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SEED-クレしん_07-586_01

Last-modified: 2009-08-08 (土) 17:08:25
 

みんなで(ちょっと変則的に)プールに行くゾ
《前編》

 
 

しん  「あつ〜い!こんな暑い日はプールで泳ぎたいゾ!」
シン  「ダメだ!プールへは行かない方がいい!」

 

しん  「な、なんで!?」
シン  「……今そこのプールを覗いてきた。 凄いぞしんちゃん……まるで芋の子を洗うよーに人がいやがる!
     プールの中はぎゅうぎゅう詰めで全然思いっきり泳げない! 人が沢山いるせいでプールの水も生ぬるい!
     そんなプールでしんちゃんは泳ぎたいのか〜? あ゛〜ん?」
しん  「う、うう……」

 

ルナ  「うあ〜〜〜〜〜もう!それにしても暑い暑いあつーーーーい! ここんとこ我慢してきたけど、もー限界よ!
     私はね、いま泳ぎたいの!それこそ猛烈に泳ぎたいの!
     泳ぎたい!泳ぎたい!お〜よ〜ぎ〜た〜いーーーーーーーッ!
ひろし 「こりゃ珍しい。普段温厚なルナちゃんがキレるとは」
むさえ 「そんだけ普段から色々溜め込んでいるみたいね」

 

ルナ  「うう〜〜!プールだめ!海水浴場もだめ!水風呂やビニールのプールなんかは、思いきり泳げないから論外だわ!
     なら……なら………そう!それなら!
     いっそコアスプレンダーでどっかの無人島にひとっ飛び!これで問題解決だわ!いやったあ〜♪
     こうなったらさっそく……」

 

シン  「盛り上がってるとこ悪いが……ルナ、無理だそれ」
ルナ  「なんでよ!」
シン  「これだ。
     俺達が春日部に来たとき、議長が日本政府と交渉して締結した……
     題して『異世界からの来訪者における、特別移民法』。俺達の人権や権利を保障してくれる法律だ。
     その第3条、G項にこう書いてある。
     『原則として異世界の機動兵器は、埼玉県内でのみ運用を許可するものである』……てな」
ルナ  「……つまり?」
シン  「つまりだ。俺達のMSとかは、日本政府の許可なしでは埼玉県外での活動はできないってこと。
     これを破ったら国際問題になり、場合によっては自衛隊の戦闘機がミサイルを撃ってくるぞ」

 

ルナ  「う、ぐぐぐ〜〜〜〜!じゃ、じゃあ……じゃあ………そうよ!バレなきゃいいじゃない!
     こっちにはミラージュコロイドという絶好の隠れ蓑兵器があるんだからッ!」
シン  「ミラコロを装備してんのは今のところたったの2機だけだぜ?
     俺のデスティニーのは戦闘における目くらまし程度のもんだし、
     ニコルさんのブリッツは……その、なんていうか………飛べないじゃん」

 

ルナ  「キーーーーッ!なによなによ!私の天才的なアイデアを次々と否定ばかりして!
     ならあんたが妙案出しなさいよお!」
シン  「い、いやそんな事言ったって……く、ぐるじい……ル、ルナ落ち着けって……!」

 

しん  「おお〜〜!これはめったに見られない、シン兄ちゃんとルナおねいさんのケンカだゾ!」
むさえ 「ひゅーひゅー!どっちも頑張れー!」
ひろし 「……止めてやれよお前等」 

 
 

ピンポーン!

 

みさえ 「あら?誰かしら……はーい、ちょっと待ってて下さいねー(ガチャッ)」
マユ  「こんにちはー!」
エル  「こ、こんにちはです」
みさえ 「あら。マユちゃんに……エルちゃんじゃない。今日はどうしたのかしら?」

 

エル  「はい。今日はしんちゃんを誘いに来たんです」
しん  「う〜ん、デートのお誘いなら悪いけど間に合ってるゾ? こうみえてもオラの恋愛対象年齢は女子高生以上……」
マユ  「違うよ!今日はね、マユたちの小学校のプール解禁日なの。
     学校のプールで好きなだけ泳げるから、しんちゃんも一諸にどうかな〜って思って」

 

しん  「おお〜!行く行く! プール行く準備はもうとっくに出来てるからすぐ行こう!」
エル  「うわあ……本当だ。準備いいなあ。じゃあみさえさん、しんちゃんをお借りしますね♪」
みさえ 「お願いするわ。しんのすけ、マユちゃん達に迷惑かけるんじゃないわよ?」
しん  「ほ〜い!」

 
 

ルナ  「(聞き耳立ててた)はあ。小学校のプール、かあ。いいなあ……」
シン  「そうか……学校のプールってのは盲点だった。これならイケるか、な?」
ルナ  「ち、ちょっとシン!あんたまさか小学校に忍び込む気?
     あのね、小学校って所は数年前から犯罪が多発したために、
     今では基本的に部外者立ち入り禁止になってンのよ?
     うかつにあんたなんかが敷地内に入ったら通報されて、瞬く間に警察が飛んでくるわ!」

 

シン  「ふっふっふ……甘い。甘いぜルナ!誰がこの姿のまま行くと言った?
     小学生にしか入れないんなら、俺達が小学生になればいいだけの話よ!
     ってなワケでいくぜ!今週のビックリドッキリメカ〜〜〜!
ルナ  「ああッ!そ、それは……まさかッ!」

 

   ※   ※   ※

 

 その数十分後……かすかべ小学校のプールで。

 

マユ  「……ぷはッ!ど、どうだったエルちゃん?」
エル  「うん!平泳ぎで15メートルいったよ!
     すごいなあ……私なんかビート板使わないとまだまだ、こんなに泳げないや」
マユ  「へへ〜♪これでなんとか、来週のクラス対抗水泳リレーに勝てそうだね!」
エル  「そうだね!……それにしても」

 
 

しん  「ケツだし星人泳ぎ〜ぶりぶり〜!ぶりぶり〜!」

 
 

エル  「……しんちゃん見てると、たまに努力するのが空しいと感じるのはエルだけかな?」
マユ  「大丈夫。マユもそうだから……あれ?誰だろあの子達。どこかで見たような、見ないような……
     あーーー!

 

 マユの視線の向こうには……プールに入りに来たとおぼしき小学生五人の姿があった。
 ただし、どこかで見たような気がする5人ではあるが……?

 
 

???1「いやあ〜今日も暑いやあ……あ、皆さんこんにちは。僕、かすかべ小学校4年1組の飛鳥しんです」
???2「私も4年1組、鷹月マリアよ♪よろしくね!」
???3「おなじく大和キラです。
     いや〜ここに絶好の被写体がいれば、なおフリーダムなんだけど……小学生じゃなあ」
???4「うぇ〜い。ステラも4年1組ー」
???5「たまにはこういうのも悪くないですわね♪ あ、私も4年生で倉院楽主といいますわ。皆さんよろしく……」

 
 

マユ  「ちょちょちょっと!おにーちゃん! これどういう事なのーーー!?」
エル  「うそ……キラお兄ちゃんやラクスお姉ちゃんが、エルと同じくらいの姿になってる……?」
しん  「ほほう……なるほどなるほど。シン兄ちゃん達アレを使ったんですな?」
マユ  「あれ?!」
キラ  「さすがしんちゃん、すぐに気が付くとはさすがだね♪」

 

シン  「ふっふっふっ。もちろんマユにエルちゃんは知らないよなあ……なにせマユ達が春日部に来る前の話だ。
     実は俺達、以前ある科学者の機械で子供になったことがあるんだよ」
エル  「大人が子供に……ですか? そんな……」
ラクス 「信じられないでしょうけど、本当にあったのですわ。
     それで……その博士はその後機械の改良を続けて、遂にその装置を完成したんですの♪」
シン  「それがこれさ。まあフツーにトランシーバーにしか見えないだろうけど」
キラ  「とはいえ、この簡易装置で子供でいられるのは2時間だけ。
     しかも連続では使用できずエネルギーのチャージに半月かかるシロモノだけど、ね」

 

ルナ  「とにかく!これで思いっきりプールで泳げるってもんよ! ではさっそく」
ステラ 「えーい!(ざぶーん!)」
ルナ  「ああこら!準備体操もしないでいきなり飛び込んだら……」
ステラ 「(ぴきッ!)う、うぇーい!あ、足つったあ〜〜! シン助けて〜〜〜〜!?」
シン  「やれやれ。しょうがないなあ……あれ?そういえば以前にも似たような事があったような?」

 
 

マユ  「……う〜ん。お兄ちゃん達、泳ぐ気満々だ。それも思いっきりハメを外して……」
エル  「ま、まあいいじゃない? 賑やかなのはエルも嫌いじゃないし、ね?」
マユ  「いいのかなあ……?」
しん  「ま、何事もなるようになるもんだゾ〜」

 
 

(つづくゾ)

 
 

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