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ウルトラマンデスティニー_第08話

Last-modified: 2007-11-17 (土) 03:51:23

超古代尖兵怪獣ゲイツR 登場



何とか敵を撃退し、この危機を乗り切ったシン達。しかし・・・





─ディレクションルーム─



「これより本艦はボギーワン追撃の任を外れ、アプリリウスに帰投します」

タリア艦長の突然の言葉に、驚くクルー達。口火を切ったのはシンだった。

「どうしてですか艦長!もう敵に戦力は残っていません!今なら・・・」

「うぬぼれるなあっ!!」

お約束のように怒声が飛ぶ。あまりの迫力に黙りこくるシン。

「理由は今から説明する。アーサー!」

「説明係なんてオペレーターにやらしゃあいいのに・・・スイマセンごめんなさい嘘ですジョークですお願いやめt(ry ・・・ということで、我々がアプリリウスへ向かう理由は、主に三つあります」


何が「ということ」なんだと思う皆をよそに、アーサーはルナ&メイリンの鉄拳で腫れた頬をさすりながら続きを話す。

「まず一つ目。本艦は先の戦闘で少なからぬダメージを受けており、この状態で追撃するのは危険と判断した為。

 次に二つ目。先程使用したデュートリオンビーム、あれのお陰で本艦のネオマキシマエンジンの出力が安定していません。

 そして三つ目・・・」

アーサーは何も言わずにカガリに視線を向ける。慌ててカガリが叫んだ。

「なっ、まさか私のせいだとでも言うのか!?」

「まさかもムスカもありませんよ姫。あなたを乗せてこれ以上戦闘行為を続けることはできません」

しれっと言い切るデュランダル。しかしそこにタリアの雷が落ちる。

「なにを他人事のように言ってるのギルバート?あ・な・た・も・よ!」

「何・・・?」

「OMNIの総監を乗せて戦うことのほうが問題でしょう!アプリリウスでは降りてもらいます!そもそも貴方は・・・!」

「・・・・・・(´・ω・`)ショボーン」

「わ、私は連れを探してくるよ。じゃ!」

ガミガミと説教を始めるタリア。これは長くなりそうだと思ったカガリはコソコソとブリッジに背を向けた。







─格納庫─



「うわー、こりゃまた派手に壊したなあ」

大破したザフトイーグルWを見上げながらミネルバのメカニッククルー、ヨウランケントは呟いた。やってきたヴィーノも首を振る。

「だろぉ?全くシンの奴、ぶっ壊すのだけは一人前なんだよな・・・」

「悪かったな壊すのだけは上手くて!」

拗ねたような声が愚痴る二人の背中に当たる。

「げっ、シン!?何でお前がここに・・・」

「タリア艦長からの命令でね。機体整備を手伝えって」

拗ねるシンと共にレイとルナも格納庫に足を踏み入れた。更に・・・

「おねえちゃーん!」

後ろから黄色い声。メイリンだ。

「貴方どうしたのよ?パイロットじゃないじゃない」

「えへへ・・・手伝ってあげようと思って」

「そーんなこと言って、サボりたかっただけじゃないのかよ?」

「残念でしたー!私の仕事はちゃんとアーサーがやってますよーだ!」

弁解になってないだろと思うシン達だがアーサーに同情するものはいない。ああ無常。

「はあ、まあ手伝ってくれんならいいや・・・ん?あっ、アンタ!」

振り返った途端叫ぶシン。そこには格納庫へ歩いてくるアスランがあった。

「君は・・・無事だったか。よかった」

「何でアンタがここに・・・」

「・・・世話になった機体の整備を手伝おうかと思ってな」

「そうか・・・・・・あ・・のさ、さっきは助かったよ、その・・・ありがとな」

目を逸らしながら礼を言うシン。しかしそれ以上は何も言おうとはしない。そこへメイリンが割って入った。

「あれ、シンと知り合いなんですか?私にも紹介してくださいよー!」

「はあ?・・・つっても名前も知らないしな・・・ちゃんと自己紹介でもするか。俺はシン・アスカ。アンタは?」

「俺はアレックス・デ「アスラン!そこにいたのか!」

にこやかに答えようとするアスラン。そこへカガリが走りながら現れた。

「探したぞ!・・・ってあれ・・・一人じゃなかったのか。ん?どうしたアスラン?」

固まるアスランの肩を叩くカガリ。その時ルナがぽつりと言った。

「アスランって、もしかして・・・アスラン・ザラ?」

「なんだアスラン、まだ自己紹介もしてなかったのか。そう、そのとおり。こいつはアスラン・ザラ。そして私が」

「アスラン・ザラだと・・・!?あのウルトラマンイージスに変身した男が、何故ここにいる!」

それを聞いたレイが珍しく声を荒げてアスランを睨む。アスランは後ずさりながらカガリを小声で叱る。

「バカッ!俺はここでは偽名で通してるんだぞ!なんでバラす!」

「なにっ、お前嘘をついて軍に入ったのか!なんでそんなことをするんだ!」

押し問答を始める二人と騒ぐルナたち。レイが銃に手をかけようとしたとき、落ち着いた声がそれを制した。

「よすんだレイ。それに皆も。ザフト随一のミネルバクルーがこんなところで喚くとは恥ずかしくないのかね?」

声の主はデュランダルだった。その場にいた全員がピタリと騒ぐのを止めた。

「ぎ・・・デュランダル総監。この者はアスラン・ザラです」

「ほう・・・こんなところにウルトラマンがいるとは、驚きだな・・・良ければ、IDカードを見せてくれないか?」

驚いた素振りも見せないデュランダル。その瞳はじっとアスランを見つめている。アスランは観念してカードを渡した。

「市民番号:2500474C・・・アレックス・ディノ・・・」

「総監!どうせこのカードも偽造されたものです!」

以前アスランを睨み続けるレイ。しかしデュランダルはレイの期待する言葉を口にすることはなかった。

「・・・別段おかしなところは見られないな。これは返そう。どうやら何かの間違いだったようだね」

「!?」

驚いたのはアスランである。没収されて解析されると思っていたのにその場で返されて無罪放免とは予想だにしていなかった。

「ギル!?どういったおつもりですか!」

「レイ。私はこれを本物だと言ったのだ。まさか私の眼力を疑うつもりか?」

「しかしっ・・・!」

『あーあー、こちらアーサー。あと十分でアプリリウスに到着でございまーす』

「ふむ、意外と早かったな。姫、もう部屋へお戻りください。アレックス君も。・・・私も戻るとしよう」

まだ何か言いたげなレイを無視し、二人を促すデュランダル。

「じゃ、じゃあなお前ら!ほら、アスラ・・・じゃなかったアレッカス、行くぞ!」

(あの総監・・・どういうつもりなんだ?俺を庇うような真似をするなんて・・・)

腑に落ちない様子のアスランを引っ張りながら、再びコソコソとその場を後にするカガリであった。







同刻

─ユニウスセブン─



「ひいいーっ!」

「ここっこちらユニウスセブン警備部隊!アルザッヘル、至急応答願います!現在我が部隊は怪獣の襲撃を受けており・・・」

ザーッ、ザザーーーー

「そ、そんな・・・!!」

「ギャオオオーー!」

「う、うわああああーーーっ!!」









次回、「癒えぬ傷跡」



超古代尖兵怪獣ゲイツ、超古代尖兵怪獣ゲイツR、機械珍球ハロジロー 登場