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Seed-Crayon_5-825

Last-modified: 2008-07-04 (金) 17:40:52

フレイお姉さんの一人旅だゾ

 

 そこは見渡す限りの田園風景だった。
 バスから降りた赤い髪の少女は、大きく背伸びをして大きく深呼吸する。

 

フレイ 「ふう〜〜。やっぱり緑が多く残ってる田舎は空気がおいしいわね。
     思い切って一人旅に出てよかったわ……」

 

 農作業をしている人達を眺めながら、フレイはのんびり散歩することにした。
 しばらく歩いてると……

 

??? 「おお?この辺じゃ見かねない子だなあ〜。へ〜い彼女!おらと一諸に稲刈りしない〜〜?」
フレイ 「……おら?」
???2「銀の助おじいちゃん!知らない女の人をナンパしちゃいけませんって、いつもマユが言ってるでしょ!
     すいません!マユの知り合いのおじいちゃんが失礼な事を……(ぺこぺこ)」
フレイ 「べ、別に気にしていないからいいけど……(何か…どっかで見た光景ね)」
銀の助 「むう〜、マユちゃんはうちのばーさんみたいな事ばかり言うのう……
     ところでお嬢さんは地元のもんじゃないね?旅行で秋田に来たのけ?」
フレイ 「ええ。色々思うことがあって……私、埼玉県の春日部市に住んでいるのですけど、
     自分を見つめ直す為に思い切って一人旅する事にしたんです」
銀の助 「おお〜春日部!春日部にはおらの息子夫婦が住んでいるんだ!
     野原ひろしって言うんだども、これが足の臭い男でなぁ……」
マユ  「春日部にはマユのお兄ちゃんも居るんだよ!
     シン・アスカって言う人なんだけど、知っていますか?!」
フレイ 「……知ってるわ、2人とも……。日本って、広いようで狭いものなのね……」

 

          *          *          *

 

 その日、フレイはアスカ家に泊めてもらった。
 代わりに、と言うわけではないが、フレイはマユに春日部での出来事を色々聞かせてあげたのだった。

 

マユ  「いいなあ〜。春日部って楽しそう……」
フレイ 「楽しいと言うより騒がしいって感じだけどね。
     でも、この町も静かでいい所じゃない。確かに田舎だけど私は気に入ったわ」
マユ  「うん…ここはとてもいい所だよ。でも……」
フレイ 「ん?どうしたの?」
マユ  「あのね、マユの通っている小学校が近いうちに廃校になる事になったの。
     この辺りに子供って少ないし、マユの友達も親の都合でどんどん他の町に引っ越して行っちゃって……
     隣町の小学校は遠くて通学が大変だし、どうしようかなって今悩んでいるんだ」
フレイ 「ふ〜ん、マユちゃんも大変ねえ……そうだ!いっそ春日部の小学校に転校しない?
     向こうにお兄さんが居るんでしょ?」
マユ  「でも…マユが春日部で一人暮らしするなんて、お父さんとお母さんが許してくれないよう」
フレイ 「なら私のマンションに来なさいよ!
     私、マユちゃんが気に入っちゃったし、きっといい友達になれると思うわ」
マユ  「本当?!わあマユ、お兄ちゃんが住んでいる春日部に行けるんだあ!ありがとうフレイお姉ちゃん!」
フレイ 「お、お姉ちゃん……な、なんか照れくさいわねそんな風に言われると(……でも悪い気はしない、かな)」
マユ  「お兄ちゃん!マユ、もうすぐ会いに行くよ!だから……だから待っててね!」

 
 

シン   「ううっ?(ぞくっ)」
しんのすけ「どうしたの?シン兄ちゃん」
シン   「……いや、なんか…さらなる騒動の種が遂に来そうなそんな悪寒、いや予感が……」

 
 

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