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エイリアンvsプレデターinCE_ナナシー氏_第09話

Last-modified: 2009-02-21 (土) 02:33:56

ターゲット9 『フリーダム』

 

テロ鎮圧のあとオーブヘ入港するミネルバ一行。
損傷の激しいMSが並ぶ格納庫、クルー達は疲れた表情で休息を取ることになった。
狩人を除いて・・・。
急遽、プレデターとシンはカガリ代表の護衛の任務に入る羽目になろうとは・・・
シンは元々オーブ出身の人間で家族を失う苦い思い出、フリーダムとの因縁がある国でもあった。
一人シンは愚痴をこぼす。

 

「何で、オーブの代表の護衛をしないといけないんだよ!」
『休ムヒマヲ与エナイ・・・何故オレマデ、アノ女ヲ守ル?フザケルナ!!』
元々、軍人でもない部外者のプレデターまでもが愚痴る。
フェイズとして議長が無理矢理採用された事に不満が彼にあったのかもしれない。
「議長は、あんたの事が気に入ってると思うんだ。」
『フザケヤガッテ・・・人間ノ下デ扱キ使ワレルノハ・・・戦士トシテノ恥ダ。』
「何いってるんだ、フェイズがそんなに嫌なのか!?むしろ、エースとして認められるんだ、ザフトでは。」
『人間ニ認ミラレテモ、意味ガ無イ!』
「二人ともやめろ!」

 

二人の口喧嘩に静止する。アスランもフェイズとして選ばれたのである。
「アスランさん、あんたもフェイズになったのか!?」
「ああ、それより上官に向かっての言葉使いがなっていないぞ、シン!」
「おれは、アンタを認めてないからな。」
『女ニ助ケラレル人間ノ下僕ニ・・・ナル気ハナイ!!』
不満を爆発したプレデターはフェイズのバッチを床に投げ捨てる。
『ヤッテラレルカ!!』
呆気に取られる二人を残しプレデター・ブラッディはオーブ議会を後にする。

 

「アスラン隊長、今から護衛の準備をしてきます、では!」
「ああ、シン」
シンもアスランを残し去って行った。

 

「女に助けられる隊長はいらない、か・・・」
一人アスランはつぶやく。

 
 

一方、カガリはユウナとの政略結婚の準備の最中だった。
「マイ・ハニー!」
「ユ、ユウナ・・・」
こちら、セイラン家の跡取息子ユウナ。家族そろってオーブを牛耳る
幹部なのだ。どら息子との結婚は嫌なカガリだが
政治的理由で結婚の話が出たと言うわけだ。
当の本人もカガリにベタ惚れでしつこく付き纏う。
「明日は盛大に披露宴があるからねー!」
「あ、ああ・・・」
「ん、どうしたの?元気が無いぞ!」
「大丈夫だ、私は平気」
「じゃ、僕は準備に出かけるからね、マイ・ハニー!」
「ゆうな!・・・行っちゃったか。」
使用人がカガリのドレスアップする中一人アスランの事を考えていた。
「アスラン・・・」

 

その頃、ブラッディは一人浜辺で歩いていた・・・釣竿を持って。
と言うのは、CEへ来る前の地球でかつて共闘した人間が釣りを進めたのがきっかけ
で始まりそれ以来はまり現在にいたる。地球に来て狩り以外の楽しみ、それが釣り。
『アノガキ・・・あすらんトイルトイライラスルカラナ。』
釣りのポイントをコンピューターで捜し求めるブラッディ。釣りのポイント
それは、戦争で死んだ犠牲者の慰霊碑の場所だった。
『ココダナ・・・?』
竿を用意して釣り糸を投げ出すブラッディ。かなり手馴れた様子
しばらくして、シンが慰霊碑のいるブラッディを見つける。
「こんな所にいたんだ、アンタ」
『ン、小僧カ?』
「何してるんですか?」
『釣リダ。』
餌を針に付け直しまた釣り糸を投げるブラッディ。
「それにオレは小僧じゃなくてシンて言う名前があるんだから覚えてくれ、アンタ!」
『静カニシロ、小僧!魚ガ逃ゲルダロ!!』
喚くシンも暫くはブラッディの釣りを眺めていた。

 
 

暫く沈黙が続く・・・・最初にシンがブラッディに話し掛ける。
「ねえ、アンタ・・・プレデターは、なんで地球に来たんだ?」
最初に投げかかった疑問を簡単に答えるブラッディ。
『狩リノしーずんダカラダ。』
「狩のシーズン・・・って、人間も狩るのか!?」
『アア、モチロン・・・強イ獲物ガイレバナ。』
「アンタが言う、虫ってあの化け物の事か?」
度重なるシンの質問攻めに耐えかねたブラッディは逆に質問を持ちかける。
『オ前ハ、何ノタメニ戦士ニナッタ?』
「えっ?それは・・・家族が・・・マユが・・・フリーダムに殺されたから。」
『ソレダケカ、小僧?』
「なっ!?」
『ソレダケノ生半可ナ理由デ戦士ニナッタダト?クダラン。』

 

たったその一言を言ったブラッディにシンは怒りを覚える。そして・・・・

 

「アンタに・・・アンタに何が分かるんだぁぁぁぁあ!」
シンはありったけの力でブラッディを殴りかかった!
カウンターをまともに食らうブラッディだが、避けようとせずあえて食らった。
殴ったシン本人も困惑していた。

 

「何故、避けなかったんだ・・・アンタ?」
避けなかった理由・・・ブラッディはシンが戦士として見極めていた事に他ならなかった。
『オ前ハ戦士トシテ未熟・・・・ダガソノがっつダケハ買ッテヤルゾ、シン!』
持っていた釣竿を投げ捨てゆっくり立ち上がる。
ヘルメットを外し素顔を露にするブラッディ・・・
「えっ・・・?」
『コレガオ前ニ対シテノ・・・ハナムケダ!!』

 
 

困惑するシンに対してストレート・パンチを繰り出すブラッディ。
力任せに撃つ拳はシンの顔を捉え記念碑まで吹き飛ばされ激突すした!
そのままシンはうずくまる。
「い、痛い・・・其処まで本気で殴る事ないじゃないか・・・!」

 

ブラッディに睨み付けるシンが言いかけようとした時、異変に気づくブラッディ。
『静カニシロ!虫ドモノ・・・気配ガスル。』
「どこにいるんだ!?」
『オ前ノ・・・ウシロダ!』
「なんだって!」
『伏セロ・・・!』
言葉と同時にエイリアンがブラッディに襲い掛かってきた!
プラントで戦ってきたタイプとは違い桃色の若いクィーン・エイリアンだ。
長年エイリアンを狩ったブラッディだが突然変異のクィーンは生まれて初めて
予想外の物に他ならない。
『変異体カ!!!ソレモ若イ女王ノ・・・・!!!!』
「キシャァァァァァアア!」

 

透かさずプラズマキャノンを撃つブラッディだが、これを予測したピンク・クィーンは
その場をすぐ離れシンに襲い掛かった!
「うわぁぁぁあ、ヤメロォォォォオ」
「シャアアアアアァア!」
隠し顎がシンの額を捕らえようとしたその時、少女の声がピンク・クィーンを静止させた!
信じられない事に体を伏せて動かなかった。流石のプレデターも驚愕した。

 

「お止めなさい、ピンク!」
現れた少女はクライン派のラクス・クライン。
その隣にいるのはフリーダムを駆るキラ・ヤマトだった。
「ごめんなさい、お二人さん。」
ニコリと笑う少女は記念碑に花を添える。

 

『コイツガ・・・らくす・くらいんカ?』
少女は自分の名前を知っていたブラッディに反応した。
「私の名前を知っているのですね?貴方はどなたですか?」
『オ前ヲ、狩ル者ダ。虫ヲ手懐ケルトハ、議長ノ話ハ本当ノヨウダナ。』
議長の言葉で眉を歪めるラクス。キラが割って出てくる。 

 
 

「ラクス、かくれて!」
「いいえ、キラ!貴方は、デュランダル議長の回し者ですか?」
『議長、アノぺてん師ノ事カ?ソンナコトハドウデモイイ。』
「私を殺しに来たのですね?」
「なんだって!?そんな事はさせない!」
睨み付けるキラに目もくれず話を続けるブラッディ。

 

『ダガ、見タ所コノ優男ガ・・・「フリーダム」ノぱいろっとトハナ・・・』
「何だとぉ!?」
「!?」
「どうしてそれがわかったのです!?」
一番驚愕していたのはシンであった。何処にでもいる少年がフリーダムのパイロット
という事が未だに信じられなかったからである。
そしてキラも動揺が隠し切れなかった。突然の来坊者に気づかれた事が・・・。
「どうして、僕がMSの・・・フリーダムのパイロットだって分かったんだ!?」
『戦士トシテノ勘ダ。』
「戦士の勘・・・ですか?」
キラの額に大量の汗が流れる。
今までに感じた事のない殺気を感じていたからである。だが、ブラッディは
『ソレト、今日ハ釣リニ来テオ前等ヲ狩ル気ハナイ。行クゾ、シン!』
「えっ!?ちょっと、待って!どういう事なんだよ!?」
『イズレ、ワカル。今日ハ大量ダー!』

 

釣り竿を片付けたブラッディは魚とシンを引きづりながら帰った。
「ギギギギギギギギ・・・・・」
その後ろ威嚇しつづけるピンク・クィーン。
「ピンクちゃん、どうしたの?帰りましょう。」
「シャー!(ご主人様)」
「ラクス、あの二人・・・」
「ええ、恐らくザフト軍の者だわ。」
「今までボクも感じた事の無い殺気を感じた。」

 

「一体、あの人・・・何者かしら・・・」

 

ターゲット9「フリーダム」前編END

 

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