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Seed-Crayon_6-304

Last-modified: 2008-07-08 (火) 17:18:03

8人目の家族?だゾ

 

 野原家。みさえの妹・むさえが挨拶をしている。

 

むさえ 「……と、いう訳で今日から正式に野原家に居候することになったけん、よろしくね〜♪」
シン  「はあ……同じ居候として、こちらもよろしくお願いします」
ルナ  「それにしても、なんだか凄い事になっちゃったわね……
     これで野原家も7人+1匹、大所帯家族の仲間入りか」

 

しんのすけ「ねえねえシン兄ちゃん。おら、ちょっと疑問に思ったことがあるんだけど」
シン  「ん?なんだいしんちゃん」
しん  「むさえはオラの部屋を使うからいいとして……
     そういえばシン兄ちゃんとルナおねいさんは、このうちのどこに寝泊りしているの?」

 

ルナ  「っ!」
シン  「そ、それは…ど、どうしても言わなきゃダメかい?しんちゃん……」
しん  「え?う、うん。オラ知りたいゾ」
シン  「分かった……ついて来て」

 

          *          *          *

 

ルナ  「それじゃ、まずは私ね。私はここ、天井裏の物置部屋を改造して住んでいるの」
しん  「おお〜〜!こんな部屋があるなんて、オラちっとも知らなかったゾ!」
むさえ 「へえ…窓も付いていて、日当たり良さそうね」
シン  「でもなあルナ。女の子なんだからもう少し部屋を整理整頓した方が……」
ルナ  「う、うるさいわね!私だって色々忙しいから掃除する暇がなかなか…
     こらそこ!タンスの中を漁らないッ!」

 

むさえ 「とは言っても……このタンスの中に入っている下着、ブルマーしかないわよ?」
しん  「おうおう、ルナおねいさんは青いパンツがお好みのようですなあ〜〜。えへへへ……」
ルナ  「ぐっ……!だ、だからしんちゃん達を私の部屋に入れたくなかったのよ!」

 
 

シン  「それじゃあ次は俺の部屋だ。だがその前に…しんちゃん、この家に地下室があるって知ってた?」
しん  「えっ?オラそんな話、聞いた事もないゾ?!」
シン  「だろうね……ひろしさん達、なかなか話したがらないからなぁ」
むさえ 「どういう意味?」
シン  「しんちゃんもむさえさんもルナも不思議に思わなかったかい?
     ひろしさんの安月給でこのご時世に、こんないい家が買えたなんて、さ……」
ルナ  「ね、ねえ…ちょっと、それってまさか……」
シン  「そう…出るんだ。俺が使ってる部屋には……つまり、俗に言う『幽霊』ってヤツが……」

 

しんのすけ・むさえ・ルナ 「え、ええ〜〜〜〜〜〜〜!」

 

シン  「ははは!冗談だよ!ひろしさんはそんな事言ってたけど
     俺が部屋を使わせてもらってからこっち、そんなの出たことないさ」
しん  「な、なんだあ〜〜オラ、びっくりしたゾ…」
シン  「ごめんごめん……着いた。ここが俺の部屋だよ。さ、どうぞ」
ルナ  「お、おじゃましま〜す(そういや、私もシンの部屋に入るの初めてだ…)」

 
 

 シンが部屋のドアを開けると……その部屋には少女の霊が漂っていた……

 
 

シン  「さあみんな、遠慮なく入って……あれ?居ない。なんだよ、俺の部屋を見たいって言っておいて」
少女  「……残念です。お友達になれるかと思ったのに……」
シン  「まったく失礼な連中だな!この部屋には幽霊なんか居ないってのに」
少女  「ええ。正確には私、『生き霊』ですから」
シン  「ところで……前々から思ってたんだけど…君、誰?」
少女  「私の事はキラお兄ちゃんがよく知ってるハズです。
     むかし、お兄ちゃんに折り紙の鶴をあげたことがありましたから」
シン  「キラさん?……なんで、ここであの人の名前が出てくるんだ?」

 
 

 ちなみにこれ以降、野原家でシンの部屋のことを話題にする人間はひとりもいなくなった……
 まあ、当然と言えば当然かもしれないが。

 
 

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