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キラ様第10話

Last-modified: 2009-10-31 (土) 16:19:47

俺が再び格納庫へ戻ると、ムウが必死に自機のメビウスゼロを自分で修理していた。
「バスターなんかにやられるなよおっさん、つーか何でそんなに急いで修理してんの?」
「・・・・・・・不安なんだ・・・・・・」
「え?何?」
「・・・・不安なんだ、壊れたままだと・・・・俺には、もうこれしかないから・・・」
「マードックにやってもらえばいいじゃん?」
「・・・・・・悪いから・・・・・・」
兄貴は変わってしまった、種キャラの中では珍しく頼りのなる存在だった兄貴の背中が
今はとても小さく見える、何だか少し可哀想だ。俺が兄貴の働き振りをいているとそこへ
今度はマリューがやってきた。
「ちょっといいかしら?」
「何です?」
「私自身、余裕が無くて、貴方とゆっくり話す機会を作れなかったから、その
一度ちゃんとお礼を言いたかったの」
「それじゃあお礼はおしゃぶりでお願いしますね」
「・・・・・。貴方には本当に大変な思いをさせて、ほんと、ここまでありがとう」
「魔乳さんのフェラテクがあったからこそですね」
「・・・・・・いろいろ無理言って、頑張ってもらって、感謝してるわ」
「いえいえ、こちらこそごめんなさいね、無理言って」
「・・・・私は・・・いいのよ、それに口には出さないかもしれないけどみんな貴方には感謝してるのよ?」
「魔乳さんは口に出したら怒りましたけどね」
「・・・・・・こんな状況だから、地球に降りても大変かと思うけど・・・頑張って」
「じゃあ最後にお別れのおしゃぶりして下さい」
「・・・・・・・・・・・・・・」
「感謝の気持ちは嘘だったんですか?」
「・・・・分かったわ、アナタは・・・・本当にがんばってくれたものね、みんなの為に・・・」
「じゃあさっそくお願いしますね」
そう言って俺はチャックを降ろしペニスを取り出した。
「え?こんな所で・・・・・!?」
いきなり格納庫のど真ん中で一物を曝け出した俺にマリューはかなり困惑していた。俺は
煮え切らないマリューの頭をガッと掴むと無理やり自分の一物をしゃぶらせた。こうなって
しまえばもうマリューに勝ち目は無い、マリューは仕方なくなされるがままに辺りを気にしながら
俺のペニスを舐め始めた。

 

「ほら、魔乳さん、早くイかせてくれないと誰かに見つかっちゃいますよ?」
「・・・・・・・・・・」
マリューは何も言わず、と言うか言えずに黙々とおしゃぶりを続けている。しかし物陰とはいえ
格納庫、整備員の一人が俺達の事情に気付き、一人また一人と俺達の周りに整備員が集まってきた。
マリューはもう気が気で無いらしくかなりテンパっていた、しかしここ数日全く射精していなかったので
おしゃぶりが開始されてからものの数秒で俺は果ててしまった。またも予告無しで口内射精だったが
マリューはむしろこの状況に対して完全に気を奪われている様で少し咳き込んでいるが俺へ何も
言ってこない。俺はみんなに対して言った。
「今日は特別サービスでラミアス艦長が整備の皆さんをスッキリさせてくれるそうです」
その俺の発言にその場に居た整備員全員から歓喜の声が沸きあがる、マリューはもう頭が
真っ白といった所だろう。
「ちょ・・・アナタ・・・何言ってるのよ・・・」
「じゃあまずマードックさんね、他の人はチャックを開けて一列に並んでください」
俺がそう言いながら指示を出すとみんな驚くほど素直に列を作った。マードックがニヤニヤ
しながら近づいてくる。
「驚いたぜ坊主、本当だったんだなぁ、ラミアス大尉にしてもらえるなんざ夢みたいだぜ
俺達この部隊に配属されてからずっと夢だったもんなぁ」
マードックがそう言うと、並んでいる全員がうんうんと頷いた。そういえばこいつらは元々
マリューの直属の部下だったな、マードックが一物を取り出しマリューの前へ突き出した。
「へへへ、じゃあ大尉、お願いしますぜ」
マリューは張り詰めた線が切れたかの様に大人しくなり、素直にマードックのペニスを
パクリと咥えた、マードックは泣きながら喜んでいる、そんなに喜んでもらえて俺も嬉しいよ。
並んでいる整備員の列を見ると、さり気なく後ろの方にムウも並んでいた。あの野郎・・・・。
しかしこれで兄貴が元気になってまたちゃんと戦ってくれれば俺も助かる、まぁいいか。
俺は整備員達の人だかりから離れ、ストライクの前へ立った。そこへダンディーな髭の
中年が話しかけてきた。
「降りるとなったら、名残惜しいのかね?」
おお、ハルバートン提督ちゃん、待ってたよ。
「キラ・ヤマト君だな?報告書で見ているんでね」
「これはどうも」
「しかし、改めて驚かされるよ。君達コーディネイターの力というものには、ザフトの
モビルスーツに、せめて対抗せんと造ったものだというのに、君達が扱うと、とんでもない
スーパーウェポンになってしまうようだ」
いや、それは違う、ナチュもコーディも関係無く俺だからだ、神の加護をふんだんに受けた俺だから。
つーか逆に言えばお前らが何も出来なさ過ぎなだけだけどな。
「君の御両親は、ナチュラルだそうだが?」
「多分そうだったと思います」
「どんな夢を託して、君をコーディネーターとしたのか」
「多分スーパーサイヤ人とかにインスパイアされたんじゃないですかね?」
「何にせよ、早く終わらせたいものだな、こんな戦争は」
・・・・そろそろここら辺で切り出してみるか・・・。

 

「ここまで、アークエンジェルとストライクを守ってもらって感謝している
良い時代が来るまで、死ぬなよ」
「あの~・・」
「ん?」
「僕は、これまで全然戦争とか関係ない世界で生きてきました、こんな事はテレビの向こうの
違う世界の事だって思ってました、でもここで戦って、その、何ていうか、僕たちは何と
戦わなきゃならないか少し分かった気がしました」
「どういうことかね?」
「つまりこんな僕でも何かのお役に立てればと思いまして・・・」
「君が何を悩むのかは分かる。確かに魅力だ君の力は、軍にはな。だが君が居れば
勝てるということでもない。戦争はな、うぬぼれるな!」
「いや、別に悩んでるわけじゃ無いんですよ・・・・」
「その意志があるならだ。意志のない者に、何もやり抜くことは出来んよ!」
ハルバートンは自分が言いたい事を言うとそのまま格納庫を後にしようとした。ちくしょう
話を切り出す暇も無かったな・・・・だがこの千載一遇の好機を誰が逃すかよ。俺は背を向け
去り行くハルバートンに向かって叫んだ。
「チョット待ってください!!」
「・・・ん?」
「キラネットヤマトの本日の目玉商品はこちら!GAT-X105ストライク!見てください、強そうですね~
かっこいいですね~、いや実際強いの何のこれで今まで何人ものザフトを倒してきましたから。でも
その秘密はこの機体の性能ではなく実はこれに搭載されてるOSに秘密があるんですね。このOS実はこの
わたくしキラヤマトが開発したOSなんですよ~、これはコーディネーター用ですがナチュラル用も
開発可能でございます」
「・・・・・?」
「このキラネット特製OS、搭載したその日からどんなMSでもシュワちゃんびっくりのばけものに
変貌いたします。もちろん送料はキラネットで負担いたします、接続工事料も今なら無料!親切な
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フゥワ♪フゥワ♪夢のキラネットヤマト~♪」
「・・・・・何が・・・言いたいんだ?」
ハルバートンは酷く困惑した表情で俺を見つめている。
「つまりですね、僕のこのOS開発の腕を軍に売り込んでいるわけですよ、単純に言えば
志願という形になるんでしょうかね?もっとも一兵卒としてでは無く技術者として
VIP待遇でという形になりますけどね」
「・・・・それは何の為にだね?」
「この戦争を一日でも早く終わらせる為に、と言うのは建前で本当は自分の為ですかね?
でもザフトを敵にまわしたコーディネーターはこうして生きていくしか無いんですよ」
「・・・・・・・・・・」

 

ハルバートンは俺の話を聞くと黙り込んで何かを考えている、俺が突拍子も無い事を言ったので
色々と頭の中を整理しているんだろう、それが出来るだけでも種キャラとしては上位ランクだよ。
だから長生きできないんだけどね、結局生き残るのはプク田の手足のバカばっか~。
「それで、キミはその開発技術と引き換えに何を望んでいるのかね?」
おお、食いついてきたぞ!流石は知将、見る目が違うぜ。
「そうですね、大西洋連合での地位なんて魅力ですね」
「・・・つまり将校待遇での入隊を希望ということかね?」
「お話が早くて助かります。それにそれなら提督殿の一存でどうとでもなるんじゃないですか?」
「・・・・限度はあるがな」
「別にいきなり将軍にしろとは言いませんよ、子供の頃から大佐という響きに憧れていたので
ぜひ大佐にして下さい」
「・・・無茶を言うな・・・」
「無理ですか?」
「常識で考えたまえ」
「じゃあ大尉くらいでいいです」
「・・?随分と位が下がったな?それなら私の権限で何とかならん事も無いが・・・。
本当にそれでいいのかね?」
「えぇ、まぁ今の自分にはそれ位が丁度いいかもしれませんね」
「・・・・よかろう、では私からアラスカ本部へ手続きはしておく、暫定だが君を大尉で迎え入れよう
制服と階級章を手配しておくので後ほど受領してくれたまえ」
「ありがとうございます」
「元はといえば我々大人がおこした戦争にキミらを巻き込んでしまったのだ、君はその逆風にも
めげず生きていこうとしている。私は、応援しているよ。ではストライクとこの船を頼む。
キミならすぐに大佐にでも将軍にでもなれるさ」
「はい」
俺はビシッと敬礼を決めた。よしよし上手くいったぞ、ゴリラの身内人事じゃないんだから
流石に大佐が無理だって事くらいは分かってるよ。俺の狙いは元々大尉、そう、愛しのバジ子の
上官というポジションだよ、キラネットの交渉術を見たか。しかし提督殿、3時方向距離20mでの
祭りを見て見ぬふりしていくとは・・、それとも気付かなかったのか?まぁいいや。
整備員達はまだまだ長蛇の列が続いている、マードックなどまた並びなおしている様だった。
さて、じゃあそろそろクルーゼ隊が総攻撃をかけてくるだろうし俺はパイロットスーツに着替えると
しましょうかね。俺は格納庫を後に更衣室へ向かった。ドアを開け中へ入るとフレイが俺の
パイロットスーツに着替えている最中だった。
「お前何してんだよ?」
「貴方、行っちゃったと思ったから・・。私、みんな残って戦ってるのに、最初に言った私だけ
だから私!・・・私が!」

 

・・え?みんなってもしかしてサイとかも志願したの?いや、あいつら廃人組に自分の意思が
あるわけが無い、こいつ・・・・無理やり志願させやがったな・・・・。相変わらず好き勝手
し放題だな、許せん。少しここらでお灸をすえてやらねば。
「それでサイの金玉の分もがんばって戦う気なの?」
「だって・・・私・・・」
「偉い!じゃあ俺の分も戦ってくれよな!俺はブリッジから見てるからさぁ、応援してるぜ!」
「え・・・あ・・・キラ?」
「動かし方は分かるよな?兄貴も援護してくれるはずだし数はこっちの方が多いんだ、
大丈夫、大丈夫、パパンの敵を討つためにもザフト皆殺しにして来いや」
「・・・そ、そんな・・・私・・・操縦なんて・・・」
「今しようとしてたじゃん?じゃあ何か、やっぱり何か悪巧みしてるわけ?怪しいな~?」
流石のフレイも冷や汗タラタラの状態だというのは手に取る様に分かった。キラみたいに
ほいほい騙される思ってんのかアバズレが、さて、どう出る?
「・・・わ、分かったわ!で、出るわ・・・私、あなたの分まで戦う・・・」
「うん、分かったじゃあがんばってね、俺の想いが貴女を守るわん」
そういい残すと俺は更衣室を出た。奴はどうせビビッて出撃なんて出来ずに泣き付いてくるだろう
そこを付いて苛めてやる。じゃあ俺はブリッジでクルーどもをビシビシしごきに行きますか。
俺はそのままブリッジへ向かった、ブリッジのドアを開け中へ入るとクルー全員が俺の顔を見て
驚きの表情を浮かべた。ナタルが俺に向かって話しかけてきた。
「ストライクは発進したはずなのに何故貴様はここに居る!?」
「はい?」
ナタルはCICから通信機を奪い取るとストライクへ向けて喋りかけた。
「おい誰が乗っている!?」
「フレイです!フレイ・アルスターです!!ちょっ、これ言う事聞かない・・!!」
窓から外を見るとストライクがジタバタしながらビームライフルを乱射している、とても危ない・・。
しかしフレイ・・・本当に出るとはなぁ・・・。何で整備員とかは誰も止めなかったんだ?
いや・・・そういえば整備員連中は今お祭りの真っ最中だったな・・・・。しかし酷い動きだ
あれは撃ち落してくれと言わんばかり、宇宙でのゼフィランサスより酷い・・・。俺はとりあえず叫んだ。
「よし!じゃあ俺が艦の指揮を執る!ローエングリン一番二番発射準備!」
「貴様!何の権限があってそんな事を!!」
ナタルがキャンキャン喚いている。
「ハルバートン提督から何か俺宛に荷物が届いていないか?」
「・・・・、これか?」
流石は提督、いや種世界、仕事が早いぜ。俺はナタルから荷物をぶん取ると箱を開け中から制服と
階級章を出し、それをクルー全員に見せ付けた。
「ハハハ!全員これを見ろ!ハルバートン提督の名により俺は今日限りで地球連合軍の大尉となった!
つまりお前ら雑魚どもよりも上官だ!分かったら言う事聞かんかい!」
「・・!?そ・・そんな・・・まさか・・・?」

 

俺は艦長席にドンと腰かけた、これはこれでまた気分がいいな。俺はうるさいナタルを放っておき
ノイマンとチャンドラに指示を出した。
「よし!気を取り直してローエングリン一番照準!目標ナスカ級!」
「・・・い、いや、ここからでは射程外です、それに斜線上には地球軍艦隊が・・・」
「じゃあ届く位置まで移動しようか、アークエンジェル全速前進!」
そこへナタルが会話に割り込んできた。
「貴様!どういうつもりだ!?」
「バジルールゴラァ!!テメー何だその態度は!それが上官に対する態度か?ああ?」
「・・・くっ」
ナタルはとても悔しそうに俺を睨み付けている、とてもいい気分だ。
「レッド35、チャーリー、距離40よりジン3、接近してきます!」
「何ィ!?ジンのくせに生意気だ!ゴットフリート照準!」
「駄目です!味方にも当たります!」
「かまわん!どうせ遅かれ早かれ見方は全滅する!ゴットフリート一番!テェー!!」
いやぁ、一度叫んでみたかったんだよね、このテェーってやつを、実に爽快。俺の掛け声と共に
発射されたゴットフリートはジンを見事貫き、貫通した弾道はその先に居た地球軍の戦艦の
ブリッジへ命中した、チャンドラが青ざめている。まぁこれはご愛嬌でしょう。
「よし、ここでローエングリン照準!目標、目の前に居るジン!」
「・・・それは無理です!」
「やれ」
「無理です!!」
「やれ」
「無理です!!!!」

○つづく