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Seed-Crayon_6-063_2

Last-modified: 2008-07-04 (金) 20:56:17

嵐を呼ぶ!春日部お花見大会だゾ
【後編】

 

ギル  「さて…みんな揃ったようだね。楽しいお花見を始める前に、組長さんからご挨拶がある。
     みんな心して聞くように」
園長先生「デ、デュランダルさんまで…僕は組長じゃなくて園長ですってば。
     ……こほん。え〜みなさん、この春から春日部に新しい住人が加わりました。
     小山むさえさんとマユ・アスカさんです」

 

マユ  「みなさんこんにちは!マユ・アスカです。
     この春から春日部の小学校に通うためにこちらに引っ越してきました。
     あと…知ってる人も居ると思いますが、マユはみなさんにお世話になっているシン・アスカの妹です。
     だらしないお兄ちゃんですが、マユ共々これからよろしくお願いします!」

 

シン  「こ、こらあ!マユ!みんなの前でなんちゅー事を……」
レイ  「まあいいではないか。中々的を得た自己紹介だと思うぞ?」
イザーク「ふむ、兄貴よりしっかりしてそうだな。」
よしなが「ふふっ、これじゃどっちが年上か分からないわね?」
しんのすけ「いや〜シン兄ちゃん、さんざんな言われようですなあ〜〜」
シン  「ぐう……し、しんちゃんだって分からないぞ?
     ひまちゃんが大きくなったら、きっと今の俺と同じ目に……」
しん  「ふっ甘いゾ、シン兄ちゃん。ひまは兄貴思いのいい子だから大丈夫!な、ひま?」
ひまわり「……たあ?」

 
 

むさえ 「小山むさえです。
     カメラマンに弟子入りしてましたが、まあ…そのちょっと色々あって、姉の家に居候する事になりました。
     よろしくお願いします」

 

ムウ  「マユちゃんにしても、むさえさんにしても、どちらもだれかの妹さんなのか。
     2人共、みんなと仲良くなれるといいな」
みさえ 「そうかしら?マユちゃんとは比べ物にならないわよ。うちのむさえは……
     この齢で定職にも就かないで、未だにフリーターだし」
ひろし 「まあまあ。このご時世じゃ仕方ないさ。むさえちゃんだって色々思う所があるんだろ」

 

ミリアリア「ごめーん、遅れちゃった……!もう始まっちゃった?」
ディアッカ「いや、これからだ。遅れた原因は仕事か?カメラマンも大変だな」
ミリィ 「今週中に仕上げなきゃいけない記事がどうしてもあってね。カメラマンもこう見えて色々と大変……
     あーーー!
むさえ 「あーーーー!し、師匠!
マリュー「し、ししょー?みさえさんの妹さんが?ミリアリアさん、どういう事なの……?」
ミリィ 「みさえさんの妹ぉ?そ、そんな……またこの人と係わり合いになるなんて……orz」
むさえ 「運命の再会ってヤツですね!」
キラ  「ミリィ、どういう事なの?」

 

ミリィ 「以前、私が撮った写真に感動したって、むさえさんが私の所に来たのよ。
     それで……しばらく写真の撮り方を教えてあげたんだけど……その、何と言うか、才能がないのよね。
     撮った写真は必ずピンボケしてるし、むさえさんの写真は必ずどこかピントがズレていて、
     何を表現したいのかよく分からない写真ばかりで。それで……」
みさえ 「はあ……それでミリアリアさんに引導渡されて、うちに転がり込んできたってわけね」

 
 

むさえ 「ここで再会したのも何かの縁!また師匠の元で写真の腕を磨いてみたいです!」
ミリィ 「か、勘弁してよ〜〜!」 

 

          *          *          *

 

園長先生「え〜、なにかあちこちで色々あるようですが……そういうのは後でゆっくりやってもらうとして、
     まずはみなさん、コップを持ってください。それでは……乾杯!
一同  「かんぱ〜い!

 

 こうして満開の夜桜の木の下、いつもの連中全員参加のお花見大会が始まったのだった。

 

 

  「野球ぅう〜すぅるなら〜こういう具合にしやさんせ〜。投げたら〜ぁボール打って、ランナーになったらエイサッサ。
   アウト!セーフ!よよいの……よい!

 
 

マリュー「きゃ〜、また私の勝ち〜〜!ささっムウ、脱いで脱いで♪」 ←いつものように泥酔中
ムウ  「もうパンツしか残ってねえよ!……くそ〜、マリューがこれほどジャンケンに強いとは思ってもみなかった……
     脱がすつもりが逆にこっちが脱がされるとは……」
マリュー「きゃははは……ひっく、
     ムウの他にもアスラン君とかレイ君とか、二コル君なんかも私にかかればみんな返り討ちだよ〜ん。
     にひひひひ……ひっく」
まつざか「いや〜ん、美少年が揃いも揃ってパンツ1丁……これはこれで酒の肴にはもってこいね♪」
上尾  「し、写真撮っときましょうか?」
よしなが「……ってもう撮るまくってるじゃない!……後で私の分も焼き増ししてね?」

 

イザーク「うう……野球拳なんざするんじゃなかった」
ニコル 「お酒の勢いに乗じて、女の人の服を合法的(?)に脱がそうなんて話に乗ったばかりに……」
ムウ  「まだだ!まだ俺達には最後の切り札がある!いけ、キラ!」
キラ  「マリューさん。悪いけど……あなたの連勝記録に土をつけさせてもらいます!」
マリュー「あ〜らキラ君。ん〜〜、うん。キラ君のハダカを肴に1杯やるってのも悪くないわね。
     それじゃ行くわよ!……ひっく」

 

   《野球ぅう〜すぅるなら〜こういう具合に……》

 

アスラン「大丈夫なんですか?今のマリューさんにはいくらキラといえど……」
ムウ  「ふっ心配ねえ。キラの動体視力は並じゃねえんだ。見ろ!」

 

キラ  (見える!マリューさんの手の動き!マリューさんの手の内を見極めてから僕の出す手を対応させる!
     つまりあと出)

 

 バキューーン! ←キラの足元にマリューが左手で拳銃を撃った

 

キラ  「うひゃあ?!」
マリュー「……ひっく。キラ君、一度だけ言ってあげるわ……
     ダ メ よ ♪ ズ ル を し ち ゃ あ、ね♪
キラ  「は、はいいいいいいいい!(ガタガタブルブル)」
マリュー「それじゃ仕切り直しね♪
     野球ぅう〜すぅるなら〜、こういう具合にしやさんせ〜」

 

ムウ  「……終わった……」
スティング「確かに。…あ、もう上着脱がされた」
ニコル 「これからはしかと心得ときましょう。酔っぱらいの女性には手を出すな……と」
レイ  「春先で、夜でもそれなりに暖かいのだけが救い、か」

 

          *          *          *

 

シン  「……ひっく、何やってんだ…あの人達は」
ルナ  「あら?珍しいわね。シンがお酒飲んでいるなんて」

 

シン  「そりゃあたまには俺だって、呑みたい気分になる時もあるさ。おいマユ」
マユ  「え?なぁに?お兄ちゃん」
シン  「ほら…これ、やる。今日駅前の福引で当てたんだが、俺はいらんからな」
マユ  「わあ!新しいランドセルや文房具!それに……転校する学校の体操服や上履きまで!
     ありがとうお兄ちゃん!」
シン  「……ふん、福引で当てただけさ。感謝するほどのもんでもないだろ?」
しん  「あれ?福引の賞品の中には、体操服とか上履きは無かったと思うゾ?」
シン  「あ、あったんだよ!別にあの後、買いにいったわけじゃないぞ!ぐびぐびぐび……おいステラ、酒!」
ステラ 「うん。……はい、ネオの自家製どぶろく」

 

マユ  「うふふ…お兄ちゃんったら変わってないなあ。
     昔っから他の人ならともかくマユに感謝されるのだけは、ものすごく恥ずかしかったみたいなんだもん」
しん  「なんで恥ずかしいの?オラ分かんないゾ」
マユ  「さあ?マユにも分かんないけど……
     多分、慣れないお酒を呑んでいるのも恥ずかしさを誤魔化す為なんじゃないかな?」
しん  「ほうほう、複雑な男心ってヤツですなあ」

 

マユ  「でも嬉しいなあ。お兄ちゃんからのプレゼントなんてほんと、久しぶりだし……
     マユが以前使ってたランドセルは、クラスの男子にイタズラされちゃってボロボロになっちゃってたから」
シン  「な、なにぃぃぃ!俺の妹をイジメるバカがいたってのか?!ゆ、許さん……
     今すぐ俺が行って、そいつをとっちめてやる!うおおおおおおおお!

 

 こうしてシンはどっかに走っていった……

 

マユ  「お、お兄ちゃん!どこに行くのよ〜〜!」
ルナ  「あ〜あ……慣れないお酒なんか呑むからよ、もう…ま、酔いが醒めたら戻ってくるでしょ」
ステラ 「……あ」

 

 ぶわあぁぁぁぁぁっ!

 

マユ  「きれい……」
しん  「おおう、強い風に吹かれて…桜の花びらがたくさん夜空に舞っているゾ……」
ルナ  「…幻想的な風景ね。
     今日のこの時に桜が散っても……また来年の春、そしてまたその次の春と、桜は毎年咲き乱れるわ。
     その時も……またみんなで桜を見たいわね」
ステラ 「見れるよ。みんな一諸に、また……この桜の木の下で」
マユ  「うん!
     マユもお兄ちゃんと、しんちゃんと、ルナさんステラさんフレイお姉ちゃん、その他のみなさんと一諸に!

 

     また来年も……きっと、この桜をもう一度……」

 
 

 桜舞い散る夜。ささやかな宴はいつまでも続いた。今日の奇跡がまた起きるようにと願いを込めながら……
 そして、シンはその後。

 
 

シン  「2月2日!マユ・アスカをイジメたのはお前か?!
??? 「だ、誰ですか!あんたは!」
シン  「チッチッチッ……貴様は同級生にイタズラするのが得意なようだが……残念だが日本じゃ2番目さ!
     なぜなら、日本で一番はこの俺だからな!

 

 赤服を着て、地元のヤクザを倒しながら日本中を彷徨い続けるのだった。
 (どうもシンは、酔いが長く残る体質のようだ)

 
 

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