1機もないのに!」

 

タリア  「今さら泣き言を言っても……どうにもならない状況のようね。本艦はこれより戦闘態勢に移行します!」
メイリン 「り、了解!
      コンディション・レッド発令!コンディション・レッド発令!総員速やかに所定の位置にて待機せよ!
      繰り返す……」

 

          *          *          *

 

連合兵  「大佐。ミネルバを捕捉しました。これより攻撃を開始します」
ネオ   「よ〜し!今まで煮え湯を飲まされ続けられた分、派手に行くぞ!
      これで最後だ……今日こそあの艦を沈める!」
連合兵  「了解!」 

 

タリア  「イゾルデ、トリスタン起動!各ミサイル発射管、CIWSすべて開け!
      取り付かれたら終わりよ……迎撃開始!」
アーサー 「り、了解!」

 

 ネオ・ロアノーク率いるファントムペインと、タリア・グラディス率いる戦艦ミネルバの最後の死闘が始まった。
 ミネルバはありったけの兵装で撃ちまくり、連合軍のダガーLやウィンダムを接近させまいとする。
 しかし…撃墜される機体もまれにはあるが、基本的にMSの機動力に戦艦ごときが対応できるわけはない。
 少しずつ…少しずつ……連合軍のMS達は確実にミネルバを追い詰めつつあった。

 

シン   「……」
ステラ  「シン?どうしたの…なんか苦しそうな顔、してるよ?戦いを見るのは……イヤ?」
シン   「ん?ははは、別になんでもないよ。言ったろ?ステラは一生、俺が守るってさ。
      その為には……あの黒い戦艦に消えてもらわないとな。それを考えていただけさ」
ステラ  「シンも戦いにいくの?」
シン   「いや。俺はステラの側にいるよ。
      ただ…そうだな。戦う以外の方法でスティング達を援護できる方法がひとつ、ある。
      せっかくの戦いに、俺だけ見ているんじゃちょっと何だしな。それを試してみようと思う」
ステラ  「……?」

 

          *          *          *

 

スティング 「ハッ!MSがなきゃ、宇宙戦艦だといってもたいしたこたあねえな?沈め……ガンバレル!」

 

 ドゴーーーーンッ!ガガガーーーーーンッ!

 

アスラン 「うっ……!
      ク、クソ!外はどうなっているんだ?ミネルバが攻撃を受けまくってるみたいじゃないかッ!」
レイ   「先程までは控え室のモニターで外の様子が見れたが……どうも、かなりの数で攻めてきているようだな」
ルナ   「な、ねえどうするの?私達のMSは壊れたままだし、シンはいないし……
      こんな状態で地球連合のMSがもの凄い数で攻めてきたって……
      ど、どうなるのよ?私達、どうなっちゃうのよぉ!」

 

レイ   「ルナマリア…落ち着け。
      こうなってはもう俺達に出来る事はない。タリア艦長や他のクルーの奮戦に期待するしかあるまい」
ルナ   「で、でも!このままじゃ……このままじゃ!」

 

アスラン 「…………くっ!(ダッ!)」
ルナ   「ア、アスラン!何処へ行くんです!?」
アスラン 「ルナマリア、君のザクを借りるぞ!
      この緊急事態だ……贅沢は言ってられん!腕や足の1本や2本が無くても、せめて砲台代わりくらいにはなる!
      俺は……出撃、する!」

 

ルナ   「ま、待ってくださいアスラン!アスラン…アスラーン……!」

 
 

 ルナマリアの、必死の呼びかけを無視して……アスランはひとり走り出した。
 ここにもう1人、シンと同じく修羅の道を歩む男が誕生した瞬間であった……(語り手:ネネちゃん)

 

          *          *          *

 

スティング 「ハッハァ!取り付いたぜミネルバ!であーーッ!」

 
 

 対空砲火をくぐり抜けて、遂にカオスがミネルバに取り付いた。
 スティングはビームサーベルを抜いてミネルバの兵装を次々と破壊していく。
 弾幕が薄くなった隙を突いてダガーやウィンダムも取り付いてきた……
 ミネルバの命運は……今や風前の灯であった……

 
 

メイリン 「ト、トリスタン、イゾルデ共に沈黙!ミサイル発射管も次々に……きゃあああっ?!
アーサー 「て、敵MS群、本艦の動力炉に集中攻撃をかけています!
      このままじゃエンジンが大爆発を起こしてミネルバは跡形も無く……
      奴等、ミネルバをこの世から完全に消滅させる気ですよ!ど、どうしましょう艦長〜〜〜!」

 

タリア  「くっ…ここまで、のようね。総員退艦!遺憾ながらミネルバはここで放棄しますッ!」
メイリン 「艦長……」
アーサー 「こ、こんな所でミネルバが沈むなんて……どうして、どうしてこんな事に…………え?」
タリア  「どうしたのアーサー!早くクルーに退艦命令を伝達しなさい!」

 

アーサー 「か、艦長…わ、我々の目の前にいるハンニバル級のか、甲板に……あ、あれは……」
タリア  「え………なッ!?」
メイリン 「あ、あれってまさか……そんなッ!が、画像を拡大します!」

 

 その時……ブリッジに居た全員、モニターに映った『それ』を見て我が目を疑った。
 本来なら、そこに決して存在しえないモノが存在していたからだ。
 ザフト軍の次世代を担う者として開発され、今度の戦争で度重なる窮地からミネルバを救い続けた守護神。その名は……

 

アーサー 「イ、インパル…ス……」
メイリン 「ど、どうしてインパルスが敵艦の甲板にいるんです?どうしてッ!」

 

タリア  「まさか…シンが?シンが私達を裏切ったって、いうの?
      ミネルバの行き先を読んでいたかのような待ち伏せ、
      ミネルバの弱点を知り尽くしたかのような連合軍の攻撃……そ、そんな!
      シンが…シンが私達を連合に売ったってって事なの!どうして……どうしてそんな!」

 

 その疑問の答えを……タリア達は永遠に知る事は出来なかった。
 何故なら次の瞬間、ウィンダムのビームライフルの一撃で……
 ミネルバのブリッジはタリア達とともに一瞬で吹き飛んだのだから……

 
 

ステラ  「……みねるば……燃えてるね。花火みたいにあちこちぱちぱちしてる……」
シン   「ああ……あの様子じゃ、クルーは全滅……かもな」
ステラ  「あそこ、シンが前に居た所だよね?いいの…これで?」
シン   「いいさ。俺が選んだ道だ……後悔なんて微塵もしていないよ。
      それよりこれからがもっと忙しくなるぜ?
      お互い生き延びような……ステラ」
ステラ  「うん♪シンといっしょなら……きっと、そうきっと大丈夫だよね……♪」

 
 

 こうして……ファントムペインの宿敵、宇宙戦艦ミネルバは沈んだ。
 だが、シンとステラの戦いは今まさにこれから始まるのだ。
 戦争に勝つために、ではなく……2人が戦争を生き延びるための戦いが。

 

 

ネネちゃん 「は〜いそこまで!それじゃいよいよ終盤のシーン、いくわよ〜〜。」

 

タリア   「……」
アーサー  「……」
レイ    「……」
メイリン  「……あの…ネネちゃん。私達……これで死んじゃったの?」
ネネちゃん 「ええ!きれいさっぱり、骨も残さずみんな死んじゃったわ!ご苦労様♪

 

マサオ君  「ね、ねえ…いくら何でもミネルバを撃沈した上に、クルーのみんなを殺しちゃうのはちょっと、その……
       乱暴すぎる気がするんだけどな。僕」
ネネちゃん 「何言ってんのよこのオニギリ!
       ここでミネルバにご退場願うのは、ちゃんとそれなりの理由があっての事なのよ?」
しん    「ほうほう……というと?」

 

ネネちゃん 「つまりね。シンさんとステラさんで話を進めるとなると……
       ある程度連合側にも勝ってもらわないといけないのよ。
       ミネルバがいなくなった後の予想される展開を、ここにざっとここに箇条書きにすると……こうなるわ!」

 
 

1、恐らくベルリンでの戦闘が無くなる
 元々この作戦は、いつまでもミネルバを撃沈できないネオにしびれを切らしたジブリールが、
 半ばヤケクソで命じたものであるため。
         ↓
2、デュランダル議長の「ロゴス討つべし」宣言が出るかどうか
 デュランダルはベルリン虐殺の映像を武器にマスコミを利用した訳だから、その映像がないと説得力が薄くなる。
         ↓
3、エンジェル・ダウン作戦は実施される?
 されたとしても、ミネルバとシン抜きならアークエンジェルは楽々逃げきれると思われます。
         ↓
4、ヘブンズベース攻略戦は行なわれる?
 正史だと、ミネルバ組が出撃するまでザフト軍は負けまくりでした。
 彼等抜きで戦うとなると、最悪ザフトの大敗……もしくは双方かなりの大損害を出しての痛み分け。
 そうなる可能性もありえます。

 
 

ネネちゃん 「……と、まあこれ以降も色々と変わってくるわ。
       正史の終盤はオーブ対ザフトっていう図式になったけど、この時点でミネルバが居なくなと……
       終盤でオーブ対連合、もしくは三つ巴なんて可能性も出てくるわけよ♪」
風間君   「そ、そこまで考えていたの?」
しん    「おお〜〜!ネネちゃんすごーい!」

 

ルナ    「で、でも!ヒロインである私まで殺す事ないじゃない〜〜〜!」
ネネちゃん 「ああ、そこらへんは大丈夫♪だってこの時点ではルナマリアさん、ヒロインじゃないもん」
ルナ    「が、がーーーーーん!……そ、そりゃ、そう…だけど……(がくっ)」

 

アスラン  「はあ…となると俺も死んだのか。でも肩の荷が下りたと思えば、少しは気も楽になるな……?」
ネネちゃん 「え?アスランさんは死んでいないわよ?
       アスランさんは終盤で大活躍してもらう予定だから、がんばってくださいね!」
アスラン  「え?あ、ああ……?」

 
 

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