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Lnamaria-IF_赤髪のディアナ_第13話

Last-modified: 2013-10-28 (月) 01:58:03

明けの砂漠

『第二戦闘配備発令!繰り返す!第二戦争配備発令!』

砂漠に降りて二日目、ようやく調整を終えて寝ようとしていたら、警報が鳴り響いた。

「あー!せっかく眠りかけたのに!」

待機していたアスカさんたちも来て、MSに乗り込む。

「敵は!?どこですか?」

アークエンジェルにミサイル攻撃をかけてきたのは、ザフトの戦闘ヘリらしかった。
戦車って空中攻撃に弱かったよね。MSは戦車じゃないけど。
頭上から攻撃を受けるのは不安がよぎる。
だが、艦は小回りが利かない。スカイグラスパーはまだ出れない。MS隊に出撃依頼が下りた。

「いいか、初めての地上、それも砂漠だ!各自援護しあいながら最終調整をしろ!」
「「はい!」」

出撃したがやはり。砂に若干足を取られる感じがする。
一番プログラミングが早いのはキラだ。キラから順番に戦闘ヘリを牽制しながら最終調整をする。
よし、できた!

!なんだあれ!砂丘の向こうからいきなり四足のMSが2機襲ってきた!
体当たりされるが、とっさに飛びのいた!そこにミサイル攻撃!衝撃が襲う!
相手の機動性はかなりのものだ。なら!いつもの手!こっちもこきざみに、ジグザグに動いたりしながら、重突撃銃の弾を相手の進路へ満遍なくばら撒き相手の動きの邪魔をする!

ストライクは飛び上がって上空から敵のMS――バクゥを重突撃銃で襲う!あ!ミサイルランチャーに当たって一機が爆発した!

もう一機!あたしたち3機の弾幕に包まれ動きを止める。

アスカさんとキラが弾幕を張ってくれる中、あたしはレッドフレームの右腕の姿を消す。
ふふ、一度やってみたかったのよね。さぁ、敵さん射線が読めるかしら?心を静めてビームライムルを撃つ――
バクゥを見事貫いた!

今度はキラが合図を送っている!よし!援護射撃開始!キラはグレイプニールを打ち出し、鎖にバクゥを引っ掛けた!すぐにそいつに射撃が集中して止めを刺す。いい感じ!

あたしが不安に思っていた空中からの攻撃、逆にあたしたちが使って、バクゥを立体攻撃で追い詰めていく!

ズーン!ズズーン!!

っ光の線が天に描かれたと思うとアークエンジェルがどこからか攻撃されてる!
フラガさんが発艦し、攻撃元へ向かっていく。

また第二撃が!あたしたちは、アークエンジェルを守るため空に弾幕を張らざるを得なかった。その隙を突いて、残りのバクゥは撤退して行った。
地上での初めての戦闘は、なかなかうまくいった。

っと、あたしたちのMSに向かってバギーが走ってくる。敵意はなさそうだけど。

「さすが地球軍だな!感心したぜ!」

それが地元のレジスタンス組織「明けの砂漠」の第一声だった。

「明けの砂漠」が夜明けに登場なんてできすぎよね。でも砂漠ってすぐ明るくなるのね。

「初めまして。地球軍第8艦隊、マリュー・ラミアスです」
「あー第8艦隊って言えばこないだザフトに辛勝したらしいな。おめでとさん」
「……」
「俺達は明けの砂漠だ。俺はサイーブ・アシュマン。分かってんだろ?別にあんた方を助けに来た訳じゃない」
「……」
「はん!こっちもこっちの敵を追って来たまででねぇ!」
「砂漠の虎相手に、ずっとこんなことを?」
「あんたの顔はどっかで見たことあるなぁ」
「ムウ・ラ・フラガだ。この辺に、知り合いは居ないがね」
「エンディミオンの鷹とこんなところで会えるとはよぉ」

下の方でマリューさんたちがレジスタンスと話してる。
退屈だなぁ。サイーブって人、髭は髭でもハルバートン少将(ザフトに勝って昇進したらしい!)と大違いだ。

結局協力することになったらしい。アークエンジェルはレジスタンスの案内で隠れ場所に向かった。

「や、みんなここにいたんだ」
「やあルナ。はぁ、レジスタンスの基地に居るなんて……なんか、話がどんどん変な方向へ行ってる気がする」
「はぁ……。砂漠だなんてさ……あ~ぁこんなことならあん時、残るなんて言うんじゃなかったよ」
「でも、あそこでシャトル乗ってても、結局いっしょだぜ?」
「これから……どうなるんだろうね……私達……」
「なるようになるって!じゃ、あたしMSの調整があるから」
「ルナは元気だなぁ」

あたしも元気はつらつって訳じゃないけどね。やっぱり、宇宙の調整された環境からいきなり砂漠じゃ、ね。

「おー、お穣ちゃん、また何やってんだ?」
「昨夜の戦闘の時、また接地圧とか弄ったんで、その微調整とかですよ」
「ほぉー、なるほどねー。便利なパイロットだよなぁ、お前って。なんか俄然やる気じゃねぇかよ!」
「マードックさんこそ。防塵とか防砂とか整備大変でしょう」
「はっはっはっはっは。そこはベテランの腕って奴にまかしとけ!」

整備の人たちは、環境が変わっても頑張ってくれてる。あたしも頑張らなきゃ!

調整も終わってメイリンやカガリ、キラと、レジスタンスの人たちと焚き火を囲んでいた。
マリューさんやアスカさんはあっちでサイードさんと同じように焚き火にあたっている。
砂漠の夜って結構寒くなるのよね。こうやって温かいコーヒー持ってるとキャンプみたいで和むなぁ。

「じゃあ、お前たち、地球軍の兵士ってわけじゃないのか?」

仲良くなったアフメドって子が話しかけてくる。

「ああ、そうだ」
「うん、MSのパイロットと、メイリンとカガリはオーブのモルゲンレーテの社員なんだ。まあ、パイロットは士官待遇だったりするけどさ。」
「兵士でもないのによく戦ってるなぁ」
「それはお前も同じだろ。レジスタンスなんてそう簡単に出来ることじゃないだろ」
「私は直接戦うわけじゃないし」
「まぁ、あたしたちはザフトにヘリオポリスぶっ壊されてなりゆきで、が大きいかな」
「俺らは、自分の地元をザフトでも連合でも他人の勝手にされたくないって誇りかな……どうした!」
「どうしたんだアフメド」

いきなり警笛が鳴り響いた。

「タッシルの方角が……燃えてる!」

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