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SEED-クレしん_15-バレンタインSS集

Last-modified: 2009-05-23 (土) 14:24:34
 

〜その1・ステラ編〜

 

《オリジナルバレンタインチョコの作り方》

 1:チョコを手で細かくちぎって砕きます
 ↓
 2:細かく砕いたチョコは型に入れて電子レンジで溶かします
 ↓
 3:ときおりレンジから取り出して表面が平らになるようにへらで整えるといいでしょう
 ↓
 4:溶けたチョコを型ごと冷蔵庫に入れて冷やして出来上がり
 

ステラ  「……という感じに作ったんだけど。どう?」
スティング「ど、どうって………ステラ、お前未だに湯煎も知らないのか……?」
ステラ  「ゆせん…………て、なに?」
アウル  「今すぐ母さん(みさえ)のとこ行ってチョコの作りかた教わってこい!
      バレンタイン当日までに早く!」
ステラ  「は、はい!(何故か思わず敬語)」

 

 

〜その2・シン編〜

 

ルナ  「ほらシン。バレンタインのチョコ」
ステラ 「うえーい……あんまり出来よくないけどあげるシン」
マユ  「はーいお兄ちゃん家族からの義理チョコでーす♪」
みさえ 「同じく家族義理。安い奴だけど勘弁してね」
メイリン「あ、シン?ちょっと待って……
     あ、これこれ。『5円があるよチョコ』あげるわ。もちろん超義理だけど」
タリア 「はいシン。職場の義理ってやつね。レイのぶんも渡すから渡しといて」

 

シン  「む、むう〜〜〜(ボリボリ)」
しん  「それ全部ばれんたいんのチョコ? 食べるの大変そうだね」
シン  「……しんちゃんも食べるか?」
しん  「ん〜ま、オラはオラで幼稚園で貰ったのあるし」
シン  「そうか……じゃあ頑張って全部食べないとな……食べないで腐らせたらくれた人に失礼だし」
しん  「義理チョコなのに義理堅いですなあ、シン兄ちゃんは」
シン  「そうでも……ぐッ!?」

 

ぶはあッ!

 

しん  「うおうッシン兄ちゃん、チョコの食いすぎで鼻血噴出してきたゾ!」
シン  「た、滝のようにな、流れ……ティッシュ……ティッシュはどこ………うあ?(くらっ)」

 

ばたーん!(貧血で倒れた)

 

しん  「シン兄ちゃんが血ィ出して倒れた〜〜!?
     か、母ちゃーん! きゅーきゅーしゃ!きゅーきゅーしゃ〜〜〜!」

 
 

 バレンタインチョコの食いすぎで軽い貧血になり、フリーダム医院に運ばれたシン。
 のちにこの出来事は『血のバレンタイン事件』と呼ばれた……

 

 

〜その3・キラ&ラクス編〜

 

ラクス「キラ」
キラ 「な、なんだい? ラクス……(念写のこともばれたかな)」
ラクス「明日、また付き合って欲しいのですが」

 

 そう言いながら、ラクスはキラに台本を渡す。キラはそれに目を通してゆく。

 

キラ 「明日? ……ほ、ほんとにこんなのやるの?」
ラクス「ええ、明日その場所でお願いしますわ」

 

 〜そして、翌日〜

 
 「この世でエターナルに語り継がれるバレンタイン」 ―監督・脚本・演出 ラクス・クライン―
 

 ここはエターナル商社のオフィス……
 ここに務める会社員キラ・ヤマトは、バレンタインにも拘わらず誰からもチョコをもらえないとんと無縁な生活を送っていた……

 

キラ 「はぁぁ、学生時代もだけど、僕ってこんな風に一生バレンタインと無縁の生活なのかなぁ……」
ラクス「あの、キラさん……」
キラ 「はっ?……ラクスさん」

 

 途方にくれるキラの彼女の前に現れたのは、同じ職場で働く美人OLラクス・クラインだった。
 お金持ちのご令嬢のようだが、社会のことを知るために学生時代から庶民と同等の生活を続けている。

 

キラ 「……どうしたの?」
ラクス「あの、部長が今日は残業があるとおっしゃってました」
キラ 「ああ、また残業かぁ……」
ラクス「えと……頑張ってくださいね」

 

 キラは彼女から義理チョコでももらえるといいなあと思ったが、世はそう上手くはいかない。

 

   *   *   *

 

 残業終了後……

 

キラ 「あー、終わった終わった」
ラクス「お疲れ様でした」
キラ 「えっ、ラクスさん!? いつからそこに」
ラクス「ずっと、隣の部屋にいました。あなたに渡したいものがあって……」
キラ 「渡したいもの?」
ラクス「はい、チョコレートです……」
キラ 「ええっ!?」
ラクス「嫌……ですか?」
キラ 「そんなことはないよ。でも、どうして?」

 

 ラクスは少し戸惑ったが、ゆっくりと口を開いた。

 

ラクス「私、キラさんのことは学生時代から、ずっと好きだったんです」
キラ 「ええっ……」

 

 そうだった、彼女は僕とずっと一緒にいた。
 社会人になってから一度さよならしたが、こうやって彼女は僕の前に現れた。
 僕も何度かこの人の厚意に癒されてきた。この人がいるから僕はどんなに仕事が辛くても頑張れる。
 そう。愛する人がいるから、ここまでやってこれたのだ。

 

ラクス「私とこれから付き合ってくれますか……?」
キラ 「……もちろんだよ」

 

キラ (あぁ、まさかこんなオフィスラブができるなんて……ストライクフリーダーーーム!!
    しかし、こんなに本格的にやるなんてすごいなぁ)
ラクス(ふふ、無理をしてでもやった甲斐はありましたわ)

 
 

 〜一方、ここは双葉商事会議室〜

 

ひろし「なぁ、川口。何で今日は会議室で仕事してんの?」
川口 「部長によると、何処かのグループがオフィスを一日貸してくれって言ってきて、
    今日一日会議室で仕事しろってことらしいっすよ」
ひろし「映画の撮影か?」

 

 

〜その4・アスラン編〜

 

アスラン「ガレキの型にチョコを流し込み完成させたガレキチョコ……もしかしたら売れるかもしれないな。
     これが俺のジャスティス!」

 

 ……で、注文を取ってみた。

 

アスラン「意外にもマニアが自分チョコとして買って行ったぞ〜!
     その売り上げはインフィニット! さぁさっそく発送だ〜!」

 

 が、またずれ荘の自分の部屋に戻ったアスランが見たものは……!

 

イザーク 「おお、戻ってきたか」(顔中にチョコの跡)
ディアッカ「グゥレイト! きたねぇぞ、自分だけあんなにチョコを腹いっぱい食おうなんてよ」
ニコル  「汚いのは、顔をチョコだらけにしてるあなたたちですよ。
      ふたりともシホさんやミリアリアさんに一応もらったのに……あ、頂いてます、アスラン」
イザーク 「しかし、随分と妙なチョコだったな」
ディアッカ「ああ、なんかガレキみたいだったぜ」
アスラン 「……」

 

 その後、カガリからチョコをもらったアスランだったが、あまりのショックにのども通らなかったという……

 
 

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