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SEED-クレしん_15-リレーSS02_03

Last-modified: 2009-05-28 (木) 00:00:39
 

〜実技教習・第2段階(路上教習)〜

 

アスラン「じゃあ第2段階に移るが……まず確認しておこう。
     まだ運転未熟なお前たちに路上で運転させる意味とはなんだ?」
シン  「えーと、交通法規を守りながら周囲をよく注意して、安全に運転する事を憶える……とかかな?」
キラ  「道路標識に従う事や信号も大事だよね」
アスラン「違う! 痛車で街中を走っても動揺しない強靭な精神力を身につけるためだ!」
シン  「そっちかよッ!」
アスラン「ちなみに周囲の好奇の目が快感に感じるようになったら一人前だ。
     そのときは見きわめに値すると認めてやろう」
シン  「い、嫌だあああああっ!!」

 

   *   *   *

 

 路上教習がはじまりました。周囲の視線が痛いです……
 この車で事故ったら恥晒しどころの話じゃないんで自然と運転は慎重に……
 もしかしてアスランはこの効果を狙って俺たちに痛車を運転させたのか? まあ間違いなく違うだろうが……

 

「キラさん……その…俺…」
「緊張しないで。僕もはじめてだけど……」
「ファーストキスがあなただなんて思いもよらなかったです」
「……優しくしてね」
「は、はい…………」

 

 ・・・・・・・・・
 ・・・・・・
 ・・・

 

シン  「……て、出来るかァァァ! なんだよこの唐突な801展開は!」
アスラン「おいおいシン。これは事故ったときの応急処置の学科なんだからさっさと人工呼吸の練習やれ」
    (キラは医師免許を持っているので、応急処置の実技講習は免除されマス)
シン  「だからできねーっての! 普通こういうのは人形使うもんだろ人形!」
アスラン「えー用意すんのめんどくさい」
シン  「めんど……あ、あんたって人はァ!」

 

メイリン「わくわく♪ わくわく♪」
キラ  「ん? 君……」
メイリン「……え? ああ、私にはお気遣いなく、続きどうぞ」
シン  「メイリン? そんな隅っこでデジカメ回してなにやってるんだ?」
メイリン「美少年同士のリアルやおいが見れるというので飛んできました♪」
シン  「帰れ」

 

しん  「へーいおねいさんピーマン食べれる? 納豆にはネギ入れるほう〜〜?」
ジュリ 「あら? 教習所の待ち合い室でナンパなんて珍しいわね」
しん  「ここんとこオラの出番少ないから暇なんだゾ」

 

シン  「ねぇ、アスラン」
アスラン「なんだ?」
シン  「せめてそこにいるメイリンにしてくれません?」
アスラン「それはだめだ。別のスレになってしまう」
シン  「それもそうだけど……だけど、だけどォ!」
アスラン「この馬鹿野郎! 俺が何のために人形を上官から断ったと思っている!」
シン  「それが本音ですか……あんたって人は―――!」
ステラ 「じゃあ、ステラがシンのお人形の代わりしてあげるね」←ついてきた
シン  「ええ!?」
しん  「ステラおねいさん、お人形の役できるの?」
ステラ 「うん、お姫さまはキスで起きるの」
ルナ  「状況が違うわよ! 大体なんでステラが引き受けるのよ!?」←ついてきた
キラ  「とりあえず二人でどっちをやるか決めてみたら、もちろんドレスでもスク水でも……!!」

 

ダッ!(黒い影がキラの前を横切り、彼を連れ去っていく)

 

キラ  「……ギャァァァーーーーッ!!」
一同  「……」

 

 

〜特別技能講習〜

 

カガリ 「よーし、これから警察の指導で特別技能教習を行なう。車で人を撥ねた場合どうなるか?を学ぶ教習だ。
     おいシン、車でこの等身大人形を轢け」
シン  「押忍ッ!」

 

ブロロロロ……ガシャーン!

 

カガリ 「……と、このとおり、スピードを出して人にぶつかると数メートル弾きとばされ、
     場合によっては命の危険が……」
アスラン「うわああああッ!俺のこ○たが! 苦労して作った等身大の泉○なた人形がァァァッ!」(血涙)
キラ  「まあまあアスラン落ち着いて……」
カガリ 「しっかり羽交い絞めして抑えてろよキラ。
     じゃあ次は道路に飛び出してきた子供を轢いた場合がどうなるか?をこの柊か○み人形で見てもらう。
     シン、時速50キロで向こうから走ってこい。私がこいつを物陰から投げるから」
シン  「お、おう」
アスラン「やーめーろォ〜〜〜〜〜!!」

 

   *   *   *

 

アスラン「うおおおう……俺の嫁たちがああああ〜〜〜……」(血涙)

 

 『教習』という名の元に、アスラン秘蔵の等身大フィギュアはことごとく瓦礫と化した。
 何十体轢いただろうか……コースにはバラバラになったフィギュアが散乱し、凄惨な光景と化している……

 

カガリ 「よーし、よくやったぞお前たち。
     約束どおりこれをもって卒業検定に合格したという事にしといてやる」
シン  「はあ……そりゃどうも」
キラ  「でもいいの? いくら警官だからって、こんな例外的処置を勝手にして……」
カガリ 「心配いらん、ここの所長と私は古くからの知り合いだあらな。
     ほら、あそこに停めてある車を見てみろ」
キラ  「んーと……アストレイ(AT)車のようだけど……」
シン  「よく見ると金色のフレームに黒い車体でえらい高級車っぽいな……
     ボンネットに漢字で大きく『天』と書かれているが」
キラ  「ゴールドフレームに黒にアマツって……あッ! もしかしてサハク家の…」
カガリ 「おっとそこまでだ! さああそろそろ卒業式の時間だぞ。さっさと卒業証明書受け取ってこい!」
シン  「あ、ああ……」
カガリ 「あとは運転免許試験場でテストに受かってこい。それで免許が交付されるぞ」
キラ  「この辺だと鴻巣だっけ?」
シン  「んじゃあ行こうぜキラさん。待合室で待ってるしんちゃんの機嫌が悪くならないうちにさ」
キラ  「そうだね。じゃあカガリ、後でまた」
カガリ 「ああ。頑張れよ」

 

アスラン「う、うううう……苦心して、苦心して作った俺専用の嫁だったのに……」
カガリ 「アスラン」
アスラン「カ、カガリ……お、俺はこれからどうしたら!」
カガリ 「私は交番に帰るから。ちゃんとこのガレキの山の後始末しておけよ♪」
アスラン「まさに外道!」

 

 翌日。
 心に深い傷を負ったアスランは教習所に「バイトやめさしせてください」と電話を入れ、かすかべ教習所を去った。
 こうして主人公3人組の教習所騒動は終結したのであった……

 
 

 シン・アスカ、キラ・ヤマト、普通自動車免許習得における全教習をコンプリート……卒業

 

 

【おまけ】

 

エル 「お兄ちゃん免許取得おめでと〜〜!」
キラ 「いや〜ははは。学科試験つっても事前に問題と答え丸分かりで、所詮暗記だからね。軽いもんさ」

 

ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ……

 

キラ 「ん? なんだろ?この擬音は」
ラクス「ふふふ……遂に……遂にこの日がきましたわ。キラが免許とる日が……
    ふふ、これでようやく、ようやく……♪」
キラ 「ラ、ラクス?」
エル 「な、なんか怖いよ〜」
ラクス「……これでようやくキラの運転でドライブや旅行にいけますわ!」
キラ 「……は?」
ラクス「それに買い物のときも車がないと不便ですし」
キラ 「ラクス車運転できるんじゃなかったっけ?」
ラクス「運転はまあ、できますけど……エルちゃんが」
キラ 「エルちゃんが?」

 

カタカタカタカタ……(エルが小刻みに痙攣?してる)

 

エル 「……イエイエ。私ノコトナラ全然ダイジョウブデスじょ?」(うつろな目で)
キラ 「じょ?」
ラクス「わたくしの運転する車にはどうしても乗りたがらなくて……」
キラ (以前乗って酷い目にあったしなあ……)
エル 「あの……お兄ちゃんは大丈夫ですよね?」
キラ 「え?」
エル 「赤信号はちゃんと止まりますよね? 左の車線を走りませんよね?
    ……後ろや歩道もちゃんと確認してください」
キラ 「あ、ああ……約束する、約束するよ」
エル 「絶対ですよ。絶対ルールを守って走ってくださいね」

 

 エルにこれ以上のトラウマを作らないためにも超安全運転を義務づけられたキラであった。

 
 

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