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SEED-クレしん_09-155_01

Last-modified: 2009-09-12 (土) 16:07:15
 

いつか再び星の彼方へ。だゾ
【前編】

 
 

 その日の夜。野原一家は望遠鏡を持って天体観測にやってきた……のだが。

 

シン  「さ、寒い……なにもこんな寒い時期に星なんか見なくても……」
むさえ 「そうだよみさえ姉〜。はやく家に帰ってみんなでおコタに入ろうよー」
みさえ 「だったらついてこなきゃいいじゃないの。
     冬の季節にしか見えない星座ってのもあるんだから我慢しなさい!」

 

しん  「父ちゃんあのせーざは何て言うのー?」
ひろし 「ありゃオリオン座だな。まあよく見える星座の定番ってとこか……」
ルナ  「じゃあ、あの北斗七星は?」
ひろし 「あれも星座の一部で大熊座さ」
しん  「へえー。父ちゃん物知り〜〜」
ひろし 「いやーそれほどでも……」
しん  「じゃあ父ちゃん、あの光ってるお星さまはなんてーの?」
ひろし 「光る?どれどれ……なんだありゃ? 恒星にしちゃあ、輝きすぎてるような……」

 

ルナ  「あの……なんかあの星、段々大きくなっていくような?」
シン  「と、と、というか何かこっちに向かって突っ込んできてません? あれ!」
みさえ 「もしかして……隕石ィ?!み、みんな逃げてーーー!」

 
 

 ゴオォォォ……! シュウゥゥゥ……ン!

 
 

ルナ  「待って!あれ……MSよ? 減速しながら着地しようとしているわ!」
シン  「白いMS? 背中には日輪のような輪が……あんなタイプ見たことないぞ?」
しん  「おお〜着地したみたいだゾ! ねえねえみんなで様子を見にいこうよ!」
ひろし 「あ、こら待てしんのすけ!」

 

・・・・・・・・・
・・・・・・
・・・

 

むさえ 「どうシン君〜?なにか分かったー?」
シン  「ふー……ん。DSSD(深宇宙探査機構)所属機、ねえ?
     どうも民間で建造されたものらしいけど。
     みんな、とりあえずハッチを開けてみるよー。さて誰が操縦してるのか、な……?」

 

 ぷしゅー……

 

ルナ  「……これは……男の人と女の人が乗ってるわ。どうやら2人ともコールドスリープ状態みたいね?」
しん  「おお〜〜〜! こーんな狭いお部屋できれいなおねいさんと2人きりでお寝むだなんて!
     オラもぜひぜひ、お仲間に入れてほしいですゾぉ〜〜♪」
シン  「いや、しんちゃん。これはちょっとそういう話じゃ済まないみたいだよ?」

 

ルナ  「みさえさーん! 議長を電話で呼び出してくれませんか?
     いつまでもこの状態じゃ危険かも……すぐに蘇生させなきゃ!」
みさえ 「わ、分かったわ!待ってて!」
ひろし 「じゃあその後はとりあえずうちに運び込むか? よし、俺も人を呼んでくる!」

 
 

 こうして、スウェン・カル・バヤンとセレーネ・マクグリフの2人は、星の彼方からスターゲイザーで春日部の地に降り立った。
 そして……ちょうどその前後。

 

 ※ ※ ※

 

 ガツン!ガツン!ガシャアァァン!

 

 「ち、ちょっと?冗談じゃないよ…こんなとこでい、いや……うわああああーーーーー!

 

・・・・・・・・・
・・・・・・
・・・

 

売間久里代「あ〜もーー!うるさいわね!(バキッ!)」
???  「あだ?!……あ、あれ……?ここは……」
久里代  「やっと起きた?この行き倒れ。
      まったく……今日もノルマが達成できないわ、行き倒れを拾うわでもうさんざんだわ!」
??? 「あ。オカマだ」
久里代 「やかましい! ケバい厚化粧のあんたに言われたくないわよッ!
     いい?こうなったら、しばらくアンタには私の仕事の助手をしてもらうからね!
     この地獄のセールスレディ・売間 久里代の訪問販売の助手を!」
??? 「え?は、はあ……」
久里代 「よし。じゃあまず、あの憎っくき春日部は野原家に向かうわよ!
     今度こそ買わせてみせるわ……ふっふっふっ……!」

 

??? 「……あれ?確か私……ボナバルトの防衛任務で……そう、ザフトの犬ッコロに殺られたんじゃ?
     なんで生きて……こんな知らない所に居るんだろ?」
久里代 「なにしてんの!春日部に向かうわよ!」
??? 「は、はい?!」

 

??? (とりえあずこの女?に付いて行きながら情報を集めるか。それにしても……
     スウェンに……シャムスは無事かな? どこかで生きてりゃいいんだけどねえ)

 

 ※ ※ ※

 

 〜ほぼ同時刻〜

 

 「フェイズシフト・ダウン……へっ…ここまでか。だが……もういいや。
  あいつの分までコーディネイターの野郎どもを殺せたしな。
  ここら辺で楽になったってバチは当たらねえだろ。なあミューディー?」

 

・・・・・・・・・
・・・・・・
・・・

 

ネネちゃん「ねえ……」
???  「さらば、俺の輝かしい未来……さらば、俺の」
ネネちゃん「ねえってば!
      ……ちょっとお!1人で悦に浸ってンじゃないわよおー!えい!(手に持ったうさぎで殴った)」

 

 ボスッ!

 

???  「いて!ひでえなあネネちゃん。人がせっかく詩的に人生を締めくくろうとしているのに……」
ネネちゃん「公園の砂場で詩的もなにもないでしょーが!それよりリアルおままごとの続きよ!続き!」
マサオ君 「あ、あの……ネネちゃん。
      そこのベンチに座ってた行きずりのお兄さんにリアルおままごとを強制するのは
      僕、ちょっとどうかと思うんだけど……」
ネネちゃん「なにオニギリ? 私のおままごとに文句でもあるってーの?」
マサオ君 「い、いえ!そうじゃなくてですね……」
???  「ああ、いいんだ。君……マサオ君だっけか?
      俺、気が付いたらこの公園にいたんだが、ここが何処だかわからねーわ、
      これからどうしたらいいか分からねーわで……正直、やることないんだわ。
      だから今はおままごとくらい、いくらでも付き合ってやるぜ?」
マサオ君 「は、はあ……」

 

ネネちゃん「じゃあ再開するわよ♪
      今回は題して『家政婦は見た!不倫する夫とブランド物を買い漁る借金妻の泥沼離婚劇!』

 

マサオ君 「……」
???  「……なあ。この子、ほんとに幼稚園児か?」
マサオ君 「一応は……精神年齢の方はどうか分かりませんけど?」
ネネちゃん「んーー……でもたった3人じゃあ、このおままごとは難しいわね。
      よし!しんちゃんを引きずり込み……いえ、おままごとに誘いましょう♪
      てな訳で、野原家にレッツ・ゴー♪」

 
 

 ……てなわけで、CE世界で戦死したはずのミューディー・ホルクロフトとシャムス・コーザの2人も春日部にやってきて、次の舞台は野原家に移ることに。
 さて、どーなることやら……

 
 

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