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SRW-SEED_11 ◆Qq8FjfPj1w氏_第05話

Last-modified: 2014-01-03 (金) 00:30:22

第5話「ブーステッドチルドレン」

「じゃん!攻撃〜!そ〜れそれそれそれ〜はははは〜」
「もう、やめてよ、やめてってばあ!」
「ははは〜待ってよ〜」

シンはシャボン玉を出しながら、最愛の妹マユと同じくらいの年齢の女の子を追いかけていた。
自分の居場所がどこかわからないが、とても幸せな気分がしている。
そしてしばらく追い掛け回していた少女は、その前に立ち塞がった男を、その体のサイズからは考えられない豪力で殴り飛ばしてしまった。

「間違いない、鼻糞女だ」
声を聞いてその男の方向を見てシンはギョッとする。
殴り飛ばされて意識を失ったのは、なんとザフトにいたころのかけがえのない戦友レイ・ザ・バレルだったからだ。

「レイ!?お前…何やってんだよ…」

そして気付くと窓の外ではどういうわけか、水中用ゴーグルではなく、イカの化け物のようなお面をしたエルザムがいる。
そしてエルザムと槍を振り回す気弱な顔をした見たことのない男が生身で戦闘を行なっていた。

「お前、僕に釣られてみる?」
「あんまりおいたが過ぎるとお仕置きだぞ!」

「…あんた達は一体何なんだぁぁぁ!」

知らない一面を遺憾なく発揮して暴れまわる3人に対して発せられた心の叫びが飛び出した瞬間、
ベッドの上でシンは目を覚ました。どうやら夢を見ていたらしい。
営巣入りを免れ、自室で眠っていたのだが、自分のいた世界を思い出させるような夢を見たのは始めてだった。

「…レイ、お前もこの世界に来ているのか?」

誰に言うわけでもない、どこからか染み出てきた言葉であった。ただ、無事でいることも期待しきれずにいたことも確かだ。
レイが相手にしたのは、普段こそコックピットは狙わないがいざとなれば躊躇なくコックピットを狙う、
自分の家族の仇、シン・アスカの奥底に楔を打ち込んだフリーダム。自分たちのいた世界の一部では英雄とまで言われた相手である。
そして、その相手の実力をよく知っているからこそ、戦友の身が案じられていたのだった。

喉の渇きを覚えたシンは冷蔵庫にドリンクを取りに行くためベッドを出ると、
同室のブリットのベッドから声が聞こえてきた。どうやら寝言を言っているらしい。

「制作費カッツカツだしな。せめて…の半分でいいからくれよ…ライズ」

何の半分か、何に対して制作費を求めていたのはよく聞き取れなかったが、ブリットは何かを作っているらしく、
普段のブリットとは異なるところにシンは少し吹き出しつつも、
聞き取れなかった半分の基準となる対象に、なんとなく不愉快な感覚を覚えていた。

場所は変わって、ここはDCの潜水艦。
シンの夢に出てきた気弱そうな顔をした男、潜水艦のブリッジにクエルボ・セロが入ってきて、
次なる作戦の準備に関するミーティングをしていたアーチボルドやユウキの下へとやってきた。

「アーチボルド少佐、補充パイロットを連れてきました」
「ああ、例の…」

アーチボルドが思い出したかのように呟くと、サラサラとした銀色の髪を切りそろえ、胸部が大きく開いた服の少女と、
紫色の髪にやや笑みを浮かべたような明るい表情の少年が入ってきた。

「二人とも、自己紹介をするんだ」
「初めまして。自分は、ゼオラ・シュバイツァー曹長であります。以後ヨロシクお願い致します」
「自分はアラド・バランガ……以下同文であります」
(彼らが補充兵だと?まだ子供じゃないか。それにあの胸…非常識な)

2人のやり取りと、ゼオラの顔の幼さとは大きく反する胸の大きさに、ユウキの表情が曇る。
ユウキ自身、DCのパイロットの中では若い方であるし、少年兵自体が珍しいわけではない。
だがパイロットとして使えるようになるにはどうしても一定の訓練と能力が必要となる。
それゆえ彼らのような子供、とも思えるような兵士が着任することにユウキは違和感を覚えた。
そして、さらに続く2人の子供そのものともいえるやり取りは、ユウの違和感をより大きな物としていく。

(何なんだ、彼らは…)

「セロ博士、僕はミドル・スクールの教師になった覚えはないんですがね」
「も、申し訳ありません」
「やれやれ、期待のルーキーが子供だとはね」
「お言葉ですが少佐。自分とアラド曹長は『スクール』の出身であります」
(スクール?確か、連邦軍のPTパイロット特殊養成機関だったな)
「実戦経験こそまだありませんが、訓練は十分に受けております」
「…セロ博士、これは厄介払いと考えていいのですか?」
「い、いえそんなことは」
「ま、新人とはいえ人手が増えるのは助かりますが、僕たちのターゲットの中にはあのハガネもいますから大変ですよ?」
「望むところです。この手でDC総帥、ビアン・ゾルダーク博士の仇が討ちたいと思っています」
「結構。では、ユウキ君。次の作戦には彼らも連れて行ってください。実戦での性能を試すためにもね」
「了解」
(どうやら貧乏クジを引かされたらしいな)
「では行くぞ、二人とも」

ユウキはこの、貴族の末裔を自称する上司は面倒ごとを自分に押し付けたのだということを認識し、
上司にも部下にも恵まれない不遇な中間管理職であることをわずかばかり嘆いた。
だがユウキは部下を失うことを1人たりともよしとしない。
そのため、この後の作戦の成功率を上げるための詰めをすべく、アラド、ゼオラを連れて格納庫へと向かっていた。

部下はサンディエゴで救出して以来、いつの間にか押しかけパートナーとなったカーラ、
スクール出身だというが、個性がセットで強烈すぎるアラド、ゼオラ、
上司は何を考えているかよくわからない紳士ぶった得体の知れない男、
つくづく人間関係には恵まれないな、ユウキはそう感じざるを得なかった。

「ねえ、ユウ。ホントにこの場所でいいの?ここ、演習場とかじゃないよ?」
「偵察隊から例の試作機がこちらへ向かったと言う報告を受けた。カルチェラタン1より全機へ。ASRSを作動させ、待機しろ」
「…ところでさっきゼオラの胸、ガン見してなかった?」
「なんだそれは」
「やっぱユウは見た目どおり、ムッツリスケベだね」
「あれはあまりに非常識な大きさだと思っていただけだ」
「じゃあやっぱ見てたんじゃん。なんなら今度は私の胸見てみない?」
(しまった…またこいつのペースに乗せられた)

カーラは大成功!といわんばかりにニヤつきながら通信画面越しにユウキを見ている。
他方、いったんこのよく言えばムードメーカーな自称パートナーの
相手をしてしまったのがそもそもの失敗であったとユウキは後悔していた。
ユウキにとって幸いだったのは、今のやり取りが本当であれば規則違反のプライベート通信であったことだろう。

現在、ユウキの隊は連邦軍の新型機を強奪すべく、ハワイ湾で潜んでいるのだが、
新しく入った個性的な部下達も相棒同様、緊張感がなかった。

「了解。…アラド、勝手に動いちゃ駄目よ」
「いちいちうるせえな。待機だろ、わかってるって」
「ね、ね、あんた達…もしかして付き合ってんの?」
「え!?な、な、何でそんなことを!?」
「ほら、仲がよさそうだし」
「あの…リルカーラ少尉。自分たちはそんな関係じゃありません」
「あ、そうなんだ」
「ついでに言うなら自分はおしとやかなタイプが好みなんです」
「!がさつで悪かったわね!」
「んなこと一言も言ってねえっての!」
「やっぱり仲いいじゃん。ケンカするほど、って奴だね」
「そういう少尉はどうなんスか?もしかして、隊長と…」

(なぜそこで俺が出てくる。俺をそこに巻き込むなアラド)

ユウキがひそかに心の中で突っ込みを入れる。

(そういえば昔、部下や上司に恵まれないときのフリーダイヤルのCMがあったな)

以前、テレビでやっていた悩み相談のコマーシャルを思い出しつつ、
今のDCにもきちんとした人事部門があればな、と思えるのが最近のユウキだった。

「う〜ん、どっちかって言うと、年下の男の子が好みかな」
「えっ!?」
「あはは、冗談だよ、冗談」
「そ、そうですか…」
「さっきの、お前が驚くトコじゃねえだろ?」
「う、うるさいわねっ!」
「無駄話はそこまでだ。…現れたぞ」

ユウキの隊が隠れている近くの砂浜に、リオン4機を連れた濃い緑色のゲシュペンスト、量産型ヒュッケバインMk−兇法
見たことがない機体が1機。背部にテスラ・ドライブを搭載したと思しき翼を持ち、青と白の装甲、
そしてあえて言うならばユウキが先日交戦したヴァイスリッターにやや似ていると言える。
この新型機が彼らの今回のターゲットであった。

「間違いない、あれがビルトファルケンだ。すぐに仕掛けるぞ」
「わかったよ。アラド、ゼオラ、準備はいい?」
「はい!」
「…アラド、しっかり私についてきなさいよ?」
「そんなカッコわりぃ真似ができるか。フォワードはおれがやるぜ」
「…お前達、戦場で集中力を欠くと死ぬぞ」

ターゲットが現れた今の状況を把握しているのか疑問に思わせる子供のような言い合いに
思わずユウは口を開いてしまっていた。

「す、すみません」
「ファルケン以外の相手は俺達がする。お前達は奪取任務に専念しろ。いいな?」
「はい!」
「カルチェラタン1より各機へ!ASRS解除!仕掛けろ!」

ユウキのかけ声とともにガーリオンカスタム、リオン、バレリオンが海中から姿を現す。

「カーラ、敵のリオンを!」
「任せて!もうロック済みだよ!」

カーラのガーリオンカスタムに、バレリオン、リオンの一斉射撃により虚を突かれた
連邦軍の4機のリオンはあっけなく撃破されるが、隊長機と思しきゲシュペンストMk−兇
完全な奇襲だったにも関わらず、バーストレールガンをとっさのバックステップにより見事に回避して見せた。

「緑だけかわした!?」
「今は構うな!ヒュッケバインを抑えろ!」

ブーストドライブでユウキの隊のリオン4機が量産型ヒュッケバインMK−兇鮗茲螳呂漾
ゼオラ、アラドのリオンも作戦行動を開始した。

「あのヒュッケバイン、4機に囲まれてるのに!」
「かなりの腕前の奴らしいな」
「でもファルケンは何か調子が悪いみたいだよ?いけるんじゃない?」
「ああ。カルチェラタン7、ファルケンを奪取しろ」

ゼオラのリオンがブーストドライブで一気に距離を詰めてビルトファルケンに取り付く。

「やはりファルケンが狙いか!ラトゥーニ!!」

量産型ヒュッケバインMK−兇龍奪の報告を受けていた、教導隊カイ・キタムラ少佐が声を上げる。
一体どうやって今まで姿を隠していたのかはわからなかったが、今は新たな部下であり、
かつての部下からの大切な預かり物でもあるラトゥーニとビルトファルケンを守るべく
DC戦争の頃からの愛機ゲシュペンストをそちらへ向かわせる。
だがその前には、ゼオラ機の援護に向かっていたアラドのリオンが現れた。

「き、来たっ!」
「何だ、あの動きは!?素人か!?」

ややフラフラとした動きをしながらアラドのリオンはレールガンをゲシュペンストに向けて発射する。
しかし、運悪くアラドの相手はかつての教導隊であり、DCのみならず鬼教官として部下からも恐れられる、
ヒゲがとてもダンディな男、カイ・キタムラである。
ゲシュペンストは、ひょいひょいとリオンの攻撃を機体を左右に移動させて回避しつつ、
牽制のためにスプリットミサイルを発射した。

「こういうときの呪文はバランガバラン…おっとっと」

リオンはなんとかミサイルを回避するが、カイの目的はミサイルを当てることではない。
リオンの回避行動の隙に、マシンガンを構えたゲシュペンストが狙いを定めていた。

「教導隊を甘くみるなよ」

マシンガンから放たれた弾がリオンに襲い掛かる。
ミサイルに続いてのマシンガンにアラドは歯を食いしばりつつも必死に回避行動をとった。
だがそれも虚しくリオンの脚部をマシンガンの弾が撃ち抜き、アラド機のバランスが崩れる。
それを好機としてゲシュペンストはさらにリオンの右腕部と頭部を撃ち抜いた。
これだけの損傷を受ければ、通常であればいったんは後退するなりして態勢を整えなおすはずである。
しかしリオンはなおもゲシュペンストに向かってきた。

「俺のど根性、見せてやるぜ!」
「なんだと!特攻をかけるつもりだとでも言うのか!?」

戦闘能力を大きく削られながらも突撃してくるリオンに、カイも驚きの表情を浮かべる。

「だが貴様の思い通りにはさせんぞ!プラズマステークセット!」

ゲシュペンストは右腕の固定兵装プラズマステークを起動させて腕を引く。
そして突っ込んでくるリオンめがけて突撃して距離を詰める。
それに対して左腕部に得物のアサルトブレードを構えたリオンがその刃を振り下ろすが、刃は空を斬った。
そのままカイは機体を回り込ませてリオンの脇を取り、ゲシュペンストのステークを撃ち込もうとするが、
機体のロックオンアラートを聞き、咄嗟に回避行動を取った。
するとさきほどまでいた所をレールガンの弾が通り過ぎ、リオンの前にガーリオンカスタムが現れた。

「た、隊長!」
「突っ込みすぎだぞアラド。機体特性を考えろ」
「で、でも!」
「カーラ、アラドを下がらせろ、ゲシュペンストは俺が相手をする」
「了解!」
「隊長!」

もう一機のガーリオンがリオンを抱えて機体を下がらせる。
それを見てユウはバーストレールガンをゲシュペンストに向けて構えた。
するとそのゲシュペンストから通信が入ってくる。

「答えろ。何故、ここでファルケンのテストが行なわれることを知っていた?」
「…守りきれる秘密などそうそうないということだ」
「何…!?」

カイの言葉を遮るように再びレールガンの弾がゲシュペンストに襲い掛かる。
その攻撃をカイは機体を下がらせて回避し、お返しとばかりにスプリットミサイルを発射する。
ミサイルはゲシュペンストから放れて拡散した後、煙を引き連れながらガーリオンに向かっていくが、
ガーリオンもそれを胸部のマシンキャノンで撃ち落して攻撃を防ぐ。
ミサイルが爆発して両機の間には爆煙が立ち上り、視界を塞ぐが、カイもユウも動きを止めることはない。
武器の名の如く、アサルトブレードを構えたガーリオンが爆煙に突っ込んでいく。
だが爆煙が晴れた先にいたのはブレードの刃をステークで受け止めているゲシュペンストだった。
そしてゲシュペンストはブレードの切っ先を、腕をやや引きながら脇に逸らし、
ステークがセットされている引いた腕をそのままガーリオンに向ける。

「もらったぞ!」
「貴様の思い通りにはさせん!」

ガーリオンはそのまま体ごとゲシュペンストに体当たりを仕掛けてゲシュペンストを弾き飛ばし、
ステークの攻撃を潜り抜けると同時に距離を作った。
当然、咄嗟の判断によるブレイクフィールドなしの体当たりだったので機体、パイロット双方に大きな衝撃が加えられ、
ダメージを受けたことは否定できないが、ステークの餌食となるよりはマシであった。
だが弾き飛ばされたゲシュペンストは素早く起き上がり、ガーリオンに拳を向ける。

「どうやらただのDC残党ではないようだな?」
「そちらもな。その実力…教導隊のメンバーと見た」

カイ、ユウは、ともに相手が油断ならない相手だと認識しながらも機体のダメージをチェックする。

「教導隊を相手に油断は禁物か…」

今の体当たりによりセンサーとバランサーに少々の異常が出たことを示す機体を操作しながらユウが呟いた。
もともとガーリオンはリオンに手足をつけたような機体と言っても否定はできず、
ブレイクフィールドを展開しなければ、バレリオンなどのように防御力が高いとはいえない。
あくまで機動性を重視した高速戦闘が望ましいのである。
ヒュッケバインMK−兇鮗茲螳呂泙擦織螢ンは既に半分撃墜されており、状況はあまりいいとは言えない。
だがその時、ガーリオンに通信が入ってきた。

「ユウキ少尉!ビルトファルケンの奪取に成功しました!」
「よくやった、曹長。あとは俺達に任せてこの空域から直ちに離脱しろ」
「了解!」

ファルケンのコックピットに乗り込んだゼオラは、その機体性能を生かして早々と戦場を離脱する。

「うぬっ!ファルケンが!!」
「追尾は…不可能か…機体性能がアダになったな…!」

「よし、残っている機体で敵の足を止めるぞ!」

ユウが部下達にそう告げたとき、一機のリオンを見たことがあるビームが両断した。

「来たか、ATXチーム!」

ユウの視線の先にはシロガネから出撃したと思われる、アルトアイゼン、ヴァイスリッター
ヒュッケバインMK−兇縫▲鵐献絅襯亜△修靴謄咼襯肇轡絅丱ぅ鵑いた。

「またお前か」
「縁があるようだな、お前達とは」
「こいつ、性懲りもなく!」

キョウスケとユウの間に、ブリットが入り込む。

「それはこちらの台詞だ。お前に付き合うだけ時間の無駄だからな」
「何だと!?」
「言っておくぞ、お前達の主義主張を聞く気はない。そして、戦場では奇麗事など通用せん!」
「知った風なことを言うな!」

再び対峙するブリットとユウキ、そしてこれにはシンも黙ってはいない。

「それに奇麗事が通じないからってあんた達の動きを放っておけばまた戦争が起こる!
 そうなったら傷つくのは罪もない人達ばかりだ!」
「だがお前達連邦に地球を任せればさらに多くの人間が死ぬことになる!」
「言ったはずだ、お前達の主義主張を聞く気はないとな!」
「カーラ、既に作戦目的は達成した。撤退するぞ!」
「あらん、あなた達もワイウキバケーションはもういいのかしら?」
「ワ、ワイウキ?ワイキキの間違いじゃないの!?」
「でも泥棒ってのは感心しないわね。軍に代わってお仕置きって感じ?」
「へへん、でも悪いけど、ビルトファルケンはゲットしたよ!あとは逃げるが勝ち、ってね!」

カーラがそう言いうと、ガーリオン2機はあっさりと背を向け、ブーストドライブで戦場を後にする。

「待て!」

ブリットはなんとかそれを追おうとするが、それはアルトアイゼンに遮られる。

「ブリット、あの速度では追いつけん、それにラトゥーニの姿も見えん。教導隊と合流するぞ」
「り、了解…」
「あいつら…また戦争を始める気かよ!そんなに戦争がしたいのか!」

膝に拳を叩きつけてシンが叫ぶ。
ハワイの夕日にシロガネが紅く染まり、これから流れゆく血を暗示するかのような
赤色の空が彼らの視界一杯に広がっていた。             つづく

 

アカン、どうしても戦闘地に紅茶が先にいる分、シンを動かすのが難しい…

 

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