Top > hate_seed_kirasama05
HTML convert time to 0.004 sec.


hate_seed_kirasama05

Last-modified: 2009-10-31 (土) 14:54:31

外が何やら騒がしい、自室の二段ベッドで寝ていた俺はその物音で目を覚ました。
部屋から外の様子を見てみると、自動小銃で武装した宇宙服姿の兵隊が艦内を
うろついていた。そうかアルテミスへ入ったんだったな・・・。ストライクのパイロット
つまり俺を探してるのか?・・・・めんどいな、俺はもう一眠りしようと部屋のドアを閉め
欠伸をして、そのまま布団へ戻ろうとした。しかし俺はある事に気がついた。
何か寒い・・。俺は今トランクス一丁の姿だ、しかし今まではそれでも平気だった。
何故だ?・・・艦内の温度が下がってるのか?人が沢山入ってきて、外気が入ってきて
それで寒いのか、クソ。俺は自分のズボンと上着を探した、しかしそれがどこにも無い。
おかしいぞ?さっきまではあったはずだ・・・。サイとカズイが隠しやがったのか?
布団一枚では寒さは凌げない・・・・。俺は仕方なくサイとカズイを探すための外へ出た。
普段ならその辺を歩いている奴を倒して服を奪う所なんだが、今は銃を持った連中が
うろうろしている、流石にそれはやばい。奴らが居るのは確か食堂だったな。俺は
寒さと戦いながら食堂を目指した。食堂の中をのぞくと、クルー全員が集められている。
ノイマンが何やらアルテミスの指揮官、ガルシアと話している、俺はサイとカズイを探した。
居た、隅っこに固まってやがる、ミリアリアとフレイも一緒か、俺はそーっと連中に
近づき、一番近くに居たサイの背中を軽く殴った。サイが痛みで顔を歪める。
「俺の服を返せ、殺すぞ」
「え?あ、キラ様?何でそんな格好、いやそれよりマズイですよ、今は。
あいつらキラ様を探してますから」
そういえばそうだ、メンドクサイ・・。服をゲットしたら一気にここから離脱してやる。
「サイ、カズイ、俺は今死にそうな位寒い、お前らの服をよこせ・・」
「えぇ?この状況でですか?無茶言わないで下さいよ〜・・・」
そんな感じで話していたら運悪くアルテミスの兵士に見つかった。
「そこ!静かにしろ!」
俺達はマズイ・・・と思い皆口を閉ざした、司令官のガルシアがトランクス一丁の俺に
不審を抱きこちらへ近づいてくる。ガルシアは俺の前に立つと俺に問いただした。
「何故君はそんな格好をしている?」
「いや、追い剥ぎに会いましてね、艦内で。世の中物騒になったもんですよね」
「・・・・・・・・・」
ガルシアは黙り込んで俺を見る。
「こんな裸の大将がMSのパイロットのわけが無いな・・・」
ガルシアはそう言うと、近くに居たミリアリアに目を向けた。ミリアリアは相変わらず
俯きながら何かをブツブツ言っている。俺の服を奪った野郎を呪い殺せミリィ!
ガルシアは唐突にミリアリアの手を掴み立ち上がらせ羽交い絞めにした。
ミリアリアが「うーうー」と唸りながらジタバタしている。
「女性がパイロットということもないと思うが、この艦は艦長も女性ということだしな」
「あうー!うー!あうー!」

 
 

ミリアリアはさらに激しい声で唸り声を上げながらジタバタし始めた、しかし寒い
この際、ミリアリアがどうなろうと俺の知った事では無いが、今現在の問題は俺が
寒さにより激しい尿意を催しているという事だ。俺は立ち上がってガルシアへ言った。
「すんません、ちょっとトイレへ行かせて貰えないでしょうか?ついでに服を貰えると
助かるんですが・・・・」
「うるさい、座っていろ」
「いや、実は俺がMSのパイロットなんスけど・・・もう限界なんですよ・・・早くトイレへ・・
そうしたらロック解除しますから、ね?」
「ボウズ、彼女を庇おうという心意気は買うがね・・・。あれは貴様のような
裸の大将が扱えるようなもんじゃないだろう。ふざけたことをするな!」
ガルシアは俺に殴りかかってきた、しかし遅い・・。尿意で限界の俺でも軽々避けれる。
俺はガルシアのパンチをひらりと交すと柔道一段・・・では無く初段の腕前を
見せ付けた。俺の背負い投げで地面に叩き付けられるガルシア、宇宙空間なので
重そうな中年男も軽々投げ飛ばせる。
「お前は勘違いをしてる!俺はただトイレへ行きたいだけだ!ついでに服もよこせ!」
副官らしき男が「指令!」と声をあげ、周りの兵士達が俺に銃口を向ける。
「俺がパイロットだって言ってるだろ!服を着てない事がそんなに変かよこのハゲ!」
その時ミリアリアがいきなり倒れていたガルシアへ馬乗りになり、笑いながら顔面を
殴り始めた。マウントポジションを取ったミリアリアは最強で、ガルシアは防御も
出来ずにただひたすら殴られ続けた、兵士達の銃口がミリアリアへ向く、副官が慌てて
ミリアリアを取り押さえたが、ガルシアはピクピクしていて動かない。副官は腰の拳銃を
抜くとその銃口をミリアリアへ向けた。俺はこの混乱に乗じてトイレへ行こうとこの場を
逃げようとしたその時、サイが副官に飛び掛った。
「やめてください!」
しかしすぐに突き飛ばされた。それを見ていたフレイが言う。
「きゃあ!サイ!ちょっとやめてよ!キラが言ってる事は本当よ!その子がパイロットよ!」
テッ、テメー!このバイタが!このタイミングで何を言いやがる!状況見ろよ!
副官がフレイへ「貴様らいい加減にしないか!」と怒鳴りつける、しかしフレイも負けじと言い返す。
「嘘じゃないわよ!だってその子、コーディネーターだもの!」
この場に居た全員が静まり返った、ミリアリアだけが相変わらず下を向きながらぶつぶつ
呟いている。俺は諦めて投降する事にした。

 
 

その後、俺はストライクのコクピットまで連行され、ロックの解除を要求された。
トイレにはまだ行かせて貰ってないし、未だにトランクス一丁のままだ。俺はこの時
思った、こいつらは鬼畜だ、ブリッツが特攻してきたら混乱に乗じて皆殺しにしてやる。
ミリアリアに半殺しにされかけたガルシアが傷だらけの顔で俺を見ている。
「OSのロックを外せばいいんですか?」
「まずはな。だが君にはもっと色々なことができるんだろう?」
「ここで小便を漏らす事は今すぐ出来ますよ」
「例えばこいつの構造を解析し、同じものを作るとか。逆にこういった
モビルスーツに有効な兵器を作るとかね」
「つーかよく生きてましたね・・・。てっきりミリィに殺されちゃったかと思いましたよ
本当にナチュラルなの?あんたもコーディネーターじゃないの?」
「だが君は裏切り者のコーディネーターだ」
ちっクソハゲめ偉そうに、結局その決め台詞かよ。それよりブリッツはまだか・・・・?
その時、辺りに爆発音が轟く、待ちに待ったブリッツの襲撃だ。俺はそれと
同時にコクピット周辺に居たガルシアと兵士を蹴り飛ばし、コクピットのハッチを
閉め、周りに居た兵士に向けイーゲルンシュテルンをお見舞いする。75mm弾の
雨が兵士達を肉の塊へと変える。辺りは血と肉が散乱していた、逃げようとしていた
兵士にもイーゲルンシュテルンを撃ち、ドック内の敵は文字通り皆殺しにした。
しかしここで遊んでいる時間もそうは無い、ザフトが来るし、尿意が限界だ。
アークエンジェルと合流する為にドックを出る、施設から出たところでブリッツが
待ち構えていた。お前は実によくやってくれたがもう邪魔だ、早くかえれ。
ブリッツが左腕内蔵兵器グレイプニールで攻撃を仕掛けてきた、それに呼応し
ロケットアンカーパンツァーアイゼンで迎撃、二つはお互いに衝突し合うと火花を
散らした。素早くきびすを返すとそのままその場を離脱しアークエンジェルへ
乗り込んだ、何故かブリッツは追ってこない。ありがとうございます負債先生。
これでようやくトイレへ行けます。AAはストライクが着艦したのを確認すると
全速力で崩れ行くアルテミスを後にした。コクピットをハッチを空け外へ飛び出る
格納庫の奥にも確かトイレが一つある、これでやっと・・・・。しかしそのドアを開け
一番最初に目に飛び込んできた光景に俺は絶句した。そこにはムウが今にも
破裂しそうな位、膨張した自分の一物を握り締めていたのだ。
「あわわわわ、お前何入って来てんだよ・・・・」
運悪くムウはズボンとパンツを完全に脱いで横に畳んでいた、ムウはそこへに手を
伸ばそうとしたが、それより早く俺はムウの肩を掴むと、そのまま外へ投げ飛ばした。
ここのトイレは普段使う者が少ない、恐らくムウの憩いの場だったのだろう。問題点は
鍵をかけ忘れた事だ。しかし戦闘後によくやるな・・・。俺は誰も居なくなったトイレの
ドアを閉め鍵をかけ、そして溜まりに溜まった小便を放出した。これは・・・・開放だ・・・。
外がとても騒がしい、凄まじい叫び声とドアを叩く音がする、しかし俺は今
ものすごく幸せだった。

○つづく