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SRW-SEED_ビアンSEED氏_第33話b

Last-modified: 2013-12-26 (木) 21:16:02

第33話 もう一つのWRX 後編

 そんなメンデルの日々も、オウカがフリーダムとの遭遇をメンデルに居るラクス達に報告し、メンデルに駐留していたオーブ艦隊はハチの巣をつついたような慌ただしさに見舞われた。
 スレードゲルミルとマガルガで模擬戦を行っていたウォーダンとククル、MSの戦術パターンやフォーメーションを不眠不休で組んでいたカーウァイらも、ラピエサージュの帰還と共に、メンデル艦隊首脳部の会議に顔を出した。
 マリュー、ラクス、バルトフェルド、ダコスタ、アイシャ、キサカ、ダイテツといった艦長クラスに、主なパイロットであるキラ、アスラン、ディアッカ、ニコル、ムウ、ヒルダ達も顔を合わせている。
 また、たまたま時間を作って様子を見に来ていたカガリも同席しており、図らずも三つの勢力が集まった艦隊のスポンサーと首脳部が一か所に顔を突き合わせる形になった。オウカのもたらした情報は、小さくない衝撃を彼らにもたらした。
 まず、ニュートロンジャマー搭載の核動力機が量産体制に入っているという事、そして彼らとメンデル付近で交戦してしまったという事。偶発的な戦闘だったのだが、戦闘が起きた以上メンデルを突き止められるのも時間の問題だろう。

「ザフトがどれだけの戦力を出してくるかも考えものね」
「フリーダムとジャスティスにエターナル。全部ザフトの最高機密クラスだからな。相当な戦力が来るんじゃない?」
「フラガ少佐の言う通りだろう。ラクス嬢も含め、取り返すか最悪始末してしまいたい代物であるのは確かだ。連合の手に渡らせないためにもな」

 同じ部屋から出てきたマリューとムウの意見に、ダイテツも同意する。ザフトも既存のMSと核動力機の性能の違いを誰よりも理解しているはずだ。スレードゲルミルの存在もある事を考えればかなりの戦力を割いてくるだろう。

「出したい戦力と出せる戦力が同じとは限らないが、今は宇宙も小規模な戦闘に終始しているからな。それなりの余裕を持っているはず。それに宇宙にはDCもおる」
「アメノミハシラだな。イズモ級だけじゃなく、連合・ザフトどちらの艦船も積極的に集めているらしい。結構な戦力を持っているだろう。……ビアンもそうだが、サハク家の姉弟もマイヤー宇宙軍総司令もかなりの辣腕だ。
いずれザフトとも矛を交えるだろうけど、今はまだザフトに協力するだろう」
「うむ。最悪の場合、ザフトとDCの両軍を相手にしなければなるまい」
「う〜ん、正直な所ククルやウォーダン二人だけでもかなりの戦力だし、カーウァイ大佐のゲシュペンスト、オウカくんのラピエサージュとこっちの戦力も僕が思っていた以上にあるんだがね。
まだ僕らがザフトに居た頃にもいくつか新型の開発プランがあったし、甘い見通しはしない方がいいだろうね」

 悔しげなカガリの言葉をダイテツとバルトフェルドが肯定し、ゲイツや核動力機以外の兵器の存在の可能性を示唆した。ヴィレッタの乗機であるメディウス・ロクスとイザーク達に配備されたRシリーズの事だ。
 エターナル奪取の際にはすでにメディウス・ロクスは配備され始めていたがRシリーズに関してはおそらく伝聞のみだろう。あれはヴィレッタ主導で話が進められていた極秘プロジェクトだ。関係者以外では概要さえ耳にする事は難しい。
 いつもの陣羽織とミニスカート姿のラクスが、この場に居るカガリについての話題を振った。一国の代表(と呼べるほどの力はまだないが)であるカガリがたまたま、ザフトに発見されたかもしれないこの時期に居合わせたのは純粋に運が悪いという他ない。

「とりあえずカガリさんはすぐにメンデルを離れた方が良いでしょう。カガリさんにはまだしなければならない事、カガリさんにしかできない事がメンデルの外に多くあるのですから」
「まあ、以前に連合と一戦かわした時にDCには、私が脱出したオーブ艦隊と行動を共にしている事はバレているけどな。
今は、オーブ艦隊は私の手を離れて独自に行動しているって対外的には言ってあるから、確かに一緒に居るのが知られるといろいろと面倒だけど。でも、ラクス。どこか行く当てはあるのか? 
デブリベルトとかならしばらくは隠れられるだろうが、これだけの大所帯になっていると補給は難しいし、かといって戦力を分散しておくのもリスクが大きい」
「それならわたくしに心当たりがあります。ちょうど身を隠すのに適した場所をあらかじめ用意しておきました。本来なら用意が整ってからご案内しようと思っていたのですが。……ダコスタさん」
「はい」

 ダコスタが手元のコンソールを操作し、メインパネルにデブリベルトのどこかの光景が映し出された。
 特に全員の目を引いたのは、崩壊したコロニーや宇宙ステーションの残骸をつなぎ合わせたような施設が画面の中心にあり、その周囲でプチ・モビや作業ポッド、旧式の艦艇やシャトルが忙しそうに飛び回っている事だろう。
 大まかな外観だけだが、小規模な生産施設や防衛設備、発電衛星も備えているらしくそれなりの規模の要塞と言えるだろう。ダコスタがそのまま説明に入る。

「これは現在ボアズと名付けられたアジア共和国の新星を奪取する以前に本国で建造が検討されていた要塞です。紆余曲折を経て廃棄された要塞を、我々が独自のルートで抑え改修を進めていました。
本格的な軍事施設とは言えませんが、今のメンデルよりはずっと防衛には適しています」
「こんなものまで用意していたのか。末恐ろしいもんだねえ。歌姫さん?」
「お褒めの言葉として受け取らせていただきますわ。フラガ少佐。この『ノバラノソノ』は現在も改修作業の最中ですが、とりあえずはこちらに現在メンデルに駐留している戦力を移すべきでしょう」
「一度に動けばそれだけ足が着きやすい。複数に分けて艦を動かすしかあるまいな。それに、アークエンジェルやエターナル、クサナギやスサノオは目立ちすぎる。ここを出るのは後回しになるじゃろう」

 火は灯けず、咥えているだけのパイプを手に取り、ダイテツがラクスの提案に捕捉を入れた。ラクスもそれは理解していたのかダイテツの言葉を首肯した。

「はい。ミナセ艦長の仰るとおりですわ。ザフトの狙いはエターナルとジャスティス、フリーダム、そして私。彼らを引き付ける意味も含め、艦隊がノバラノソノへ着くまでエターナルが殿を務めるべきでしょう」
「では、せめてラクスさんは他の艦に移った方がいいんじゃないのかしら?」
「いえ、私はエターナルに留まります。可能性は低いですが戦闘を回避できるよう説得できるかもしれませんし、エターナルのクルーの方々は、私がザフトからの離反を導いたようなものですから、せめて共に在りたいのです」
「でも、貴女の身に何かあったら」

 喰い下がるマリューに好ましげな視線を送ってから、ラクスは傍らで沈黙を守っていたウォーダンを見た。ウォーダンは固く閉ざしていた瞳を開き、守ると誓った少女の視線をまっすぐに受け止める。

「大丈夫です。いざとなったら、ウォーダンが守ってくださいます」
「そういう事だ。殿を務めるエターナルは、おれとスレードゲルミルで守って見せよう。それが、ラクスの剣たるおれの役割だ」
「ウォーダンがそういうのならば、私も最後まで残るぞ」
「ククル、貴女まで?」 
「ウォーダン一人で追手などすべて片付くであろうから、要らぬ世話ではあろうな」

 これまで我関せずと壁際で様子を見守っていたククルの発言にマリューはもう一度驚くが、何かとウォーダンにこだわるククルであったから、納得するのは簡単だった。ラクスでは無く、彼女を守るウォーダンにこそ、関心があるのだ。この少女は。

「とにかく、各艦に詰めるだけの物資を積み込み、順次ノバラノソノへと向かわせねばならんな。カガリ代表も早急にお送りせねばならぬし、このコロニーも慌ただしくなるな」
「はい。そして、まだ、ここで私達は倒れるわけにはまいりません。いずれ訪れる未来が、少しでも希望あるものである様に戦っているのですから」

 静かに凛とした調子で語られるラクスの言葉を、誰もが噛み締めていた。
 オーブ、地球連合、ザフト、異なる三つの勢力から混沌とした今の世界を良しとしない者達が集った事自体が、世界と言う闇夜に小さくも輝く希望の火なのだ。

 ラクス達メンデル艦隊が迎撃と脱出の準備を進める中、ザフトの方でもラクス・クライン包囲網は整えられていた。
ラピエサージュと交戦した、エルザムの率いるトロンベ隊、地上から帰還したクルーゼの率いるナスカ級三隻からなるクルーゼ隊。
更にヴィレッタ・バディムを隊長とするWRXチームも、実戦でのテストを兼ねるという暴挙に近い形で彼らに合流するよう指示が出されたのだ。
トロンベ隊とクルーゼ隊は先に合流しメンデルに向かうが、極秘にRシリーズのテストを行っていたWRXチームはアメノミハシラで補給を受け、そこでDCから派遣される部隊と合流し一路メンデルを目指す事になっていた。

 タマハガネの格納庫に鎮座するデュラクシールやヴァイクル、PTジンの周囲でメカニックや整備用の小型メカが慌ただしく動き回り、可能な限りの修理を施す風景を横目に見ながらシンは格納庫を歩いていた。
 十機以上のMSとデュラクシールなどの大型の機体がひしめき合うと、流石にスペースノア級の格納庫も手狭に感じられる。ふと、歩くその先に、三十代頃の女性が傷ついたヴァイクルを見上げているのが目に入った。

「えっと、ジェニファーさん?」
「貴方は、確かシンくん」

 自分の子供でおかしくないシンに、小さく笑いかけてジェニファーはシンの方へと向き直る。今はタートルネックの薄緑色のセーターとパンツ姿だ。
 トンと軽く床を蹴り、シンの方からジェニファーに近寄った。
 
「どうかしたんですか? やっぱりKCGの人達の事が気になるんですか」
「それは、そうだけれどね。少し考えていたのよ。戦うのはもう嫌だ、て思ったけれど、戦える力があるのならそれを使うべきなのかしらってね」
「ジェニファーさんは戦いなんて嫌いなんですね。正直、おれもです。多分戦いが好きな人なんてほとんどいないですよ。テンザン一尉なんかは喜んで戦ってますけどね」
「嫌いな戦いを続ける理由があるのね」
「まあ、一応。でもやっぱり納得できる理由を見つけるまでは無理する事はないと思います。おれみたいな子供が言うのは生意気かもしれないけど、戦場で引き金を引くのを躊躇っていたら、自分だけじゃなく、仲間も危険な目に合いますから」
「確かに、少し生意気ね。ふふ、でも、そんな事が言える位に君は戦っているのよね。こんな事言うのは本当は良くないかもしれないけど辛くはない? ご家族とも離れ離れでしょう」
「辛くないって言ったら、嘘になります。父さんや母さんはずっとおれがパイロットをするのに反対していたし、妹のマユもそうです。でも、一度決めた事だし、おれなりに戦争ってものと向き合うつもりです」
「君は強い子ね。少し、その強さが羨ましいわ」

 ジェニファーは儚い笑みを浮かべてから、暗い記憶を思い起こした。
 特脳研から拉致され、アタッド・シャムランとしての人格と偽りの記憶を植え付けられ、自分が地球人である事さえ忘れて、母星に侵略者として牙を剥いた事。
 また、それまでの間に多くの地球の同胞を手に掛けた事。 
 忘れられるものなら忘れたい記憶が、ジェニファーの心を臆病にしていた。
 何を言えばいいのか分からず、困った顔をしているシンに気付き、子供を困らせても敷かないと思い、ジェニファーは曖昧な笑みをなんとか浮かべて、シンの肩に触れて立ち去ろうとした。
 そのジェニファーの指がシンの肩に触れた時――

「!」
「ジェニファーさん?」
「え? ああ、なんでもないのよ」
「そうですか。あ、それじゃあ、おれゼオルートさんに用があるんで」
「ゼオルートならPTジンの所よ」
「ありがとうございます」

 年相応の幼い笑みを浮かべて離れてゆくシンの背中を見つめながら、ジェニファーはシンに触れた指とシンの背中を交互に見ていた。困惑の表情がはっきりと浮かんでいる。
 シンに触れた時、ジェニファーの体を貫いた力の感覚。今まで感じた事の無い、強く純粋で、それだけに危ういガラス細工のような力は――?

「あの子の力、念動力だけれど念動力ではない? 何か、他の力が混ざっている。でも、とても澄んだ優しい力……」

 ゼオルートは、ジェニファーの言う通りPTジンの前で、整備士と何やら話をしていた。ちょこんと鼻の上にメガネを乗せた人の好さが、全開で駄々漏れになっているゼオルートは、少し残念そうに整備士の話を聞いている。

「そうですか、このジンはもう戦えませんか」
「ええ。流石にこうまでざっくり斬られていると……。でも凄いですよ。OS以外ノーマルのPTジンで、あのサムライMSとほとんど互角に戦っていたんですから。
ゼオルートさん、ホントにナチュラルですか? てかコーディネイターだってあんな真似できませんよ」
「ええ。ご期待には添えないのですが、私はナチュラルと分類されるでしょうね」

 にっこりと、泣いている子供もつられて笑顔になるような笑みを浮かべてゼオルートが言う。ゼオルートを見つけたシンは、一度彼の名前を読んでから意気揚々と近づいた。
 フェイルを含め、タマハガネに着艦した時に簡単な自己紹介は済ませてあるから、一応初対面ではない。
 シンの姿を認めたゼオルートは、変わらず柔和な笑みのままシンを待った。

「ゼオルートさん、今いいですか?」
「ええ、私なら構いませんよ。そうですね、立ち話も何ですから、展望デッキにでも行きましょう。星空と言うのは何度見ても良いですからね」
「星空が珍しいんですか? 地球育ちなんですか、ゼオルートさん」
「う〜ん。まあそうなりますかね」

 どこか誤魔化すような、子供に思わぬ事を聞かれた大人の反応でゼオルートは誤魔化した。

「それで、私に話と言うのは何ですか?」
「……実は、おれをゼオルートさんの弟子にしてください!」
「いいデシ」
「へ?」
「と、いうのは冗談で、そうですね。先日のMSとの戦いが理由ですか?」
「はい」

 あっさりと見抜かれたシンは、神妙な顔つきで頷いた。両腕を落とされた飛鳥は、今もフレームの交換を始めとした修理作業の途中だ。
 腕を落とされたのは飛鳥が無明に極端に劣っているわけではない。
 すべてはパイロットであるシンの技量の不足が理由だ。
 その悔しさが、シンの眼付を鋭いものに変え、胸に焦燥の炎を滾らせる。シンの心が手に取るように分かるのか、ゼオルートは若すぎるシンの反応を見守っていた。

「あの時の戦いを見ていて、ゼオルートさんの剣技はすごいと思いました。また、あのムラタと戦う時に負けないように、おれはもっと強くなりたいんです」
「私は別にかまいませんが、拝見した所すでに別に師と仰ぐ方がいるのではないですか?」
「はい。オーブに居た頃にイザヨイという人に剣術の手ほどきを受けました。こっちに上がってからはメール位でしか連絡取ってないですけど。
イザヨイ先生には、心から尊敬できる人に会えたら、自分の事は気にせずに師事しろって言われています。おれが見込んだ人なら、間違いはないだろうからって」
「君の事を信頼しているのですね、そのイザヨイと言う人は。……そういう事ならイザヨイさんに恥じないように、私なりに努力させていただきましょう。不束者ですがどうぞよろしく」
「あ、はい!こちらこそよろしくお願いします!」

 やたらと軽いゼオルートの了承の返事に、シンは余計な肩の力が抜けたが、逆に不安になってしまった。こんな簡単に引き受けてくれるなんて。

「では、一つ条件があります」

 来た。正直に言えばそう思った。どんな無理難題がふっかけられるのか。どんな試練だって乗り越えてみせる。シンは腹を括った。

「私の食事に出される赤ピーマンとアスパラガスはシンが食べてくださいね」
「……ピーマンとアスパラガスですか?」
「ええ。ピーマンとアスパラガスです」

 笑顔のまま至極真面目に言うゼオルートに、これは本気で言っているのだろうかと、シンは割と本気で悩んだ。

 MSの実戦配備を見越して建造されていた新型の輸送艦シルバラードを伴い、プトレマイオス・クレーターを出航するのを目前に控えたドミニオンに新たなパイロット達が配属された。
 カイをMS隊隊長に置き、ゲヴェルにはカイのデュエル、スウェンのストライク、ミューディーのデュエル、シャムスのバスター、ダナのブリッツ、エミリオのイージスの六機。
 ドミニオンにはオルガのカラミティ、クロトのレイダー、シャニのフォビドゥンの三機が搭載されている。
 新たなパイロットは計四名。彼らはシルバラードに乗る事になった。
 ナタルやレフィーナと顔を合わせるため、アークエンジェルが足付きと呼ばれる由縁となった馬蹄に似たデッキに搬送された四機のMSから、それぞれのパイロットがラダーを伝って格納庫に降り立つ。
 地球連合の標準のパイロットスーツとは異なり、ボディラインのはっきりと浮かぶ薄手のパイロットスーツを全員が着用していた。連合内での特別な地位を表すものだろうか。

「これがアークエンジェル級かあ、きれいな船だね」
「地球連合の最新鋭艦だからな。中身も外も金を掛けているだろう」
「お二人とも、隊長がお待ちです」

 いずれもまだ十代後半らしい少年少女の声だった。先に降り立ち、三人を待っている青い髪の男の元へ三人が急いで集まる。

「ごめんなさい、待たせちゃいました?」
「いや、気にはしていない」

 低く抑えられてはいるが、怒っている調子は微塵もない青髪の男の台詞に、薄い水色の長髪の少女が安堵の息を吐いた。傍らには淡い紫色の髪の少年と緑色のストレートの髪を長く伸ばした少女がいる。
 隊長であるらしい青髪の青年が、一人一人の顔を見ながら、やがて口を開いた。

「ムジカ・ファーエデン、グレン・ドーキンス、ジョージー・ジョージ、我々WRXチームは本日付でシルバラード配属となり、今回のゲヴェル・ドミニオンのアークエンジェルル討伐任務の支援を行う。各員、くれぐれも油断するな」
「はい、イングラム教官」

 水色の髪の少女――ムジカの返事に、青髪の青年イングラム・プリスケンは満足したように微笑した。