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W-DESTINY_第03話

Last-modified: 2007-11-10 (土) 21:53:15

アスランはユウナからの呼び出しを受け、オーブの行政府に来ていた。
二人が会うこと事態は別に珍しい事では無かった。ユウナはカガリの婚約者で、アスランにとっては恋敵という事になるが、同時にオーブの行政を事実上取り仕切っている上役でもあった。
また、ユウナにとってもアスランのプラントでの生活の経験や知識は貴重なものであり、無下に扱えない人材のため微妙な関係を築いた。

「何か御用でしょうか?」
「ああ、すまない…どうしたんだい?嬉しそうな顔をして…」

ユウナが驚くのも無理はなかった。今のアスランは非常に満ち足りた幸せそうな顔をしていた。
それに対し、先程の出来事を話す。

「分かり合えますよ!ナチュラルとコーディネーターは!」
「……ああ、そ、それは良かったね」
「はい♪」
「う〜ん、幸せそうなとこ悪いんだけど、こっちは悪いニュースでさ」
「……戦争が決まったのですか?」
「……うん、ついでにオーブと連合の同盟も……」
「――!そんな!?」
「仕方ないだろう。ブレイク・ザ・ワールド事件の被害を救済しあう同盟だって言われちゃ」
「そんなの方便です!いずれ軍事でも協力を要請してきます!」
「じゃあ、それ言って断れると思うかい?」
「そ、それは…カガリは?カガリは何て言ってるんです?」
「そりゃ〜もう大暴れ、ダメだダメだの一点張りで、こっちは何とか宥めすかして…」
「やはり…」
「…と思ってたんだけど、あっさり了解した。条件としてミネルバの安全を約束させられたけど」
「え?」
「意外だろ?」
「意外です」
「だからさ、何かあったのかなぁ〜って思ったんだけど…心当たり無い?」
「……あります」

ユウナにミネルバであった出来事を出来るだけ詳しく話すことにした。

「……二度とオーブを戦火に巻き込みたく無いって事か、なるほどねぇ……でも、おかしくない?」
「何がです?」
「だって、そのシンってパイロットはカガリの仕出かした事、知らないんだろ?」
「……あ!」

アスランはシンの立場だったらカガリを憎むのも当然だと思った。
ある意味、オーブが連合に攻撃を受けたのはカガリの責任でもあるからだ。
本来は中立国に攻めるのは無謀である。何故なら中立国として成立した時点で、その価値があるからだ。
交渉の場や戦争を避ける場としての機能があり、それを維持するには、そうとうの国力が必要になる。
そして、無理に攻めれば中立国は、その時点で敵国になり、敵の敵は味方、つまり中立国として機能する力を持つオーブはザフトと同盟し連合に対することになる。
何故、そうならなかったか、それはザフトが既にオーブを準敵国と認知していたからだ。あのタイミングでオーブがザフトに同盟を願っても難航したであろう。そして、その間にオーブは連合に制圧される。
それを見越したからこそ連合はオーブに攻め込んだのだ。
そしてザフトがオーブを敵視した理由が、一つは連合と協力してMSを開発したこと。これに関しては、オーブも国防のためと苦しくはあっても言い訳が出来る……本来、中立国が他国と協力して兵器を開発
するというのは言語道断なのだが……
しかし、次の連合の戦艦アークエンジェルを匿ったことについては言い訳のしようも無かった。これがカガリの仕出かした事だ。最初オーブは中立国としてのルール通り、追い払おうとしたのだが……
それまでにも、そして修復された後もアークエンジェルはオーブが攻め込まれるまでに何人ものザフト兵の命を奪ったのだ。
アスランはそれを知っているからこそシンに同情出来たのだが、シンはそこまで知らないはずだ。

「アスランの母親は血のバレンタインの被害者だったよね?」
「……はい」
「う〜ん、嫌なことを思い出させるけど、その時、誰を憎んだ?攻撃した連合?それとも独立運動をしたお父さん?」
「……連合です」
「だよね……まあオーブが奇麗事言わなかったらってのも正しいし、オーブを嫌いになるのは理解出来るんだけど、話によると連合以上にオーブを憎んでるんだろ?」
「……言われてみれば……変ですね」

アスランの脳裏にはオーブを憎む少年の紅い瞳が印象づいていた。

「まあ、それはおいといて、実は頼みがあるんだ」
「頼み?」
「うん、戦争が終わるまでプラントに行ってくれないか?」
「……邪魔者を追い出す腹ですか?」
「うん、その気持ちが無いと言えば嘘になるかなぁ〜」
「…………卑怯ですよ」
「え〜と、でも本気で行って欲しい理由もあるんだ」
「……俺の身の安全ですか?」
「まさか!連合が君を処理してくれるなら、願ったり適ったりだよ」
「あのですね!」
「まあ冗談はこの辺にしといて、人質になって欲しいんだ」
「人質?」
「そう人質、オーブの代表の恋人と目されている君にね」
「それは!」
「ど〜せ、僕がいないのを良いことにイチャイチャしてたんだろ?」
「してません!」
「でも、向うはそう思ったんじゃないかな?」
「……俺にその判断が出来ると思います?自慢じゃありませんが、俺…鈍いですよ」
「…………ごめん、僕が悪かった」
「でも、俺の役目は何と無く分かりました」

最初は恋敵のユウナが自分をカガリから引き離そうとしてると思ったのだが、本当の理由はそんな単純なものでな無いらしい。
オーブの理想の立場は中立である。しかし、どちらかを選べと迫られたら連合を選択するしかなかった。
防衛面より貿易面、つまり経済的に連合側の国との取引が多いからだ。というより技術立国が自国より技術の高い国と有利な経済取引が出来るわけがない。
しかし、だからといってプラントと完全に交流を中断するわけにも行かなかった。それはオーブを支える技術者、つまりコーディネーターに絶縁を叩きつけるようなものだからだ。

「俺の仕事は、プラントでオーブをあまり敵視しないよう、出来ればオーブの事情を伝え嫌わないようにすれば良いんですね?」
「うん正解♪……頼むよ」
「条件があります」
「条件?」
「俺がいない間にカガリに手を出さないで下さい」
「……実は民衆を安心させるため、結婚をしようという話が……」
「冗談じゃ無い!」
「でも、コーディネーターを敵に回せないという理由で却下された♪」
「………………」
「セイラン家はバリバリのナチュラル派で通ってるからね、連合を安心させるって意味では名案なんだけど、必要以上に媚びても意味は無いし、理想は中立、これ絶対条件ね」
「……で、条件の方は?」
「約束するよ。明日カガリも含めてもう一度話す。それと、もう一度だけ言っておくがオーブの理想は中立、これは連合の下につくのは勿論だけどザフトの下につくのも嫌だって意味だから」
「……心します。貴方もお気をつけて」

真剣な目をするユウナに真剣に答える。おそらくザフトはアスランを使ってオーブを味方に引き込もうとするだろう。そして、連合はオーブに更なる難題を押し付けてくるだろう。それら政治の権謀術数がうずまく世界に二人は対処していかなくてはならなかった。

「それにしても、今度の戦争は何時まで続くとお思いで?」
「まだ、始ってもいないのに分かるわけないだろ、そもそも何であんなに戦いたがるんだか……趣味?」
「……多分、道を見失ってるんですよ……ナチュラルもコーディネーターも……皆が」
「……上手いこと言うね、アスランらしくない」
「……どうも」

そこまで話して、先程のシンの事を思い出した。プラントへ出立する前に、もう一度だけ会っておきたかった。

「明日の打ち合わせは午前中にお願いできますか?」
「ん?最初から、そのつもりだったけど……午後から予定があるのかい?」
「予定…というか、シンに会っておこうかと」
「ああ、気になるんだ?」
「……はい、やはりオーブを憎んで欲しくありませんから」
「……そうだね」

『状況7、ターゲットはダガーL10機、レベルは10』
「了解!」

スロットルを全開にし加速する。しかし遅い、トップスピードになるまで時間が掛かりすぎる。
ターゲットが近づく、MSの立体映像だ。
ターゲットに死を与えるため、左右に機敏に動きながら……機敏?このゆるゆると動くのを機敏と言えるのか?
舌打ちを打つと、右手に持ったMMI-M633 ビーム突撃銃を放つ、爆発するターゲット達。爆発と共に映像が消える。今ので3機撃墜、左右から周り込んでくる。右に3機、左から4機だ。迷わず左に向かう。
連合のエースパイロットクラスに設定されているというレベル10、その敵がこちらに攻撃を仕掛けてくる。手にした銃は小型でライフルというより拳銃に近い、速射製に優れているのだろう。的を絞らせないように不規則に動きながら、こちらも銃を撃つ、1つ、2つ、……相手と擦れ違い様、MA-M8ビームトマホークを左手で抜き切り伏せる。これで3つ、四肢と両肩の盾を利用したAMBACとスラスターを全開にし、急いで方向を変える。急げ!遅い!遅い!遅い!遅い!遅い!遅い!遅い!遅い!遅すぎる!やっと方向転換が終了、敵は?…何故、背中を向けている?―否、方向を変えてる途中だ。
その背中に向けライフルを放つと爆発、これで4つ、爆発の向うから3機のMSがやってくる。それに向けて、AGM138ファイヤビー誘導ミサイルを撃つ、遅いミサイルだから、エースなら当然かわす。だからミサイルを回避中の敵を狙う、1つ、2つ………
…3機目は何をしている?ミサイルに当たっただと?本当にエースか?

『じょ、状況7終了、続いて状況14、ターゲットはザクウォーリア3機、本物が相手ですので、模擬刀を使用』
「……了解」

状況14は味方機との交戦、しかも飛び道具無しで戦闘不能にすること撃墜は禁止だ。
脱走や裏切りを想定してのことらしいが、本音は味方同士で競わせるための内容。
今度の相手はコーディネーター、遺伝子改造で人間を超えた新たな種、その超人類がビーム突撃銃を放ってくる。こちらは射線をずらしながら間合いを詰める。
左側の敵に狙いを定め、右手のトマホークで一気に切りかかる。狙いは右腕、銃を奪わせてもらおう、コチラの見え見えの狙いを読み右腕をずらす。
――甘い! こっちは、すでに左手にもトマホークを持っている。動かした先を一閃、敵機の右腕の破損を確認する前に右手のトマホークを振り下ろす。

敵機の両腕の破壊を確認!その敵機を蹴り付け、その反動を利用して場所を動く――だが、遅い!

――ここに黒き死神がいたら、後ろから真っ二つにされている!

――ここに雨の如き弾丸を降らす殺戮兵器がいたら、蜂の巣だ!

――ここに蛮刀を振るう王者がいたら、叩き潰されている!

――ここに龍の戦士がいたら、両手の龍に食い殺されている!

死んだ!自分は何度も死んだ!

だが生きている。まだ被弾は無い、敵は何をしている?
ようやく撃ってきた。だが、もう遅い! 何をしているのだ超人類!
怒りを込めて敵に突進する。
肩のシールドに付いたスパイクで敵にぶつかる。止まった。今度こそ良い停止だ。適度な衝撃が心地良い。
そのまま両足で蹴り付けスラスターを全開!別の一機に襲い掛かる。こちらの動きに戸惑ったのか、あっさりと戦闘不能に陥った。
そして先程、踏み台に利用させて貰った敵に近づく、完全に無防備だ。罠を警戒しながら近づく………
どうした?後ろに回ったぞ?斬るぞ?………斬った。
中のパイロットが気絶していると知ったのは、全てが終わった後の事だった。

「もう少し、速くならんのか?」

訓練を終了したゼクスは整備士に尋ねた。そして、自分なりに助けになろうとアイディアを出す。増加ブースターやスラスターを各所に増設する。または装甲を薄くし軽量化を目指すなど……
最初は整備士も黙って聞いていたのだが、突如顔を上げると…

「いい加減にしてください!子供の玩具じゃ無いんですよ!無理にパワーを上げてもフレームが耐え切れません!現に、このザクファントムはザフトの最新型なのに、貴方が一度乗っただけで、フレームが大分痛んでるんですよ!」
「す、すまない…」

ゼクスは己の不明を恥じた。彼は、かつての愛機トールギスを頑丈な装甲の重量級MSに大型バーニアを付けた機体と思い込んでいた。だが、考えてみれば、それだけで高性能機が出来るはずが無いではないか。あの機体はガンダムを作り上げた5人の科学者とハワードが協力して作り上げた名機で有るからこそ、あれだけの性能を発揮できたのだ。
そして、この世界のMSはトールギスより遥かに重く、約10倍の重量があり、ゼクスの望み通りに動かないのも当たり前であった。
もし、この世界の技師にトールギスを見せれば、軽量で頑強な機体に大型バーニアを付けた機体と評価するだろう、価値観が違うのだ。
目の前の技師は優秀で、自分が異世界から来ている事を知る数少ない人間の1人だった。
自己紹介のおり、彼の名がメーザーと聞いて、かつて部下だった技術仕官と同じ名前だった事から、親しみを持ち、気楽に話し合える唯一の人間になっていた。そのため、つい甘えが出てしまった。

「悪い癖が付いてるようだ。これからは気を付けよう」
「いえ、こちらこそ申し訳ありません……出来るだけの事はやらせてもらいます」
「よろしく頼む」

ゼクスは己に与えられた機体を悲しげに見つめると、不快な思いと大変な労働を強いられるであろう整備士に飲み物の差し入れでもしておこうと思い、その場を離れた。

「化け物か、彼は……反応速度と対G耐性が尋常ではない」

報告を聞いたデュランダルは呆れたように呟いた。
機体の運動性が悪いからと、中のパイロットが失神するほどの勢いでぶつかり方向を変える。正気とは思えなかった。ザクのシールドは体当たりする事を前提にスパイクが付けられているが、あれは近すぎる間合いで使うものだ。間違っても最大加速でぶつけるものでは無い。ゼクスの使ったザクはシールドのフレームが折れ、トマホークを出し入れ出来ないほど痛んでしまった。

「OSの方も作り替えて、あの方がいた世界のMSの操作システムに限りなく近いようにはしていますが、それでも不服なようです」
「困ったものだ。だが、認めねばなるまい、ナチュラルの彼が我々コーディネーターの誰よりも優れたパイロットだということをね」
「そうですね」
「我々コーディネーターの優位性を考え直さねばならんか……」

エピオンをみた時、漠然と感じていたが、彼等はナチュラルで有りながら、自分たちコーディネーター以上の科学力と操縦能力を有している事を今度の件で実感させられた。
自分たちは遺伝子を操ることで力を得ることが出来たが、本来なら、そのような事をせずとも人は宇宙に出て、進歩していくものなのだろう。だとすると、自分たちは人間の可能性を潰しているのでは無いか?そんな気がしてきた。

「それにしても、これで彼が壊したMSは何機目かな?」
「笑い事ではありませんよ。私たち整備士の事も考えて下さい!」
「いや、すまなかったね……だが、そんなに怒ることは無かろう、彼の事が嫌いかね?」
「とんでもありません!凄く好感の持てる人物です」
「……さすがは王のカリスマと言ったところか」
「は?…王?」
「いや、何でも無い」

彼にはゼクスが異世界から来たことは教えてはいるが、その出自までは伝えていなかった。

「まあ、好感は持てるんですが、こうも次々と機体を壊されては……」
「苦労を掛けるね……ところで、セカンドステージシリーズの最後の機体はどうなっている?」
「セイバーなら、後はテストを残す…まさか議長!?」
「パイロットも決まってないし、彼に与える機体も無い、名案だと思うが?」
「……良いのですか?彼は異世界の人間ですよ」
「だが、優秀なパイロットだ。それも最高にね」

ルナマリアは明日の上陸許可の連絡を受けるとシンを探し始めた。シンは上陸するだろうか?正直わからない。
彼の事はアカデミーの頃からずっと見ていたが、単純な様に見えて、実は繊細なところがある。今回の上陸も複雑な思いをしているだろう。
シンにとって、オーブは家族を失った忌むべき地であるが、同時に家族と幸せな時間をすごした故郷なのだ。最も行きたくない場所であり、最も行きたい場所。
色々と悩んでる内に、もう1人の同僚の姿を見つけた。

「あ、レイ」
「ん?…ルナマリアか……シンを探しているのか?」
「うん、そうなんだけど…」
「食堂でコーヒーを飲んでる」
「ありがと……元気だった?」
「……あまり……悩みの原因は明日のことだろうな」
「……うん、どう思う?」
「……すまないが、俺はこういった事に無力だ。シンのことはルナマリアに頼む。不甲斐ないとは思うが俺では力になれん……」
「ううん、気にしないで」

無表情ゆえに判り辛いが、長い付き合いだから、本当に悪いと思ってることがわかる。不器用な友人に笑って返事をするとシンの元へ向かった。
食堂に行くと、俯いて思案しているシンの姿があった。こんなところも可愛いと思う。だが、口に出すと烈火の如く怒るだろうから、黙ってシンの隣に座り別のことを言う。

「明日の上陸許可のこと聞いた?」
「ああ、ルナは出るんだろ、楽しんでこいよ」
「……メイリンはヴィーノ達と一緒に行くって」
「ルナは行かないのか?」
「明日は部屋にいる……ただ、誰かに誘われたら出掛ける」
「……は?」
「だから、メイリン達とは行かないけど、誰かに誘われたら出掛ける」
「……?」

もし、シンが出かけようと思っても1人は辛いだろう。だから出掛ける時は側に居て上げよう。
今は、それしか出来ないから………

夜の海沿いの道を歩く。潮風の所為で髪が乱れる。メンテナンスの終わった『右手』で髪を掬い整えた。
別に身嗜みに気を使ったわけでは無い、鬱陶しいからだ。
今朝、ファントムペインの連中が地上に到着したとの連絡があった。今度のミッションはアビスを使うらしい、気に入らない連中だが命令だから仕方がなかった。
今度のターゲットの家が見えてきた。1km先にある建物。あの中にいる人物を誘拐しなければならない。
下見は、すでに終わらせている。だから、任務までの下準備を行う。足元の小石を拾い投げる。今の自分は1km先の建物まで投げた物が届く『そう作り変えられた』
中から男が出てきた。顔に傷がある男が不審そうに周りを伺う。こちらには気付いていない。だが警戒している。そう、それで良い。相手が油断していたら面白く無い。警戒して、戦う準備をしていなければ殺す時に楽しめない。全力で立ち向かってきた相手を捻じ伏せる。それを上回る快楽など無い。
だから、こうやって下準備を行う。相手に警戒させるために……

(相手が何者だろうが、全員殺して……)

……無理だ『あの人』には勝てない……この前、夜の街で擦れ違った少年。
そういえば今日も『あの人』に会わなかった。一目見て分かった。自分より『怖い人』自分より『たくさん人を殺してる人』自分より『強い人』
びっくりした。そんな人がこの世にいるなんて思わなかった。戦争を経験してるのか?それにしては若すぎる気がする。
今は自分の方が下だ。ソレは認めよう……だけど、もうすぐ戦争になる。そうすれば自分だって、もっと殺す。たくさん殺してやる。
そうすれば『あの人』より『怖く』『強く』なれるはずだ。そのためにもターゲットの1人を殺気を込めて睨む。

「待っててね『砂漠の虎』さん、もうすぐ殺してあげるから♪」