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Seed-Crayon_6-063_1

Last-modified: 2008-07-04 (金) 20:58:03

嵐を呼ぶ!春日部お花見大会だゾ
【前編】

 

 〜野原家〜

 

シン  「ふあ……おはよ〜。あれ?みさえさんにルナ、むさえさんまで何やってるんですか?」
ルナ  「なにって、昨日言ったでしょ?今日むさえさんとマユちゃんの歓迎会を兼ねた、お花見大会をやるって。
     その準備よ」
しんのすけ「おおう、ご馳走でいっぱいですなあ〜。どれどれちょっと味見を……」
みさえ 「こら、つまみ食いをしない!シン君もしんのすけも、暇だったらしまってあるレジャーシートを出したり、
     買出しに行ってきなさい!やる事はたくさんあるんだから!」

 

Wしん 「……へ〜い」

 

          *          *          *

 

シン  「ふむ、これで買う物は全部か。
     ……そう言えばしんちゃん、確か今回の花見にはまたみんなが来るんだって?」
しん  「いや〜今回も楽しい事になりそうですなあ〜〜」
シン  「う〜…ん、楽しいと言うよりどんな阿鼻叫喚の地獄極楽が展開されることか……」

 

ステラ 「あ、シンだ。やっほ〜〜〜。」
シン  「ん?ステラにアウルじゃないか。どうしたんだお前達?」
アウル 「買出しさ。部屋でごろごろしてたらスティングのヤツに放り出されてな。
     おかげで、という訳でもないが、買い物したらこんなもんを沢山貰っちまったぜ。」
しん  「ん?確かそれ、駅前でやってる商店街の福引券でしょ?おら達もいっぱい貰ったゾ」
シン  「福引か。どうせこのまま家に帰っても邪魔もん扱いされるだけだし……いっちょ駅前に回しに行く?」
アウル・しんのすけ「いいねえ〜〜」
ステラ 「……何かみんなでパチンコに行くみたい……」

 

          *          *          *

 

 〜商店街〜

 

アウル 「お、ここが福引所みたいだぜ?どれどれ、賞品はどんなんだ……?」
シン  「一等がハワイ旅行、二等が大型プラズマテレビ、三等がDVDレコーダー……へえ、けっこう豪華だな」
アウル 「へへっ。ここで1発ハワイ旅行でも当てて、ネオやスティングを驚かしてやるか!
     お〜い!おっちゃん、福引させてくれよ」
しん  「アウル兄ちゃん、一等賞当てられるかな?」
シン  「……さあ?」

 

 ・・・・・・・・・
 ・・・・・・
 ・・・

 

アウル 「………」
ステラ 「…当分、ちり紙に困らないね」
シン  「全弾はずれ、残念賞の山か」
アウル 「う、うるせえ!俺はこういうのって苦手なんだよ!」
しん  「次はおらがやるゾ!シン兄ちゃん、福引券ちょうだい!」
シン  「う〜ん……こういう時のお約束ってことで、しんちゃんなら大きいのを当てられるかな?」

 

 ・・・・・・・・・
 ・・・・・・
 ・・・

 

しん  「……むう〜〜この福引の機械、壊れてるゾ!」
シン  「…しんちゃんでもダメか。残った券はあと一枚……しんちゃん、俺にも1回やらしてくれよ」
しん  「いいよ。はい、最後の福引券」
シン  「あんがと。それじゃダメ元で…
     (ガラガラ…コトン)
     …緑の玉か。やはりはずれかな?」

 

おじさん「お…おお……おお当たりィ〜〜〜!
     (カランカラン!)
     4等賞、進級おめでとうセット大当たり〜〜!

 

しん  「おおう!すごいゾシン兄ちゃん!4等、当たったゾ!」
シン  「う、うう〜ん…嬉しいような、そうでもないような……
     第一、新品のランドセルとか文房具なんて誰か欲しいヤツ、居るのか?俺はいらんぞ?」
ステラ 「……マユちゃんにでも上げたら?喜ぶよ……きっと」

 

シン  「そうかあ?マユだっていつまでも子供じゃないんだし…いくら何でも、なあ……」
しん  「それじゃ、それオラにちょうだい♪」
シン  「いや、しんちゃんにはちょっと……しんちゃんはいつ、小学生になるか分からないからなあ……
     それにこのランドセルの色、赤だし」

 

          *          *          *

 

 ……そして、その日の夕方。

 

ひろし 「みんな、忘れ物ないか?そろそろ行くぞ〜?」
みさえ 「ガスの元栓、戸締り良し、と……それじゃ行きましょ、みんな!」

 

ギル  「おお、ひろし君。君達もこれからお花見に行くのかね?」
タリア 「こんばんわ、みなさん」
シン  「議長、店長…レイ。やはりみんなも参加するんですか?」
ギル  「ああ…ざっと聞いたところではキラ君達やイザーク君達、幼稚園のみんなやアズラエル君達も来るようだ」
ルナ  「要するにいつもの連中が、いつものごとく集まるってワケですか」
しん  「いやあ〜〜今回もおもしろい事になりそうですなあ〜〜」
ひまわり「たあ!」

 

キラ  「あ、みなさんこんばんは。これからお花見ですか?奇遇ですねえ僕達も……」
レイ  「ゲェーーーー!キ、キラ・ヤマト!どうしてお前がここにいる?!」
キラ  「ど、どうしてって…ひどいなあレイ君。僕達がお花見に行っちゃいけないって言うのかい?」
ラクス 「ひどいですわレイさん。やっぱりあなたは私達の事を……」
しん  「今のはレイ兄ちゃんが悪いと思うゾ?」
シン  「そうだレイ。あやま」

 

レイ  「違う!キラ・ヤマトは今日の朝から、お花見の場所取りをしているハズなのだ!なのにどうして……」
カガリ 「うるさいなあ。お前ら道の真ん中で叫んでいるなよ。近所迷惑だぞ?」
レイ  「ぐわッ!もう一人の場所取り役、カガリ・ユラ・アスハまで!
     ど、どうするつもりだ!場所がキープできなければ、お花見などできんのだぞ!?」
カガリ 「ああ、その事か……心配はいらん、とにかく花見をする場所に行こう。そうすれば分かる」
レイ  「……?」

 

          *          *          *

 

 その公園の桜は満開に咲き誇っていた。
 まさにお花見をするには申し分ない、ある種幻想的な風景。他の花見客もたくさんいる。
 その中、一番大きな桜の木に巨大な影が2つあった。

 

シン  「……ストフリとルージュが座り込んどる。確かにこれじゃ、他の人がここで花見なんか出来ないわな」
ひろし 「2人、いや2機で正座してお茶を飲んでいるな。どこであんな巨大な湯飲みを……作ったのか?自分で」
みさえ 「ま、まあこれで場所は取れたんだし、さっそく準備しましょ?
     それじゃキラ君、カガリさん。そのMSをどけてくれる?」
キラ  「はい。……フリーダム、朝からご苦労さま。また来年も頼むよ」
ギル  「お、ムウ君たちも来たようだ……では、準備が出来次第、始めるとしよう」

 
 

シン  「……神様仏様。お願いですから今回は平穏無事に済みますように……南無南無……」
ルナ  「シン……困った時の神頼み?」
シン  「今はなんにでも縋りつきたい気分なんだ」

 
 

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