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SRW-SEED_11 ◆Qq8FjfPj1w氏_第25話

Last-modified: 2014-01-03 (金) 00:53:57

25話「燃えよ斬艦刀」

 
 

「ギガワイドブラスター!!」

 

戦場にそびえ立つ一際大きな特機、地球圏を守るための巨大な盾として作られた紅の巨人シガンスクード・ドゥロの、黄金に輝く胸部から強大なエネルギーが放たれ、
ヒリュウ改を襲うべく接近してきていたゲシュペンストの部隊を飲み込んでいく。何機かはそのエネルギーから逃れることに成功するが、何機もの機体が爆発と共に姿を消した。
だが運良く回避に成功した機体も、それで安心というわけにはいかない。取り逃がした機体にはそれぞれマークが付いており、追跡から逃れるための回避行動を余儀なくされている。
そして、その中の1機は、紫色にペイントをし直したシンのビルトビルガーの追撃を受けていた。
そのゲシュペンストは追撃を振り切るべく3つの回転する刃を射出して、さらにミサイルをビルガーに向けて放つ。
一方のシンのビルガーは機体を急降下させ、方向転換を開始したミサイルを左腕のガトリング砲で叩き落していく。

 

「コールドメタルソード!!」

 

ミサイルの迎撃を行いながら発せられたシンの音声に呼応して、ビルガーがコールドメタルソードを右手に取ると、ビルガーはそのまま一気にゲシュペンストとの距離を詰めていく。
左前方から向かってくるスラッシュリッパーの1つをガトリング砲で迎撃しつつ、正面から向かってきたスラッシュリッパーを、一気に振り下ろしたコールドメタルソードで両断したシンは、
最後に向かってきたものを、機体を左に振ってかわすと手にしているコールドメタルソードの切っ先を敵に向けて突撃していく。

 

「これで…どうだぁぁ!!」

 

シンの叫びと同時に剣の切っ先がコックピットブロックを綺麗に貫き、ゲシュペンストが力を失って動きを止めると、ビルガーは剣をゲシュペンストから引き抜いた。
主を失ったゲシュペンストは重力に引かれるまま静かに地表に向けて落下を始めるが、その途中で爆発に飲まれて姿を消した。

 

伊豆基地へと接近しつつあるノイエDCの部隊を迎撃に出たヒリュウ改は、もはや敵部隊としては常連となりつつある正体不明のゲシュペンスト部隊との交戦を開始していた。
敵部隊のパイロットに関してブリットやクスハ、リョウト、タスクらから不審に思われるという意見が出ていたものの、攻撃を仕掛けてくるという点で何ら他の敵と異なるところはなく、
ヒリュウ改としては防衛のために艦載部隊を出撃させて迎撃を開始していたのである。

 

シンのビルガーがゲシュペンストを串刺しにしたのと同じ頃、同じくガンドロの攻撃を回避したゲシュペンストのボディにサイバスターが急接近していた。
そしてサイバスターの手にしている、金色の柄に太陽の光を反射して眩い銀色を放つ刃を持ったディスカッターが
両機のすれ違いざまに振り抜かれると、ゲシュペンストは機体を上下に分断され爆発した。

 

「ふう、これで第一陣は終わりってとこか?」
「ああ。とりあえずレーダーにもう敵機の反応はないみたいだ」

 

友軍機の存在のみを知らせる機械の表示をチラリと見た後、自機よりも大型でありながら、それ以上の機動性とパワーを持つオーバーテクノロジーの塊であるサイバスターの性能に
改めて心を奪われながらシンは答えた。この気持ちは、別に愛というわけではないよな?と自分で自分に確認する機会がたまにあるものの、ビルトビルガーの性能が低いと思っているのではない。
むしろ、彼がかつて乗っていたインパルスやデスティニーと比べてもよく動いてくれるとてもいい機体だとすら思える。
そして、それはこの新西暦の世界における機体としての評価であっても変わるところではない。ただどこかビルトビルガーに物足りなさを感じることがあったくらいである。
だが先日彼の前に再び現れた宿敵アスラン・ザラとその愛機インフィニットジャスティスと交戦したことで、なんとなくの感覚は確信へと変わっていた。
自分がこの世界で戦い抜いていくためにはもっとパワーのある機体が必要なのではないか、と。
もっともこのような事を万が一にも口に出そうものならば、男よりも漢らしい試作機マニアの女傑カチーナ・タラスクや
わが道を行く科学者マリオン・ラドムに血祭りに上げられかねないので、この前タスクらに打ち明けた以上のことは胸に秘めているのだが。

 

敵機の全機撃墜が確認され、現状維持と周辺警戒を厳に、との指示が発せられるとシンも少々気を落ち着けて深く息を吸い込んだ。
もっとも、エクセレン曰く、ブリットやタスクら「不思議ハンターちゃん達が」口を揃えて何らかの不安感や不気味な感覚などを訴えていることから大きく気を緩めることはできないが。

 

「どうしたタスク、嫌な予感ってのは消えたか」
「う〜ん、それがまだビミョーなんスよ」
「クスハ少尉やリョウト少尉が言った通りまだ敵がいるんじゃ…」
「く、来る!?」

 

クスハが声をあげると同時に、ヒリュウ改のブリッジに大きな警報音が響き始めた。

 

「艦直情に熱源反応急速接近中!敵の増援だと思われます」
「上方にEフィールドを展開しつつ緊急回避!!」
「ああっ!熱源から何かが射出されました」

 

ユンの叫びとともに響いたのは巨大な何かがヒリュウ改の翼を容易く貫いた音。
そしてそれによる爆発がヒリュウ改に起こったのは、特機の全長すら上回る長さの巨大な剣が大地へと突き刺さった後のことであった。
剣に続いて上空から姿を現したのは、白を基調としたカラーリング、頭部の真っ赤なドリルが嫌が応にも目を引く、
特機という言葉で片つけるにはあまりに大きな存在感を示す機体、スレードゲルミルである。かつてシンの前に幾度も上空からフリーダムが効果してきたことがあったが、それとは異なって、
軽やかにではなく、ゆっくりと、そして堂々と剣が突き刺さる大地へとスレードゲルミルは舞い降りた。
予想外の敵機の出現に一気に警戒感を高めるヒリュウ改のクルー達と同じく、シンもレーツェルやゼンガーの下にいた頃、この機体の映像を見たことがある。

 

だがスレードゲルミルが放つ威圧感は実際に接してみて初めてわかるものであり、念動力などの類を持たぬシンであっても、その機体から発せられるプレッシャー、
さしずめ闘気とも呼ぶべきオーラを感じ取ることはできた。かつて自分の世界で初めてデストロイを見た時以来味わっていなかった巨大な存在感は、酸素を吸うシンの喉奥から急激に水気を奪う。
スティックを握る腕はわずかに震え始め、シンは脅えているような反応を見せる自分の体と本能に抗うかのように自分の首を左右に激しく振った。

 

他の者が目の前に現れた斬艦刀搭載型特機のパイロットの正体がゼンガー・ゾンボルトなのか否かを論じている中、ゼンガーとの面識がないと思われているシンが口を開かなかったことは
幸か不幸かさして不自然には取られなかったのであるが、通信機越しに聞こえてくる声と語り口はシンも知るゼンガー・ゾンボルトのそれにそっくりであることは確かであり、
ここにいる面々の中では唯一目の前の敵がゼンガー・ゾンボルトとは別人であることを知っているシンも押し寄せてくるプレッシャーと必死に戦っていた。

 

「おいシン!返事をしろ!」
「大丈夫だ、ブリット…聞こえてる!」
「あの機体は…」
「ゼンガー少佐そっくりな特機だろ」
「お前、ゼンガー少佐を知ってるのか?」
「安心しろ、あいつはゼンガー少佐じゃない」
「え!お前、なにか知ってるのか?!」
「今はそんなこと言ってる場合じゃないだろ!」
「その通りだ、シン。奴が何者かは知らん…立ち塞がるなら撃ち倒すだけだ。お前が何を知ってるのかは後で聞かせてもらうがな」
「…いや…すいません、言い忘れてただけです」
「来るぞ!」

 

キョウスケの声が各機に行き渡るのとほぼ同時に、斬艦刀を握り締めたスレードゲルミルが背部のバーニアを全開にして一直線に突っ込んできた。
斬艦刀でまとめて切払われるのを防ぐべく、各機はいったん雲の子を散らすように散開するが、スレードゲルミルは散っていく機体に目もくれず1機のPT目掛けて真っ直ぐに向かってくる。
そのPT、天を衝く赤い角をやや前面に突き出し、右腕に備わった時代遅れの兵装との謗りを受けながらも絶大な攻撃力を証明し続ける巨大な杭打ち機リボルビングステークを構えた
アルトアイゼンも、斬艦刀を手に斬りかかって来るスレードゲルミルに向かって真っ直ぐに突っ込んで行った。

 

「我が斬艦刀の錆びとなれ!ベーオウルフ!!」
「そうそう貴様の思い通りに行くと思うな!」

 

向かって右上から振り下ろされた斬撃をバックステップでアルトアイゼンが避ける。それと同時にアルトアイゼンは電光石火の速さでスレードゲルミルの懐にまで踏み込んでいくと
第2の斬撃が繰り出される前に右腕のリボルビングステークを胴体目掛けて突き出した。みるみるうちにステーク先端とスレードゲルミルの距離は縮んでいくが、
スレードゲルミルはそれを遮るように斬艦刀の側面部分をアルトアイゼンの前に広げ、その側面でステークの根元にあるリボルバーを弾いてステークの軌道を逸らす。
そして軌道を逸らされて機体のバランスをやや崩したアルトアイゼンの隙をつき、巨人の持つ、馬鹿げた大きさの拳による右ストレートがアルトアイゼンの顔面に直撃する。
とてつもない衝撃がアルトアイゼンのコックピットを襲いキョウスケが「ぐ…!」と小さなうめき声を出してしまうのだが、そのまま吹き飛ばされるようなキョウスケ・ナンブとアルトアイゼンではなかった。
咄嗟に突き出された拳を両腕で押さえつけながら、両肩にある特殊ベアリング弾発射装置スクエアクレイモアのカバーが開くと、右腕を押さえつけられた状態のスレードゲルミルに至近距離から
おびただしい数のベアリング弾が放たれ、そのボディ、両腕、両足に突き刺さっていった。
その衝撃で1,2歩後ろに下がったスレードゲルミルであったが、さらに追撃をかけるべく、そこに向かって今度は左右から同時に2つの刃が迫っていく。

 

「コールドメタルソード!」
「魔法剣エーテルちゃぶ台返し!!」

 

両脇からコールドメタルソードを手にしたビルトビルガー、ディスカッターを手にしたサイバスターがそれぞれの刃を白い巨人に向かって力の限り振り下ろした。
だがディスカッターの刃は白き豪腕に突き刺さる前に立ち塞がった斬艦刀にその行く手を阻まれ、コールドメタルソードは巨人の顔面を切り裂くより先に頭部の巨大なドリルによって止められてしまう。

 

「チィッ!」
「そんなのありかよ!?」

 

それぞれ驚きの声を上げるシンとマサキであったが、そこで動きを止めて自分の機体の機動性を利用しないなどといった宝の持ち腐れをするほど戦いに関して素人なわけではない。
それぞれ態勢を整えなおすと、その機動力を生かすべくすぐさま第二の斬撃を繰り出した。
スレードゲルミルはその第二撃の直前に地面へ突き刺さっている斬艦刀を引き抜くと同時に、わずかに機体をバックさせて斬艦刀を地面と平行に構えた。
それにより、今度は斬艦刀で正面から振り下ろされる形となったサイバスターとビルトビルガーの斬撃をスレードゲルミル受け止めると、さらにその足を一歩前に進ませる。

 

「甘いわっ!!」

 

ウォーダンの腹の底から響き渡るような喝が響き渡るのと同時に、スレードゲルミルは2つの斬撃を阻んでいる斬艦刀を力任せに振り払うと、まとわりついていた2機を軽々しく弾き飛ばした。
これによりサイバスターはその勢いをも利用して左へ、ビルトビルガーは右へと散らばっていく。
とはいえ、シンもマサキもその表情を曇らせてはいなかった。アルトアイゼン、サイバスター、ビルトビルガーの後ろに控えていた機体郡はすでにエネルギーのチャージを終えて、
攻撃のチャンスをいまや遅しと待っていたのである。ジガンスクード・ドゥロ、AMガンナー、ヴァイスリッターにグルンガスト弐式、ヒュッケバインMK−兇魯咼襯ー達が弾かれたのを見て、
一斉に各々の機体にチャージさせた巨大なエネルギーをスレードゲルミル目掛けて解き放つ。
5つの光がそれぞれ斬艦刀を振り払った直後のスレードゲルミルへと迫っていき、大きな爆発が起こり、スレードゲルミルの白き巨体はその中へと消えていった。

 

「やったか!?」
「さすがにこんだけの攻撃を一気に喰らえばタダじゃすまねぇだろ」
「シン、マサキ、油断するな。まだ撃墜が確認できたわけじゃない」
「確かにそうですけど…」
「…!ま、まだです!」

 

人の思念を増幅し、感知する念動力とT−LinkシステムがヒュッケバインMK−兇涼罎離屮螢奪箸法¬い昔録圓ない敵意の存在を伝える。
それとほぼ時を同じくしてエクセレン曰く「不思議ハンターちゃん」達であるクスハ、タスク、リオ、リョウトも同様に敵意を感知していた。
爆煙の中が少しずつ晴れてきて、中の様子が徐々にはっきり見えてくる。まず見えてきたのはゆっくりと動く巨大な影の存在。
つまりそれは、まだ敵特機スレードゲルミルが健在であることを示している。

 

「ふん、かつて我らの部隊に辛酸を舐めさせただけのことはあるようだな」

 

通信機から聞けば聞くほどゼンガー・ゾンボルトそっくりに思える声が聞こえてくる。ヒリュウ改の機体の中でも火力を一気に集めたものである攻撃を耐え切ったことは
シンだけでなく、ヒリュウ改の各クルー、パイロット達に少なからぬ衝撃を与えていた。とはいえ、怒りや気合に身を任せたり、深く気にしないことで自分自身の脅えなどを乗り切る者もいる。

 

「こちとらてめえとやりあったのは1度や2度じゃねえ!機体を乗り換えてもな、何度か打ち合ってりゃ手の内が見えてくるんだよ!」
「勘違いをするな。貴様らと剣を交えたのは…今日が2度目だ」
「何だと!?」
「わお、見えてきたんじゃなぁい?ボスとはDC戦争の時に何度もやってるし」
「やっぱりあの人はゼンガー少佐じゃないってことですか?」
「だからさっき言ったろ、あれはゼンガー少佐じゃないって!」
「何ぃ?!どういうことだ、シン!」
「少なくともあれはゼンガー少佐じゃないってことですよ!カチーナ中尉達があの特機と最初に接触したとき、俺はエルザム少佐のとこにいて、そこにゼンガー少佐がいたんですから!」
「てめぇ!どうしてそれをさっさと言いやがらねぇんだよ!」
「それが…中々言い出すタイミングが無くって…」
「タイミングで済むかぁぁぁっ!」
「まあまあ、落ち着いて中尉。シン君の言うことが正しければあれはボスじゃないってことがはっきるするんだからん」

 

カチーナの怒りが敵ではなく味方に爆発しそうになった事態はなんとかエクセレンのフォローで回避されたが、それだけでは目の前に立ちはだかる強大な特機をどうにかできるということにはならない。
一歩、また一歩と前に歩き出し、スレードゲルミルは斬艦刀を手に構える。スクエアクレイモアから続いた連続攻撃により生じた機体へのダメージは確かに機体へと刻まれてはいたが、
その傷は少しずつではあるが徐々に小さくなっていき、やがてその全身は交戦を開始する前と何ら変わらない、白亜のボディを取り戻していた。

 

「キョウスケ・ナンブ…いずれ貴様らは我らにとって脅威となる。後顧の憂いを断つために、個々で死んでもらうぞ!」
「そ、損傷箇所が修復していく!」
「この前の赤い奴と同じか!」
「けど、何の手品だよ、ありゃ!?」
「やっぱり自己修復機能だ…!エアロゲイターの中にも、あの機能を持っている機体がいたよ」
「チッ、仕切り直しか!」
「長引けば、こちらの不利は明白…ならばここが勝負所か…!」
「何をする気だ、キョウスケ?」
「狙いを制御系に絞る。そこを潰せば奴とてすぐに再生はできんはずだ。蛇を殺すには頭を、そういうことだ。本来はサイバスターのような速い機体に任せたいが…
 奴は一直線に俺を狙ってくるだろう。ならば俺がやるしかない」
「いえ、俺が先に仕掛けます!」
「シン!?」
「ビルガーならアルトよりも速く動けますし、相手の目を引けます。俺が仕掛けて奴に隙が出来たところに一気に…!」
「だがそんな上手く出来るのか?」
「相手がゼンガー少佐じゃないなら…いけます!」
「…わかった」

 

突然シンが名乗り出たことに小さからぬ驚きが各自に生じていた。これまでのシンは激情に駆られて突っ込んでいくことはあったが、自ら作戦などに名乗り出るようなことはなかったからである。
そしてエクセレンから博打狂いという不治の病を宣告されているキョウスケが承諾したということは、その選択自体も分が悪い掛けであることを意味しているに等しい。
だが、シン自身これで無駄死にをするつもりはないし、敵を引き付ける妙案があった。

 

「無茶はしても無理はするんじゃねぇぞ、シン!」
「大丈夫だ。ビルガーならできる!…たぶん」
「なんかマサキが言っても説得力ないニャ」
「うっせぇ!」
「いいか、シン。予測では、奴はグルンガスト系の機体…ならば制御系があるのはコックピットのある頭部だ。まさに蛇を殺すなら…というやつだな…そこに賭けるぞ!」
「了解です!」
「ウォーダン・ユミル。待たせたな。俺達の手札はあと1枚…クズ手か切り札か…確かめてみるか?」
「よかろう」
「ここで全て使い切る!行くぞ!」
「来るがいい、キョウスケ・ナンブ!」

 

キョウスケ、ウォーダン、双方が叫び終えるのと時を同じくしてアルトアイゼン、スレードゲルミルが推進器を全開にして互いに距離を詰めていく。
だが先手を取ったのは踏み込みの速さに定評のあるキョウスケではなく、白き闘神スレードゲルミルであった。
斬艦刀に注ぐエネルギーを増大させ、闘気と気合を注ぎ込んで伸ばした刃を展開し終えたスレードゲルミルはコックピットの中のウォーダンと同じく叫ぶ様に口を開き、
咆哮を上げるのと同時に両腕で握った刃を振り抜き始める。

 

「遅い!先手はもらった!コレで終わりだ、キョウスケ・ナンブ」
「いや、終わりなのはアンタの方だ!」
「っ!?だが…」

 

正面からぶつかり合おうとするアルトアイゼンとスレードゲルミルの真横から、紫色にリペイントされたビルトビルガーが一直線に突っ込んできた。
この場面ではパワーでは大きく劣るものの、機動力や運動性に関しては上回るビルトビルガーの方が先にコールドメタルソードを引き抜き終えて斬りかかっていく。
その間合いは通常であればビルトビルガーの攻撃の方が先に命中するはずのものであったのだが、ウォーダンはその場において動物的な闘争本能と直感を発揮した。

 

「斬艦刀・一文字斬り!」

 

ウォーダンは、これまでアルトアイゼンの方を向いていたスレードゲルミルの軸足の向きを、咄嗟にビルトビルガーの方へ向かせ直す。
そしてビルガーの向かってくる方向に体の正面を向かせ、振りかぶった斬艦刀を一気に振り抜いた。
これによりリーチにおいては遥かに上回る斬艦刀がビルトビルガーの到達する位置へと急接近していく。

 

「ッ!」

 

声ならぬ声がシンの喉奥から漏れだし、触れるもの全てを一振りの下に一刀両断してしまいそうなほどに輝く斬艦刀に自分とビルガーが吸い込まれていくような感覚をシンは味わっていた。
そして、その感覚は非常にゆっくりとしたもののように感じられている。
かつて追い詰められたフリーダムが土壇場になってインパルスのコックピットがある位置にサーベルを向けたのと同じであった。
目前に死と冥府への片道切符を押し付ける刃が迫って来て、これまでの人生の出来事が走馬灯のように自分の中を駆け巡るというのはこのことなのだな、とシンは思う。
しかしこの場で斬殺されるつもりなど毛頭ない。キラ・ヤマトという多くの大切な人間の仇が既に亡き者となったからといっても
まだこの世界でのうのうと生きている上にDCに手を貸すアスラン・ザラがいるのである。
それだけではない。異世界に吹き飛ばされながらもめぐり合うことが出来た大切な仲間であるレイが記憶こそは失っているものの五体満足で生きている。
そして、この世界で出来た新しい仲間もいる。仲間の救出を手助けすると約束もした。
そうだとすれば自分の命を易々と投売りするなんて真似はできない。
目の前の敵を何としても打ち倒して生き延びなければならない。

 

「こんな所で死んでたまるかぁぁぁっ!ジャケットアーマー、パアァァァァッジ!!!」

 

自身の危機的状況を乗り切るべくシンは自らを覚醒状態に突入させると、それと同時に増加装甲であるジャケットアーマーを本体から切り離す。
これにより防御力が低下する代わりに、機体重量も低下してビルトビルガーの機動性が高くなる。
そしてシンが機体をわずかに上昇させたのと同時に、これまでビルガーがいた場所を闘神の刃が凄まじいスピードで通過していった。

 

「何だと!?」
「うおおおぉぉぉぉっ!!」

 

驚きの声を上げるウォーダンを余所に、斬艦刀の刀身の根元に着地したビルガーは斬艦刀を握るスレードゲルミルの右腕を目掛けてコールドメタルソードを力任せに突きつけた。
剣はビルガーの重量を受け、スレードゲルミルの間接部分の奥へと突き刺さっていく。
だがシンは攻撃の手を一切緩めない。腕に剣を突き刺した反動を利用してスレードゲルミルの懐に飛び込むと、今まで剣を握っていた腕で思いっきりスレードゲルミルの顔面を殴り飛ばした。
それに対してスレードゲルミルはビルガーを掴み、引き剥がすべく稼動する左腕を伸ばそうとするが、シンも既に次の攻撃行動に移り始めていた。
ジャケットアーマーの中に収納されていたビルガーの翼が、まさしく百舌が餌を捕獲しに行くべくその両翼を広げるかのように雄々しく開かれ、
さらにテスラドライブの余剰エネルギーが緑色に淡く輝く光の粒子となって漏れ出し始める。

 

「ウイング展開完了、テスラドライブ出力全開!喰らえ!!ビクティム・ビイィィィィィィク!!!!」

 

そして、シンが手元のレバーを一気に一番奥まで倒すと同時に、開かれたウイングから漏れ出していた光の粒子が数を急激に増やして刃を形成する。
先端に刃を宿した翼が大きく羽ばたくことでその刃の軌跡は、そのまま至近距離にあるスレードゲルミルの全身に刻まれた傷跡へと姿を変え、
伸ばされたスレードゲルミルの左腕は容赦なく削り取られ、エネルギーにより弾き飛ばされた。
最大出力のビルガーはさらにスレードゲルミルの体を削りながら突き刺さっているコールドメタルソードを引き抜いていったんその懐から一瞬だけ離脱する。
離脱しながら剣を持った態勢を整えなおしたビルガーは即座に剣とウイングの刃でスレードゲルミルを切り裂いて再び離脱して距離を取った。
何とか斬艦刀を手に取ってビルガーに幾度か斬り付けるスレードゲルミルであったが、その斬撃はスピードに「乗った」状態のビルトビルガーを捉えることなく、空を斬るのみ。
距離的にはギリギリのところでの回避であるが、その間隔はシンの視覚において確実に認識されている。
ここでこのような死と隣り合わせの戦法をシンが取っているのは当然ながら自分の命を軽んじているからではない。シンが、長い得物による斬撃は小回りが利かないということを経験によってよく知っていたからである。
自分のいたCEの世界におけるシンの愛機デスティニーは巨大な剣撃兵装アロンダイトを装備していたが、アロンダイトによる攻撃は、デストロイやザムザザー、ゲルズゲーといった
モビルアーマーのような鈍重で巨大な相手に対しては有効であったものの、インフィニットジャスティスやストライクフリーダムといった高速で動くモビルスーツを相手にしたときには
幾つもの問題点があった。振りが大きくなってしまったり、斬撃パターンが単調になってしまう結果として攻撃が見切られやすくなってしまうなどの問題点を克服することなく
アロンダイトのみで毎回切りかかっていっていたことは、今になって冷静に考えてみれば極めて愚かなことだと思えてならない。
どうしてフラッシュエッジ2の出力を上昇させてビームサーベル形状にした上での接近戦を行わなかったのか、という点についてはいくら考えても理解できなかった。
まるで、フラッシュエッジによる接近戦ができないように何者かに操作されていたようだ。
このような経験上、巨大な刀身を持つ斬艦刀を振り回すスレードゲルミルを相手にするのであれば、
ビルトビルガーのように高速での小回りが利く機体で確実に戦闘力を奪っていくことが最も有効なのだとシンは考えたのであった。

 

ここでウォーダンをさらに苦しめていたのは高速でヒット&アウェイを繰り返すビルガーがすれ違いざまに機体を捻って回転させることにより、より深く機体が刻まれていくということであった。
想定されている使用形態ではそのような回転は前提とされていないし、通常のパイロットであればそのような動きに耐えることはできない。
覚醒状態となり一時的に大きく身体能力・判断能力が上昇している今のシンだからこそできる荒業に過ぎない。
剣とウイングの刃でスレードゲルミルのボディを削り取ったビルガーが上昇してその懐から離脱すると、ビルガーは次にその制御系があると予想される頭部目掛けて突っ込んでいく。しかし…

 

「うおおおおおおおぉぉっ!」
「やらせんぞおおおお!!!」

 

ビルガーの突き出したコールドメタルソードの先端がスレードゲルミルの首下にほんのわずかだけ突き刺さるものの、ビルガーの体はスレードゲルミルの腕にガッシリと掴まれてしまい、身動きが取りえなくなっている。
斬艦刀による迎撃は不可能だと判断したウォーダンは、シンの最終的な狙いが制御系の集中する頭部付近であろうと当たりをつけて、ビルガーの攻撃を待っていたのである。
シンもウイングを激しく動かしたり、剣を突き刺すなどで抵抗をするものの、パワーにおいて絶大な差があるために、離脱がままならぬ状況にある。
そんなシンを嘲笑うかのようにスレードゲルミルがビルガーを掴んだまま、その頭部の先端にある真紅のドリルを蠢かせ始めていた。

 

「我が敵を砕け!ドリル・インフェルノ!!」

 

最大回転数となった巨大なドリルが身動きの取れないビルガー目指して一直線に向かってくる。

 

「くっそぉぉ!」

 

ドリルがシンの目の前にどんどん迫って来る中、必死になって激しく機体を動かそうとしたシンにとっては幸いなことに、辛うじて動く上半身を何とか動かすと、ドリルはビルガーの頭部を
粉々に砕き、さらに左のウイングを根元から吹き飛ばす。
そしてスレードゲルミルが第二撃を繰り出すべく首を一瞬だけ後ろに反らした瞬間であった。

 

「このタイミング、もらった!どんな装甲だろうと…撃ち抜く!!」
「キョウスケ中尉!!」

 

ビルガーの背後からアルトアイゼンが姿を現すと、最大出力でスレードゲルミルへと突っこんでいく。ドリルによる刺突攻撃をするためには首を逸らすことが不可欠である。
そしてそのモーションが取られるときだけは一瞬首元、つまりコックピット付近がガラ空きとなる。
ウォーダンに声を発せさせる前にアルトアイゼンの右腕から伸びたリボルビングステークは、大きく首を反らしていたスレードゲルミルの喉元に、反応をさせる前に綺麗に突き刺さった。
さらに連続してリボルバー内の火薬が火を噴き、スレードゲルミルの喉元にすさまじいまでの衝撃を見舞う。その衝撃により腕の力が弱まったことで瞬時にビルガーはそこから離脱すると、
それを待っていたかのように赤く熱せられたヒートホーンがスレードゲルミルの顔面から首・喉元を深く切り裂いた。

 

「ウォーダン・ユミル!…俺の、いや俺達の…勝ちだ!!!」

 

キョウスケが静かに、だが強く叫ぶのと同時にアルトアイゼンの両肩のクレイモアのカバーが再び開く。

 

「おのれ、ベーオウルフ!」

 

キョウスケの声に動物的に反応したウォーダンも叫び声を上げ、すぐ足元にある斬艦刀を力任せに振り上げる。
一発一発が特注品のベアリング弾の残り全てが発射されたのと、振り上げられた斬艦刀がアルトアイゼンの左腕を肩の根元から切り落としたのはほぼ同時であった。
ビルトビルガー、そしてアルトアイゼンの連携連続攻撃で既に浅からぬ傷とダメージを受けていたスレードゲルミルに、夥しい数のベアリング弾が突き刺さっていく。

 

「ぐうううっ!」

 

ウォーダンが苦痛に蠢く声を上げるのとともに、スレードゲルミルの機体には幾つかの小さな爆発が起こっていた。
攻撃の濃度と威力を考えれば制御系のあるコックピット付近をピンポイントに殲滅するには十分であると考えられるだけの攻撃が既に見舞われており、勝利を思った者も少なくない。
何とか安全なところまで離脱をし終えたシンもビルガーのコックピットの中で、肩で呼吸をしながら白の闘神に対してもう動かないでくれと願いながらも、自分達の勝利を確信していた。

 

「直撃だ…手ごたえはあった。これですぐには再生できまい」
「フ、フフフ…」
「ふざけろよ…コックピットモロのはずだぞ…」
「貴様達、肉を切らせて骨を絶ったか…見事だ」

 

通信機から聞こえてくる敵パイロットの声。誰の目にも明らかな機体のダメージ。にもかかわらず目の前の闘神は自らの傷を何らの作為なく修復しながら、ゆっくりと歩いてアルトアイゼンに近付いていく。
そして、静かに斬艦刀を手に取り、再び両腕で巨大な刃を闘神は構えた。

 

「アンタ…反則だろ」
「お前は…人間なのか…」
「ここで死んでいく貴様達には関係の無いこと!散れ!!」

 

だがスレードゲルミルが一歩踏み出そうとしたところで、その足元に一発の重力エネルギーが着弾し、その動きを止めた。
キョウスケとシンの捨て身の攻撃が凌がれてしまい、徐々に心が挫かれつつあった者も含め、その場にいた全ての者が新たな乱入者の正体を確かめるべく攻撃が発射された方向へと目をみやる。
そこにいたのはシンやマサキ、クスハらには見覚えのある黒いヒュッケバインMK−掘
リョウトのMK−靴箸楼曚覆蟲‖料澗里黒く、各部を赤く塗り、黒赤黄色の組み合わせでカラーリングがされており、見る者が見ればその機体が黒き竜巻のものだと知らしめる。
そしてその隣には、背部に1対の巨大なドリル、赤い星型の頭部をした特機がそびえ立っている。
カラーリングこそ従来のものとは異なるが、脚部やボディ中央に施された金色のカラーリングとその出で立ちがからしてグルンガスト系列の機体であることは明らかであり、
開発に携わっている者達にはそれが一目で最新型のグルンガスト、グルンガスト参式であることがわかった。
一方、ウォーダンも現れた増援がスレードゲルミルの元となったグルンガスト参式であることを知り、わずかながらの警戒をし始める。

 

「貴様は!?」
「我が名はゼンガー…!ゼンガー・ゾンボルト!悪を断つ剣なり!!」
「!!」

 

その振る舞いは正に威風堂々。ゼンガーは名乗りを上げるとすぐさま眼前の敵を見据え、参式斬艦刀を手に、その機体の外見とは似つかない速度でスレードゲルミルとの距離を詰めていく。
握り締めた斬艦刀で応戦し切り結ぼうとしたスレードゲルミルが攻撃を受け止めようとする前に振り下ろされた参式斬艦刀はスレードゲルミルの左肩ドリル部分を斬り落とし、
衝撃でスレードゲルミルの巨体を吹き飛ばした。

 

「ぬうぅぅっ!貴様ぁ!!」
「ゼンガー少佐がもう1人!?」
「彼は紛れも無く本物のゼンガー・ゾンボルトだ。私が保証しよう」
「レーツェルさん、どうしてここに!?」
「無事…のようだな、シン。あの後…私はゼンガーと合流し、参式の2号機を託した。そしてノイエDCにいるゼンガーそっくりの男について、我々が独自に調査を行っていたのだ」
「じゃあ、あのウォーダンって奴は何なんですか!?」
「それは本人に問うしかあるまい」
「答えてもらうぞ。貴様は何者だ?」

 

参式斬艦刀を片手にスレードゲルミルと対峙するゼンガーが問い掛けた。

 

「我が名はウォーダン…ウォーダン・ユミル。メイガスの剣なり」
「メイガスだと?」
「アースクレイドルの中枢コンピューターの名か」
「ふ、ふふふ…ゼンガー・ゾンボルトよ、貴様と剣を交える機会を待っていたぞ」
「素性を語るつもりはなし…問答無用ということか」
「そうだ」
「よかろう!ならば、我が参式斬艦刀によって答えを導き出すまで!」
「ゼンガー・ゾンボルト!いざ、勝負!!」
「いざ、参る!唸れ、参式斬艦刀!」

 

グルンガスト参式、スレードゲルミルがともに大地を蹴り、再び距離を詰めていく。
双方が手にする斬艦刀は互いの主の力を得てそれぞれの形成し得る最大の大きさにまでその刀身を伸ばし、極限まで高めた相手を斬るという念を込めた気を纏わせる。
そして、それぞれが己の間合いを確保した瞬間、2本の斬艦刀が眼前の敵を一刀両断すべく、渾身の力と気合を込めた必殺の一撃を繰り出した。

 

「砕け散れい、ゼンガー・ゾンボルト!!」
「受けよ、斬艦刀・疾風怒涛!!!」

 

斬艦刀が振り下ろされるときに反射した光が決着の合図とばかりに輝くと、次の瞬間に周囲の者の目に映っていたのは、自身の魂というべき刀を振り抜いた2機の機械巨人が互いに背を向け合う姿。
だが次の瞬間、膝をついたのは白い闘神スレードゲルミル。
そのボディには深々と一文字の傷跡が残されており、大地に突き刺した斬艦刀を支柱にして立ち上がろうとしているが、機体のダメージの大きさはスレードゲルミルに震えを与え続けている。

 

「むうぅっ!マシンセルの修復速度が…あの時のゲシュペンストMk−靴旅況發!…本隊からの撤退命令か。ならば、任務終了だ」

 

修復速度が大きく低下したスレードゲルミルを囲む各機がその動向を見つめ、凝視する中、スレードゲルミルは猛スピードでその場から離脱を始めた。

 

「どこへ行く、ウォーダン!?」
「この勝負、預けるぞ。ゼンガー・ゾンボルト…キョウスケ・ナンブ、そしてそこに転がっている小僧」

 

ウォーダンの目がグルンガスト参式、アルトアイゼンに続いて、ボロボロになって横たわるビルガーへと向けられる。
だが小僧扱いされるというのはさすがにシンにとっても屈辱であり、黙っているわけにはいかない。

 

「小僧じゃない!シン・アスカだ!!」
「よかろう、シン・アスカ。その名前、覚えておいてやろう。ではさらばだ!」

 

そう言ってスレードゲルミルはみるみるうちに小さくなっていき、やがてレーダーからも姿を消した。

 

「シン、よく頑張ったな」
「ありがとうございます、レーツェルさん。助かりました。それにゼンガー少佐も」
「礼には及ばん。シン・アスカ、お前の打と意地の強さ。見せてもらったぞ。これからも精進しろ」
「了解です」
「ならば、よし…行くぞレーツェル」
「承知した」
「どこへ行くんですか、レーツェルさん!?」
「我らは我らでノイエDCの動向調査を行うつもりだ」
「キョウスケ、奴は…くや、奴の所属する部隊はまたお前達の前に現れるだろう。くれぐれも油断するなよ」
「了解」
「ゼンガー少佐…」
「また会おう、ブルックリン。それまでに剣の上げておけ」
「は、はい」
「ではさらばだ」

 

そう言うと、グルンガスト参式、ヒュッケバインMK−轡肇蹈鵐戮魯好譟璽疋殴襯潺襪姿を消した方向へと姿を消した。
辛うじてシャドウミラーの第2波を切り抜けたヒリュウ改であったが、今回の戦闘は、それぞれに改めてノイエDCの所有する正体不明の機体の正体と驚異的な性能に
大きな警戒感を抱くには十分すぎるものであったことは間違いない。
シンも、自分のいた世界にいた機体とサイズこそ大して変わらないものの凄まじいまでの戦闘能力を備えた機体を目の当たりにして、改めて敵の脅威と己の力不足を痛感していたのだった。

 
 

  

 

 

次回予告
タスク「あ〜あ、また派手に機体ぶち壊しやがって」
シン「いや…これは…」
エクセレン「さっすが連邦の赤き機体クラッシャーねん」
シン「嫌なあだ名つけないでくださいよ!それより次回は…」
レイ「古代の超機人が眠る遺跡に、ノイエDCの変態部隊が襲い掛かってきやがった。さらにそこに乱入してくるアインスト達とそれを率いるペルゼイン・リヒカイト。ここはまた俺様の出番だ、暴れてやるぜぇ!」
シン「いや、次回にお前の出番ないから」
レイ「え、そうなの…?」
シン「…ほら、その…元気出せよ」
レイ「気にするな、俺は気にしてない…」
シン「では次回、スーパーロボット大戦オリジナルジェネレーションズデスティニー『龍虎覚醒・前編』を期待せずにお待ち下さい」