Top > 901◆GbvohmL8bU_第27話
HTML convert time to 0.005 sec.


901◆GbvohmL8bU_第27話

Last-modified: 2015-03-16 (月) 00:56:08

母艦より出撃する刹那の黒いマント付きフラッグとそれを追従する3機の黒いフラッグ、
カタパルトから射出され慣性で移動している。
「このまま慣性で先遣隊とアークエンジェルの合流ポイントまで移動する」
『了解』
「以後、無線を封鎖する。今後の指示はハンドサインで行う。通信終了」
こうして刹那たち4人はサイレントランに入った。

 

先遣隊、モントゴメリのブリッジにて
「アルスター外務次官、間もなくお嬢様とお会いできますね。」
「うむ。コペルニクスが崩壊したと聞いたときは心臓が止まるかと思ったが、こうしてまた会えるとは嬉しいものだ」
「外務次官が小型艇でアークエンジェルに移られましたら我々は避難民を探しに移動を開始します。アークエンジェルの護衛は後詰めの部隊が行います」
「無理を言って乗せてもらったのは私だ。諸君らは任務を全うしてくれ」
小型艇が安全に移動できる相対速度にまで減速した先遣隊とアークエンジェル、モントゴメリの中では小型艇の発進準備が終わろうとしていた。

 

モントゴメリ格納庫
「アルスター外務次官殿、こちらへどうぞ。物資が満載で狭くなってますので気を付けて下さい」
「うむ、すまないな」
アルスター外務次官が小型艇に乗り込んだその時警報が鳴り響いた。
『モビルスーツ接近!ジンが3!イージスの反応もあります!メビウス発進準備!メビウス発進準備!』
一瞬ざわつく格納庫内だが、すぐに迎撃のためメビウスの発進準備に入る。
「私がいると邪魔になりそうだ。おとなしく小型艇で待たせていただこう」
「すんません、失礼します。」

 

モントゴメリはザフトの船を見つけ慌ただしくなっていた。
「ナスカ級が1隻か・・・総員!第1種戦闘配備!オペレーター!エウクレイデスに通信、救援要請だ!
アークエンジェルに通信、ランデブーは中止、反転し退避してくれと。
ミサイル!目標イージス!1秒の時間差で連続発射!対空砲火はジンをローとバーナードの射線に誘い込め!メビウス隊!当てなくてもいい!相手の動きを制限しろ!!時間を稼げばいい!」
なんとか時間を稼ごうとする艦隊だがミサイルも機銃もモビルスーツの機動性について行けず、逆に被弾し少しずつ機銃が破壊され弾幕が薄くなっていく。
「メビウス2機大破!左舷被弾!機銃の約30%が破壊されました!」
「むぅ・・・アークエンジェルは?」
「アークエンジェルはこちらに接近してきます!アークエンジェルの砲撃でジンを1機撃破!こちらを援護する模様です!」
腕を肘掛に叩きつけ驚きを表す艦長
「馬鹿な・・・」
「イージス!バーナードに接近!」
バーナードに接近しスキュラを放ちそのまま抜けていくイージス。そこへアークエンジェルから発進したストライクがやってきた。
「バーナード!直撃!爆散します!ストライク!イージスと戦闘に入りました!」
「目標をジンに集中しろ!近寄らせるな!」
どんな理由であれストライクがイージスを引き寄せてくれているためジンに火力を集中し始めた矢先、このタイミングで今まで沈黙していたナスカ級がミサイルをローに向け発射した。
「ナスカ級!ミサイルを発射!ローを狙っています!」
「くそ!迎撃しろ!被弾したら沈むぞ!」
事実、今までの戦闘でローもモントゴメリも多数被弾し、直撃を受ければ沈むかねないほどのダメージを受けていた。
「ダメです!弾幕の薄くなっている左舷からローに向かっていきます!」
なんとか回避しようとしていたローの側面にミサイルが当たり爆発。船内の可燃物に引火したのか引火し大爆発を起こした。
「ロー!大破!ジン2機が散開し接近してきます!ナスカ級の移動を確認!こちらに接近してきます!メ、メビウス!残存数1!」
「・・・事務次官殿を小型艇で脱出させろ!」
薄くなった弾幕を軽々と抜けバズーカを構えるジン。モントゴメリのブリッジにいた誰もが諦めた時、それはおこった

 

ジンが砕け散った。

 

なにがおきたのか理解できないが、オペレーターは次の情報を正確に報告した。
「入電?・・・ふ、フラッグから入電です!」
『こちらオーバーフラッグス教官、刹那 F セイエイだ。遅くなって済まない、これよりモントゴメリを援護する』
『こちらモントゴメリ。援護を感謝する』
「後方より熱源!ミサイル!数6!ナスカ級に向かっていきます!」
モントゴメリを狙っていた最後のジンが回避行動を取りつつフラッグに向かっていく。
そしてストライクが抑えていたイージスもフラッグに向かって行く。ストライクはモントゴメリの直衛に入るようだ。
『フラッグ初の宇宙戦だ、大破はさせるな。クラリスはナスカ級を牽制。マヌエラ、フィデールはジンだ』
『『『了解!』』』
4機のフラッグは1機がナスカ級に向かい、2機がジンに、そしてマントを纏っているフラッグがイージスにむかっていった。
「ストライク・・・イージス・・・この顔は・・・この世界のガンダム・・・だが!」
イージスと刹那の乗るフラッグは接近しながらお互いライフルで牽制している。
「P.S装甲・・・厄介だが重大な欠点がある」
刹那のフラッグがマントを取り、徐々に接近を開始した。

 

「か、艦長!金色!金色のフラッグです!宇宙で・・・」
「・・・ああ・・・宇宙で全身金色など目立つだけだ・・・それほど腕に自信がある証拠か。見せてもらおうか、フラッグファイターの実力とやらを」

 

刹那の乗る金色のフラッグは機銃とリニアライフルを連射し、イージスに浴びせている。
初めは回避行動しながら反撃していたイージスであったが銃弾が大量に命中し初めてからは防御重視にシフトしたがシールドのない部分に銃弾が当たり続けている。
「1つ機銃でも無効化するため電力消耗が激しいこと、2つめ」
ソニックブレイドを取り出し高周波で振動させ投擲。すぐに予備のソニックブレイドを取り出しスラスターを全開でイージスに向かう
イージスは機銃の直撃で大量の電力を消費し、ギリギリの状態になっていた。そこへ投擲されたナイフ。エネルギー残量が気になるためシールドで弾いて対処をしたが腕を開いてしまった。
そこへ接近した黄金フラッグがイージスに向け一閃。駆け抜けていく。
左肩から先を切り裂いたのである。
「関節部やモニターまでは強化できない」
形勢が不利と判断したのかナスカ級から撤退信号が出された。
『クラリス、マヌエラ、フィデール追わなくていい。生き残っている者の救助活動に入れ』
『了解』
先遣隊に被害はあったがアークエンジェルと避難民は無事に合流できたのだった。

 
 

【次】 【一覧に戻る】 【次】