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901◆GbvohmL8bU_第22話

Last-modified: 2015-03-16 (月) 00:47:10

シミュレーター上の岩場を飛行する3機のフラッグ。
ゲロルド機を頂点としてハインツ機とマクシミリアン機が左右の後方に付き、真下から見ると綺麗な三角形の編隊を組んでいる。
『ハインツ、マクシミリアン、レーダーに反応は?』
『ありません』『同じく』
『この岩場では隠れるところが多い、このまま索敵を続ける』『『了解』』

 

それからすぐにハインツが前方にわずかだが光るものを確認した。
『左前方の岩場に光る物体を確認!』
フラッグの全周囲モニター上に敵機と思われる地点に光点で印がついた。
『反応を見る!速度を維持しわずかに右旋回!』
『『了解』』
注視しないとわからないぐらいすこしずつ右側に曲がっていくフラッグの編隊。そこへ銃弾が浴びせられた。
ジンが予測射撃を行っているが曲がっているフラッグには当たらない。逆に自分たちの居場所を教えてしまった。
『敵機を確認。ジンが3機の模様』
『1度距離を取り高空から突撃する!』
射撃をやり過ごし速度を上げ一気に距離を取りそのまま高度を上げていく。
ジンは物陰から出て追いかけてくるようだ。
『武装はライフルが2、ミサイル1確認』
『了解。シミュレーターだがフラッグの初戦果は俺が、いや俺たちがいただく!ランチャー発射後!パターンA!』
ジンがいる位置に最高速で高空から突撃を開始。ジンも重突撃機銃で射撃を行っている。
その内のミサイル装備型(M66キャニス 短距離誘導弾発射筒)がミサイルを発射した。
『ちぃ!迎撃!』
突撃しつつ20mm機銃を発射しミサイルを迎撃するフラッグ。3機からの迎撃であっさりとミサイルを撃墜した。
『固まっているな、よし!撃てぇ!』
フラッグの脚部から2発づつミサイルが発射されると同時にハインツ機、マクシミリアン機が左右に離れていきゲロルト機がジンの頭上をパスするような軌道で飛行している。
一方のジンはミサイルを迎撃するのに手一杯で6発放たれたミサイルの内4発は撃墜できたが2発は命中
1機はミサイル装備を盾にし無傷、もう「1機は咄嗟に盾がわりにした左腕を失うだけで済んだ。
「いくぞ!変形!チャージ!」
ゲロルド機は煙に突っ込みそのタイミングで変形をした。そしてフラッグは急激に減速し最小半径で旋回。
フラッグを見失っていたジンに向けリニアライフルを発射。それはジンの胴体部に命中し爆発した。
『1機撃墜!』
元ミサイル装備型を撃墜。だが、残った2機のジンはMMI-M8A3 76mm重突撃機銃でゲロルド機に向け連射をする。
「ぐ!シールド!」
速度の落ちたゲロルド機は距離を取れず、回避行動を取りつつディフェンスロッドで銃弾を逸らす。
「そんな攻撃!当たるか!」
見事な回避行動でジンの視線を釘付けにするフラッグ。
そして完全に意識の外にいった2機のフラッグが棒立ちで撃ち続けるジンに左右からリニアライフルを発射、命中、爆散した。
『よっしゃぁ!目標撃破!』
フラッグが受けたダメージは跳弾した弾がかすった程度なので完勝と言ってもいいだろう。

 
 

シミュレーターが終わりこっそりモニターしていたアズラエルがティエリアに伝える。
「ここまで一方的になるのですね。ジンを動かしているのは僕のところの戦闘用コーディネイターですよ?
まったく・・・コレを量産すれば膠着している戦争も動きそうです。」
「量産しても扱えるパイロットがいないぞ。技量の低いパイロットではあの空中変形の減速に耐えられず気を失うか、よくでもバランスを整えている間に攻撃を受ける。
だが、1つの戦場に数小隊いれば反撃も進むだろう」
「扱えるだけの技量を持つパイロットですか、難しい問題ですね」

 

他の2小隊も問題なくジンを撃墜しポテンシャルの高さを示すのであった。

 
 

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