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SEED-IF_30years_04

Last-modified: 2009-07-04 (土) 13:37:46

深緑に両肩を塗装したグフに乗った反乱軍指揮官は言った
「惑わされるな、あのパイロットはラクスを名乗る偽物だ。
全砲門をフリーダムに集中しろ、あの機体を落とせばオーブの火器は駆逐艦の実弾兵器のみだ。
俺はジャスティスをやる」
そう云うと彼は突撃していった。
空中支援機に乗ったザクの大軍がフリーダムに覆いかぶさるように群がる。
爆音とともにフリーダムが前進すると同時にさらに迫ってくる。
フリーダムは一定の距離を保ちながら連射していった。
「死ねぃ、ラクス・クライン
この裏切り者の阿婆擦れめ!」
ビームソードを振り回しながらジャスティスに接近していく。
まるで誘うかのようにラクスは逃げた。
「逃がすか」
バビ数機もジャスティスを囲んでいく。
ラクスはただビームシールドを展開したまま動かない。
グフの戦闘指揮官はジャスティスとの戦闘で母艦のことを忘れていた。
上空に何かが光った。
「あれは」
ザムザザー数機とそれを支援するようにウィンダムが150機が上空から現れた。
急降下し始め、反乱軍艦隊を攻撃し始めた。
「罠だ!逃げろ」
ウインダムの装備された対地175m機関砲がザクを次々に貫く。
ジェットパックを装備した機体が降りてくる。
ウィンダムの対ビームコーティング装甲と機動性重視の軽量化という長所を活かした攻撃だ。
「30発撃っても落ちん。なんだあのウィンダムは!」
ザクはなおもビームマシンガンを撃つ。
ザムザザーの装甲には無力だった……
空中支援機を打ち抜かれたザクは海中に落ちていく。
反乱軍空母は次々に炎上、轟沈した。
反乱軍空中兵力がなくなった今、ラクスはすかさず敵司令部へ単騎で乗り込んだ。

基地目掛けて頭部・胸部についたバルカンを連射し、ロケット弾を携帯して接近してくる敵歩兵と戦闘車両を掃射。
機関銃の掃射音と同時に土埃が舞い、車両が横転した。
腰に付けた実弾式の6連バズーカを取り外し、持ち替える。
敵の射撃を避けながら連射し、構造物を狙う。
その一発が燃料・弾薬庫に命中、爆発音を立て炎上、近隣施設まで誘爆した。
炎の中、ジャスティスは進んでいった。
燃え上がる基地を見ていた大西洋軍は自分達の役目が終わったことを悟ると次の行動へ移った。
中隊長は空母帰還命令を受け、全軍に通達。
「引き上げるぞ、野郎共」
そう指示が飛ぶとザムザザー隊は西へ飛んで行った……

 

 

大尉は話をそうまとめていった。
「俺たちが見たのはそこまでだ。あの女は6日間で152機を落としたそうだ」
おもむろに少佐が口を開いた
「ん、そういえば、ラクス・クライン。前見た時より痩せたよ」
一同が驚きざわめいた
「え、本当ですか」「馬鹿な」「洗濯板が?」
「もっと腹周りが出てたんだ……肉も若干付いてたよ
俺が見たのはパイロットスーツ姿ではなく、あの陣羽織姿だったけどな」
軍曹が照れながら言った。
「それって……」
不思議な軍曹の態度に気になった少佐は聞き返した。
「どうした。そんな顔して」
軍曹は何百メートルも離れた所を歩くキラの方へ指し示すようにして手を伸ばしながら言った
「あの方が原因かと思うのですが………」

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