Top > 109◆NEO―GETTER―DESTINY_番外編2
HTML convert time to 0.006 sec.


109◆NEO―GETTER―DESTINY_番外編2

Last-modified: 2007-12-02 (日) 17:46:05

特別番外編そにょ2「ある日のNISAR」



プラント、アプリリウス市某所にあるNISAR本部。その奥にあるゲッターロボの実験、訓練施設の中で、ゲッターシミュレーションがある部屋の休憩用ベンチに座る二つの人影があった。


「なあ、ふと気が付いたんだけど・・」

「何だ・・・・」

二人のうちの片割れ、シン=アスカは、さっきまで飲んでいたドリンクのストローから口を放すと、隣に座りながらやはりドリンクを飲んでいたもう一人のレイ=ザ=バレルに唐突に話しかけた。


「うちの女性職員ってさあ・・・その・・・なんだ・・・・」

「?・・・どうした、言いたいことがあるならはっきりと言え。」

話しだしたとたんに言葉に詰まりだすシンに、レイは先を促すように言う。

「・・・ほら、あれだ、体の一部に栄養が集中してて、ふくよかな人が多いなぁって・・」

「・・・シン・・・そういう遠まわしな表現はかえって下品だぞ・・」

そう話していると彼らの視界前方を一人の女性職員が横切る。確かにシンの言うとおり、あれだ、「ボインちゃん」って奴だ。

NISARの人員の殆どは、ハヤトが直々ヘッドハンティングしたのが多いというが・・・・

「なあ、ひょっとしてハヤトさんって・・・・・」

「いやそんなことはなかろう。別にそれが事実だとしても、女性職員の選考基準を胸の大きさで決めるようなマヌケな方ではあるまい、あの人は・・・・まあ・・NISARには何故か女性職員が多めで、しかもそれがそろいもそろって美人・・その・・スタイルがいいのは事実だが・・・」


「そういえばさ・・その、ステラもそうだよな・・・」

「・・・言われてみればそうだな・・・もしかすると本当に・・・・」

だが、ここでシンが何かに気がついたような顔緒をする。

「いや・・・だとすると何故ルナが狙われないのかがわかんない・・」

「!・・・確かにそれはおかしい・・・だが、するとなると・・」

「シン・・・レイ・・・何の話してるの?」





二人が話しているところにいきなりかわいらしい声が割り込んでくる。少しぎょっとして声のした方向を見ると、すぐ隣に、金髪のかわいらしいお嬢さん、ゲッターチームの紅一点、ステラ=ルーシェだ。それと、やっぱりボインちゃんだ。


その感触はシンは身をもってしって・・ゲフンゲフン!

「ステラ!・・・シミュレーターでの訓練終わったのかっ・・・てどうしたんだよステラ、その格好・・・・」

「うぇい!撃墜スコア、シン抜いたよっ!・・・ステラのかっこ・・・へん?」

「いや・・変というか・・・・・」

はっきり言ってステラのかっこうはかなり変だ。緑のブーニハットに、何故かねじり鉢巻きが巻いてある。そこに、サングラスがひっかけられている。黒いオッサンシャツに腹巻き、モンペのようなボロボロのズボンに足袋をはいている。


「おお、ステラ!それは“ショーゾー=イワキ”のっ!」

「うぇーい!」

「“ショーゾウ=イワキ”?レイ・・・誰だそれ」

「旧世紀のJapanの内閣官房長官だ。」

「はぁっ!?」

レイの意味不明な回答に、一瞬面食らうシン。

「冗談だ。“リーサルウェポン オブ ヤクザ”という映画を知っているか?それの主人公だよ・・・・ステラの情操教育のために一緒にこの間見たんだ。」

「お前、“ゲキガンガー3”といい、“マジンガーZ”といい、“鋼鉄ジーグ”といい、変なものばっかステラに吹き込むなよっ!」

「!!シン、貴様・・・・・・ゲキガンガー3を、マジンガーを変なものだとっ!シンとてそんな暴言は許さん!訂正しろ!」

シンの言葉に当然切れだすレイ。一方ステラは・・

「い~まにみていろハニワげんじん、ぜ ん め つ だ っ !」

「これが変じゃなくて、何だっ!ステラに妙な歌を教えやがって・・・・」

「なにーっ!水木のアニキの歌を変だとぉっ!もう許せん。ステラ!やってしまえ!」

「うぇーい!シン、くらえー!」

「うわっ!ステラ何を・・うわーっ!」

突然、ステラがシンの首を掴んで引き倒す。うつぶせに倒れたシンに、ステラが覆いかぶさってくる。壁に顔をぶつけて痛いが、それ以上に背中にイロイロ当たってるのが気になる。


「うぇーい!」

ステラ独特の例の変な叫びをあげると、ステラは何といきなりシンの背中で立ち上がった。

「ぐぇっ!・・・ス・・ステラ・・・ちょ・・・ギブギブ」

「うぇーい! こ の 夏 一 番 の 波 が 来 た ぜ ~ ! 」

シンをサーフボードに見立てて、両手と腰でバランスをとるようなしぐさをする。それにしてもこのステラ、ノリノリである。

「ぐわはははははっ!思い知ったか、シン!」

「おもいしったか、シン!」

「「 今 に 見 て い ろ ジ ャ マ ダ イ 王 国 ! 全 滅 だ っ ! 」」

そう言って愉快そうにグワハハハハと笑うレイとステラ。ステラの下で呻く

シン。そんな三人の光景を、近くにいたNISAR職員たちはほほましげに見守っていた。



おまけ



シンとレイが隼人にステラをゲッターチームに入れた理由を聞いてみると、

「ボインちゃんだからに決まっているだろう・・」

と真顔で返したそうな。ちなみにルナのことも聞いてみたが、

「あれは形が気に食わん。」

だそうで。




戻る