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ウルトラマンデスティニー_第01話

Last-modified: 2007-11-17 (土) 03:46:11

合成獣ダランビア、人造機動獣キャオス、人造黒狼怪獣ガイヤン、人造潜水獣アビュス登場







コズミック・イラ2017・・・人類は大いなる試練を乗り越え今、様々な未知なる世界へと進出していた。

純粋な憧れと探究心に満ちた、地球人類の旅立ち・・・人々はそれを、ネオ・フロンティア時代と呼んだ。

・・・だが、それは同時に、新たな恐怖の目覚めでもあった・・・









─火星基地マリネリス上空─



火星・・・空は紅く、無機質な岩山が立ち並び、人類はおろか生物の住む事が許されない死の星・・・そんなものは前世紀までの姿。

OMNI設立と同時に火星のテラフォーミングが実行に移され、現在は月と並んで多くの基地が建てられている。

その火星の紅い空を飛ぶものがあった。主人公シン・アスカの乗るザフトイーグルWである。

養成機関のZEROではップクラスの成績を誇り、ザフト軍でも特に実力のある者のみが入隊できるミネルバ隊の新米パイロットだ。

シン「これが火星か・・・実際来るのは初めてだけど案外綺麗だな」

ギルバート「そうだろう?おそらく君が成人する頃には本格的な移住が始まっていることだろう」

今回の彼の任務はOMNI総監であるこの男、ギルバート・デュランダルの護衛だった。

シン「しかしいくらテラフォーミングが進んでると言っても、ここはまだ生物が自力で住める星じゃありませんよ」

ギルバート「確かに今はそうかもしれん。だが昔も同じだったかは・・・わからないのではないかね?」

総監がここへ来たのには理由があった。この火星の基地マリネリスの視察・・・というのは表向きの理由で、本当の目的は別にある。

シン「でも、あんなに沢山の怪獣が一度に出るなんて・・・」

先日火星で三体の怪獣が見つかった。それらにはキャオス・ガイヤン・アビュスの名がつけられ、世間には非公表となっている。

ギルバート「だから我々が来たのだよ。あとから君の仲間が調査団を連れてくる。あの人造怪獣のことを調べにね」

そう。その三体の怪獣には人の手が加えられていた形跡があるのだ。学者によると、人に造られた可能性もあるという。

シン「だからってわざわざ一足先に来なくても(子供じゃないんだから・・・」

ギルバート「何か言ったかね?」

シン「いいえ!・・・あっ着きましたよ!」









─火星基地マリネリス─



シン「これが・・・」

ギルバート「ふむ、実際見てみると大きいものだな」

シン「大きいどころじゃないですよこれは!このガイヤンなんて背中に二本の剣状のものがついてるし、キャオスの胸にあるのはビーム砲か何かじゃ・・・」

ギルバート「やはり人の手が加えられているのは確実か・・・」

シン「すっげー・・・乗ってみたいなあ・・・ん?通信だ」

アーサー『あーあー、マイクテストマイクテストー』

シン「なんだアーサーかよ。五点だな( ゚д゚)、ペッ」

アーサー『Σ(゚д゚lll)』

シン「もうちょっとアドリブきかせろよなー。ニイタカヤマノボレとかさあ」

タリア『シン、悪ふざけもそこまでにしなさい。あとアーサーは桂師匠に弟子入りするように。桂の名を受け継ぐまで帰ってこなくてよろしい』

ギルバート「タリアか」

タリア『ギル、大変よ。先ほど怪獣要撃衛星V66が何者かに破壊されたわ』

シン「V66が!?」

タリア『進路予測によると衛星を破壊した何者かの目的地は・・・火星よ』

ギル「あと何分だ」

タリア『速度は不明だけど・・・おそらくVL(ヴォワチュール・リュミエール)搭載機並みのスピードはあるでしょうね』

ギル「少なく見積もってあと五分か・・・シン!?どこへ行く!」

シン「敵が来るんでしょう?俺が撃墜してやりますよ!」

タリア『待ちなさいシン!もう少しでレイたちも・・・くっ、バカモノめ!』







─基地外─



シン「ミネルバ隊に入って初めての仕事だ!ルナやレイなんかに任せてたまるか!」

ザフトイーグルに乗り込み、発進させるシン。その顔には新しい遊び道具を見つけた子供のような笑みが浮かんでいる。

シン「さあどっからでも・・・!?もう来た!」

レーダーに映る黒い影。それは一つではなかった。

シン「一、二・・・五体以上!?くっ、なんて多いんだ」

言いつつ影の来る方向に最大速度で向かっていくシン。敵の狙いがこの基地ならば近づけてはならない。

シン「見えた!・・・よーし、発射!」

ザフトイーグルWのレーザー熱戦砲ジーグを連射するシン。しかし真正面から発射したせいか、一体を残して避けられてしまう。

シン「しまった・・・うわっ!」

逆に左右から回りこまれ反撃を受けてしまう。敵の撃つビームのようなものをかろうじて避けるシン。

シン「くっ・・・・・・?何だコイツら、UFOか何かと思ったけど・・・まるで生物のようだ・・・」

衛星を破壊しシンを襲ったもの、それは白い球体のような形をしていた。

シン「まだまだ!勝負はこれからだ!」

叫び、自分を奮い立たせる。宙返りの要領で敵の攻撃を避けると同時に、ジーグ砲を放つ。一発一発冷静に狙いを定め、確実に白い球体を撃破していくシン。

シン「へへっ、大した奴らじゃないな・・・!お前逃げる気か!?」

残った一体が上空へ逃げる。それを追いかけ高度を上げるシン機。しかし、突如として激しい衝撃がシンを襲う。

シン「なんだっ!?もう敵は・・・そんな!」

シンが驚くのも無理はなかった。撃墜された白い球体はそれぞれ集結し、火星の岩石と融合、合成獣ダランビアとなってシンを不意打ちしてきのだ。

シン「なんだあの三本足の蜘蛛は!っ、操縦不能!?くそっ・・・脱出!」

迷いながらも脱出レバーを引くシン。そして彼がザフトイーグルを飛びだした次の瞬間、イーグルはダランビアの攻撃を受け粉微塵に砕け散った。

シン「うわああーっ!!」

いくら宇宙防護服を着ていても、爆風には耐えきれず衝撃と共にシンは吹き飛ばされた・・・

(う・・・く、くそ・・・あいつらを行かせたら・・・総監が・・・基地が・・・くっ!)

おぼろげな意識の中、ダランビアに向かって手を伸ばすシンだが鋭い痛みに思わずうめき声をあげる。

シン「くっうう・・・こんなところで・・・俺は死ぬのか・・・マ、マユ・・・父さん・・・」

お守り代わりにしている妹の携帯を手に取り握り締めるシン、そして・・・

シン「マユに・・・父さんにまた出会うまで・・・・・・まだ・・・まだ死ねるかあーっ!!」

キラッ

絶叫するシン。その目の前に、眩いばかりの光が・・・









─火星基地マリネリス─



レイ「ギル!シンは・・・」

ギル「ようやく来たか・・・シンは一人で飛び出していってしまった。とんだじゃじゃ馬だよ彼は」

ルナ「早く助けに行かないと!」

ハイネ「まあ落ち着けって。冷静になれよ、まず総監と皆をこの場から退避させないと」

レイ「ハイネの言うとおりだ。俺のイーグルPが皆を退避させる。ルナマリアとハイネはそれぞれ敵の迎撃に当たれ」

ルナ&ハイネ「ラジャー!」

レイの命令を受け、それぞれザフトイーグルGとザフトイーグルBを発進させるルナとハイネ。

ルナ「まったく、いつも無茶ばかりするんだから!命がいくつあっても足りないわよ」

サングラスをかけながら毒づくルナ。

ハイネ「それが若ささ。俺も昔は・・・ウボァー!」

大して年も変わらないくせに昔を想うハイネの機体が突然爆発炎上する。もちろん脱出装置なんてヤボなものは作動しない。

ルナ「どこから!?・・・あっ!」

下を見たルナは目を見張った。ハイネ機を撃墜したのは岩石にカモフラージュしたダランビアだったのだ。

ダランビア「ギュオオオオオーッ!」

ルナ「あれがいるってことは・・・シンは・・・くっそぉーっ!」

敵討ちとばかりにイーグルの先端に備え付けられたガイナー砲を発射する。しかしそのビームは謎の障壁に遮られ届かない。

ルナ「バリアー!?なんて奴なの・・・!」

思わず舌を巻くルナ、その目の前を残った球体が通り過ぎてゆく。

ルナ「しまった!基地が!」

機体を急旋回させて球体を追おうとするが、ダランビアの猛攻がそれを阻む。

ルナ「レイ!そっちに一体行ったわ!早く逃げて!」



レイ「!まずい、間に合わない・・・!」

ギル「レイ、私はかまわん。早く基地のみんなを・・・」

レイ「ギル!駄目ですあなたがいなくなったら私はこれからどうやって生きていけば第一タリア隊長が悲しみますそれどころか世界中の皆がいやこの世に生きる全ての(ry


   ・・・というわけであなたは絶対に生き延びなければならない人なんです!」

ギル「レイ・・・」

レイ「ギル・・・」

ギル「お前の長台詞のおかげで私どころか全員が逃げる隙を失ったぞ」

レイ「!!!11・・・やっちゃったぜ・・・!」

ソードマスターヤマトの編集者ばりのノリの軽さでこの場を凌ごうするレイだが、球体にはそんな意味不明のギャグは通じない。容赦なく基地に攻撃を浴びせかけてくる。


ルナ「レイー!総監ー!」

ルナの叫びが紅の空に響く、その時

ピカッ!

突然空中が光ったかと思うと、球体のビームが消滅していく。

ルナ「!?」

ギル「なんだ・・・!?」

レイ「これは!」

さらにその光は一点に収束し人の形となっていく。そして光が消えた時・・・そこには一人の巨人がそびえ立っていた・・・

ルナ「光の・・・巨人・・・」

レイ「ウルトラマンストライク!?」

ギル「いや違う。しかし、あの巨人もウルトラマンだ!」

ウルトラマン「・・・デアッ!」